この記事ではNTFSとexFATというファイルシステムについてを中心に特集していきます。USBメモリなどをフォーマットする際の形式として選択できるNTFSとexFATの違いを比較して、メリットとデメリットを理解しましょう。
この記事ではNTFSとexFATのファイルシステムについてを中心に説明していきます。USBメモリやストレージを接続してパソコンで活用している方にとってはNTFSやexFATというキーワードを耳にすることが多くあります。とは言ってもNTFSやexFATについて知らないという方もいますので、ファイルシステムについて紹介します。
ファイルシステムとは、ファイルを保存、管理する場合の仕組みのことをいいます。ファイルシステムが決められると、そのルールに基づいてファイルが保存されていくような流れになります。このファイルシステムにNTFSやexFATなどのフォーマットが存在するというわけです。ファイルシステムの特徴についても知っておきましょう。
ファイルシステムは決定したルールでファイルが保存されていきます。同じファイルシステムで統一されていないとファイルが閲覧できなかったり、保存などの操作が適切にできないというトラブルがあります。ファイルシステムは最初に決定したものでその後も管理されていきますので、その後長期で使えるフォーマットを選択しなければなりません。
また、最大容量の制限についても解説しておきます。実は、ファイルシステムのフォーマットによって管理できる最大容量が異なっています。これを知らずに適当なフォーマットに初期設定してしまうと、自分の使い方に障害が出てくることがあります。NTFSとexFATの最大容量に関しては後ほど紹介しておきます。
最大容量を無視してしまうと、大容量のデータを保存したい場合に保存場所がなくなり、それぞれ圧縮するなどの処理を行ってから保存しなければならないなどのトラブルが発生します。特に動画ファイルは大容量になりがちですのでデータを保存する前に、フォーマットについて調べてから操作する必要があります。
また、ファイルシステムの対応も異なりますので事前に把握しておくと、トラブルを未然に防ぐことが可能です。Windowsのパソコンでは主にNTFSに対応しています。一方でMacのパソコンの場合については、exFATに対応していることで知られています。普段使っているパソコンの種類に応じてフォーマットを指定する必要があります。
WindowsのパソコンとMacのパソコンでの対応フォーマットについて解説しました。それでは、MacOSのデフォルトファイルシステムについて説明します。何もしない状態でMacを使い始めると、APFSやMac OS拡張と言ったようなファイルシステムになっています。端末によって若干異なりますので注意してください。
Macで一台のみ使い続けていく場合にはそれほど問題はありませんが、目的を考えずにそのままフォーマットしてしまうと、Windowsなど他のOSの場合で認識されないなどの問題が発生することもあります。MacとWindowsのパソコンを使い分けている場合には特にフォーマットについては気をつけましょう。
NTFSのフォーマットに関してはWindowsNT系の全てのOSで使用可能という特徴があります。またNTFSに関してはたくさんの機器に対応していることが多く、不自由をあまり感じることがありませんので、Windowsのパソコンのみを使っている方はNTFSにフォーマットする場合がよくあります。
ここまでファイルシステムについてと、NTFS、そしてexFATに関して説明してきました。2つは似ているようであっても異なる部分があります。こちらでは、NTFSとexFATのファイルシステムの違いについて解説していきます。NTFSとexFATそれぞれの仕組みについて違いを理解し比較できるようにしておきましょう。
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