2019年03月16日更新
MacとWindowsでファイルを共有する方法!共有フォルダのアクセス方法は?
MacやWindowsは同じパソコンですが、使用方法がそれぞれ異なる部分も多くあります。複数のパソコンを持っている場合MacとWindows間でファイルを共有する機会もあるでしょう。この記事では、MacとWindows間でのファイル共有について説明しています。
目次
MacとWindowsでファイルを共有する方法とは?
パソコンと一括りに言ってもMacとWindowsでは、使い方や設定などの異なる部分が多くあります。仕事の関係などで両方のパソコンを利用する状況もあることでしょう。そのようなときに、互いのパソコンからファイル共有ができると作業がスムーズに行えます。この記事では、MacとWindows間でファイルを共有する方法を説明していきます。
ネットワークに接続して共有する
ファイル共有したいMacとWindowsのパソコン2台が同じ自宅や会社などの同一ネットワーク(LAN)上にある場合、MacとWindowsをそれぞれネットワークに接続してファイル共有をする方法があります。同一ネットワーク上であるという条件はありますが、この方法が最もコストのかからない手軽な方法です。
オンラインストレージで共有する
同一ネットワークに接続して共有する他に、オンラインストレージサービスのDropboxやGoogle driveを利用してファイルを共有する方法があります。この方法なら、同一ネットワークに接続する必要がないので据え置きしているMac・Windowsパソコン以外にも、遠く離れた場所にあるパソコンやモバイル端末との共有が可能です。
Dropboxを使ってファイルを共有する場合、ファイル共有するすべての端末が同じネットワーク上にある必要がありません。またこの方法ならスマホからでもファイルを確認することが出来るというのが、Dropboxを利用したファイル共有の特徴です。
MacのファイルをWindowsに共有する方法
次はMacのパソコン内にあるファイルをWindowsパソコンと共有する方法についてです。Mac側でファイル共有するために行う設定、Windows側で行う設定を紹介していくので参考にしてください。
Macでフォルダを共有に設定
お使いのMacにWindowsのパソコンからユーザーが接続できるようにするには、ファイル共有を「入」にして、SMB共有を有効にする必要があります。Macで共有を設定するには、まず「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択し、「共有」をクリックします。
次に左カラムに表示される「ファイル共有」を選択すると「ファイル共有:入」になります。次に共有フォルダの「+」をクリックすると共有フォルダの選択画面が表示されるので、「共有したいフォルダ」を選択し「追加」をクリックします。
Windowsから共有フォルダにアクセス
WindowsからMacへの接続を可能にするためには、さきほど説明した共有画面に表示されている「オプション」をクリックします。するとファイル共有に関する画面が表示されるので、表示されているアカウントにチェックを入れてください。
Windowsとのファイル共有をするさい、ユーザーアカウントのWindows共有を有効にするためにはアカウントのパスワードを入力する必要があります。ファイル共有を行いたいアカウントにチェックを入れると「”アカウント名”のSMBを使ったファイル共有を有効にするためには、このアカウントのパスワードを入力してください」という「認証ウィンドウ」が表示されます。
ここにアカウントの「パスワード」を入力し「OK」をクリックしたら、「完了」を押して設定は終わりです。
WindowsのファイルをMacに共有する方法
ここでは、Windows内にあるファイルをMacパソコンと接続して共有したい場合の手順を紹介していきます。Windowsパソコン側での設定方法、Macパソコン側での設定方法を説明しているので参考にしながら進めてみてください。
Windowsでフォルダを共有に設定
WindowsのフォルダーをMacに共有するためには、「共有したいフォルダー」を右クリックして「プロパティ」を選択します。すると以下のような画面が表示されるので、「共有」をクリックします。
次にファイルの共有設定画面に入るので、共有フォルダーへのアクセスを許可したいユーザーを追加していきます。
自宅や職場のセキュリティポリシーに応じて、共有フォルダーへアクセスを許可するユーザーを追加してください。共有フォルダーにアクセスするユーザーを選択したら、「共有」をクリックし、完了です。
Macから共有フォルダにアクセス
次はMacからWindowsの共有フォルダーにアクセスする方法を説明していきます。まず始めに「Finder」を開いて、「ネットワーク」を選択してください。次に、「ネットワーク画面」から、「Windowsのホスト名」を選択します。「ネットワーク」内にWindowsのホスト名が見当たらない場合は、「Finder」を開いて「⌘+K」を押してください。
それから「サーバアドレス」に「smb://<_IP Address_>」と入力しましょう。
「_IP Address_」には、「Windows 10のIPアドレス」を指定します。次にFinderで、「別名で接続」をクリックしたら、Windowsで「ファイル共有を許可したユーザーの名前」と「パスワード」を入力後、「接続」をクリックします。これで、設定は完了です。
MacからWindowsの共有フォルダーにアクセスできるようになったので確認してください。
MacとWindowsでオンラインストレージ使ってファイルを共有する方法
次に説明するのは、MacとWindowsでオンラインストレージを利用してファイル共有する方法についてです。先ほどはMacとWindowsが同一ネットワーク上にあることが前提条件でしたが、この方法は同一ネットワークである必要がありません。
この方法は大きくわけてDropboxを利用する方法と、Google driveを利用する2つの方法があります。それぞれのやり方について手順を紹介するので参考にしてみてください。
Google Drive
まずはブラウザでGoogleドライブにアクセスしてログインします。共有したいファイルをブラウザにそのままドラッグ&ドロップするか、「マイドライブ」をクリックして「ファイルをアップロード」を選択することで、ファイルをGoogle driveにアップロードすることができます。
ちなみにGoogle driveを使ったファイルデータの共有は、共有する相手の状況に合わせて権限を設定できます。始めに、ファイル共有したい相手がGoogleアカウントを持っていない場合、またはGoogleアカウントへのログイン無しでも共有ファイルにアクセスできる方法を説明していきます。
まずは「Googleドライブ」の「マイドライブ」の中にある「共有したいファイルやフォルダ」を選択してWindowsの場合は右クリックか、タイトルバーの共有アイコンをクリックします。すると他のユーザーと共有という画面が表示されるので、「共有可能なリンクを取得」をクリックしてください。
すると共有のためのURLが作成されるので、それをコピーしてメールなどで相手と共有しましょう。終わったら「完了」を忘れずにクリックしてください。リンクの共有設定を「リンクを知っている全員が閲覧可」にしておくと、作成されたURLを知っている不特定多数の人がそのファイルを自由に閲覧できます。
次に説明するのは、特定のGoogleアカウントユーザーに共有にしたい場合です。まずはGoogledriveを開き「マイドライブ」から「ファイル」を選択して、右クリックをしたら表示される一覧の中から「共有」を選択します。後は「メアド」を入力すれば完了です。
Dropbox
MacでDropboxを利用するためには、まずMac版の「Dropbox」をダウンロードします。アカウント作成に必要な情報を入力して、「アカウントの作成」をクリックし、デスクトップアプリケーションの「Dropboxフォルダ」に「共有したいファイル」を保存します。
次に「Dropbox.comで表示」をクリックして、ウェブ版のDropboxにログインしたら共有したいファイルを確認してください。
WindowsでDropboxを利用するために、Macのときと同じくまずはWindows版「Dropbox」をダウンロードします。「メールアドレスとパスワード」を入力したら、Mac 版で作成したアカウントにログインしましょう。すると共有したファイルを確認できるようになります。
MacとWindowsでファイルを共有しよう
以上で同一ネットワークでのMacとWindowsでファイルを共有する方法、オンラインストレージを使ったMacとWindows間でのファイル共有方法の説明は終わりです。2台のパソコンが同一ネットワーク上にあるのであれば、ネットワークに接続して共有する方法が最も簡単で手軽です。
しかし必ずしもファイル共有したいパソコンが同じネットワーク上にあるとは限りません。その場合はオンラインストレージを利用したファイル共有方法を試してください。