動画配信プラットフォームを比較!無料・有料別におすすめを紹介!
現在では、情報発信の手段として動画配信は欠かせないものとなりました。動画配信プラットフォームは何を使ったらいいのか悩んでいる方も多いことでしょう。この記事では、動画配信プラットフォームの選び方とおすすめを無料と有料それぞれご紹介します。
目次
動画配信プラットフォームの選び方のポイント
YouTubeが登場してから15年以上がたち、現在では様々な場面で動画が利用されるようになってきました。個人が自由に動画を撮影してアップロードしたり生配信するためのアプリが盛況です。また、企業などのプロモーションや、マニュアルなども動画で配信することが多くなりました。
これから本格的に動画配信をお考えの方の多くが、どの動画配信プラットフォームを選んだらいいのか考えていることでしょう。この記事では、動画配信プラットフォームの選び方のポイントと、おすすめの動画配信プラットフォームをご紹介します。まずは、動画配信プラットフォームを選ぶときに、どのようなポイントを考えたらいいのかお伝えします。
有料か無料か
動画配信プラットフォームには、無料で利用できるものと、有料で利用できるもの、一部の機能は無料で利用できるものの、アップグレードすると有料になるものなどがあります。
無料のものと有料のものを比較すると、当然機能性は有料のものの方が高くなります。しかし、動画配信に割り当てることができる予算にも限りがあるでしょう。使える予算と動画の目的などを考えて、無料のものと有料のもののどちらがいいのか検討しましょう。
動画の目的は?
YouTubeやvimeoなど、無料でもそこそこの機能を利用できる動画配信プラットフォームは、基本的に全体公開で多くのユーザーに幅広く見てもらうことが目的です。YouTubeではURLを知っているユーザーだけが視聴できるという限定公開の設定にもできますが、URLが流出したら誰でも見られる状態になってしまいます。
無料のプラットフォームの多くがセキュリティ面がとても緩く、全体公開でのCM代わりのプロモーション動画などでの利用に適しています。
会員向けのセミナーや、会員のみに配信したい動画を配信する場合には、セキュリティ面で様々な機能性を備えている有料の動画配信プラットフォームが適しています。配信する動画の目的によって、動画配信プラットフォームに必要となる機能性が大きく変わってきます。
利用可能なストレージ容量は?
会員向けに動画を配信したり、適宜ダウンロードできるような状態にしたい場合には、動画配信プラットフォームにストレージ容量が必要になります。しかし、どのような動画をどのくらい配信するのかで、必要なストレージ容量も変わってきます。
Amazon Prime VideoやNetflixのように、大量の映像作品を保存して置く必要がある場合には、大容量のストレージが必要になり、費用も高額になります。
セミナー動画の配信などが目的で、映画の配信サイトほどのストレージ容量は必要ない場合もあります。動画配信プラットフォームの選び方や、料金プランの選択方法によっては、ストレージ容量が無駄になってしまうこともよくあります。
動画を保存するためのストレージ容量はどのくらいが適切なのかも考えるといいでしょう。
使い勝手
企業で動画配信を担当するスタッフが、動画の作成や配信に慣れているとは限りません。今まで、動画のアップロードをしたことがない方が担当者になった場合には、プラットフォームの使い方そのものをゼロから学ぶこともあります。
近年の動画配信プラットフォームは初心者にも優しい使い勝手になりつつあります。しかし、使い勝手はプラットフォームの選び方によって大きく変わります。有料の動画配信プラットフォームの多くが無料体験期間を設けています。
管理画面の使い勝手もしっかりと確認した上で、有料期間に移行するかどうかを決めましょう。
動画から収益を上げる方法は?
動画を配信して収益を得る方法にはいくつかの方法があります。YouTubeでは動画内に広告を表示することで広告収入を得るのが通常の方法です。
しかし、Amazon Prime VideoやNetflix、Huluのように毎月一定額を支払ってもらうことで、映像作品を見放題にするサブスクリプションという手法もあります。
また、セミナーを開催するたびに参加料を支払ってもらい、講義動画を配信するといった手法もあります。動画を1作品ごとに販売する方法もあります。
動画配信プラットフォームの中には、サブスクリプションでの課金方法や、動画やシリーズごとの販売などの、複数の収益化の方法を用意しているところもあります。ユーザーへの課金方法の選択の仕方も、動画配信プラットフォーム選びのポイントになります。
無料でおすすめの動画配信プラットフォーム
ここからは特におすすめの動画配信プラットフォームをご紹介します。まずは無料で利用できる動画配信プラットフォームです。これらの動画配信プラットフォームは動画視聴際としても人気が高く、多くの視聴者を獲得するのに適しています。
YouTube
世界で最大の動画視聴サイトのYouTubeは、動画配信プラットフォームとしても活用できます。世界中で1日の総再生回数は数十億回とも言われており、年代や性別に関係なく多くの視聴者から親しまれています。
関連動画を表示する機能が優れているために、YouTube内で複数の動画への流れも期待できます。広告収入が主なマネタイズ方法となりますが、商品やサービスに対する最初の一歩となる認知拡大に活用できると、ビジネスチャンスを大きく広げられます。
Dailymotion
DailymotionはYouTubeと同じように利用できて、無料で無制限に動画をアップロードできる動画配信サイトです。YouTubeとの大きな違いは、現在、まだ日本での利用者数がYouTubeに比べると少ないので、プラットフォーム内での競合があまりない点にあります。
YouTubeと比較すると、日本での利用者数が少ない点がデメリットですが、一定数の視聴者を獲得するのに向いています。
vimeo
無料での動画配信から初めて、いずれ有料プランへ移行したいと考えている方におすすめなのがvimeoです。vimeoは月額700円のPlus、2,000円のPro、5,000円のビジネス、7,500円でLiveストリーミングもできるプレミアムの4つの料金プランがあります。
この他に完全無料で利用できるベーシックもあります。ベーシックでも、URLを変えずに動画を差し替えるなどの、vimeoならではの機能を利用できます。ダウンロードができない仕様などのセキュリティ面もしっかりと対策されています。
有料でおすすめの動画配信プラットフォーム
次に有料で利用できる動画配信プラットフォームのおすすめをご紹介します。有料の動画配信プラットフォームは法人向けに用意されているものが多く、無料のプラットフォームにはない高い機能性を備えているのが特徴です。
ULIZA
ULIZAは日本で開発された動画配信プラットフォームで、国内の500もの企業が活用しています。生配信やライブ配信もできる環境も整えられるなど、他の法人向けの動画配信プラットフォームと比較しても高い機能性を誇ることで知られています。
動画配信が初めての企業に対しては、カスタマイズの提案や動画配信の運用代行も行ってくれます。動画配信を始めたいけれども、何から始めたらいいのかわからないという企業は一度相談してみることをおすすめします。
MOOGA
法人向けの動画配信プラットフォームとしては、1万5,000円と格安の価格から利用できるのがこちらのMOOGAです。生配信はできませんが、動画に字幕を入れると言った編集機能も利用できます。特に動画編集ソフトを用意しなくても、料金内で録画した動画の編集も行えます。
ただし、配信方式はストリーミング配信ではなく、端末の中に音声と映像のデータを残すプログレッシブ配信方式です。高いセキュリティを要求される動画の配信の場合はよく検討した方がいいでしょう。
Brightcove Video Cloud
動画の視聴者の分析機能や、視聴者にとって素早く快適な動画配信が可能な、高機能な動画配信プラットフォームとして注目を集めているのがこちらのBrightcove Video Cloudです。動画に対してIP制限やSSOなどの高いセキュリティを掛けることも可能なので、機密性の高い社内のセミナーや会議に利用しても安心です。
無料と有料の動画配信プラットフォームを比較すると?
上記のように、動画配信プラットフォームには、完全無料でも利用できるものと、最初から有料でしか利用できないものがあります。これから動画配信を始めようとお考えの方の中には、どちらで始めるべきか、もう一度比較してみましょう。
無料の動画配信プラットフォーム | 有料の動画配信プラットフォーム | |
月額利用料金 | 無料 | 数千円から数十万円 |
機能性 | 低い | 高い |
動画が外部へ流出する可能性 | 高い | 低い |
サポート体制 | 期待できない | 整っている |
収益化の方法 | 限られた方法しか利用できない | 複数の選択肢が用意されている |
このように、無料の動画配信プラットフォームと有料の動画配信プラットフォームを比較すると、特にセキュリティ面での違いが大きいことがわかります。YouTubeなどの無料のプラットフォームでは動画の保存や転載などを禁止していても、ユーザーがいくらでもダウンロードできてしまうのが現実です。
その点、有料の動画配信プラットフォーム、許可された視聴者しか入場できずに、同じIDで複数のデバイスでの視聴はできないように設定できるなど、セキュリティ面での機能性はとても高く設定されています。
外部へ流出しては困るような内容を配信する場合には、無料ではなく有料のプラットフォームを利用した方がいいでしょう。また、収益化の方法の選択肢も無料のものと無料のものでは大きく違います。どのようにマネタイズするのか、その方法も考えて比較した上で選ぶことをおすすめします。
動画配信プラットフォームは目的に応じて最適なものを選ぼう!
この記事では、動画配信プラットフォームの選び方と、おすすめの動画配信プラットフォームをご紹介しました。動画配信プラットフォームは、無料のものと有料のもの、またそれぞれのプラットフォームによって特徴が全く違います。
無料のものよりも有料のものがいいのかというと、大勢の人に見てもらえるYouTubeやvimeoなどはプロモーションには適しています。動画の目的によって最適なプラットフォームが変わってきます。ぜひ動画の目的に応じて最適なものを選ぶようにしましょう。