2019年10月11日更新
MacとWindowsのキーボードの違いまとめ!キー配列や使い方など解説!
WindowsのパソコンからMacのパソコンに買い替えた人はキーボードの配置の違いに驚いてしまうのではないでしょうか?ファンクションキーや装飾キー等に違いがあります。MacパソコンとWindowsパソコンのキーボードの違いをまとめていきます。
目次
MacとWindowsのキーボードのキー配列の違い
パソコンをWindowsからMacに買い替えた際、キーボードのキーの配列の違いに驚かれることでしょう。特にWindowsパソコンを長年使っていた人にとっては、慣れない最初のうちは非常に打ちづらく感じてしまうのも無理はありません。MacとWindowsのキーボードの配列やキーマッピングの違いについて細かく説明していきます。
Windowsだけのキー
MacとWindowsのキーボードの違いとして、MacかWindowsかいずれかにしか存在しないキーがあります。まずWindowsだけにあるキーを紹介します。WindowsパソコンにはあったのにMacのパソコンにはないのかと不便に感じてしまうかもしれません。
- Win
- Alt
- Back Space
- Delete
- App.
- Print Screen
- Scroll Lock
- Pause
- Insert
- Home
- End
- Page Up
- Page Down
- 半角/全角
- 無変換
- 変換
- カタカナ・ひらがな
Macだけのキー
MacにはなくてWindowsにはあるキーはたくさんありました。次は反対にMacだけにあるキーを紹介します。MacだけにあってWindowsにはないキーはたった3つのみです。
- ⌘(Command)
- 英数
- かな
MacとWindowsで位置が違うキー
MacとWindowsで位置が違うキーは2か所あります。1つが「control(Ctrl)」キーと「caps(Caps Lock)」キーの配列がMac OSとWindows OSで逆になっている点と、もう1つがMacの「delete」の位置にはWindowsでは「Back Space」がある点です。慣れるまでは位置の違いに混乱してしまうでしょう。
Mac OSとWindows OSのキーマッピングの違い
Mac OSとWindows OSのキーマッピングの違いについても解説します。キーマッピングとはキーの機能・役割のことです。
日本語入力ON・OFF
MacとWindowsのキーボードの日本語入力のオン・オフにも違いがあります。Windows OSの「半角/全角」は、Mac OSでは「かな」と「英数」にそれぞれマッピングされています。Mac OSではひらがなを入力したいときは「かな」、英数を入力したいときは「英数」を打ちます。
コピー&ペースト
MacとWindowsのキーボードでは、コピペのマッピングも異なります。Cでコピー、Xで切り取り、Vでペーストというマッピングは共通ですが、同時押しするキーのマッピングに違いがあります。Windowsでは「Ctr」を同時押ししますが、Macでは「⌘(Command)」を同時押しします。
MacとWindowsのキーボードの使い方の違い
次はMacとWindowsのキーボードの使い方の違いについて紹介していきます。基本的にはMacとWindowsでキーボードの使い方に違いはありませんが、装飾キーに大きな違いがあります。
コマンドキーの使い方
コピペについての説明でも解説しましたが、Windowsの「Ctr」はMacの「⌘(Command)」に相当します。Windowsで「Ctr」を使う機会は非常に多いです。ということはそれと同様に、Macでは「⌘(Command)」を使う機会も多いということです。
コントロールキーの使い方
Windowsの「Ctr」はMacの「⌘(Command)」に相当するにもかかわらず、Macにはコントロールキーがあります。一体何に使うのでしょうか。Macのコントロールキーは文字を入力する際にカーソルを移動させるためのショートカットとして活用します。Windowsのコントロールキーとは全然違う使い方になります。
デリートキーの使い方
キーボードの配列についての説明をした際に、Windowsの「Back Space」キーの位置にMacの「delete」キーがあるという話をしました。長年使っていたWindowsからMacに変えた人は、「Back Space」の感覚でMacの「delete」を打ってしまって、カーソルの手前の文字を消すつもりが後ろの文字を消してしまいそうと不安に思う人もいるでしょう。
しかし、そのように不安になる必要はありません。なぜなら、MacのデリートキーはWindowsの「Back Space」の役割を持っているからです。カーソル手前の文字を消す際はMacではデリートキーを押すのです。反対にカーソルの後ろの文字を消す際はデリートキーと「fn」キーを同時押しします。
シフトキーの使い方
MacとWindowsでシフトキーの使い方についてはほとんど同じになります。
オプションキーの使い方
MacのオプションキーはWindowsの「alt」キーと似た働きをします。
MacとWindowsのキーボードを同配列にする設定
キーボードの配列に違いがあると、買い換えた場合にやはり使いづらいと感じてしまう人も多いでしょう。設定を変更してMacとWindowsのキーボードを同配列にすることができるので、使いずらさに不満を持っている人は試してみましょう。お手元のMacのキーボードをWindowsのキーボードの配置と同じにする方法を紹介していきます。
設定を変更する
キーボードを同配列にするのは一括ではできません。設定変更したいキー毎に設定する必要があります。また、設定変更するキーによって、変更手順が異なります。ここではファンクションキーと装飾キーの配置の変更手順を紹介していきます。
ファンクションキーを標準に変更
キーボードの一番上にあるファンクションキーは「fn」キーと同時押しして使うのがMacのデフォルトです。例えば入力した文字を全角カタカナに変換したいときは「fn」キーと「f7」キーを同時押しします。Windowsだと「fn」キーを押さずにファンクションキーだけ押すのでMacを使いづらく感じるかもしれません。
逆にWindowsだと「fn」キーを押しながらファンクションキーも押すと、画面の明るさや音量を調節することができます。Macで明るさや音量を設定する際はファンクションキーのみを押します。ファンクションキーの入力時に「fn」キーの同時押しを不要な設定に変更しましょう。Appleのアイコンをクリックして、「システム環境設定」を開きましょう。
設定画面が表示されるので「キーボード」をクリックしましょう。
「キーボード」タブをクリックして「F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用」にチェックを入れましょう。これでWindowsと同様にファンクションキーがそのままファンクションキーとして機能し、「fn」キーと同時押しすると音量調節等ができるようになります。Windowsと同じ感覚でMacのファンクションキーを利用できます。
装飾キーの設定変更
オプションキーやコマンドキー等の装飾キーも自分好みに設定変更することをおすすめします。MacとWindowsでは大きな違いがあるので、キーバインド変更を行って、装飾キーの設定変更をしましょう。
キーバインドの変更
ファンクションキーの変更と同じようにAppleのアイコンをクリックして、「システム環境設定」、「キーボード」の順にクリックしましょう。その後「キーボード」のタブをクリックしましょう。画面右下の「装飾キー」をクリックしましょう。
Caps Lockキー、コントロールキー、オプションキー、コマンドキーをこの画面で変更することができます。お手元のMacパソコンの装飾キーをWindowsパソコンのキーボードの配列と同じにして使いやすくしましょう。
その他のキーを好みの設定に変更
同じように他のキーについても自分が使いやすいような配置に設定変更しましょう。MacとWindowsの配列の違いを設定変更で調整しましょう。
MacもWindowsのキーボード設定に使いやすく変更しよう
MacとWindowsのキーボードの配置の違いについて説明してきました。MacとWindowsのキーボードはほとんど配列は同じですが一部異なっています。例えば、Macだけにあるキーが存在したりその逆のケースもあります。MacとWindowsではキーマッピングやキーの使い方も一部異なっています。
WindowsからMacにパソコンを買い換えた人は、キーボードの配置の違いに困惑していることでしょう。慣れない最初のうちは特に不便に感じて、Windowsにすればよかったと後悔している人もいるかもしれません。Macのシステム環境設定画面からキーボードを自分好みの配置に変更できます。MacもWindowsのキーボードに設定変更しましょう。