2020年01月20日更新
iPhone11が5G未対応である3つの理由と買わない方がいいのかどうかを解説!
iPhone11は5Gに対応すると思われていましたが見送りになりました。iPhoneが5G対応になるのはいつになるのでしょうか。この記事では、iPhone11が5Gへの対応を見送りにした理由と、今買うべきなのかどうかを詳しく検証します。
目次
iPhone11が5Gに未対応の3つの理由
日本でも、2020年中にスタート予定である、次世代通信規格「5G」。しかし、昨年発売されたiPhone11は、5Gに対応しませんでした。iPhone11は発売前は5Gに対応予定だったため、非対応でがっかりした方も多かったようです。
iPhone11が5G非対応だったのは、理由があります。この記事では、iPhone11が5G非対応だった理由と、5G非対応のiPhone11を、今買うべきなのか検証します。
まずは、iPhone11が5G非対応だった理由をご紹介します。
まだ5Gに対応しているエリアが少なくオーバースペックなため
5Gに確実に対応している国は、2020年1月現在、アメリカ・韓国・ヨーロッパの数か国のみです。まだまだ5Gを使えないエリアが、世界を見渡すと多く、2019年に発売されたiPhone11では、オーバースペックだとわかっていました。そのため、iPhone11では5G対応を見送りにしました。
5G回線の契約料金が想定よりも高額なため
5G対応の携帯電話料金での、料金プランが、想定よりも高額になるとわかりました。こちらも、iPhone11が、5G対応を見送りにした理由です。アメリカや韓国でも、4G回線使い放題プランに月額1,000円以上の加算をしないと、5Gを使えない現状です。
もう少し、料金プランも大衆向けにならないと、5Gの回線を契約しない人が5G対応のiPhoneを使う、オーバースペック状態を引き起こします。
5Gを使える国でも、多く人が5Gを契約しない可能性が高い現状が、5G対応を見送りにした理由です。
部品が多くなりiPhoneが分厚くなるため
4Gまでのモデムは、プロセッサに搭載できます。しかし、2019年の段階では、プロセッサに5G対応モデムを搭載できませんでした。そのため、iPhone11を5G対応にすると、プロセッサの他に5G対応モデムも搭載する必要があり、iPhoneをが分厚くなってしまいます。
iPhoneの魅力は、高機能で美しい画面にもかかわらず、薄型ボディという点です。そのため、iPhone11では、5G対応してiPhoneが分厚くなるのを避けた、というのも理由の1つです。
iPhoneはいつ5Gに対応するのか?
それでは、iPhoneはいつ5Gに対応するのでしょうか。
日本では、2020年度中に、5G運用が始まると決まっています。はっきりといつ5Gが運用開始かは、明かされていませんが、2020年度中は確実とされています。日本でも5Gを活用する環境が整うのですが、iPhoneはいつ5Gに対応するのでしょうか。
iPhoneは5G対応に関して、2020年度中に発売されるモデルで、確実に対応するとわかっています。部品の問題も、2020年度中にはプロセッサと5G対応モデムが一体化できる見込みです。薄型のiPhoneでも使える5G対応部品の価格も安くなることから、2020年中には対応すると予想されています。
iPhone11は買うべきか?見送りにするべきか?
もうすぐ日本でも5Gの運用が始まるという機運の中で、iPhone11が5G未対応である点は、致命的です。5G対応していないiPhone11は、購入を見送るべき、という声もあります。iPhone11は見送りにするべきなのか、今買ったほうがいいのか、どちらがいいのか見ていきましょう。
買ってもいいという人
5Gの利用予定がない人
まずiPhone11を買ってもいいという人は、5Gに利用予定がない人です。5Gは現在、アメリカでは通常の携帯電話料金にプラスして、月額10ドル程度の加算料金を支払わないと利用できません。日本でも、同額程度の月額1,000円程度の加算が必要になる可能性があります。
5Gになれば、現在の回線速度がますます早くなります。しかし、現状、日本では99%以上の地域に4G回線が行き渡ています。YouTube動画やオンラインゲームも、4Gで何の問題もなく利用できます。
敢えて、高い通信料を支払って5Gにする必要性を感じない、という方は、iPhone11を購入してしまってもいいでしょう。
iPhone6や7からの買い替えが急務な人
2019年にAppleから新しくリリースされた、iPhone最新OS「iOS13」は、iPhone6に対応していません。現状、AppleはiOS12の利用を停止していないため、iPhone6はiOS12でも今まで通り動いていますが、いつiOS12がサポート対象外になってしまうかわかりません。
また、次の大型アップデートでは、iPhone6s・SE、iPhone7も、いつOS対象外になるのか、予測できません。大型アップデートで対象外と発表されたら、買い替えに走る人が殺到することが予想されます。
iPhone6、6s、SE、7を使っている人は、買い替えが急務となります。5G対応の次のiPhoneまで待っている余裕がない方は、早急にiPhone11に買い替えてしまってもいいでしょう。
iPhone11の機能を使ってみたい人
iPhone11は、それまでのiPhoneと比べて、特にカメラ機能が大きく進化しています。スマホカメラとは思えないほどの広角で撮影できる機能等、今までのiPhoneにはない、カメラ機能が大きな魅力です。また画面もとても美しく、写真でも動画でも、細部までしっかりと再現できます。
こうしたiPhone11の最新の機能をいち早く使ってみたい方は、iPhone11を購入するべきでしょう。
iPhone11は見送るべき人
iPhone11の機能に魅力を感じない人
iPhone11はカメラ性能や画面の美しさ、という2点はとても大きく進化しています。しかし、そのほかの点に特に魅力は感じない声も、確かに多くあります。その上、5Gに未対応であることを考えれば、今回は見送りにし、次世代のiPhoneに期待するべきとも言えます。
2020年中に新発売される新型iPhoneまで待てる人
iPhoneは1年に1つずつ、新型モデルが発表されています。2020年は、9月頃に新型モデルが発売されると予想されています。この2020年モデルのiPhoneでは、確実に5Gに対応します。そして、すべてのモデルで、顔認証システムが搭載されます。
また、まだ表には出てきてない新機能にも期待ができます。あわせて、iPhone11と価格はほとんど変わりがないと予想されています。それならば、5G未対応のiPhone11ではなく、5Gに対応した2020年型iPhoneまで待つべきでしょう。
5Gを使いたい人
5Gが日常的に使えるようになれば、データ通信量使い放題は当たり前になります。また、アプリは常にサーバーと通信した状態で、場所を問わず使えるようになるため、動作が端末スペックに左右されなくなります。たくさんの人が一度に接続する場所にいても、繋がりにくい状態がなくなります。
5Gは、私たちのスマホ生活に大きな変化をもたらすのです。そんな5Gを使ってみたいと思っているのならば、iPhone11は買うべきでありません。いつ2020年型iPhoneが発売されるのかは、まだ発表されていません。しかし、新型iPhoneまで待つべきです。
iPhone11は5G未対応なので見送りが無難
この記事ではiPhone11が5Gに未対応の理由と、購入するべきか見送るべきか、ご紹介いたしました。今、iPhone11を購入してもいい方についても触れましたが、iPhone6もまだiOS12がサポートされている現状は、2020年版のiPhone発売まで待っても問題なさそうです。
5Gをどうしても使いたくない、という人はiPhone11を購入してもいいでしょう。しかし、いずれは4Gではなく、5Gがメインになります。5G未対応のiPhone11を購入せず、5G対応のiPhone購入まで見送るのも、1つの選択肢として考えていいでしょう。