音楽アプリで邦楽が多いおすすめは？無料/有料で比較！

音楽アプリを利用している方もたくさんいます。iPhoneユーザーならApple Musicを契約している方が多いでしょう。iPhoneやAndroidに限らず、SpotifyやYouTube Musicも人気が高い音楽アプリです。

しかし、Apple MusicやSpotifyを契約してみたところ、聴きたい邦楽がラインナップされていないという声が多く上がっています。国内アーティストの楽曲である邦楽は、音楽アプリによっては充実していないものも実はあります。この記事では、邦楽が多いおすすめ音楽アプリをご紹介します。

Apple MusicやSpotifyなどの人気の音楽アプリの多くは、海外発のアプリです。海外発のアプリでは、邦楽がラインアップされていても、人気の楽曲しか聴けないアプリもあります。少し年代をさかのぼった、知る人ぞ知るというような、コアなファンに愛されるような邦楽は、Apple MusicやSpotifyでは聴けないこともあります。

特に聴きたい邦楽のジャンルや年代がある場合には、音楽アプリを選ぶときには、聴きたい邦楽がラインナップされているアプリかどうかを確認することをおすすめします。

音楽アプリの中には、国内発のアプリもあります。例えば、RecMusicdヒッツやAWAは国内の企業が作った音楽アプリです。国内の企業が国内の利用者向けに開発したアプリなので、邦楽はApple MusicやSpotifyと比較すると多いのが特徴です。邦楽を聴きたい場合には、海外製のアプリよりも国内製の音楽アプリを選ぶことをおすすめします。

しばらく前までは、サブスクリプションの音楽アプリでは聴くことができなかった国内の有名アーティストがたくさんいました。シングルやアルバムのCDもしくはダウンロード販売のみで、サブスクでの配信を許可していなかった邦楽のアーティストが多かったのです。

しかし、2020年頃に多くの邦楽アーティストがサブスクでの配信を解禁しました。今までは、聴くことができなかった邦楽の有名アーティストの楽曲も、現在は多くのサブスク音楽アプリで聴くことができます。

また、今後もサブスクでの配信を解禁する国内の有名アーティストが増えていくでしょう。聴きたいアーティストがサブスク配信したら、どのアプリで配信するのかもチェックしていきましょう。

それでは、次から、邦楽のラインナップが多いおすすめ音楽アプリを紹介していきます。

邦楽が多い音楽アプリを使いたいのなら、RecMusicがおすすめです。

RecMusicは音楽のダウンロード販売を行っている株式会社レコチョクが運営しているサブスク音楽アプリです。以前はレコチョクBestだったサービスが、RecMusicへと進化しました。

レコチョクは販売するためのシングルやアルバムの音源やミュージックビデオを多数所有しています。RecMusicではその中から選りすぐりの楽曲を配信しています。

国内で発売される楽曲の多くは、レコチョクで販売されます。そのために、RecMusicで配信される邦楽の楽曲数もダントツで多く、邦楽を聴きたいのなら、サブスクリプションはRecMusicと言われるほどです。

RecMusicでは、歌詞表示機能やミュージックビデオ(MV)の視聴などもできます。カラオケで歌うために覚えたい曲を歌詞を見ながら練習したり、音楽を聴くだけではなく、ミュージックビデオを見て楽しんだりすることもできます。

また、プレイリストが豊富に用意されています。特に聴たい他曲が決まっていなくても、気分やシチュエーションに合わせたプレイリストを選択できます。レコチョクなどで購入したり、CDからコピーした曲も、RecMusicのアプリで再生できるので、配信される曲と合わせて自分だけのプレイリストを作成することもできます。

RecMusicの料金プランは3つ用意されています。無料プランとスタンダードプラン、Lightプランの3つです。それぞれの料金プランで使える機能は次の通りです。
 

邦楽が多い音楽アプリを使いたいのなら、ドコモが運営しているdヒッツもおすすめです。ドコモの運営ですが、ドコモユーザー以外の方も利用できます。

dヒッツの配信曲数は約450万曲以上です。Apple Musicが約7,000万曲、Spotifyが約5,000万曲以上が配信されていると言われているので、比較すると配信数が少ないように思われます。

しかし、音源の提供をレコチョクから受けているために、dヒッツは邦楽のラインナップが、他の海外製の音楽アプリに比べると充実しています。洋楽にはあまり興味がなく、邦楽を主に聴きたい方におすすめのアプリです。

dヒッツは基本的にプレイリストを選んでのシャッフル再生をするための音楽アプリです。自分で好きな音楽を選んで聴くと言うよりは、アプリ側が用意したプレイリストを聞き流しする使い方の方が向いています。

しかし、550円プランを利用すると、プレイリストのなから自分の好きな曲を毎月10曲までダウンロードして好きなだけ何回でも再生できるmyヒッツを利用できます。myヒッツは最大で120曲まで保存できます。特にお気に入りの邦楽は120曲まで、ダウンロードしてオフライン再生のオンデマンド再生が可能です。

dヒッツには残念ながら完全無料で利用できる無料プランはありません。しかし、料金プランは330円と550円の2つのプランが用意されています。330円と550円の違いは、550円プランなら毎月10曲までダウンロード保存できるmyヒッツ機能を利用できる点です。その他の料金プランによる機能の詳細は次の通りです。
 

邦楽のラインナップが多い国産の音楽アプリとしておすすめなアプリにはAWAもあります。

AWAはアメブロやABEMAテレビなどを運営しているIT企業のサイバーエージェントと、現在の日本の音楽界を代表するアーティストが多数所属するエイベックスのグループ企業のエイベックス・デジタルが共同出資して設立された会社が運営している音楽アプリです。

エイベックス所属のアーティストの新曲を先行独占配信することが多いので、特に新しい邦楽をいち早く聴きたいという方に人気が高いアプリです。また、エイベックス所属以外のアーティストの楽曲も、幅広く取りそろえています。

日本の音楽だけではなく、海外の音楽配信サービスとの提携も積極的に行っていて、現在配信している楽曲は約8,000万曲以上と、他の音楽アプリにはない曲数を取りそろえています。邦楽も洋楽もどちらも同じように楽しみたい方に特におすすめです。

AWAでは、好きな曲を選んで聴けるオンデマンド再生も利用できます。しかし、プレイリストの質が驚くほど高いということでも話題になっています。AWAでは、他の人が作ったプレイリストも聴くことができます。一般の方が作って公開しているプレイリストもありますが、プロレベルの音楽通が作ったプレイリストも聴き放題できます。

アーティストや作曲や編曲などに携わっている方、音楽雑誌のライターなど、実際に音楽をプロとして演奏したり、音楽制作に携わったり、音楽を聞き込んで情報を発信したりしている方々が、数多くのプレイリストをAWAで公開しています。

一般の方には思いもよらないような曲の組み合わせのプレイリストに出会えるのがAWAの面白いところです。

AWAには、月額980円のスタンダードプランと、完全無料で利用できるフリープランがあります。スタンダードプランには10ヶ月分の料金で1年間利用できる年間プランと、半額以下の月額480円で中学生以上が対象になる学割プランがあります。スタンダードプランとフリープランの違いは次の通りです。
 

邦楽が多いと言うことでおすすめの音楽アプリにはLINE MUSICもあります。

LINE MUSICは日本初のコミュニケーションアプリのLINEの運営会社が作った国産アプリということで、海外製のアプリと比較すると邦楽のラインナップが豊富です。プレイリストにも、邦楽ロックや年代別の邦楽のおすすめなどが用意されていて、邦楽を楽しみたい方でも十分に満足できるでしょう。

LINE MUSICを利用することのメリットは、LINEアプリとの連携がいろいろとできると言うことです。トークルームのメンバーがLINE MUSICのアプリを利用していれば、LINE MUSICから選んだ曲を、トークルームのBGMに設定できます。

また、トークルームで楽曲をシェアし合うことも、LINE MUSICを利用すればとても簡単にできます。邦楽好きな相手と、LINEアプリを通じて音楽に関する情報交換するのも、LINE MUSICを利用すれば簡単にできます。

LINE MUSICは月額980円で利用できるプレミアムプランと完全無料で利用できるフリープランがあります。プレミアムプランには学生が対象の学割プランと、家族6人までが使えるファミリープランもあります。一般のプレミアムプランとファミリープランは、10ヶ月分の利用料金で利用できる年間プランもあります。

フリープランの場合には、LINEアカウントにログインすれば利用できる機能と、ログインなしでも利用できる機能があります。フリープランとプレミアムプランで利用できる機能の違いは次の通りです。
 

特に、邦楽でもこの人の楽曲を聴きたいのならAmazon Musicを利用するしかありません。

邦楽を聴きたいのなら、国産アプリを利用するようにとおすすめしているのにもかかわらず、アメリカ発のAmazon Musicをおすすめしている理由は、現在のところ、中島みゆきの曲をサブスク配信しているのがAmazon MusicおよびAmazon Music Unlimitedしかないためです。

中島みゆきの曲は最近までサブスク解禁されていませんでしたが、2020年にようやく解禁されました。しかし、同じ頃にサブスク解禁された他の有名アーティストの多くが、RecMusicやdヒッツ、AWAなどにも配信されているのに対して、なぜか中島みゆきだけはAmazon Musicでしか配信されていません。

他のアプリで探してみても、中島みゆきの楽曲をオルゴールで演奏しているものはあっても、オリジナルのシングルやアルバムは聴けません。サブスクで中島みゆきの曲を聴きたい方は、Amazon Musicを利用しましょう。

Amazon MusicもAmazon Music Unlimitedも、完全無料では利用できません。しかし、Amazon MusicはAmazonプライムの会員であれば、200万曲を聴き放題できます。

Amazon Music Unlimitedはプライム会員であれば月額780円で、その他の方でも月額980円で利用できます。Amazon Music Unlimitedでは7,000万曲を聴き放題できます。サブスク解禁されている曲であれば、中島みゆきの曲もすべてこちらで聴けます。

Amazon Musicの方では、Amazon Music Unlimitedに公開されている曲から厳選した曲が配信されています。中島みゆきの曲も定期的に聴ける曲が変わります。

機能の違いは、Amazon Musicではオフライン再生ができないこと以外には、ほぼ違いはありません。フル尺再生も可能です。

しかし、たった月額500円でAmazonの送料無料や、Amazonプライムビデオの見放題が利用できるAmazonプライムに加入するだけで、Amazon Musicの200万曲も聴き放題できます。プライム会員の方は、ぜひ活用して見ましょう。

邦楽が多い音楽アプリを探しているのであれば、ANiUTaもおすすめです。

ANiUTaはアニメソングに特化した音楽アプリです。日本の現代文化の中でも、世界的に人気が高いのがアニメです。アニメの主題歌や挿入歌として利用されている曲や、ゲーム曲、ボカロ曲など8万曲以上を配信しています。

邦楽といってもジャンルは多岐にわたります。アニソンやゲーム音楽、ボカロ曲に興味にある方は、ANiUTaを利用して見るのもおすすめです。

ANiUTaには月額600円の無料プランの他に、完全無料で利用できる無料プランもあります。有料プランと無料プランの違いは次の通りです。
 

邦楽の多い音楽アプリを探しているのであれば、YouTubeやYouTube Musicもおすすめです。

YouTubeが他の音楽アプリと違う点は、アーティスト側が公式チャンネルを作成して、自らプロモーションに活用している場合多いという点です。サブスク解禁していないアーティストでも、YouTubeチャンネルを開設していることがあります。

SNSのように、アーティスト側からの情報発信をキャッチできる場として考えると、YouTubeやYouTubeと連動したYouTube Musicも見逃せません。

この記事では、邦楽のラインナップが多い音楽アプリを紹介しました。邦楽のラインナップが多いと言っても、アプリによっては配信していない楽曲やアーティストがあったり、アプリによって得意なジャンルが違ったりします。

邦楽と一口に言っても、年代やジャンルはとても幅広く、ひとくくりにすることはできません。どの年代のどのジャンル、どのアーティストの楽曲を聴きたいのかによって、選ぶべき音楽アプリは変わってきます。ぜひ、聴きたい曲を聴き放題できる音楽アプリを選んで、好きな邦楽を思う存分楽しんでみましょう。