2019年06月09日更新
iPhoneで使えるLINEオーディオとは?LINE無料通話との違いを解説!
iPhoneやiPadで利用できる「LINEオーディオ」を知っていますか?iPhoneで通話着信する際に、画面に表示される「LINEオーディオ」の使い方と、利用する上での注意点を紹介していきますので、LINEオーディオを使いこなしてみましょう。
目次
LINEオーディオとは?
みなさんは「LINEオーディオ」とは、一体どんな機能なのか知っていますか?iPhoneで電話を受信すると表示される「LINEオーディオ」の意味を知っている人はあまりいないのではないでしょうか?本記事冒頭の本章では、「LINEオーディオ」と呼ばれる着信方法について詳しく解説していきます。
iPhone・iPadのiOS10バージョンから搭載されている新機能「CallKit」が、ディベロッパーユーザーにも開放され、iPhoneが標準搭載している「電話」アプリと同じインターフェースで着信できるようになりました。
そういった流れにLINEアプリも対応し、LINEアプリを「CallKit」を搭載したことで、LINEで利用できる無料通話機能で、iPhone・iPadユーザーに電話をかけると、通常の着信画面と同じ画面で着信できるようになったという背景があります。
「いつの間にかLINEの着信画面が変わっている」と思いながらも、何気に使っているiPhone・iPadユーザーの方がほとんどですが、LINEが通常着信画面と同じように表示されるようになったのには、このような原因があったのです。
電話の着信履歴を確認してみると、履歴一覧には着信方法が記載されており、「LINEオーディオ」で着信した電話履歴は、登録済みの名前の下に「LINEオーディオ」として着信した履歴が表示されています。
また上の画像でも分かるように「Instagram」「Facebook Messenger」などのアプリもLINEオーディオと同様に「CallKit」に対応しているので、着信履歴や着信画面で、どのアプリから通話が発信されているかを確認することが可能となります。
それでは具体的にLINEオーディオと、通常の通話・LINEの無料通話との違いはなんなのでしょうか。次の章からは、LINEオーディオと、通常の通話・LINEの無料通話との違いについて、また、LINEオーディオを利用する上で注意しておきたいポイントを詳しく解説していきます。
「LINEオーディオ」という機能に気づかなかった人、またはLINEオーディオを利用したいことがない人は、次の章でLINEオーディオの使い方と注意点を確認しておくことをおすすめします。
LINEオーディオと通常の通話・LINE無料通話との違い
本章では「LINEオーディオと通常の通話・LINE無料通話との違いとは?」ついて紹介していきます。通常の電話着信画面と同じユーザーインターフェースなので、同じ機能として利用している人もいますが、両者の使い方は違うので注意が必要です。早速、LINEオーディオと通常の通話・LINE無料通話との違いとはどういった点なのか解説していきます。
電話のかけ方
LINEオーディオと通常の電話発信、LINEの無料通話のかけ方とはどう違うのでしょうか?「LINEオーディオ」で通話を開始する場合は、LINEアプリを起動して、登録済みの友だちに無料通話をかけることで、相手の着信画面には「LINEオーディオ」と表示されます。
通常の電話発信をするように、iPhoneの連絡先から携帯電話番号を利用して電話を発信します。
iPhoneの「連絡先」からLINEオーディオとして発信することが可能です。iPhoneの連絡先から「発信」を選択すると「携帯」「LINE」と選択できるポップアップメニューが表示されるので、通話発信方法を確認した上で機能の発信方法を選択してください。
電話の応答方法
LINEオーディオの電話応答方法と、通常の電話着信時の電話応答の方法との違いはほとんどありません。応答ボタンの色が違いますが、「応答」アイコンをタップすることで、相手からのLINEオーディオを受信し、通話を開始することができます。
着信画面
着信画面では「応答」アイコンの形と色が違うだけでなく、「拒否」アイコンも違います。LINEオーディオの場合、「拒否」アイコンは「☓」なのに対して、通常の電話着信の場合は「受話器」アイコンが表示されています。
またLINEオーディオの場合は「LINEオーディオ」と、発信者の名前の下に表示されますが、通常着信の場合は「携帯」「発信元のエリア」などが表示されます。LINEオーディオ通話なのか、通常の電話や携帯電話からの着信なのかは、こういった部分で判斷してください。
着信履歴
本記事冒頭の章でも紹介しましたが、LINEオーディオで着信した場合は、着信履歴には発信者の名前のしたに「LINEオーディオ」と表記がされます。このまま着信履歴項目から相手に折り返すと、かかってきた方式と同じ通話方式が採用されます。
つまり、「LINEオーディオ」と表記のある人をタップして折返しの電話をかけると、自動でLINEオーディオ通話として折り返すことになります。
着信の通知バッチ
不在着信時の通知バッチには「通常着信」「LINEオーディオ」着信に分かれて表示されるので、通知バッチからもどのような方法で電話を受信したか、iPhoneの通知画面で確認することが可能です。
音質
通常の通話方法と、LINEオーディオとの通話音質の違いは、通常通話方法に軍配が上がります。通常の通話方法の方が、携帯キャリア回線を利用するので、通話音質は高いというのが現状です。しかし、LINEオーディオでも問題なく通話できるほどの音質なので、そこまで神経質ではない人は、LINEオーディオで通話しても良いでしょう。
LINEオーディオを利用する注意点
本章では、LINEオーディオを利用して発信・着信する場合の注意点について紹介していきます。LINEオーディオ通話は、通常の音声発信とは違う点があるので確認しておきましょう。
出来るだけWi-Fi環境で利用する
LINEオーディオは通常の音声通話方法とは違い、インターネット回線を利用して通話します。そのため、ネット接続料金(パケット通信量)は発生するので、Wi-Fi環境での通話をおすすめします。パケット通信量無制限プランの方は問題ありませんが、格安SIMカードを利用している方は、パケット通信量の上限にすぐに達してしまうので注意が必要です。
通話中はスリープ状態にならないようにする
LINEオーディオ通話中は、画面がスリープ状態に自動で切り替わりません。iPhoneの電源ボタンでスリープモードにすると通話が切れてしまい、そのまま長時間通話しているとバッテリーの消費量が大きくなるので注意が必要です。
LINEオーディオを利用しないようにするには?
iPhoneで設定しておくことで、LINEオーディオの機能を無効化することができます。LINEオーディオを利用したくないという人は、次の項目で紹介するLINEオーディオを無効化する方法を確認しておきましょう。なお、LINEオーディオ機能を無効化しても、LINEの音声通話・ビデオ通話は通常通りに着信できるので安心してください。
LINEの設定でiPhoneとの統合を解除する
LINEの設定でiPhoneとの統合を解除する方法を紹介します。スマートフォン版LINEアプリを起動して「設定」画面を表示してください。表示されるメニュー一覧から「通話」をタップして選択します。
「通話」設定画面が表示されたら、メニュー一覧にある「iPhoneの基本通話と結合」のチェックを、上の画像のようにOFFにしてください。これでLINEオーディオ機能は無効化され、通常の電話着信のユーザーインターフェースを使用せずに、LINEの発着信を実行することができます。
LINEオーディオを使ってみよう!
本記事ではiPhoneで利用できるLINEオーディオの使い方や、LINEオーディオを無効化する方法を紹介しました。残念ながらLINEオーディオ機能は、Androidスマートフォンでは利用することができないので注意してください。本記事を参考に、みなさんも快適なLINEライフを送ってください。