Macで動画キャプチャを撮る方法!音声付きで画面収録する方法も解説!
Macで動画をキャプチャすることで、作業内容を動画マニュアルにして、チームに配信することができます。Macでは標準ソフトの「QuickTime Player」で簡単に動画キャプチャすることができます。フリーソフトでキャプチャできるソフトも紹介します。
目次
- 1Macで動画キャプチャを撮るなら「QuickTime Player」
- ・動画での画面収録・動画スクリーンショット撮影が可能
- ・「QuickTime Player」で画面を動画撮影する方法
- 2「QuickTime Player」でアプリ内音声入りの動画キャプチャを撮るなら
- ・「Soundflower」でアプリの音声収録が可能に
- ・「LadioCast」を組み合わせれば音声ミックスも可能に
- 3MacのOSが「macOS Mojave」ならショートカットで収録可能
- ・「shift」「command 」「 5」でコントロール画面表示
- ・タイマー機能付きで収録開始のタイミングを設定可能
- 4フリーソフトを使ってMacで動画キャプチャを撮るなら
- ・「Filmora Scrn Mac版」
- ・「Winx HD Video Converter for Mac」
- ・「Apowersoft Mac Screen Recorder」
- 5Macで動画キャプチャを撮る方法を知って便利に活用!
- ・Macの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
Macで動画キャプチャを撮るなら「QuickTime Player」
動画やDVDなどを再生するために使っているMacの標準ソフトである「QuickTime Player」ですが、動画や音楽を再生するだけでなく「QuickTime Player」には動画を撮ることや編集ができる機能が搭載されています。「QuickTime Player」の動画を撮る機能の中には、Macのデスクトップ画面をスクリーンショット撮影をして、動画キャプチャできる機能があります。この機能を使うことで、簡単にMacで行っている作業内容を収録し、動画としてマニュアルを作成することができます。
動画での画面収録・動画スクリーンショット撮影が可能
Macに標準で搭載されているアプリである「QuickTime Player」では、容易に画面をキャプチャし、動画スクリーンショットで撮影することができます。この機能を使うことで、簡単に作業手順を動画でキャプチャすることができます。この点はMacを使う利点と言えます。次の項ではこの「QuickTime Player」を使って、スクリーンショット撮影する方法を説明します。
「QuickTime Player」で画面を動画撮影する方法
Macの「アプリケーション」フォルダで「QuickTime Player」をダブルクリックし、QuickTime Playerを起動させます。
「QuickTime Player」が起動しましたら、QuickTime Playerの「ファイル」メニューを選択し、「新規画面収録」をクリックします。
画面収録コントローラーが表示されますので、真ん中の「録画開始」ボタンをクリックしてください。
フルスクリーンで撮影
Macの画面の任意の場所をクリックするとMacの画面がフルスクリーンでスクリーンショット撮影が開始されます。
メニューバーに表示されている「録画終了ボタン」をクリックしてください。録画が終了します。ショートカットキー「command + control + esc」を利用することで、同様に録画を終了させることができます。
指定した範囲だけを撮影
Macの画面で録画したい範囲をドラッグして選んでください。「収録を開始」ボタンが表示されますので、クリックしてください。
メニューバーに表示されている「録画終了ボタン」をクリックしてください。録画が終了します。ショートカットキー「command + control + esc」を利用することで、同様に録画を終了させることができます。
マイクで外部音声を取り込むことも可能
画像収録コントローラーの「録画開始マーク」横にある矢印をクリックしてください。Macに接続されている外部入力できるマイクの一覧が表示されますので、使用するマイクを選んでクリックしてください。チェックマークがつき、動画キャプチャ中にMacに接続されているマイクから音声を入力することができます。
マウスのクリックを見やすく表示することができる。
画像収録コントローラーの「録画開始マーク」横にある矢印をクリックしてください。オプション「収録にマウスのクリックを表示」をチェックすることによって、動画キャプチャー中のMacで行うクリック動作が表示されるようになります。これによって、その作業がシングルクリックなのか、ダブルクリックなのかをわかりやすくすることができます。
「QuickTime Player」でアプリ内音声入りの動画キャプチャを撮るなら
Macの「QuickTime Player」ではマイクを利用することでしか音声入りの動画キャプチャを撮ることはできません。アプリ内で流れている音声を「QuickTime Player」に入れるには、アプリ内の音声を出力に変換する必要があります。本来ならばスピーカーに流れている音をマイク入力に変換するには。「Soundflower」アプリを利用すると簡単に変換することができます。ただし、「Soundflower」だけでは音声を変換して、スピーカからは流れなくなります。それを解消するために「LadioCast」アプリを利用します。
「Soundflower」でアプリの音声収録が可能に
「Soundflower」アプリとは、コンピューター上で動くサウンドデバイスのことです。この「Soundflower」アプリを利用することで、Mac内で流れている音をMac内で出力に変換することができます。ただし、「Soundflower」アプリで変換した音声はスピーカーから聞くことができなくなるため、「Ladiocast」アプリを利用することでスピーカーから音声を流すことができるようになります。
「Souneflower」アプリをインストールする
https://github.com/mattingalls/Soundflower/releases/ にアクセスし、「Soundflower」アプリをダウンロードしてください。ダウンロードされた「Soundflower」をクリックし、Macにインストールしてください。セキュリティの関係でインストールがエラーになる場合がありますので、環境設定画面の「セキュリティとプライバシー」で左下鍵を外してからインストールすることをお奨めします。
「QuickTime Player」で「Soundflower」が使えるよう設定する
システム環境設定の「サウンド」で出力内に「Soundflower(2ch)」もしくは「Soundflower(64ch)」の二つの項目が追加されていたら、インストール完了です。
「QuickTime Player」で画面収録ダイアログが表示されますので下矢印を選択し、「Soundflower(○○ch)」をチェックしてください。「Soundflower」を通してアプリ内の音声が動画キャプチャに収録されます。
「LadioCast」を組み合わせれば音声ミックスも可能に
「LadioCast」アプリはMac上で動作するインターネットラジオ放送用のアプリですが、このアプリの機能を使うことで、二つの音声の音をミックスして動画キャプチャに収録することができるようになります。また、「Ladiocast」を利用することでMac内の音声をスピーカで聞くことができるようになります。
「LadioCast」をインストールする
「LadioCast」はMacのAppStoreからフリーでインストールすることができます。「AppStore」アプリを利用して、「LadioCast」をMacにインストールしてください。
「LadioCast」で動画キャプチャに収録する音声をミックスする
「アプリケーション」フォルダで「LadioCast」をダブルクリックしてください。
「LadioCast」アプリが起動しますので、入力1に「内蔵マイク」を入力2に「Soundflower(2ch)を選択してください。メイン「Soundflower(64ch)」を選択してください。入力項目の下にある「メイン」ボタンが赤くなっているかを確認してください。赤くなっていなければボタンをクリックして赤くしてください。
「QuickTime Player」の画面収録コントローラーで音声を切り替えます。画面収録コントローラの矢印をクリックし、「Soundflower(64ch)」を選択してください。これで、「LaidoCast」を使って、マイクとアプリ内で流れている音を同時に動画キャプチャで収録することができます。
「LaidoCast」を使えば、動画キャプチャ中のアプリ内の音声を聞くことができる
「LadioCast」の出力1を「Soundflower(2ch)」を選択し、メインを「内部出力」を選択することで、キャプチャー中のアプリ内の音声をMac内蔵スピーカから聞くことができるようになります。
MacのOSが「macOS Mojave」ならショートカットで収録可能
MacOSの「Mojave」から、簡単にショートカットキーで簡単に画面のスクリーンショットを撮ることができるようになりました。便利な機能ですので是非、覚えておいてください。
「shift」「command 」「 5」でコントロール画面表示
MacOSがMojaveの場合、ショートカットキー「shift+command+5」を押すことで、画面キャプチャのコントロール画面が表示されます。録画用のアイコンをクリックすることで画面をキャプチャーすることができます。左側のアイコンをクリックするとフルスクリーンショット、右側のアイコンを選択すると任意の範囲でスクリーンショットを撮ることができます。
タイマー機能付きで収録開始のタイミングを設定可能
画面キャプチャ用のコントロール画面「オプション」をクリックします。メニューが表示されますので、「タイマー」項目の「5秒」もしくは「10秒」をチェックすることで、録画開始時間を5秒もしくは10秒遅らすことができます。
フリーソフトを使ってMacで動画キャプチャを撮るなら
Mac標準アプリの「QuickTime Player」は非常に優れた画面キャプチャソフトとして利用できますが、フリーのキャプチャーソフトは「QuickTime Player」以上の高機能を有しています。おすすめのフリーソフトを三つ紹介します。
「Filmora Scrn Mac版」
「Filmora Scrn Mac」は多機能な動画キャプチャソフトです。有料版がありますが、無料版でもすべての機能を使うことができます。無料版と有料版の違いは、無料版の場合は動画を出力するときにFilmora社のロゴマークが出力画像に表示されます。配信などせず、個人で使用し、ロゴが気にならないならば、このソフトをおすすめします。
「Winx HD Video Converter for Mac」
「Winx HD Video Converter for Mac」は負荷が非常に軽く、多機能な動画キャプチャソフトです。有料版がありますが、無料版でも多機能な編集機能を利用できます。無料版の場合は、録画時間や書き出しのファイル形式に制限がかかります。フリーで使う場合には録画時間を意識する必要がありますが、ゲーム実況などをするには選択しの一つに入るソフトです。
「Apowersoft Mac Screen Recorder」
「Apowersoft Mac Screen Recorder」はシンプルで多機能な動画キャプチャソフトです。Apowersoft社のFacebookベージを「いいね」し、画面を共有することで、無料で全機能を使うことができます。非常に優秀なソフトですが、操作がやや重いことを含めても使いやすいソフトと言えます。
Macで動画キャプチャを撮る方法を知って便利に活用!
Macで動画をキャプチャする場合は、標準で搭載されている「QuickTime Player」が非常に優れています。是非、この機能を使いながら画面をキャプチャーし、作業内容をチームで共有するなど、便利なこの機能をお使いください。