Windows10でデュアルディスプレイが検出されない原因と対処法を解説！

Windows10に2つのディスプレイを接続してモニターをデュアルディスプレイに拡張すると、表示できる画面が2倍に増えるので、作業効率がとても上がります。デュアルディスプレイのうちの1つのディスプレイでWebサイトや資料を広げて調べ物をしながら、もう1つのディスプレイでレポートや記事を作成する、ということも可能になります。

しかし、Windows10にディスプレイを接続しても、2つ目のディスプレイが検出されないで、デュアルディスプレイ環境にできない場合があります。この記事では、マルチディスプレイにしたいのにディスプレイが検出されない場合の原因と対処法を解説します。

PCの仕様でデュアルディスプレイにできない場合があります。PCによっては、マルチディスプレイにはできない設定になっている場合があります。

特にノートPCの場合には、デュアルディスプレイにしようと思っているPCがマルチディスプレイに対応しているPCかどうか、仕様を確認してみましょう。購入時のマニュアルか、メーカーのホームページで確認できます。

デュアルディスプレイにするためには、ケーブルでモニターをPCに接続します。ケーブルやケーブルの差込口に物理的な問題が発生していることが、Windows10がマルチモニターを検出しない原因になっている場合があります。

まずはいったん接続したケーブルを抜いて、もう一度差し込んでみましょう。これでも検出されない場合には、差込口を替えてみましょう。

ケーブルや変換アダプターが壊れている可能性もあります。ケーブルや変換アダプターを交換して、ディスプレイが検出されるようになるか確認してみましょう。

デュアルディスプレイの拡張用に用意したディスプレイに何か問題が発生している可能性があります。

ディスプレイの電源はPCに接続しなくても、コンセントを差し込めば入ります。ディスプレイの電源を入れたときに、電源ボタンが点灯するか、最初にメーカーロゴが表示されるか、確認しましょう。電源ボタンが点灯しなかったり、メーカーロゴが表示されずに画面が真っ黒の場合には、ディスプレイが壊れいている可能性があります。

ディスプレイに問題がない場合には、ディスプレイの電源をいったん切ってからもう一度入れてみましょう。これで問題が解決する場合があります。

ディスプレイの種類によっては、ディスプレイの接続先をディスプレイ側で選択する設定になっている場合があります。デュアルディスプレイにしたいPCが接続先として設定されていなければ、認識しないでしょう。ディスプレイ側のマニュアルで設定方法を確認して、接続先を正しく設定しましょう。

デュアルディスプレイに画面を拡張したいのに、ディスプレイを認識しない場合には、Windows10の内部のプログラムに何らかの不具合が発生している可能性があります。

ドライバーとは、ディスプレイやスピーカーなどの周辺機器をPC上で動作させるためのソフトウェアです。ディスプレイをWindows10で動作させるためのグラフィックドライバーに不具合が生じていることが、デュアルディスプレイを認識しない原因になっている場合があります。

この場合には、グラフィックドライバーをいったんアンインストールして再インストールします。ドライバーの再インストール方法はこちらの記事で解説しています。こちらでご確認ください。

デュアルディスプレイが検出されない場合に限らず、Windows10が最新の状態になっていないことが、周辺機器が接続できない設定の原因になる場合があります。Windows Updateを実行することでデュアルディスプレイの設定がスムーズにできるようになる可能性があります。

この記事では、Windows10をデュアルディスプレイにしたいのにディスプレイが検出されない場合の原因と対処法についてかいせつしてきました。PCの種類によっては、デュアルディスプレイには最初からできない設定になっているものもあります。

またケーブルや変換アダプターの不具合などもディスプレイが検出されない原因としてとても多いものです。一つずつ原因を確かめて解決できるようにしましょう。