Wi-Fiアイコンが表示されない、SSIDが表示されないというトラブルによってWindows10がWi-Fiに接続できなくなることがあります。ここでは、Windows10でWi-Fi接続できないときの原因・対処法をご紹介します。
SSIDとは、かんたんに説明すると、アクセスポイントの固有の名前(識別番号)です。今やWi-Fiはどこでも飛んでおり、街中や店内で利用する場合でも、たくさん表示されるようになりました。もし、これらのWi-Fiを識別せずに利用すれば、混信(次々と接続するアクセスポイントが入れ替わる)してしまい、ネットワーク接続が混乱してしまいます。
それを防ぐために、利用されるのがSSIDです。SSIDによって、特定のアクセスポイントにスムーズに接続できるようになり、安定したネットワークが利用できます。
パソコンで無線LANデバイスが無効になっていると、Wi-Fi接続はできず、SSIDもWindows10に表示されません。使用しているパソコンで初めてWi-Fiを利用する際に、無線LANデバイスが無効になっているケースが多いです。
無線LANルーターの規格には、「a」「b」「g」「n」「ac」が存在します。規格によって、周波数(2.4GHzか5GHzのどちらか)、通信速度が変わってきます。周波数が異なると、無線LANルーターからパソコンにWi-Fiを受信できません。そのため無線LANルーターの規格にパソコンが対応していない場合、SSIDはWindows10に表示されません。
無線LANには、「ステルスモード」機能が搭載されています。これは、他のWi-Fi利用者に、該当のSSIDが表示されないように設定できる機能で、セキュリティレベルを上げられるメリットがあります。この機能が有効になっていると、Windows10がSSIDを自動検出できなくなり、Windows10に表示されなくなります。
Wi-Fi以外にも、電子レンジといった家電も電波を出しています。それら電波がお互いに干渉しあわないように、「チャンネル」が設定されています。このチャンネルがルーターとパソコンで不一致だと、Windows10にSSIDは表示されません。
今までに説明した無線LANの設定、機能に問題がない場合、パソコン(無線子機)かルーターに異常・故障が発生していると考えられます。パソコンとルーターのどちらに問題があるか確かめるためには、もう1台無線子機(スマホなど)を用意します。
もう1台の無線子機にSSIDが表示された場合、パソコンに異常・故障が発生していると判断できます。逆に無線子機にもSSIDが表示されない場合、ルーターに異常・故障が発生していると判断できます。
Windows10のタスクバー右端にある、通知領域にWi-Fiアイコンが表示されると、Wi-Fiの接続状況を一目で確認でき、クリックして設定画面にすぐアクセスできて便利です。ここでは、Wi-Fiアイコンが表示されなくて困ったときの、対処法についてご紹介します。
Wi-Fiアイコンの再表示は、「設定」ページからタスクバーに関する設定を変更することで、簡単にできます。
もし、タスクバーに表示できるアイコン一覧の中に、Wi-Fiアイコン(ネットワーク)がなければ、1つ前のページに戻ります。
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