2019年03月09日更新
スプレッドシートの日付の入力方法!関数/ショートカット/カレンダーから入力するには?
よく利用されているGoogleのサービスにスプレッドシートがあります。日付の関数や日付をカレンダーで入力する方法を覚えることで、スプレッドシートを利用するときの、効率化やミスを防ぐことができます。スプレッドシートで利用できる日付関数について説明していきます。
目次
スプレッドシートにカレンダーから日付を入力するには
Googleスプレッドシートは複数の人で一つのファイルを共有して作業するには便利なサービスです。スプレッドシートを使う上でシートに日付を入力するケースがあります。複数の人で一つのスプレッドシートを作業しているときなどには、日付の入力をカレンダーにすることで、作業効率を上げることや、入力ミスを防ぐことができます。
この項では、スプレッドシートにカレンダーから日付を入力する方法を説明してきます。
スプレッドシートでカレンダーを使用したいセルを選択してください。
「データ」タブをクリックし、「データの入力規制」をクリックしてください。
「セルの範囲」が正しく入力されていることを確認してください。間違っている場合は欄内のマークをクリックして修正してください。正しければ、条件欄をクリックし、リストメニューから「日付」を選択してください。
「保存」をクリックしてください。
セルの範囲でしたセルをダブルクリックすると、カレンダーが表示され、カレンダーの日付をクリックすることで、日付がセルに入力されます。
セルの範囲で指定したセルに日付以外の数値を入力を行うと、セルの右上エラーを示す記号が表示されます。記号をクリックすると「無効:有効な日付を入力してください」と警告文が表示されます。
スプレッドシートで日付の表示形式を設定するには
スプレッドシートでの日付の表示形式は「○○○○年○○月○○日」や「○○○○/○○/○○」などいろいろな表示形式があります。スプレッドシートのカレンダー機能で入力された日付は「○○○○-○○-○○」と表示されます。
印刷して使う公式な文書などの場合は「○○月○○日」や「○○/○○」と表示させたほうが好ましい場合もあります。この項では日付の表示形式を変更させる方法を説明していきます。
スプレッドシートで日付表示を変更させる日付の入っているセルを選択します。
「表示形式」のタブをクリックしてください。「数字」にカーソルを合わせますと自動的にメニュー画面が開きます。「表示形式の詳細設定」にカーソルを合わせ、「その他の日付や時計の形式」をクリックしてください。
「カスタムの日付と時間の形式」が表示されます。表示させたい形式を選んでクリックしてください。
日付の表示が変わります。(ここでは「○○○○-○○ー○○」から「○○○○年○○月○○日」に変わっています)表示形式に誤りがなければ「適用」をクリックしてください。
日付が自分が表示させたい形式に変更されます。
表示形式の変わった日付をクリックすることで、4桁の年を2桁の表示にすることや、月や日に0をつけるなど、細かい設定もできます。
スプレッドシートの日付関数の使い方
スプレッドシート内で日付関数を利用することにより、日付の入力を自動化し、作業の効率化を図ることができます。また、月末の処理日の日付や曜日などを日付関数の利用して、表示させることで入力ミスも軽減するというメリットもあります。
日付の関数まとめ
スプレッドシート利用できる便利な日付関数について紹介していきます。上手く利用することで作業効率を図ることができます。参考にしてください。
今日の日付
この関数を利用することにより、今日の日付を選択したセルに入力することができます。条件付き書式の中にこの関数を入力することにより、今日の日付が入力されたセルの背景色を変えることができます。この機能を利用することで、スプレッドシート内で今日の日付をわかりやすく表示することができます。
日付の表示
この関数を利用することにより、特定の日付を表示させることができます。
日のみを表示
この関数を利用することにより、日付を表示させることができます。
月のみを表示
この関数を利用することにより、月を表示させることできます。
年だけを表示
この関数を利用することにより、年を表示させることができます。
曜日を表示
この関数を利用することにより、曜日を表示させることができます。ただし、表示される曜日は各曜日を表す数字で表示されます。数字と曜日の相関関係は以下の通りです。
関数の結果 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
曜日 | 日曜日 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 日曜日 |
TEXT関数を利用して曜日を表示させる方法もあります。参考にしくてください。
数ヶ月前ー数ヶ月後の日付を表示
この関数を利用することにより、何ヶ月前の同一日を表示することができます。月単位の表やシートごとに分けた場合など、この関数を利用することにより、入力を省略することが出来ます。
数ヶ月後の月末を表示
この関数を利用することにより、月末を表示させることができます。月末の日付を表示させることができますので、仕事で定期的に月末処理を行う場合などでは、リマインダー的に日付をスプレッドシートに月末の日付を表示させることができます。
日付は覚えておくと非常に便利な機能です。日付を入れたセルを指定して、計算式で「+1」や「−1」を入れることで、日にちを1日増やすことや、1日減らすことができます。
スプレッドシートで今日の日付を挿入するショートカットキーは?
スプレッドシートには様々なショートカットを利用することができます。その機能の一つに、現在の日付を入力できるショートカットがあります。入力を短縮化できる便利な機能になりますので、参考にしてください。
スプレッドシートの「ヘルプ」には、スプレッドシートで使えるショートカットキーの一覧を表示させる機能があります。「ヘルプ」をクリックし、「キーボードショートカット」をクリックしてください。
今回は今日の日付を挿入する機能を調べたいので、「検索欄」に「現在の日付を挿入」と入力してください。現在の日付を挿入するためのショートカットキーが表示されます。
スプレッドシートの空欄に先ほど検索したショートカットキーである「Command+;」(コマンド+セミコロン)を実行してください。(Windowsの場合は「Ctrl+;」(コントロール+セミコロン)がショートカットキーになります。)
今日の日付が入力されます。
「Comand+Option+Shift+;」(コマンド+オプション+シフト+セミコロン)のショートカットキーを実行してください。(Windowsの場合は「Control+Shift+;」(コントロール+シフト+セミコロン)日付と時刻が入力され、時刻が表示されます。
スプレッドシートの日付に色を付ける方法
スプレッドシートで日ごとの売り上げなどを管理している際に、土曜日や日曜日などを別の色で表示をしたい時があります。スプレッドシートで日付関数を利用した背景に色をつける方法について説明していきます。
特定のセルに背景色を付ける
日付一覧から日曜日をピンク色に変更する方法を例として、特定のセルに背景色をつける方法について説明していきます。
背景に自動的に色をつけたい範囲を選択し、「表示形式」−「条件付き書式」をクリックしてください。
「条件付き書式設定ルール」画面が表示されますので、書式ルール欄「空白ではないセル」をクリックしてください。
ここでは、条件にない数式を利用します。「カスタム書式」をクリックしてください。
「カスタム書式」の下の欄に日付書式を入力してください。ここでは、日曜日の色を変更します。「=WEEKDAY(セル名)=1」と入力してください。
セルの色を指定するために、「セルの色」アイコンをクリックしてください。「色パネル」が表示されます。使用したい色を選択し、クリックしてください。「カスタム」欄の色が変わったを確認したら、「完了」をクリックしてください。
日曜日がピンク色になります。
今日の日付に自動で色を付ける
背景に自動的に色をつけたい範囲を選択し、「表示形式」−「条件付き書式」をクリックしてください。
書式ルール欄「空白でないセル」をクリックしてください。
選択画面が表示されます。「日付」をクリックしてください。
「日付」の下に新しい欄が表示されます。「本日」を選択し、デフォルト欄にある「セルの色」アイコンをクリックしてください。
「カラーパネル」が表示されます。使用したい色を選択し、クリックしてください。
「カスタム」欄の色が変更されます。色に間違えが萎えれば、「完了」をクリックしてください。
今日の日付が入力されているセルの色が変わります。
色が変わらない時の対処法
条件付き書式を設定しても色が変わらない場合は、先に条件付き式書式が入力されてしまっているケースがあります。条件付き書式を確認し、競合していないかを調べてください。
スプレッドシートの日付の入力方法を覚えておくと便利!
スプレッドシートには様々な日付を入力する方法があります。スプレッドシートでは複数の人と作業することもありますので、日付の色を自動的に変えておくことによりミスを防ぐこともできます。また、今日の日付を入力するショートカットキーを利用することで、日報などの入力で日付間違いをなくすこともできます。
スプレッドシートの日付入力方法を覚えていただいて、スプレッドシートで行う作業の効率化を図ってください。