WindowsのCドライブやDドライブとは?違いや使い分け方法を解説!

CドライブとDドライブの使い分けに疑問を持ったことはございませんか。一見難しそうな用語ですが、一度理解してしまえば決して複雑なものではございません。今回はCドライブとDドライブの違い、及びその具体的な方法などについて解説いたします。

WindowsのCドライブやDドライブとは?違いや使い分け方法を解説!のイメージ

目次

  1. 1CドライブとDドライブの違いとは?
  2. 内蔵ハードディスクやSSDの領域を区切っている状態
  3. システム領域とデータ保存領域に使い分けるのが一般的
  4. 2CドライブとDドライブに分ける理由
  5. OSが突然クラッシュしたときの対策になる
  6. データ管理を適切に行えばPCの動作が軽くなることも
  7. 3CドライブとDドライブを使い分ける具体的手法
  8. データの保存先を変更する
  9. 4CドライブとDドライブを使い分けてPCを快適に使おう

CドライブとDドライブの違いとは?

まずはCドライブやDドライブを始めとした各ドライブが、どういう役割を担っているのかご説明いたします。

内蔵ハードディスクやSSDの領域を区切っている状態

まず始めに、「ドライブ」とは簡単に説明すると、内蔵ハードディスク(HDD)やSSDなどの記憶装置のことです。PCがCドライブやDドライブなどの複数のドライブから構成されていると言うことは、それらの保存領域が分割され区切られている状態であると言い換えることができます。例を挙げると、下図の構成をご確認ください。

ディスクの画像

これは、Cドライブが445GB、Dドライブが930GBに分割されているという状態です。このように、多くのPCでは全体の記憶領域が複数に分割されています。

システム領域とデータ保存領域に使い分けるのが一般的

ディスクはWindowsなどのOSを保存するシステム領域用と、普通のデータを保存するデータ保存領域用に分割されるのが一般的です。

また慣習的に、システム領域用のドライブをCドライブ、データ保存領域用のドライブをDドライブに割り当てます。ですがこの順番にしなければならない特別な理由はないので、ドライブと保存データが逆であっても問題ありません。

CドライブとDドライブに分ける理由

ここからは、どうしてCドライブとDドライブに分割するのかをご説明します。その最も大きな理由は、緊急時に大切なデータを守るためです。

OSが突然クラッシュしたときの対策になる

例えばOSがクラッシュして起動しなくなってしまった時は、再度ディスクにOSをインストールしないといけません。ですがそのディスクにあった元々のデータは、すべて消去されてしまいます。

例えばPCにCドライブしか実装されておらず、OSとその他のデータを一緒のディスクに保存していたとします。もしその状況でOSにトラブルが発生して、OSの再インストールが必要になったとき、その他のデータもすべて消えてしまいます。

一方これがCドライブとDドライブに分割されていて、OSデータをCドライブ、その他のデータをDドライブに保存していたら、万が一OSがクラッシュしてもその他のデータは守られます。すなわちデータを守ることを考えたときに、この方法がより安全です。

データ管理を適切に行えばPCの動作が軽くなることも

データを保存するときは、ある程度大きなスペースがあるとまとめて保存されます。しかし容量が少なくなってきて小さなスペースしかないと、データは少しずつ、バラバラに保存されます。すると、下図のようにデータどうしが離れてしまい、読み込みの際にディスクを隅から隅まで確認するので、動作に時間がかかる可能性があります。

デフラグ

ですのでもしCドライブの残り容量が無くなりそうなときは、Dドライブを追加で使用することによって、PCの動作が軽くなることが期待できます。

CドライブとDドライブを使い分ける具体的手法

以上の通り、データを適切に管理することはいくつかのメリットをもたらします。ここからは、CドライブからDドライブへデータの保存先を変更する具体的な手法についてご説明いたします。

データの保存先を変更する

保存先を変更したいデータを選択してください。ここでは現在Cドライブにあるビデオフォルダを、Dドライブに移動させます。

データの保存先を変更する説明

まずは移動させたいフォルダを右クリックして、プロパティを選択してください。

そして、上部のタブから場所を選択します。

データの保存先を変更する説明

次に移動をクリックしてください。

データの保存先を変更する説明

Dドライブを選択して、フォルダーの選択をクリックしてください。

データの保存先を変更する説明

最後に移動先が間違いないことを確認できれば、適用を選択してください。これでビデオフォルダの保存先がCドライブからDドライブに変更になりました。

変更する前の注意点

移動したいフォルダのクイックアクセスが有効になっている場合、移動した後にアイコンが複数表示されるなどの不具合が起きる可能性があります。もしクイックアクセスが有効の場合は、以下の手順で確認、解除してください。

1アイコンを右クリック
2クイックアクセスからピン止めを外すをクリック

クリックアクセスからピン留めを外す

OneDriveのフォルダの場所も変更できる

OneDriveとは、アカウントを登録しておくことで、好きなパソコン間で情報をクラウド上で共有できるようになる便利なサービスです。こちらも保存場所を変更することができます。

OneDriveの保存場所変更

画面一番下のOneDriveマークをクリックして、その他から設定を選択してください。

OneDriveの保存場所変更

アカウントタブを選択して、このPCのリンク解除を選んでください。

OneDriveの保存場所変更

最後にOneDriveにログインしなおして、場所の変更から新しい保存場所を選択してください。

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CドライブとDドライブを使い分けてPCを快適に使おう

いかがでしたでしょうか。まとめると、ドライブを使い分けることは、もしもの時のデータの安全性やPCのパフォーマンスの向上に繋がります。これらに不安をお持ちの方は、ぜひお試しください。

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この記事のライター
アベケンヤ