2019年03月15日更新
Windows10の32bitと64bitの違いは?32bitか64bitかを確認する方法も解説!
Windows10のパソコンには32bitと64bitの2種類の端末が存在します。今回は、Windows10における、32bitと64bitの仕組みの違いと、お使いのパソコンが32bitか、64bitかを確認する方法を詳しく紹介していきます。
目次
Windows10の32bitと64bitの【bit】とは
Windows10を始め、パソコンには32bitの機種と、64bitの機種が存在します。気にしなければあまりわかりませんが、気になるという方にそもそも32bitと、64bitにある「bit」とは何なのかを説明します。
コンピューターの単位
簡単に言うと、bitというのはパソコンの単位です。パソコン用語の中には、ほかにも「バイト」などの単位が存在しています。これらの単位の仲間に入るというわけです。位置付けとしましては、一番小さな単位となります。
Windows10の32bitと64bitの基準
Windows10で見られる32bitや64bitの「bit」がパソコンの単位だとわかったところで、それらはどのような基準で決められているのかを説明します。疑問に思っている方はこちらで解消してください。
CPUによってきまる
32bitと64bitでは、どちらのbit版のパソコンになるかの定義はお使いのWindows10の心臓部であるCPUによって決まります。
レジスタのサイズ
正確には、このCPU内部の「レジスタ」と呼ばれる部分の容量によってどちらのbit版になるかが決まります。レジスタの容量が大きい場合には、それなりの処理速度が上がりますのでWindows10のパフォーマンスも向上します。bit版はこのようにして決まるという仕組みです。
Windows10の32bitと64bitの違い
それでは、ここからWindows10の32bitと64bitの違いについて説明します。bit版によってそれぞれどのような違いがあるのかを確認してWindows10を使っていきましょう。32bitと64bitの間には大きく分けて3つの違いがあります。
メモリの上限
大きな違いの1つが、メモリの容量です。32bitの容量は4ギガバイトより上はありません。それに対して64bitの場合は2テラバイトまで許容できるので、スペックの差も大きく出てきます。
ストレージの上限
また、メモリの容量の他にもストレージの上限が変わってきます。32bit版の場合は、最大容量が2テラバイトです。これに対して、64bit版には上限がありません。作業でパフォーマンスを必要とする場合は64bit版を使う方が効率的でお勧めです。
速度の違い
処理速度は、前述でもあるように1度で処理できる量が異なるので速さも変わってきます。64bitの方がはるかにハイスピードで処理をすることになります。
Windows10の32bitと64bitの確認方法
32bitと64bitのスペックの違いが分かったところで、ここからは、あなたのWindows10がどちらのbit版なのか確認する方法を紹介します。
Windows10の設定
まずは、Windows10の「設定」を起動させてください。設定は、スタート画面の一覧に表示されています。歯車アイコンの場合が多いので、見つけたらクリックして表示させましょう。
システム
表示されるメニューから、「システム」をクリックしてください。「システム」をクリックすると、お使いのWindows10の電源設定や端末の制御に関する設定を行うことができます。この一覧を一番下までスクロールさせてください。
バージョン情報
メニュー一覧の下部分にある「バージョン情報」をクリックします。するとあなたがお使いのWindows10のパソコンのバージョン情報が表示されます。下部分にある「システムと種類」という項目をチェックしてください。この項目内に、「64 ビット オペレーティングシステム」のような記載がされています。64であれば64bitということを意味します。
Windows10のバージョンが32bitか64bitかを把握しよう
こちらの記事では、Windows10に32bitと64bitの2種類が存在していることについて紹介しました。また、それぞれのbit版の違いと、あなたのパソコンのbitを確認する方法まで解説してきました。お使いの端末で32bitか64bitかを把握して、端末のキャパシティに合った使い方をしていきましょう。