ココナラの手数料は高い?出品/購入時の手数料や支払方法を解説!
誰でも自分が得意なスキルを売れるココナラは、手数料が高い、高すぎるという声が多く上がっています。実際のところ、ココナラで購入したり出品したりするとどのくらいの手数料がかかるのでしょうか。この記事では、ココナラの手数料について解説します。
目次
ココナラの仕組みは?手数料はいつ払うの?
ネット上でモノを売れる場所として人気が高いのがフリマアプリです。また、自分のスキルを仕事として受注するのにクラウドソーシングサービスを利用する方もいます。
自分の得意なことやスキル、知識を必要としている方に提供するためのプラットフォームのココナラは、クラウドソーシングサービスとフリマアプリの機能を両方兼ね備えているアプリとして人気があります。
出品者も利用者もどんどんと増えているココナラですが、手数料の仕組みがよくわからない、手数料が高すぎるという声があります。この記事では、ココナラの手数料について詳しくみていきましょう。
取引の仕組み
まずは、手数料がどのように発生するのか、ココナラの仕組みの流れについてみていきましょう。ココナラには、イラストやライティングなどの電話を使わないサービスと、ココナラが提供する電話番号を利用して占いやカウンセリングなどの相談ができるサービスがあります。それぞれの取引の流れを解説します。
電話以外のサービスの取引の流れ
電話を使わないサービスの取引の流れは次の通りです。
- 出品者が出品フォームからサービスを公開する
- 購入者がサービスを探して購入する
- 非公開のトークルームが作成される
- 依頼の内容についてやりとりを重ねて納品する
- 納品の3日後にトークルームが閉鎖される
- お互いに評価する
- 出品者へ入金
電話サービスの取引の流れ
占いやカウンセリングなど、電話での相談のサービスの取引の流れは次の通りです。
- 出品者は本人確認と電話番号を登録する
- サービス内容を入力して予約もしくは待機する
- 購入者はサービスを探して購入する
- 非公開のトークルームが作成される
- すぐに相談するなら出品者から電話をかける
- 予約するのならトークルームで日程を合わせる
- 電話で相談する
- 相談が終了したら電話を終了してトークルームをクローズ
- 購入者が出品者を評価
- 出品者へ入金
ココナラの電話相談は、出品者の電話番号を使うのではなく、ココナラのシステムを使って電話をします。出品者と購入者のお互いの個人情報を守りながら、電話相談ができるので、見ず知らずの人からの相談でもどちらも安心して利用できます。
手数料の支払いはいつ発生するの?
ココナラでの手数料の支払いがいつ発生するのか気になっている方も多いようです。購入者の支払いは、サービスを探して購入した時に発生します。しかし、そのお金はすぐに出品者には支払われません。
出品者への入金はサービスの提供が終了してからになります。出品者がココナラに支払う手数料は、入金される金額から手数料分が差し引かれる形で支払われます。出品者からココナラへの支払いが発生することは特にありません。
ココナラの購入者の手数料はいくら?支払い方法は?
ココナラを利用すると手数料がどのくらいかかるのか気になっている方も多いようです。ココナラでサービスを購入した場合の手数料について解説します。
購入者が支払う手数料の金額
ココナラで購入者が出品者に支払うサービスの手数料は、出品者が独自に決めることができます。ただし、提供するサービスの内容によって、金額の上限と下限が決められています。
制作やビジネス関連のサービスの下限は500円から、上限は100万円です。有料のオプションを10個まで付けることもできます。オプションの金額は500円から50万円まで設定できます。
相談系のサービスの下限は500円から、上限は10万円です。こちらも有料のオプションを10個まで付けることもできます。オプションの金額は500円から5万円まで設定できます。
電話での相談サービスは1分あたりの金額を出品者が自由に決められます。1分あたり下限は100円から、上限は300円まで設定できます。こちらはオプションはありません。
購入者の支払い方法
購入者の支払い方法は次のいずれかを選択できます。
- クレジットカード(Visa・Master・JCB・American Express)
- キャリア決済(ドコモ・au・ソフトバンク)
- コンビニ決済
- BitCash(ココナラコインの購入のみ)
- 銀行振り込み
- ココナラコイン
- 請求書払いPaid(法人アカウントのみ)
ココナラコインはココナラで購入できます。クレジットカード、コンビニ決済、BitCashでの支払いが可能です。
ココナラの出品者の手数料はいくら?支払い方法は?
ココナラの出品者の手数料はいくらかかるのか、支払い方法や計算方法を解説します。
売上金額から差し引かれる手数料と計算方法
ココナラで出品者が支払う手数料は、すべて出品者に入金される売上金額から差し引かれています。特に、出品者からココナラ側へ支払いが生じることはありません。出品者はサービスの価格を決めるときに、手数料と消費税が差し引かれることも計算した上で値付けをしましょう。
ココナラで出品者が負担する手数料と手数料の計算方法には、ココナラ独自のルールがあります。電話を使わないサービスと、電話を使うサービスのそれぞれの手数料と計算方法を解説します。
電話以外のサービスの手数料と計算方法
イラストなどの電話を使わないサービスの手数料は、トークルームごとの売上げによって次のように決まります。
トークルームごとの売上額 | 手数料率(税込み) |
1円~5万円以下の部分 | 27.5% |
5万円~10万円以下の部分 | 22% |
10万円~50万円以下の部分 | 16.5% |
50万円を超える部分 | 11% |
計算方法に気をつけましょう。例えば30万円の売上げがあった場合には、全額に「10万円~50万円以下の部分」の16.5%が適用されるわけではありません。それぞれの部分ごとの料率が適用されて次のように計算されます。
- 5万円分には27.5%が適用されて1万3,750円の手数料
- 5万円から10万円の間の部分の5万円分には22%が適用されて1万1,000円の手数料
- 10万円から30万円の間の部分の20万円分に16.5%が適用されて3万3,000円の手数料
合計で5万7,750円の手数料になります。
電話サービスの手数料と計算方法
電話を使うサービスの場合には、出品者が設定した1分ごとの価格によってココナラから支払われる報酬が次のように決まります。
1分あたりの相談料 | 出品者に支払われる報酬 |
100円 | 41円 |
120円 | 49円 |
140円 | 59円 |
160円 | 66円 |
180円 | 74円 |
200円 | 83円 |
220円 | 91円 |
240円 | 99円 |
260円 | 107円 |
280円 | 115円 |
300円 | 124円 |
料率で考えると、電話を使わないサービスを利用した場合よりも手数料が高くなっています。こちらは、電話相談では自分の電話ではなくココナラが用意したシステムを使って電話するために、システム利用料が含まれているためです。
ココナラからの報酬の受け取り方法
ココナラからの報酬の受け取り方法は、出品ページの売上げ管理画面で銀行口座を登録した上で振込申請をすれば受け取れます。報酬が160円を超えると振り込み申請できます。振込手数料は1回に付き160円です。3,000円以上の振り込みの場合には振込手数料は無料です。
ココナラの出品手数料は確定申告で経費になる?
ココナラでの売上げを確定申告している方は、出品手数料が経費になるのかどうか気になっている方が多いようです。源泉徴収するクラウドサービスの中には、手数料を差し引く前の金額から源泉徴収されるので、クラウドサービスの利用料を経費として計上する必要がある場合もあります。
しかし、ココナラでは源泉徴収はされていないので、振り込まれる金額をそのまま売上げとして計上できます。特にココナラで差し引かれる手数料を経費として計上する必要はありません。
ココナラの出品手数料は高すぎる?
ココナラでサービスの出品を行っている方の中には、ココナラの手数料は高すぎるという声が多く上がっています。実際のところ、ココナラの出品手数料は高いのかどうか検証していきましょう。
他のクラウドサービスと比較すると?
ココナラでは、クラウドワークスやランサーズで受注するような、イラストや写真、ライティング、プログラミングなどのお仕事のやりとりもされています。他のクラウドソーシングサービスと比較すると、ココナラの手数料はどうなのか、電話以外のサービスの場合で比較してみましょう。
ココナラ | クラウドワークス | ランサーズ |
5万円以下:27.5% 5万円超〜10万円以下:22% 10万円超〜50万円以下:16.5% 50万円超~:11% |
10万円以下:20% 10万円超~20万円以下:10% 20万円超~:5% |
10万円以下:20% 10万円超~20万円以下:10% 20万円超~:5% |
計算の方法は、それぞれの部分に料率が適用される点は、他のクラウドソーシングサービスも変わりません。
他のクラウドサービスよりも料率が高い
クラウドワークスやランサーズと比較すると、ココナラは料率が高いことがわかります。それぞれの金額の部分での料率は、金額によってはココナラの方が2倍以上になることもあります。やはり、他のクラウドソーシングサービスと比較するとココナラの手数料は高すぎるといってもいいでしょう。
手数料が安くなる売上げの基準が高すぎる
また、ココナラでは手数料の料率が安くなる売上げの基準が高すぎるという問題もあります。クラウドワークスもランサーズも、20万円を超えると料率が5%になります。それに対してココナラでは、最も安くなる11%になるのは50万円を超えなければいけません。しかも、それでもクラウドワースやランサーズの2倍も高い料率です。
ココナラの手数料は他のサービスと比べるとやはり厳しいことがわかります。
ココナラの出品手数料を抑えるためには?
ココナラで出品するのなら、出品手数料をできるだけ抑えたいという方もたくさんいます。こちらでは、ココナラの出品手数料をできるだけ抑える為にどうしたらいいのか解説します。
高価格帯のサービスを用意する
ココナラの出品手数料は売上げの金額が高くなればなるほど料率が安くなっていきます。10万円や50万円を超えるサービスの提供は難しいかもしれませんが、5万円なら個人でも提供しやすいでしょう。できるだけ高額なサービスを提供することをおすすめします。
継続案件はまとめて発注してもらう
ココナラでは同じ購入者の方からの継続してお仕事をもらうことがあります。継続案件は1件ごとにトークルームを作るのではなく、まとめて発注してもらい、1回の金額を高額に設定することで手数料を節約できます。
ココナラは経験を積む場だと割り切る
手数料が高くてもココナラを利用する方が多いのは、ココナラではお仕事を獲得しやすいためです。ココナラで継続してお仕事をしながら、Twitterやブログで情報を発信していると、ココナラ以外からも直接の発注を受けられるようになっていきます。
直接、お仕事を受注できれば、手数料も発生しません。ココナラはとにかく経験を積む場だと考えて、実績を積み重ねていくことも大切です。
ココナラを利用するのなら手数料についてしっかりと理解しよう!
この記事では、ココナラの手数料について解説しました。ココナラなどのプラットフォームを利用してお仕事を獲得すると、どうしても高額な手数料がかかります。
ココナラの手数料は確かに高すぎますが、お仕事が多く受注しやすいという点では、利用するメリットはとても大きいでしょう。ココナラを利用するのであれば、手数料についてしっかりと理解しておくことがとても大切です。