Macの「メール」アプリで受信したメールが、文字化けして読めなかった経験はありませんか?今回は、文字化けメールが発生する原因の解説と、Macで文字化けしたメールを受信した時の対処法、文字化けしないメールの送信方法について紹介します。
Macで受信したメールを開いた時、「%E3%81%8A」などの意味不明な文字が表示されて、解読できなかった経験はありませんか?それは文字化けです。ほとんどの場合、文字化けは送信側と受信側のメールソフトで、文字コードの設定が違うことによって発生します。
今回は、Macで文字化けしたメールを直す対処法を紹介します。ちなみに、文字化けが発生したメールは、ウィルスではありません。そのため、文字化けたメールを受信してもウィルスに感染する訳ではないため、安心してください。
Macでのメールの文字化けは、送信側と受信側のメールソフトで、文字コードの設定が違うことによって発生します。私たちがよく目にする文字は、コンピューターの世界では文字1つ1つに番号が割り当てられており、コンピューターの内部は、その番号で文字を記憶しています。
また、文字1つ1つの番号は文字コード毎に違っており、例えば「UTF-8」と「Shift-JIS」の文字コードで「あ」という文字をコンピューター内部の番号で表した場合、以下のようになります。
文字コードは全世界で100種類以上も存在しますが、日本でよくメールで使われる文字コードは、以下の4種類です。
Mac OS High Sierraでメールをする場合、Mac付属の「メール」アプリを使っている人が多いそうです。この「メール」アプリですが、実は文字コードの設定を変更することができません。自動的に「UTF-8」という文字コードが適用されます。
Mac OS High Sierraの「メール」アプリに限らず、最近のメールソフトは文字コードに「UTF-8」を使うのが主流になっています。そのため大半のメールは文字化けしません。しかし、古いメールソフトは「UTF-8」に対応していない事が多いため、古いメールソフトにメールの送受信をする時に、文字化けが発生する可能があります。
Macでメール送信時に発生する、文字化けの対処法について紹介します。先程も述べたように、Mac OS High Sierraの「メール」アプリでは、文字コードには「UTF-8」しか使用できません。「UTF-8」に対応していない古いメールソフトに、Macの「メール」アプリから送信すると、相手のメールソフトがUTF-8のメールをうまく解釈できず、文字化けが発生する可能性があります。
送信時の文字化けは、「LetterFix for Mac OS X Mail.app」という「メール」アプリのプラグインをMacにインストールする事で解決できます。このプラグインは、Macの「メール」アプリで送信されるメールの文字コードを、「UTF-8」から、「ISO-2022-jp」という文字コードに変換して、相手にメールを送信してくれます。
「ISO-2022-jp」という文字コードは、古いメールソフトから最近のメールソフトまで、ほとんどのメールソフトで解釈できるため、文字化けを起こさずメールを送信できます。では、プラグインの使い方を紹介していきます。まず以下のサイトからディスクイメージをダウンロードします。
ダウンロードしたディスクイメージを、クリックします。
パッケージをクリックして、プラグインをインストールします。
プラグインのインストールは、これで完了です。これで、今後Macの「メール」アプリからメールを送信する時、自動的に「ISO-2022-jp」の文字コードに変換されて送信されます。
プラグインをインストールしたくない場合、Webメールを使うのも1つの対応法です。GMailなどのWebメールで、メール送信時の文字コードを「ISO-2022-jp」に設定する事で、文字化けのないメールを送る事が可能です。
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