Windowsのスリープと休止状態の違いは?パソコンでの設定方法も解説!

Windowsのパソコンを長時間使わないときには、シャットダウンの他にスリープ状態と休止状態も選択できます。スリープ状態と休止状態はどんな違いがあるのでしょうか。この記事では、この2つの状態の違いと、休止状態の設定方法について詳しく解説します。

Windowsのスリープと休止状態の違いは?パソコンでの設定方法も解説!のイメージ

目次

  1. 1Windowsのシャットダウン・スリープ(スタンバイ)・休止の違いについて
  2. シャットダウンとは?
  3. スリープ(スタンバイ)状態とは?
  4. 休止とは?
  5. Windowsのパソコンを使わないときにはどの状態を選ぶべき?
  6. 2Windowsのパソコンで休止を設定する方法
  7. シャットダウンのメニューに休止を表示する方法
  8. スリープから休止へと自動で移行するように設定する方法
  9. 3Windowsのスリープと休止の違いを理解して使い分けよう!

Windowsのシャットダウン・スリープ(スタンバイ)・休止の違いについて

Windowsのパソコンをスタートボタンからシャットダウンする時には、スリープを選択できます。スリープはパソコンの電源を完全に落とさずに、休眠状態にすることであるのは、多くの方が理解しているでしょう。

実は、Windowsのパソコンにはもう一つ、休止というものもあります。この記事では、スタンバイとも呼ばれることがあるスリープ状態と、休止の違いなどについて詳しく解説します。まずは、Windowsのパソコンの電源を落とした状態になる場合の、シャットダウンとスリープ、休止の違いについて解説します。

シャットダウンとは?

シャットダウンとは、PCの電源を落とす状態です。しかし、Windows10では、次回の起動を高速化するために、通常は簡易的なシャットダウンが行われています。シャットダウンした状態でも、USB機器など接続されている周辺機器には通電されたままです。シャットダウン前に開いていたファイルの状態なども保持される場合があります。

Shiftキーを押しながらシャットダウンボタンを押すと、完全シャットダウンが実行されて、周辺機器への通電などはされなくなります。

スリープ(スタンバイ)状態とは?

Windowsパソコンのスリープと休止の違いについて

スリープとはスタンバイと呼ばれることもあります。シャットダウンとの大きな違いは、電源を切った状態になるのか、電源が入っている状態なのかです。

スリープ状態は、パソコンの電源は入った状態です。しかし、パソコンへの電源の供給が一時的にストップされています。パソコンで開いているファイルやアプリはそのままメモリ上にそのまま保持されています

そのために、パソコンを再開した時にシャットダウンよりも早くパソコンの状態を復元できるという違いがあります。

休止とは?

あまり耳にしたことがないという方もいるでしょうが、Windowsのパソコンの電源プランには休止という選択肢もあります。

休止状態とは、開いているアプリやファイルの状態をハードディスクに保存した上でパソコンの電源を切る方法です。スリープとの違いは、データの保存方法です。スリープはメモリに保存するので、万が一停電などで電源完全に落ちてしまうと、データが消えてしまう可能性があります。

しかし、ハードディスクへの保存なら、電源が落ちてもデータは保持できます。スリープよりもその点が安心です。

Windowsのパソコンを使わないときにはどの状態を選ぶべき?

パソコンの電源を落としたい時には、シャットダウンとスリープと休止状態と、どれを選択するべきか解説します。

パソコンの起動をより速くしたい場合には、シャットダウンよりもスリープもしくは休止状態の方が起動が早くおすすめです

スリープと休止状態を比較すると、開いているデータの重要性が高いのであれば休止状態の方がデータの保持が確実にできる点でおすすめです。

使用電力の観点から考えると、PCを利用しない時間が90分以内であれば、シャットダウンよりもスリープと休止状態を選択したほういいでしょう。その理由は、パソコンで最も電力を消費するのは起動とシャットダウンする時だからです。

ただし、待機電力はシャットダウンよりもスリープと休止状態の方が多くなります。90分以上使わない時には、シャットダウンした方が消費電力が少なくてすみます。

ThumbWindows10のスクリーンセーバーの設定方法!設定の変更/解除方法も解説!
Windows10を使っている方で、スクリーンセーバーを画面に表示させたい時の手順を紹介して...

Windowsのパソコンで休止を設定する方法

パソコンの電源を落とす時に、スタートボタンから電源ボタンをクリックすると、シャットダウンとスリープは電源メニューに表示されます。しかし、休止というのは表示されません。休止は設定しなければ表示されないので、設定方法をお伝えします。

シャットダウンのメニューに休止を表示する方法

シャットダウンメニューに休止を表示する方法は次の通りです。

Windows10の「設定」を開いて「システム」>「電源とスリープ」>「電源の追加設定」と開きます。

Windowsパソコンのスリープと休止の違いについて

コントロールパネルの電源オプションが開きます。左ペインで「電源ボタンの動作を選択する」を開きます。「シャットダウン設定」で「休止状態」にチェックを入れると、シャットダウンメニューに「休止」が表示されるように設定できます。

スリープから休止へと自動で移行するように設定する方法

Windowsパソコンのスリープと休止の違いについて

コントロールパネルの「電源オプション」を開きます。「電源プランの選択又はカスタマイズ」でチェックが入っている項目の「プラン設定の変更」をクリックします。

Windowsパソコンのスリープと休止の違いについて

詳細な電源設定の変更」をクリックします。「スリープ」の左側の「」をクリックして、詳細なスリープのメニューを開きます。「次の時間が経過後休止状態にする」の左側の「」をクリックします。すると、休止状態に移行するまでの時間を設定できます。

こちらで時間を設定して「OK」をクリックすると、スリープから一定時間後に休止状態に移行するように設定できます。

ThumbWindows10のスリープの使い方と設定方法!ショートカットの作成方法も解説!
Windows10では、何も操作をせずに放置しているとスリープ画面が表示されるように設定する...

Windowsのスリープと休止の違いを理解して使い分けよう!

この記事では、Windowsのパソコンのスリープと休止の違いについて解説してきました。同じような状態ですが、細かく見ると違いがあります。ぜひ両方を使い分けて、パソコンを利用する上での節電に努めましょう。

関連するまとめ

Original
この記事のライター
K.C
皆様のお役に立てる情報をお届けするために日々精進していきます。どうぞよろしくお願いします。