GoogleChromeでWebページをPDF化して保存する方法!オススメの変換法は?
GoogleChromeブラウザでWebページをPDFとして保存できることをご存知ですか?Chromeでは、色々な方法でWebページをPDF変換して保存できます。PDFへの変換方法をいくつか紹介しますので、使い方に合った方法でPDFに変換してみてください。
目次
ChromeでWebページをPDFに変換する〜印刷機能を使う〜
Webページを見ているとき、資料としてPDF化して保管したいときがあるでしょう。そんなとき、Google Chromeでは、WebページをPDFとして保存することができます。本節では、印刷機能を使用してWebページをPDF化する方法を紹介します。
ChromeブラウザでPDF化したいWebサイトを開き、ブラウザの"メニュー"をクリックします。
「印刷」画面が開くので、「送信先」を確認します。送信先に"PDFに保存"と表示されている場合は、"保存"ボタンをクリックします。
【送信先に"PDFに保存"と表示されていない場合】
プリンター名が表示されているときは、"変更"ボタンをクリックすると「送信先の選択」画面が表示されるので、"PDFに保存"をクリックすると送信先が変更されます。
Chromeブラウザの印刷機能でWebページをPDF化する方法の手順は以上です。この印刷機能を使った方法は簡単ですが、Webページが印刷範囲に収まらず切れてしまうことがあるので印刷時は注意してください。
Webページの印刷範囲が途中で切れてしまう場合、プレビューを見ながら「倍率」を調整してページ内に収めることができます。「倍率」は"詳細設定"ボタンをクリックすると表示されるので、数値を変更して印刷範囲を調整します。調整したら"保存"ボタンをクリックしてPDF化を行います。
ChromeでWebページをPDFに変換する〜拡張機能を使う〜
Chromeブラウザでは、拡張機能を使ってWebページをPDFに変換することもできます。「拡張機能」は、自分が使いたい「拡張機能」を追加して自分が使いやすいようにChromeブラウザをアレンジしていくことです。例えば拡張機能には文字列を選択して、ボタンをクリックすると翻訳してくれる「Google翻訳」などがあります。
本節では、拡張機能の「FireShot」「Awesome Screenshot」「Adobe Acrobat」を使ってWebページをPDFに変換する方法を紹介します。
FireShot
「印刷」でのPDFへの変換方法と「FireShot」でのPDFへの変換方法は似ていますが、ページが区切れるかが違います。「印刷」でPDF変換した場合はページが区切れますが、「FireShot」でPDF化した場合はWebページ全体をPDF化したときでもページが区切れずに保存されます。
「FireShot」では、3つの方法でWebページをPDF化することができます。
- 表示部分をキャプチャ
- 選択範囲をキャプチャ
- ページ全体をキャプチャ
まず、「FireShot」を使うためにChromeに「FireShot」をインストールしましょう。
【「FireShot」のインストール方法】
「FireShot」は、Chromeウェブストアで入手できます。以下のサイトにアクセスして、"Chromeに追加"ボタンをクリックします。
確認メッセージが表示されるので、"拡張機能を追加"ボタンをクリックします。
インストールが完了すると、以下の画面が表示されます。またChromeブラウザのアドレスバーの右横に「FireShot」のアイコンが表示されます。(以下画面の赤枠部分)
以上で、「FireShot」を利用する準備は完了です。以降では、「FireShot」の使い方を説明します。
表示部分
Chromeブラウザ画面に表示されている部分をPDF化する方法を説明します。
ChromeブラウザでPDF化したいWebサイトにアクセスし、Chromeブラウザのアドレスバーの右横にある"FireShot"のアイコンをクリックするとメニューが表示されるので"表示部分をキャプチャ"をクリックします。
「スクリーンショットを保存」画面が表示されるので、下の方にスクロールして"PDFとして保存"ボタンをクリックします。
確認メッセージが表示されるので、"許可"ボタンをクリックします。
「名前を付けて保存」画面が表示されるので、任意の名前を付けて"保存"ボタンをクリックします。PDFファイルの保存場所は、初期表示から変更しなければ「ダウンロード」フォルダー内に自動で作成される「Fire Shot」フォルダーに保存されます。
以上で、表示部分のPDF化の操作方法の説明は終了です。
選択部分
次に、Chromeブラウザ画面内で選択した部分をPDF化する方法を説明します。
ChromeブラウザでPDF化したいWebサイトにアクセスし、Chromeブラウザのアドレスバーの右横にある"FireShot"のアイコンをクリックするとメニューが表示されるので"選択範囲をキャプチャ"をクリックします。
"選択範囲をキャプチャ"をクリックすると、画面が暗くなるのでPDF化したい範囲をドラッグして選択します。ドロップすると選択終了となります。
「スクリーンショットを保存」画面が表示されるので、下の方にスクロールして"PDFとして保存"ボタンをクリックします。以降の手順は、「表示部分」をPDF化するときの手順と同様です。
以上で、選択部分のPDF化の操作方法の説明は終了です。
ページ全体
次に、Chromeブラウザ画面に表示しているWebページ全体をPDF化する方法を説明します。
ChromeブラウザでPDF化したいWebサイトにアクセスし、Chromeブラウザのアドレスバーの右横にある"FireShot"のアイコンをクリックするとメニューが表示されるので"ページ全体をキャプチャ"をクリックします。
"ページ全体をキャプチャ"のクリック後、開いているWebページ全体を自動でスクロールして読み込んでいき完了すると、「スクリーンショットを保存」画面に移動します。下の方にスクロールして"PDFとして保存"ボタンをクリックします。以降の手順は、「表示部分」をPDF化するときの手順と同様です。
以上で、ページ全体のPDF化の操作方法の説明は終了です。
Awesome Screenshot
「FireShot」と同じように表示部分や選択範囲、ページ全体をPDFに変換方法できますが、「Awesome Screenshot」はスクリーンショットを取得した直後に簡単な編集ができるのが特徴です。
「Awesome Screenshot」では、「FireShot」と同様に3つの方法でWebページをPDF化することができます。
- 表示部分をキャプチャ
- 選択範囲をキャプチャ
- ページ全体をキャプチャ
まず、「Awesome Screenshot」を使うためにChromeに「Awesome Screenshot」をインストールしましょう。インストール方法は「FireShot」と同様の操作で行えます。
【「Awesome Screenshot」のインストール方法】
「Awesome Screenshot」は、Chromeウェブストアで入手できます。以下のサイトにアクセスして、"Chromeに追加"ボタンをクリックします。
確認メッセージが表示されるので、"拡張機能を追加"ボタンをクリックします。
インストールが完了すると、確認メッセージが表示されます。またChromeブラウザのアドレスバーの右横に「Awesome Screenshot」のアイコンが表示されます。(以下画面の赤枠部分)
以上で、「Awesome Screenshot」を利用する準備は完了です。以降では、「Awesome Screenshot」の使い方を説明します。
表示部分
Chromeブラウザ画面に表示されている部分をPDF化する方法を説明します。
ChromeブラウザでPDF化したいWebサイトにアクセスし、Chromeブラウザのアドレスバーの右横にある"Awesome Screenshot"のアイコンをクリックするとメニューが表示されるので"Capture visible part of page"をクリックします。
"Capture visible part of page"をクリックすると、Webページの表示されている部分がキャプチャされて「編集」画面に移動します。
Webページを編集しないときや、編集が完了したら"Done"ボタンをクリックします。
"Done"ボタンをクリックすると、プレビュー画面が表示されるので、「Local Save」の一番左にある"保存"アイコンをクリックしてPDFに変換して保存します。
確認メッセージが表示されるので、"許可"ボタンをクリックします。
「名前を付けて保存」画面が表示されるので、任意の名前を付けて"保存"ボタンをクリックします。PDFファイルの保存場所は、初期表示から変更しなければ「ダウンロード」フォルダーの直下に保存されます。
以上で、表示部分のPDF化の操作方法の説明は終了です。
選択部分
次に、Chromeブラウザ画面内で選択した部分をPDF化する方法を説明します。
ChromeブラウザでPDF化したいWebサイトにアクセスし、Chromeブラウザのアドレスバーの右横にある"Awesome Screenshot"のアイコンをクリックするとメニューが表示されるので"Capture selected area"をクリックします。
"Capture selected area"をクリックすると、画面が暗くなるのでPDF化したい範囲をドラッグして選択します。ドロップすると選択終了となります。選択した範囲の右下に、「Cancel」ボタン、「Capture」ボタンが表示されるので選択範囲に問題なければ"Capture"ボタンをクリックします。
以降の手順は、「表示部分」をPDF化するときの手順と同様です。以上で、選択部分のPDF化の操作方法の説明は終了です。
ページ全体
次に、Chromeブラウザ画面に表示しているWebページ全体をPDF化する方法を説明します。
ChromeブラウザでPDF化したいWebサイトにアクセスし、Chromeブラウザのアドレスバーの右横にある"Awesome Screenshot"のアイコンをクリックするとメニューが表示されるので"Capture entire page"をクリックします。
"Capture entire page"のクリック後、開いているWebページ全体を自動でスクロールして読み込んでいき完了すると、「編集」画面に移動します。Webページを編集しないときや、編集が完了したら"Done"ボタンをクリックします。
プレビュー画面に移動するので、下の方にスクロールして"PDFとして保存"ボタンをクリックします。以降の手順は、「表示部分」をPDF化するときの手順と同様です。
以上で、ページ全体のPDF化の操作方法の説明は終了です。
Adobe Acrobat
「Adobe Acrobat」は、前出の2つの拡張機能より簡単にPDF化することができます。ただし、この機能を利用するには、パソコンに製品版の「Adobe Acrobat」がインストールされている必要があります。インストールされていない場合は利用できません。
まず、「Adobe Acrobat」を使うためにChromeに「Adobe Acrobat」をインストールしましょう。
【「Adobe Acrobat」のインストール方法】
「Adobe Acrobat」は、Chromeウェブストアで入手できます。以下のサイトにアクセスして、"Chromeに追加"ボタンをクリックします。
確認メッセージが表示されるので、"拡張機能を追加"ボタンをクリックします。
インストールが完了すると、以下の画面が表示されます。またChromeブラウザのアドレスバーの右横に「Adobe Acrobat」のアイコンが表示されます。(以下画面の赤枠部分)
以上で、「Adobe Acrobat」を利用する準備は完了です。以降では、「Adobe Acrobat」の使い方を説明します。
ChromeブラウザでPDF化したいWebサイトにアクセスし、Chromeブラウザのアドレスバーの右横にある"Adobe Acrobat"のアイコンをクリックするとメニューが表示されるので"WebページをPDFに変換"をクリックします。
以上で、「Adobe Acrobat」でのPDF化の操作方法の説明は終了です。
ChromeでWebページをPDF化する〜変換サイトを使う〜
PDFの変換方法には、Chromeブラウザの拡張機能を利用する他に、Web上の「Webアプリケーション」を利用してPDFに変換する方法があります。職場のパソコンでGoogle Chromeがインストールされていないなど、Chrome拡張機能を利用できないときに便利です。
Webpage to PDF
Web上でPDFに変換できるサービスはいろいろありますが、その中でもおすすめなのが「Webpage to PDF」です。「Webpage to PDF」は無料で利用することができ、またほぼ全てのWebサイトに対応しています。
Web上のPDF変換ツールの中には、有料であったりPDF化できるWebサイトが限られていたりする場合があるので、是非「Webpage to PDF」を利用してみてください。
まず、以下の「Webpage to PDF」サイトにアクセスします。
PDF化したいWebサイトにアクセスし、アドレスバーからURLをコピーしてWebpage to PDFの「PDFとして保存するWebページのURL(URL of a web page to save as PDF)」の下にある入力欄にペーストし、"変換する(CONVERT)"ボタンをクリックします。
PDFへの変換が完了すると、「結果をダウンロードする」画面が表示されるので、ファイル名をクリックしてPDFをダウンロードします。
以上で、「Webpage to PDF」でのPDF化の操作方法の説明は終了です。
ChromeのWebページをやりやすい方法でPDF化しよう
ChromeブラウザのPDF変換方法は、印刷機能を使ったり拡張機能を使ったりするどさまざまな方法がありますが、どれも簡単に利用することができます。Chromeの拡張機能やWeb上のPDF変換ツールごとに変換時にできることも異なるので、データ化した後の使い道などによって使いやすいツールを使ってWebサイトをPDF化してください。