2019年10月18日更新
SNSとLINE(ライン)の違いとは?定義やSNSに含まれるのか解説!
LINEをSNSだという人もいれば、LINEはSNSではないという人もいます。いったいSNSの定義とはどういったものなのでしょうか。この記事ではLINEはSNSとは違いがあるのかどうか、SNSとはいったいどういったものなのか桑しく検証してみましょう。
目次
- 1LINEはSNS?SNSの定義とは?
- ・SNSとは?
- 2SNSで主にできること
- ・プロフィール作成
- ・文章や画像・動画を公開できる
- ・他の人の投稿にコメントを付ける
- ・グループを作る
- ・個人間でメッセージを送れる
- ・友達を作ったり紹介したりできる
- 3LINEはSNSではないの?
- ・LINEはコミュニケーションが主のアプリ
- ・公開前提のSNSとは違いがあるという声も
- 4それでもLINEはSNSです!
- ・LINEでもコンテンツを公開できる
- ・不特定多数の人とグループを作ることも可能
- ・ホームへの投稿やグループ参加の危険性は子供に教えよう!
- 5LINE以外の代表的なSNS
- 6LINEは立派なSNS!使い方には気を付けよう!
LINEはSNS?SNSの定義とは?
現在日本で多くのユーザーが使っているSNSには、FacebookやTwitter、Instagramといったものがあります。FacebookやTwitter、InstagramがSNSだというのはあえて定義付けしなくても誰でもわかることでしょうが、LINEは主要なこの3つのSNSとは主な使い方や機能にちょっと違いがあります。その違いからSNSなのかどうか気になります。
この記事では、SNSの定義とはどのようなもので、その定義に則った場合にLINEはSNSに該当するのかどうかといったことを検証していきましょう。
SNSとは?
まずはSNSとはどういったものなのか、SNSの定義について見ていきましょう。
Social Networking Serviceの略
SNSというのは「Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」の頭文字を取ったものです。日本語にすると「社会的なネットワークサービス」という意味です。社会的なネットワークサービスといってもいまいちピンと来ません。いったいどういうものなのか、その定義を詳しく見ていきましょう。
インターネットを介して人と交流できるWebサービス
SNSというのは、インターネットの通信網を通して、人と社会的なつながりを持っているようにするためのWebサービスのことをいいます。人と人とのつながりを広げる役割を持つWebサービスであれば、すべてSNSといえます。
FacebookもTwitterも、Instagramも、使い方次第では普段周りにいる濃いつながりを持つ人たちだけではなく、会ったこともない見ず知らずの人たちとも繋がりを持つことができるツールです。そういった意味では、Facebook、Twitter、Instagramは王道のSNSだと言っていいでしょう。
また、広い意味ではブログやYahoo!ニュースにコメントする、電子掲示板に投稿するといった活動も、社会的なつながりを広げるというSNSの定義に当てはまります。人と人とのつながりを広げる役割のあるWebサービスはすべて広い意味でのSNSの1つの種類であると定義することができます。
SNSで主にできること
現在、主要なSNSといえばFacebookやTwitter、Instagramになります。こういったSNSで主にできることにはどのようなことがあるのかこちらでは見ていきましょう。
プロフィール作成
現在、多くの人が活用しているSNSのほとんどが自分のプロフィールを作成して公開することができるようになっています。自分のアカウントを視覚的に認識してもらうためのアイコン画像を設定したり、自己紹介文を公開したりすることができます。
自分のやりたいことやアピールポイントを公開できるほか、年齢や性別、居住地などの個人情報もプロフィールで公開できてしまいます。
文章や画像・動画を公開できる
SNSの特徴というのは、自分が書いた文章や画像、動画を公開できるという点があります。ブログの場合には長文の日記のような文章を投稿することが一般的ですが、最近主流のSNSでは、1,000文字を超えるような長文を投稿することはあまりありません。短いキャッチーナコメントや、写真や動画を投稿することがほとんどです。
他の人の投稿にコメントを付ける
SNSでできることには、他の人の投稿にコメントをつけて交流を広げるということがあります。自分で投稿するだけではなくて、他の人の投稿にコメントをして、意見を交わしたり、感想を伝えあったりすることができます。
Facebookが登場してからは「いいね」ボタンがSNSに実装されることが当たり前になりました。コメントを付けるのではなく「いいね」を押すだけで自分の投稿に対する好感度を表せるようになりました。また、Twitterには共感したツイートをリツイートボタンを押すだけで拡散する機能もあります。
以前はSNSの投稿に対してコメントをつけることでしかリアクションできなかったのが、近年ではコメントの代わりになるものが登場して、簡略化されつつあります。
グループを作る
ほとんどのSNSでは任意のグループを作ることができます。会社や学校でSNSに連絡用のグループを作ることもありますが、FacebookやTwitter、Instagramでは主に趣味や共通の目的を持った人たちとのグループが作成されています。
グループの中では、共通の話題での情報交換をしたり、アンケートを取ったり、共同作業をしたりすることができます。企業がSNSで商品のグループを作って、その商品が好きな人達をSNSのグループに集めてビジネスに役立てるということも頻繁に行われてます。
個人間でメッセージを送れる
SNSでは投稿を公開するだけではなくて、必ずダイレクトメッセージの機能が付いています。ダイレクトメッセージで、他の人に見られることなく、個人間でメッセージをやりとりしてコミュニケーションを取れる機能もSNSには必ずついています。
友達を作ったり紹介したりできる
SNSでは、友達はフォロワーを作ったりしてつながりを持つことができます。SNSのフォロワーや友達は基本的に他の人にも公開されているので、友達の友達とのつながりを持ちやすくなっています。SNSによっては、友達を友達に紹介する機能というのがあります。人間関係を広げていきたい人にはSNSはとても便利なツールです。
LINEはSNSではないの?
SNSとはどういったものなのか、SNSの定義や出来る事を見てきましたが、それではLINEはSNSなのかどうか気になります。LINEはSNSではないという声も多いのですが、実際のところどうなのか考えてみましょう。
LINEはコミュニケーションが主のアプリ
ここまで見てきたSNSの定義や出来る事を考えると、LINEというのはコンテンツを誰にでも見られるように公開するSNSとは違いがあるようにも思えます。というのは、FacebookやTwitterなどの他のSNSとは違い、LINEはコミュニケーションをとることが主な利用方法だからです。
LINEは家族や友人とトークルームを作って、コミュニケーションを取るためのアプリです。色々な機能はついていますが、そういった機能を利用するよりも、コミュニケーションアプリとして利用している人もの方が断然に多いのが現状です。他のSNSとは違いがあると考える人が多いのも当然でしょう。
公開前提のSNSとは違いがあるという声も
FacebookやTwitter、Instagramといった他の主要なSNSというのは、投稿したコンテンツを他の人たちに公開することが前提です。自分が承認したひとにしか見せることができない限定公開という機能はありますが、基本的に不特定多数の人に投稿したコンテンツは見られて当然と言うのがSNSアプリです。
しかし、LINEというのは投稿が公開されるという前提で使っている人はほとんどいません。LINEの家族や友人とのトークルームに投稿した内容は、第三者に向けて公開されるものではありません。とても個人的なメンバー間でのコミュニケーションのための投稿です。
このことから、LINEはあくまでもコミュニケーションアプリであり、SNSではないという声もあります。
それでもLINEはSNSです!
LINEは他のSNSアプリとの大きな違いがあり、限られた人たちとのコミュニケーションが主体のアプリですが、実はLINEもSNSアプリなのです。どうしてLINEは他のSNSアプリとの違いがあるのに、SNSアプリなのか、その理由についてこちらでは見ていきましょう。
LINEでもコンテンツを公開できる
LINEではトークルームでのコミュニケーションが主なものになっているので、他のSNSと比べると活用している人は少ないのですが、実は不特定多数の人に自分の文章や画像、動画などのコンテンツを公開することができる機能があります。
限られた人たちとのコミニケーションだけではなくて、不特定多数の人とつながる可能性を持つ機能がついているということで、LINEもSNSの一つだといえます。
ホームのタイムラインへの投稿機能がある
LINEのどこに不特定多数の人にコンテンツを公開できる機能があるのかというと、LINEのタイムラインという機能がその機能になります。
ホームのタイムラインに投稿した投稿は、公開範囲を設定することができます。基本的にLINEではタイムラインに投稿した投稿は、自分の友達しか見ることができません。しかし、「全体に公開」に定した投稿に、友達がコメントをつけたりシェアをしたりすると、友達の友達に対してその投稿が公開されるようになっています。
見ず知らずの人たちとのつながりを持つことができるというのがSNSの定義であるならば、LINEのホームへのタイムラインへの投稿というのも、SNSの定義にあてはまるものだといえます。
不特定多数の人とグループを作ることも可能
また、LINEでは不特定多数の人と趣味などのグループを作ったり、オープンチャットで見ず知らずの人とチャットをしたりすることもできます。限られた人間関係の中でのトークルームだけではなくて、グループやオープンチャットで見ず知らずの人たちと交流できるというLINEの機能は、まさしくSNSそのものだと言っていいでしょう。
ホームへの投稿やグループ参加の危険性は子供に教えよう!
LINEは家族やリアルで知っている友人とのコミュニケーションを図るためのアプリで、 SNSとは違いがあるから大丈夫だと思っていたら、それは間違いです。いつの間にか子供が見ず知らずの人とつながりを持ち、事件に巻き込まれたと言うことが実際に起きています。
LINEは家族や友人とのコミュニケーションをとるのにはとても便利なアプリですが、子供でも見ず知らずの人とつながりを持ててしまうという危険性をはらんだSNSアプリです。
ホームの投稿は全体公開にしないことや、知らない人ばかりのグループに参加すること、知らない人から来たメッセージに返信することの危険性はよく子供に教える必要があります。
LINE以外の代表的なSNS
この記事の最後にLINE以外の代表的なSNSの特徴についてみておきましょう。
世界的にユーザー数が多いSNSとして知られているのがFacebookです。日本では最近、勢いが衰えてきたといわれていますが、世界的な規模で見るとまだまだユーザ数を増やしています。基本的に実名でしか利用ができません。
グループを細かく作ることができるので、趣味や勉強会などに活用しています。また企業が宣伝活動としてFacebookを利用してることも多いです。
Twitterも世界的に代表的なSNSの一つです。140文字の短文や動画や画像を投稿することができます。本格的な長文を投稿するよりも、気楽にコメントできるというメリットがあります。災害などが起きたときに、情報集めたり、救援を求めたりするのに最も活躍するSNSです。
InstagramはTwitterやFacebookと比べると後発のSNSですが、現在最も勢いがあるSNSといっていいでしょう。Twitterやacebookがテキストの文章がメインのコンテンツであるのに対して、Instagramは写真や動画がメインのコンテンツになります。「インスタ映え」という言葉を生み出し、写真撮影を楽しむ人が増えたSNSです。
LinkedInは日本では一般的にあまり知られていないSNSですが、海外ではエグゼクティブクラスが必ずアカウントを持っているSNSです。ビジネスに特化したSNSで、ビジネスの上での自己紹介と、ビジネス目的の交流が主なコンテンツになります。LinkedInにアカウントを持つと、自分のビジネスチャンスが世界規模で広がる可能性があります。
PinterestはInstagramのような写真を共有するタイプのSNSです。興味を持った写真は、自分のアカウントでテーマ別の画像コレクションを作って、そちらでまとめて管理をすることができます。料理やファッションなどのアイデアを得るのに活用している人がたくさんいます。
LINEは立派なSNS!使い方には気を付けよう!
この記事ではLINEはSNSなのかどうかということについて詳しく見てきました。LINEは多機能なコミュニケーションアプリだと思っている人も少なくありませんが、コミニケーションだけではなくて、人とのつながりを広げることができるSNSアプリであるという側面もあります。
LINEは他のTwitterやFacebook、InstagramといったSNSアプリとは違いますが、SNSの危険性を十分にはらんでいるアプリです。特にタイムラインへの投稿や、知らない人が主宰している趣味のグループに参加するといった使い方をしている人は、特に使い方には注意をしましょう。