【Mac】ストレージの確認方法!使用しているハードディスクの容量を減らすには?
Macのストレージ容量の確認方法やストレージ容量を減らす方法を紹介します。Macの動作が重いと感じたら、まずはストレージ容量の確認をしてください。ストレージ容量が圧迫している状態であれば、本記事で紹介するハードディスクの容量を減らす方法を実行してみてください。
目次
- 1Macのストレージ空き容量を確認する方法
- ・【このMacについて】からストレージの空き容量を確認する方法
- ・【ターミナル.app】からストレージの空き容量を確認する方法
- 2Macのハードディスクを圧迫する【その他】の正体とは?
- 3Macのストレージ容量を減らす方法その(1)【ストレージの最適化を実行】
- ・ストレージ画面からStorageの最適化を実行する
- 4Macのストレージ容量を減らす方法その(2)【ファイルの削除】
- ・削除しても大丈夫なファイルとフォルダ一覧
- ・容量の大きい不要なデータを探して削除する方法
- ・ファイル削除後はゴミ箱フォルダを空にしよう
- 5Macのストレージ容量を減らす方法その(3)【OSの再インストールとディスクの削除】
- ・Macのハードディスクを初期化しよう
- ・MacのOSを再インストールしよう
- 6Macのストレージを確認・最適化してみよう!
Macのストレージ空き容量を確認する方法
Macのストレージ容量圧迫を解消するには、まずMacのストレージ空き容量の確認が重要です。どのファイルがMacのストレージ(ハードディスク)容量を圧迫しているか把握して、不要なファイルをMacから削除していく必要があります。本記事冒頭の本章ではMacのストレージ(ハードディスク)の空き容量を確認する方法から紹介します。
Macのストレージ(ハードディスク)の空き容量の確認方法は大きく分けて2通りあります。
- 【このMacについて】からストレージの空き容量を確認する方法
- 【ターミナル.app】からストレージの空き容量を確認する方法
【このMacについて】からストレージの空き容量を確認する方法
Macのストレージ空き容量を確認するもっとも簡単な方法は、Macの【このMacについて】という項目から確認する方法です。【このMacについて】からストレージの空き容量を確認する場合は、下記の手順を実行してください。
Mac画面左上の【Appleアイコン】をクリックして【このMacについて】をクリックしてください。
MacのOSバージョンがウインドウに表示されます。ウインドウ上部のタブから【ストレージ】を選択してください。
【ストレージ】タブを開くとMacストレージ(ハードディスク)の使用容量と空き容量を確認できます。Macのストレージは【Macintosh HD】として表示されます。
ストレージ容量グラフでは下記の項目に分けて、ストレージ容量の使用比率を確認できます。
その他 | 写真 | App |
ムービー | オーディオ | バックアップ |
Macのストレージ容量圧迫の原因として、最も多いのが【その他】のファイルです。【その他】ファイルについては次の章で詳しくその正体と対処法を紹介します。
外付けHDDのストレージ空き容量も確認可能
Macに外付けHDD・SDDを接続している状態でMacのストレージ(ハードディスク)の空き容量を確認すると、ウインドウ下部に接続中のHDD・SDDの使用容量も表示されます。Macをバックアップする時に、HDD・SDDに十分な空き容量があるかどうか確認したい時は、同ウインドウから確認してください。
【ターミナル.app】からストレージの空き容量を確認する方法
Macの【ターミナル.app】からストレージの空き容量を確認する方法もあります。Macのストレージ(ハードディスク)の空き容量や、外付けHDD・SDDの空き容量も確認可能ですが、【このMacについて】から調べる方が簡単なので、豆知識程度として覚えておくだけで十分です。
【ターミナル.app】からストレージの空き容量を確認する場合は下記の手順を実行してください。
- MacのFinderを起動して【アプリケーション】フォルダを開いてください。
- 【アプリケーション】ファルダ内にある【ユーティリティ】フォルダを開きます。
- 【ユーティリティ】フォルダ内にある【ターミナル.app】を開いてください。
Macのターミナルが起動したら下記のコマンドをコピーして、ターミナルにペーストし【enter】を押してください。
$ df -h |
Macのハードディスクを圧迫する【その他】の正体とは?
Macのストレージ容量(ハードディスク)を圧迫する【その他】のファイルですが、【写真】や【ムービー】などと明確な記載が無いため、困惑するユーザーが少なくありません。【その他】のファイルに分類されるファイルの種類は複数ありますが、主に下記のファイル形式が【その他】に分類されます。
- MacのOSに規定されていないファイル形式
.doc | .psd | |
.zip | .dmg | .iso |
また下記のファイルも【その他】に分類されます。
- システムフォルダ内の一時ファイルなど
- キャッシュファイル
- 文字フォント、ブラウザ拡張機能・プラグインなど
- BootCampパーティションなどの仮想マシン
※Macの最新OS【Mojave】から【その他】ではなく【システム】と表記されるようになりました【その他】のファイルは次の章から紹介するストレージ容量を減らす方法を実行していくことで可能となります。
Macのストレージ容量を減らす方法その(1)【ストレージの最適化を実行】
Macには【ストレージの最適化】という機能が搭載されています。【ストレージの最適化】を実行することで、視聴済みのiTunesの映画やテレビ番組、過去のメール添付ファイルの削除を自動で実行します。
ストレージ画面からStorageの最適化を実行する
Macのストレージ容量確認画面から【管理】をクリックしてください。
ウインドウ左側のメニュー一覧から【おすすめ】を選択し【ストレージを最適化】を実行してください。【ストレージを最適化】を実行しても、引き続きストレージ容量が圧迫されている場合は次の章に進んでください。
Macのストレージ容量を減らす方法その(2)【ファイルの削除】
Macのストレージ最適化を実行しても、引き続きストレージ使用容量が圧迫されている場合は、手動で不要なファイルとフォルダを削除します。本章では削除しても大丈夫なファイルやフォルダの紹介と、容量の大きい不要なデータを検索して削除する方法を紹介します。
削除しても大丈夫なファイルとフォルダ一覧
MacのHDD、またはSDDから削除しても問題ないフォルダ・ファイルは下記のリストを参照して下さい。
Downloads/(ダウンロードファイル) | Caches/(ブラウザなどの閲覧キャッシュ) |
Desktop/(デスクトップ) | Documents/(書類の保存場所) |
Movies/(ムービー)・Picture/(写真) | Trash/(ゴミ箱) |
容量の大きい不要なデータを探して削除する方法
容量の大きい不要なデータを探して削除・またはHDDに移行する場合【不要なファイルを削除】から実行すると簡単です。
Macのスクリーン左上のツールバーから【Apple】アイコンをクリックして【このMacについて】をクリックしてください。Macについての概要ウインドウで、上部のタブ一覧から【ストレージ】>【管理】>【不要なファイルを削除】を選択してください。
ウインドウ上部のタブから【大きいファイル】【ダウンロード】【ファイルブラウザ】を選択して不要なファイルを削除してください。
外付けハードディスクドライブにデータ移動
削除できる不要なファイルがない場合は、外付けのHDD・SDDを使用してデータ移行してからMac内のファイルを削除する方法も有効です。
ファイル削除後はゴミ箱フォルダを空にしよう
不要なデータファイルを削除しただけではMacのハードディスクドライブの使用容量は変化しません。データファイルを削除したあとは【ゴミ箱】アイコンを右クリックして【ゴミ箱を空にする】を選択してください。
Macのストレージ容量を減らす方法その(3)【OSの再インストールとディスクの削除】
これまで紹介したストレージ使用容量を減らす方法を実行しても、引き続きストレージ使用容量が圧迫している場合は、MacのOSを再インストールするのが有効的な対処法です。MacのOS再インストールは、Macのハードディスクドライブを初期化する必要があるので、バックアップが必須です。
外付けHDDをMacパソコンに繋げると下記の画面が表示されます。【バックアップディスクを暗号化】にチェックを入れておけば、HDDにアクセスする際にパスワード入力が必要になります。セキュリティを高めておくためにもバックアップディスクの暗号化をおすすめします。
バックアップディスクの暗号化を選択したら【バックアップディスクとして使用】をクリックしてください。
Macには【Time Machine】というアプリが搭載されています。Time Machineは外付けのHDDをMacに接続するだけで自動的にMacの全データのバックアップを撮ってくれる機能です。最も安全なバックアップ方法なので、Time Machineを利用してバックアップを実行してください。
- 【Launchpad】から【システム環境設定】をクリックします。
- 【システム環境設定】のメニュー一覧から【Time Machines】を選択してください。
- 【Time Machines】画面の左側のスイッチを【入】に切り替えます。
Macのハードディスクを初期化しよう
Macのバックアップ設定が完了したら、MacのHDDを初期化します。MacのHDDの初期化を実行する前にiCloudとiTunesの連携を解除してから、下記の手順を実行してください。
- Macの【アプリケーション】フォルダを開いて【ユーティリティ】フォルダを選択します。
- 【ユーティリティ】フォルダ内にある【ディスクユーティリティ】を起動し、削除したいディスクを選択し【削除】をクリックします。
MacのOSを再インストールしよう
Macのハードディスクドライブの初期化が完了したら、MacのOSを再インストールします。Macパソコンを起動する際に【command + R】を長押ししてください。【macOSユーティリティ】という画面が表示されるので【macOS再インストール】を選択してください。macOSの再インストールが完了したら、外付けHDDをMacに接続してバックアップデータを復元してください。
Macのストレージを確認・最適化してみよう!
本記事ではMacのストレージ使用容量確認方法と、ストレージ容量減らす方法を紹介しました。本記事で紹介した対処法を実行すれば、Macのストレージ容量を適正化することが可能です。Macのストレージ容量が圧迫すると、Macの動作にも悪影響を及ぼすので、本記事を参考にストレージ容量圧迫を解消してみてください。