2019年04月16日更新
WIndowsのCドライブが容量不足の原因と対処法!空き容量を増やすには?
Cドライブの容量不足に常に困っていませんか。WindowsのCドライブの容量不足の原因はいくつか考えられます。今回は不要なデータの削除だけでなく、その見つけ方や解析方法をもとに対処法をご紹介します。Cドライブの空き容量を作りましょう。
目次
Cドライブの空き容量不足の原因は?
Windowsを受かっている方はCドライブの空き容量が足らず、データの削除をしたり、外付けHDを使って対処しているかと思います。ところでCドライブの空き容量が不足している原因は何かを考えたことはあるでしょうか。実は、WindowsのCドライブの空き容量が不足している原因を知れば、より効率的にCドライブの空き容量を増やすこともできます。
WindowsのCドライブには不要なデータがあり、それが空き容量不足の原因となっています。これはいくつかの種類があり、中には使った記憶もない不要なデータがCドライブの空き容量をひっ迫してしまいます。WindowsのCドライブの空き容量を不足させている原因の対処法について見ていきましょう。
Windowsでの不要なデータ・ファイルを削除しよう!
Cドライブの空き容量を増やすために不要なデータやファイルを特定できることが最も理想的です。不要であることがはっきりとわかっていれば削除をして、Cドライブの空き容量を増やすことは簡単です。また、不要であるデータやファイルを確認するために「WinDirStat」のようなソフトウェアを使えば簡単にWindowsの使用状況を解析できます。
重要なのは、Cドライブの空き容量をひっ迫しているデータやファイルを削除して、不足している空き容量を確保することです。WindowsのCドライブに保存されているデータやファイルが単純に不足の原因になっていないかを確認するために解析手段というのは重要になってきます。細目に不要なデータやファイルを削除する習慣をつけておきましょう。
インターネット一時ファイル
不要なデータを削除してCドライブの空き容量を増やすための対処法として、インターネットの一時ファイルの存在に気をつけましょう。インターネットを使う場合には接続して、ページを読み込み、再表示させなければならず、そこで使われた一時的なシステムファイルはWindows上で蓄積されます。このデータはPCによって1GBほど使われています。
この一時ファイルをCドライブの容量から抹消したいときにはフォルダオプションからシステムファイルを表示できるようにしておき、設定後にCドライブから削除すれば空き容量が増えるという仕組みです。このように通常は見えなくなっているデータがCドライブの容量をひっ迫している場合があります。不要なデータが見える化しているかも確認しておきましょう。
「Temp」フォルダ
Cドライブには一時ファイルに対し「Temp」という文字列がファイルに書かれます。このファイルはインストール時に使うファイルですので、インストール完了後はCドライブから削除してしまって問題ありません。このデータはCドライブの容量をひっ迫する原因であり、不要ファイルであるか確認するための対処法となります。
例えば、「C:\WINDOWS\Temp」「C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Temp」と言ったTempフォルダはCドライブ上から抹消してしまって問題ありません。一時フォルダはすぐに累積されてしまうため見つけたら削除したいフォルダと覚えておいてください。
SoftwareDistribution\Downloadフォルダ
Cドライブには容量をひっ迫する原因として「SoftwareDistribution\Downloadフォルダ」というものがあります。このファルダはWindows上でダウロードした際の履歴を管理するフォルダですので本来は削除する必要のないものです。また、削除することによってダウンロードが上手くいかなくなるなどの障害があるため削除する前に不要なデータであるかはよく考えましょう。
「SoftwareDistribution\Downloadフォルダ」もシステムファイル扱いになっているのでフォルダオプションから隠しファイルを表示できるように設定し、削除すれば容量が増えます。しかし、「SoftwareDistribution\Downloadフォルダ」がひっ迫している原因になっているかは使用状況から確認しましょう。
hiberfil.sysファイル
「hiberfil.sysファイル」はハイバーネーション、つまり休止状態にする際に使うファイルです。休止状態にした際にデータが保存されないのは「hiberfil.sysファイル」が起動されていないことが原因となります。逆に言えば、休止状態にしない場合はこのフォルダは不要となります。
これはフォルダを削除することができない使用になっていますが。コマンドプロンプトから休止状態をOFFにすればフォルダは自動的に削除されます。手順としては”コマンドプロンプトを管理者として実行”、”「powercfg.exe /h off」と入力”、Enterキーを押す、で完了です。
pagefile.sysファイル
「pagefile.sysファイル」はページングファイルと言い、仮想メモリを使ってファイルを一時避難させることで物理メモリが超えても作業できるようにするためのファイルです。つまり、50%ほどの容量しか使っていない人にとっては不要の原因となります。
削除手順としては”プロパティ”、”システムの詳細設定”、”仮想メモリ」”、”変更”、”「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックをはずす、Cドライブの設定で"ページングファイルなし"を選択、”OK”という流れになります。
Windowsのディスククリーンアップで削除する
Cドライブにある容量不足の対処法について、Windowsにはディスククリーンアップというアプリが標準装備されています。これをすることで顕在化されているデータの削除を行うことができます。ファイルの容量も表示されるため、削除後には爽快感があります。
Cドライブの容量不足の対処法〜ソフトの利用〜
Cドライブの容量不足に対する対処法についてはいくつかあります。簡単な方法の1つとしてソフトを使う方法があります。中でもCCleanerを使うと手軽に不要になったデータやファイルを削除することができCドライブの容量不足に対応することができます。
CCleaner
CCleanerはWindowsだけでなく他のOSに対しても使えるソフトウェアであり、簡単に不要なデータやファイル、レジストリを削除できます。他にも便利な機能を備えているメンテナンスユーティリティですが、まずはインストールしてから、その使い方についてご紹介していきましょう。
インストールする際にAvast Antivirusを付加するかを選べる項目があります。このAvast Antivirusをインストールしてしまうとコンピュータの利用制限がかかってしまう可能性があるため、チェックを外してからインストールしましょう。
CCleanerの使い方
CCleanerを開き、”クリーナー”を選択すれば各アプリケーションが表示されます。この中から削除したいアイテムを選び”クリーンアップを開始”をクリックすれば削除が始まります。この中にはWindowsのログファイルも含まれるためかなりの容量を確保することができるでしょう。
各アイテムの使用容量と含まれるアイテム数が表示されるため、どの程度の容量が確保できるかはすぐに確認することができます。ここで注意が必要なのはよくわからないファイルを削除してしまうとWindowsの動作上、不具合が発生する可能性があるため闇雲に削除しないようにしましょう。
Cドライブの容量不足の対処法〜Windowsの設定変更〜
Cドライブの容量不足の対処法としてWindowsの設定を変更することでも対応することができます。Windowsには初期設定のままでデータをひっ迫させてしまうような箇所があります。何も知らないユーザーとしては使っているだけでデータが徐々に蓄積されてしまい、買い替えの時期を感じさせるような設定ですが、変更するのは簡単です。
「システムの復元」の容量を変更する
Windowsの設定の中には「システムの復元」、つまりバックアップを取っておくための設定があります。この設定は初期値ですべてのバックアップを取るようになっています。しかし、古すぎるデータに対してバックアップを採っていても意味がありません。必要な分だけバックアップが取れるように変更しましょう。
まず、”プロパティ”を開き、”システムの復元”をクリックしてください。その後、ドライブを選択し”構成”を選択してください。すると、復元ポイント(復元する容量)を選ぶことができます。初期値では12%になっていますが変更することで容量を下げることができます。同時に、バックアップの容量も減るのでご注意ください。
Cドライブの容量不足の対処法〜パーティションの変更〜
Cドライブの容量不足ついて対処法の1つにパーティションの変更があります。パーティションというのは仕切りのことであり、どのドライブにどのくらいの作業をさせるのかを変更することができます。この作業をすることで。保存領域と駆動領域の住み分けができ、効率的にデータの管理をすることができます。
Cドライブの容量を増やす
今回はCドライブの容量不足が課題ですので、まずは”ディスクの管理”を開きましょう。WinキーとRキーを合わせて押しと”ファイル名を指定して実行”というウィンドウが開くので、「diskmgmt.msc」と入力し、”OK”をクリックすれば表示されます。このウィンドウでは各ドライブの使用状態を確認することができます。
”ディスクの管理”画面でCドライブを右クリックしましょう。その中に”ボリュームの拡張”があるので選択してください。これによって未使用領域をCドライブに割り当てることができ、結果的にCドライブの容量不足を解決することができます。
AOMEI Partition Assistantを使う
もっと簡単にパーティションを設定することも可能です。その方法は「AOMEI Partition Assistant」を使うことで可能となる方法です。あまり他のソフトウェアをインストールしたくないという方にはお勧めできませんが。もちろん安全であり高機能なソフトウェアとなっています。
AOMEI Partition AssistantはHDDにあるパーティションを管理するためのソフトウェアです。具体的には縮小・拡張・分割・結合・作成・削除・消去などと言った編集をパーティションに行います。Windows特化型のソフトですので他のOSには使えませんが、すべてのバージョンに対応しています。
AOMEI Partition Assistantの使い方
使い方の説明に入る前に2つ注意点があります。1つ目はパーティション内に実行中のプログラムがある場合はPreOSモードにしてから進めましょう。2つ目は未使用のパーティションがある場合は削除してから進めましょう。この2つが完了していることを前提に進めていくので途中でエラーが出た場合は確認してみてください。
さて、パーティションの拡張をするためには未使用領域を作らなければなりません。そのため”パーティションの結合をする必要があります。まだ割り当てられていない領域がある場合は割り当て領域とcドライブを選択し”パーティションの結合”を選択すれば完了です。もし未割当領域が無ければ”パーティションをリサイズ”を実行してから進めてください。
いよいよcドライブの拡張に入ります。”パーティションを拡張”を選択し、”システムパーティションを拡張”を選択してください。Cドライブと未割当領域にチェックを入れ、増やしたい容量を選択します。この後は”続行”をクリックしていくことで作業は完了します。
このソフトウェアは簡単にパーティションを増やすことだけでなく、分けることもできるソフトウェアということがご理解いただけたかと思います。今回はCドライブの拡張方法でしたが、他のドライブに実行することも可能です。
Cドライブの容量不足の対処法〜Dドライブへのデータ移行〜
WindowsにはCドライブだけでなくDドライブも用意されているのが主流です。一般的に作成されたデータやダウンロードされたデータはCドライブへ保存され、Windowsの再インストール時に上書きされるのはCドライブのみとなります。つまり、Cドライブへの負荷が大きい設計になっているのです。
ここで分かるのはせっかくパーティションを分けているDドライブにも働いてもらえればCドライブの負荷が軽減されるということです。ということで、Cドライブの容量不足の対処法の最後として、Dドライブへデータを移行させる方法をご紹介しておこうと思います。
Dドライブへのデータ移行する手順
Dドライブへデータを移行させるためには移動させるファイルを選ぶ必要があります。今回は一番容量が大きい「マイドキュメント」を移行させる手順をご紹介します。まず”マイドキュメント”のプロパティを開いてください。この中にある”場所”を選択し、さらに”移動”をクリックしてください。
この後は移動先を決めるために”フォルダーの選択”を行い、”適用”をクリックしましょう。すると確認画面が出現するので問題なければ”適用”を選択すればデータの移行が完了します。フォルダーを選択する際には専用のフォルダーを作っておくと便利です。
Cドライブの容量不足は解決できる!
WindowsのCドライブの容量不足に困っている方はかなり多いでしょう。しかし、安易にHDDを増やしたり、USBメモリに頼っていると情報管理も難しくなってきます。しかし、Cドライブの容量は簡単に増やすことができます。本記事をご覧いただいて改善に役立ててもらえれば幸いです。