2022年10月31日更新
Googleアカウントを携帯電話番号の認証なしで作成する方法を解説
Google(グーグル)アカウントを作成する際やGmailの登録時に、携帯電話番号認証を求められることが多くなりました。しかし、電話番号の認証を回避したいという方も多いはず。この記事ではGoogleアカウントの登録で、携帯電話番号の二段階認証を回避して作成する方法をご紹介します。
目次
- 1Googleアカウントの作成で電話番号登録を回避するには?
- 2携帯電話番号認証せずにGoogleアカウントを作成する方法
- ・ブラウザアプリから登録する場合
- ・Chromeアプリの設定から登録する
- ・ Androidスマホの端末設定から登録する
- 3Googleアカウント作成時に電話番号認証を回避できない場合の4つの対処法
- ・時間を空けて再度チャレンジ
- ・IPアドレスを変えてCookieを削除する
- ・端末を変えてみる
- ・エイリアス機能でメアドだけ取得する
- 4電話番号認証なしでGoogleアカウントを取得した後の注意点
- ・ログイン時に携帯電話番号の入力を求められる
- ・Googleアカウントの保護がされない
- 5なぜGoogleは電話番号の登録を求める?
- ・2018年頃から電話番号認証が急増!
- ・本人確認のための手段として
- 6Googleアカウントの携帯電話番号認証は回避できる場合がある!
Googleアカウントの作成で電話番号登録を回避するには?
今や、LINEでもTwitterでも、ほとんどのSNS系のアプリをインストールするときには、携帯電話番号のSMS認証が必須になってしまいました。確かにSNSではいろいろと問題になる事件も多いことから、電話番号を運営者が把握している必要性は高いのはわかりますが、あまり気分のいいものではないと感じる人もいることでしょう。
以前は誰でも電話番号なしで登録することが可能だったGoogleアカウントも、近年では電話番号認証を求められることが多くなってきたといわれています。Googleアカウントを作成するときに電話番号を回避してつくる方法はないものでしょうか。
結論からいうと、現在でも電話番号を回避してGoogleアカウントを作成する方法はあります。しかし、100%確実にアカウントを作成できるとは限りません。
100%とは言えないまでも、電話番号を登録せずにアカウント作成できるかもしれない方法はいくつかあります。この記事では、電話番号登録を回避できる可能性のあるGoogleアカウント作成方法をご紹介します。
携帯電話番号認証せずにGoogleアカウントを作成する方法
Googleアカウントの作成画面で、携帯電話番号認証を回避してGoogleアカウントを作成する方法を見ていきましょう。Googleアカウントの作成画面で、電話番号を入力しなければ電話番号認証を回避できることがあります。携帯電話番号の登録なしでGoogleアカウントを作成できる可能性が高い方法は次の3つです。
- ブラウザアプリからの登録
- Chromeアプリからの登録
- Androidスマホの端末設定からの登録
この3つの方法を具体的に解説します。
ブラウザアプリから登録する場合
Googleアカウントを利用する人はブラウザアプリはGoogle Chromeを利用していることが多いでしょう。Google Chrome以外のブラウザからGoogleアカウントを作成してみると、電話番号認証を求められる場合と求められない場合があります。
Chrome以外のブラウザからのGoogleアカウントの登録で、電話番号認証を回避するのはかなり難しいのですが、試してみてもいいでしょう。ブラウザアプリから登録する場合は、Google Chrome以外のブラウザ、Safari、Microsoft Edge、Firefoxなどのブラウザで、Googleのアカウント作成画面を開きます。
必要事項を入力して次の画面へ進みましょう。次の画面で「電話番号(省略可)」という画面が表示されたら電話番号登録を回避できます。電話番号登録に「省略可」という文字が記載されていない場合には、電話番号登録を回避できません。
Chromeアプリの設定から登録する
スマホのGoogle ChromeのアプリからGoogleアカウントを登録すれば、電話番号認証を回避できる可能性が高まります。この方法でも100%確実に回避できるとはいえませんが、どうしても電話番号認証無しでGoogleアカウントを登録したい場合には、是非試してみましょう。
AndroidはGoogle Chromeが標準搭載されています。Google ChromeからGoogleアカウントの新規作成ページを開きましょう。
iPhoneでもApp StoreからGoogle ChromeをダウンロードしてGoogleアカウントの新規作成ページを開くと電話番号認証なしでGoogleアカウントの作成ができるかもしれません。こちらのリンクからiPhone版のGoogle Chromeをダウンロードしましょう。
Google Chromeで「Googleアカウント作成」と検索します。検索結果からGoogleアカウントの作成ページを開きます。
必要事項を入力して「次へ」をタップします。アカウント作成を続けていくと、電話番号入力を求められる画面が開きます。その画面に「スキップ」と表示されていれば、電話番号登録を回避してGoogleアカウントを作成できます。
Androidスマホの端末設定から登録する
Androidスマホを利用している場合には、Androidの「設定」アプリからGoogleアカウントを新規作成することで、電話番号を回避できます。Androidスマホを利用するためには、スマホの携帯電話番号と紐づいたGoogleアカウントを既に取得しています。
端末の電話番号と元のGoogleアカウントと紐づいたアカウントを作成することになるために、電話番号登録なしで新規のGoogleアカウントの作成が可能になるようです。
Androidスマホで電話番号なしでGoogleアカウントを作成する方法は次のとおりです。
Androidの「設定」アプリを開きます。
機種やメーカーによって異なりますが「アカウント設定」「アカウントと同期」などのアカウントに関するメニューをタップします。「アカウントを追加」「新規アカウントを作成」など、新しいアカウント作成のメニューをタップします。
「Google」を選択します。
「アカウントを作成」をタップします。必要事項を入力していきます。電話番号認証の画面になったら、画面を下にスクロールして「スキップ」を選択します。新規アカウント作成の手順を進めていけば、電話番号認証を回避してGoogleアカウントを新規で作成できます。
この方法で作成したアカウントはGoogleアカウントは既にAndroidが紐づいている電話番号と紐づけられています。不正アカウントの作成など考えている人はいないでしょうが、もしも不正行為などを行った場合には、元のアカウントごとペナルティを受ける可能性もあるので、その点は注意しましょう。
Googleアカウント作成時に電話番号認証を回避できない場合の4つの対処法
上記で紹介した方法で電話番号認証を回避できない場合でも、電話番号認証を回避してGoogleアカウントを作成できる可能性があります。その他の方法で、電話番号登録なしでGoogleアカウントを作成する方法についてみていきましょう。
ただし、ここからご紹介する方法も完ぺきとは言えません。確実に電話番号登録を回避して作れるかどうかはやってみないとわからないことはあらかじめご了承下さい。
時間を空けて再度チャレンジ
もしもChromeから新しいGoogleアカウントを作ろうと思ったのに電話番号認証を求められてしまったのなら、時間を空けて再度チャレンジしてみる、という方法もあります。もしも短い時間の中で複数のアカウントを作成した場合、スパム扱いされてしまうことがあります。
そんな場合には電話番号認証を求められてしまうことになるので、時間を空けてからもう一度アカウント作成をしてみるといいでしょう。あまり短い時間で大量のアカウントを作らないことも大切です。
IPアドレスを変えてCookieを削除する
IPアドレスというのはインターネット上の住所のようなものです。しかし、ルーターの電源を切ってから再び入れる、スマホならLTE回線を切って3G回線に切り替える、といった操作をするとIPアドレスを変更することができます。
その上で、端末のCookieを削除してから、シークレットモードで接続することで環境が変わり、電話番号認証を求められなくなる可能背があります。
端末を変えてみる
PCやiPhoneからだと電話番号認証を回避してどうしても登録できない、という場合にはAndroidスマホなど、他の端末に替えてみるのも一つの方法です。
また、自宅から登録できない場合には職場やWi-Fiスポットからつないでみるなど、環境を変えることで電話番号なしでの登録がうまくいった、という人もいます。
エイリアス機能でメアドだけ取得する
複数のGoogleアカウントを持ちたい理由に、Gmailを複数持ちたいから、というものがあります。実はGmailで複数のメールアドレスを持てるエイリアス機能というものがあります。エイリアス機能を使えば、1つのGoogleアカウントで複数のGmailを利用できるようになるのでとても便利です。
エイリアス機能の使い方はこちらの記事で解説しています。こちらの記事をどうぞ。
電話番号認証なしでGoogleアカウントを取得した後の注意点
電話番号認証なしでGoogleアカウントを取得することに成功した場合には注意しなくてはいけない点があります。
ログイン時に携帯電話番号の入力を求められる
ログインするときに電話番号の入力を求められます。すでにアカウントの作成に成功しているのであれば、これは万が一ログインできなくなった時のためのアカウント保全のための確認のためです。アカウント保全が必要なければスルーして大丈夫です。
Googleアカウントの保護がされない
Googleアカウントが万が一乗っ取られてしまった場合や、パスワードを忘れてしまってログインできなくなってしまった場合でも、電話番号を登録していなければアカウントは保護されません。
万が一の場合にそのGoogleアカウントを失う可能性もあるということは頭に入れておきましょう。またクレジットカード情報などは登録しないように気を付けましょう。
なぜGoogleは電話番号の登録を求める?
ところでGoogleがアカウント作成のために電話番号の登録を求めるのはなぜなのでしょうか。
2018年頃から電話番号認証が急増!
Googleアカウントを作成するときに電話番号認証を必ず求めるようになってきたのは、2018年頃からです。それまでは電話番号認証を求められる人がいなかったのか、というと全くいないわけではなかったのですが、ごくごく少数派でした。
しかし、Googleにも2019年4月に終了しましたが、「Google+」というSNS機能を持つアプリがありました。また、Gmailを介した見知らぬ人とのコミュニケーションも可能であることなどから、社会的な要請として電話番号認証を多くの人に求めるようになってきている、ということが背景にあります。
本人確認のための手段として
ところでGoogleがアカウント作成のために電話番号の登録を求めるのはなぜなのでしょうか。現在はほぼ1人1台ずつスマホを持っています。ということは、1人1つずつ携帯電話番号を持っている時代です。
メールアドレスが長らく本人確認の手段として使われてきましたが、フリーメールを利用すれば一人でいくつもメールアドレスを作成できるのが現実です。本格的な本人確認の手段とは言い難いものです。
本人確認のための手段として考えれば、メアドよりも携帯電話番号の方が確実だといえるでしょう。Googleがアカウントを利用している人の本人確認を確実に行うために、電話番号の認証を求めるようになったと考えると納得ができます。
Googleアカウントの携帯電話番号認証は回避できる場合がある!
この記事ではGoogleアカウントを電話番号なしで登録する方法についてみてきました。いくつか方法はお伝えしましたが、現在状況はかなり厳しいと思って間違いないでしょう。電話番号認証なしでは徐々に登録するのが難しくなっているのが現状です。
いろいろとチャレンジしてみてダメだった場合には、あきらめて他でメールアドレスを取得するか、電話番号認証する可、どちらかを選ぶしかないでしょう。