2021年04月24日更新
Apple Musicの通信量はどれくらいかかる?節約術やオフライン再生する方法を解説!
Apple Musicを利用していると通信量が異常にかかると驚く方が多いようです。実際にApple Musicはストリーミング再生時とダウンロード時に通信量がかかります。この記事では、Apple Musicで実際どのくらいの通信量が必要なのか解説します。
目次
- 1Apple Musicは通信量を消費するの?
- ・モバイルデータ通信時のストリーミング再生は通信量がかかる
- ・モバイルデータ通信でオフライン再生のためのダウンロードをしても消費する
- 2Apple Musicで消費する通信量はどのくらい?
- ・ストリーミング再生の時にかかる通信量
- ・ダウンロードするときにかかる通信量
- 3Apple Musicの通信量を節約する方法
- ・低音質再生をする
- ・Wi-Fi接続時しかストリーミングしないように設定する
- ・Wi-Fi接続時にダウンロードしたものをオフライン再生する
- ・Apple Musicのデータ通信量がカウントされない料金プランを利用する
- 4Apple Musicは通信量を節約して上手に聴こう!
Apple Musicは通信量を消費するの?
Apple Musicは、月額980円(学生は480円)で世界中で人気の楽曲7,000万曲以上を聴き放題できる人気の音楽ストリーミングサービスで。iPhoneやMacを販売しているApple社が運営しているサービスですが、現在はAndroid版アプリも登場していて、iPhoneからAndroidに乗り換えた方でも使い続けることができます。
Apple Musicを契約して数ヶ月程度のユーザーの中には、Apple Musicを使い始めてからデータ通信量の消費が激しくなったというものがあります。この記事では、Apple Musicでは実際にどのくらいのデータ通信量を消費して、どのように節約すればいいのか解説します。
まずは、どうしてApple Musicではデータ通信量を消費するのかその仕組みについて解説します。
モバイルデータ通信時のストリーミング再生は通信量がかかる
Apple Musicには、ストリーミング再生とあらかじめダウンロードした曲を再生するオフライン再生の2種類の再生方法があります。ストリーミング再生の時には、常にApple Musicのサーバーと接続した状態で、再生している楽曲のデータをダウンロードし続けています。
ストリーミング再生では楽曲の再生に使われたデータはすぐに消去されるので、スマホのストレージを圧迫することはありません。しかし、ストリーミング再生では常にインターネットに接続していなければ再生できないので、モバイルデータ通信を利用している時にはデータ通信量を消費します。
モバイルデータ通信でオフライン再生のためのダウンロードをしても消費する
オフライン再生とは、あらかじめ楽曲を再生するために必要なデータをスマホにダウンロード保存しておくことで、インターネット接続がない状態でも楽曲を再生できるようにすることです。Apple Musicではオフライン再生機能を利用できます。
オフライン再生機能を利用するためには、先に楽曲のデータをスマホにダウンロードしておかなければいけません。データ通信を使い放題できるWi-Fi接続時にダウンロードすれば通信量は特に問題になりませんが、モバイルデータ通信で接続している状態でダウンロードするとかなりのデータ通信量を消費します。
Apple Musicで消費する通信量はどのくらい?
実際にApple Musicでストリーミング再生やダウンロード再生をした時に消費するデータ通信量はどのくらいになるのか詳しくみていきましょう。
ストリーミング再生の時にかかる通信量
Apple Musicのストリーミング再生では「自動」と「高音質(256kbps)」の2種類の音質を選べます。 それぞれの音質で再生したときに実際に消費したデータ通信量は次の表の通りです。
音質 | 1分あたり データ通信量 |
5分間の データ通信量 |
1GBまでにかかる時間 |
自動 | 1.1MB | 5.5MB | 16時間 |
高音質 | 4.1MB | 20.5MB | 5時間 |
1日2時間ずつ、1ヶ月に合計60時間聞くとしたら、自動でも3.75GB消費する計算になります。高音質なら12GBです。契約している月間データ通信量が少ない方には、ある意味で死活問題とも言えます。
ダウンロードするときにかかる通信量
次は、あらかじめダウンロードしたデータを使ってオフライン再生をするときの、ダウンロードにかかる通信量を見ていきましょう。
音質 | 1分あたり データ通信 |
5分間の データ通信量 |
1GBまでにかかる 楽曲の総再生時間 |
自動 | 2.4MB | 12MB | 約6.5時間 |
高音質 | 2.4MB | 12MB | 約6.5時間 |
Apple Musicではオフライン再生する時の音質を選ぶことができません。そのために、自動でも高音質でも、どちらの設定にしてあっても、オフライン再生のためにダウンロードするときの音質は高音質でのダウンロードとなります。そのために、自動と高音質のどちらの音質に設定してあっても、ダウンロードのために消費するデータ通信量はほとんど変わりません。
Apple Musicの通信量を節約する方法
SIMを使ったモバイルデータ通信でApple Musicを利用すると、ストリーミング再生でもオフライン再生のためにダウンロードをしても、たくさんの楽曲を聴くとどうしてもデータ通信量を大量に消費します。少しでもモバイルデータ通信量を節約しながらApple Musicを楽しむにはどうしたらいいのか、Apple Music で通信量を節約する方法を解説します。
低音質再生をする
Apple Musicには低音質の設定はありませんが、「音質を自動調整」に設定しておくと、通信状態に応じて、低音質再生に切り替えてくれます。少しでもデータ通信量を節約したい場合には、「音質を自動調整」をオンにしておきましょう。設定方法は、iPhoneの「設定」から「ミュージック」を開き、「音質を自動調整」をオンにしましょう。
Wi-Fi接続時しかストリーミングしないように設定する
自宅に引いてある大容量インターネット回線にWi-Fiルーターを接続している場合や、街角にあるフリーWi-Fiなど、Wi-Fiで好きなだけデータ通信を使える状態の時しか、ストリーミングしないように設定しておきましょう。
モバイルデータ通信時にはオフライン再生しかしないように設定しておけば、ストリーミング再生で余計なデータ通信量を消費する危険性もありません。
設定方法は、iPhoneの「設定」から「ミュージック」を開き「モバイルデータ通信」を開きます。「ストリーミング」をオフにすると、モバイルデータ通信に接続しているときにはストリーミング再生をできないように設定できます。
Wi-Fi接続時にダウンロードしたものをオフライン再生する
とはいっても、外出中にモバイルデータ通信しか利用できない状況で、Apple Musicの音楽を聴けないのも悲しいものです。外出中には、Wi-Fi接続時にダウンロードしたものをオフライン再生して聴きましょう。
外出中に聴きたい楽曲をオフライン再生するためにダウンロードする方法は、ミュージックアプリを開いて、ダウンロードしたい楽曲やアルバムを開きます。ダウンロードしていない曲やアルバムには雲に下矢印がついたダウンロードマークが表示されています。そちらをタップするとダウンロードされます。
また、モバイルデータ通信時にはダウンロードできないように設定もしておきましょう。iPhoneの「設定」>「ミュージック」>「モバイルデータ通信」と開いて、「ダウンロード」をオフにしておきます。
Apple Musicのデータ通信量がカウントされない料金プランを利用する
格安SIMのBIGLOBEモバイルには、月額230円の追加料金でYouTubeなどの動画配信サービスと各種音楽アプリ、ラジオアプリなどの21アプリのデータ通信量がカウントされない、「エンタメフリーオプション」というオプションがあります。
対象サービスにはApple Musicも入っているので、どうしてもストリーミング再生時のデータ通信量が気になる方は、サブ回線として契約してみるのもおすすめです。1GBプランなら月額770円から利用できます。
Apple Musicは通信量を節約して上手に聴こう!
この記事では、Apple Musicのデータ通信量について解説してきました。Apple Musicの月額料金が気になる方は多くても、使い始めるまでデータ通信量まで気にする方はほとんどいません。
限られた月間通信量で音楽を楽しむためには、いろいろな節約術を駆使した方が良いでしょう。ぜひ、利用できる節約方法で、通信量を節約して上手にApple Musicの音楽を楽しみましょう。