Macbook(Air/Pro)が充電できない原因は?充電されない時の対処法を解説!
使用しているMacbook(Air/Pro)に充電ができない症状が現れたら、その原因と対処法を知ることで解決が早まります。この記事ではMacbook(Air/Pro)が充電できない時に考えられる原因と対処法について解説していきます。
目次
- 1Macbook(Air/Pro)が充電できない原因は?
- ・バッテリーの劣化
- ・ロジックボードが破損している
- ・電源ユニット・プラグ・アダプタの故障
- 2Macbook(Air/Pro)が充電されない時の対処法は?
- ・一度電源コードを抜いてMacから取り外す
- ・延長コードではなくコンセントに接続する
- ・Macが冷たい場合は暖める
- ・SMCをリセット
- ・NVRAM・PRAMをリセットする
- 3対処法を行ってもMacbook(Air/Pro)が充電されない!
- ・Apple Storeで相談する
- ・Apple公式サイトから修理手続き
- 4Macbook(Air/Pro)が充電できない原因を対処しよう!
- ・Macの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
Macbook(Air/Pro)が充電できない原因は?
Macbook(Air/Pro)の使用にあたり、突然充電ができなくなってしまうという不具合が発生することがあるようです。充電できない時に考えられる原因として、バッテリーの劣化やロジックボードの破損、充電機器の故障等が挙げられます。本項ではそれらの原因について1つずつ解説していきます。
バッテリーの劣化
バッテリーは充電する度に劣化していきます。また、充電できる回数には上限が決められており、一定の充電回数を超えたらバッテリーを交換する必要があります。バッテリーの状態は簡単に確認することができます。
バッテリー状態の確認方法
1.Optionキーを押しながらAppleメニューをクリックし、「システム情報」の項目を選択
2.画面左側のメニューから、ハードウェアのセクションにある「電源」の項目をクリック
3.画面右側にバッテリー情報が表示され、「状態情報」の項目にある「状態」を確認
「状態」の表示が「バッテリーの交換修理」となっていたら、バッテリーが正常に機能していない状態にありますので、バッテリーの交換が必要です。
ロジックボードが破損している
ロジックボードとは、CPUやメモリ等の重要な部品が集められているメイン基板のことです。ロジックボードは経年劣化や埃の侵入・蓄積、熱の発生といったことでも様々な異常をきたす場合がある為、水濡れや物理的な衝撃等、特に思い当たることをしていなくても破損している可能性があります。
電源ユニット・プラグ・アダプタの故障
電源ユニット・プラグ・アダプタの故障は、充電関連のトラブルでよく見られる原因の1つです。電源ユニットが故障している場合、電源がつかなくなってしまったり、急に電源が落ちる不具合が同時に見られる場合があります。Mac本体に異常が無い場合は電源プラグやアダプタが故障している可能性が高いでしょう。
Macbook(Air/Pro)が充電されない時の対処法は?
Macbook(Air/Pro)が充電できない時、必ずしも故障が原因によるものだとは限りません。修理に出さずとも単純な方法で直ってしまう例も多くあります。本項ではそういった自分でできる対処法を解説していきます。
一度電源コードを抜いてMacから取り外す
接触不良の問題で電源コードを接続し直すことによって正しく充電されるようになる場合があります。1度電源コードを抜き、30秒程時間をおいてもう1度電源コードを接続してみましょう。また、埃がたまっていたり異物が挟まっていないかをよく確認し、異物がある場合はキレイに拭き取るなどして取り除いてから接続し直しましょう。
延長コードではなくコンセントに接続する
電源アダプタを延長コードに接続している場合、ラインノイズ(コンセントから入り込むことがある、信号の浮遊容量や電磁波による障害のこと)による問題という可能性があります。ラインノイズは特に冷蔵庫や安全抵抗付きのライト等、他の電気製品と同じ電源回路に接続されていると起こりやすいとされています。
特に純正の電源アダプタはラインノイズを検知すると自動で停止する機能があるので、この場合も1度電源アダプタを抜き、30秒ほど時間をおいてから壁のコンセントに接続し直してみましょう。
Macが冷たい場合は暖める
パソコンは温度の影響を受けやすいものです。Macbookも他のパソコンと同じように10°C〜35°Cの環境下で最も良く動作すると言われていますが、その中でも最適な温度は16℃~22℃とされています。冬など部屋が寒かったり本体が冷たいと感じた場合は室温を調節してMacを暖めましょう。
ただし、急激な温度変化を起こすと、湿度によってはパソコン内部で結露が起きてしまい故障の原因になりかねないので、十分注意しましょう。
SMCをリセット
SMC(システム管理コントローラ)には、バッテリー管理の機能を制御する役割もあります。Macに起きる一部の症状においてSMCをリセットすることで改善できることがあり、充電がされない場合もこれに含まれます。
SMCのリセット方法については使用しているMacのモデルによって変わってきますので、Appleのサポートページで確認しましょう。
NVRAM・PRAMをリセットする
NVRAM (不揮発性ランダムアクセスメモリ)と PRAM (パラメータRAM)には、Macの所定の設定情報が記憶されています。充電されない原因がこのNVRAM・PRAMに記憶されている設定情報に起因するものであれば、NVRAM・PRAMのリセットによって解決できる場合があります。
- NVRAM・PRAMのリセット方法
- 予めファームウェアパスワードを無効にしておきます(※重要)
- Macをシステム終了した後、もう1度電源を入れます
- すぐに「option」「command」「P」「R」のキーを4つ同時に20秒程度押します
NVRAMのリセットをすると、音量や画面解像度などの設定もリセットされてしまう為、必要があれば、Macが起動した後「システム環境設定」を開いて、リセットされた設定内容を調整し直しましょう。
対処法を行ってもMacbook(Air/Pro)が充電されない!
対処法を全て試してみても充電できない場合は、修理に出すことを考えましょう。修理に出す際には、事前にApple Storeで相談できますので、充電ができなくなってしまった時の状況や試した対処法を伝えるとスムーズに進められます。また、まだMacの起動が可能な場合はバックアップを取っておくと良いでしょう。
Apple Storeで相談する
Apple Storeでは様々なサポートが行われています。直営店に設置されているジーニアスバー(要予約)では問題の起きたMacを持ち込んで相談ができ、必要があればその場で店内で修理や交換を依頼することも可能です。
来店が難しい場合は電話やメール、チャットでも同様にMacの症状について相談できる他、Appleサポートコミュニティにて他のユーザーに質問することもできます。いずれの方法でも相談は無料で、Apple公式サイトのサポートページから予約・利用が可能です。
Apple公式サイトから修理手続き
MacbookをAppleで修理するには、Appleのリペアセンターへ配送する配送修理と、Apple正規サービスプロバイダまたはApple Store直営店へMacを持ち込む持ち込み修理の2つの方法があります。いずれもApple公式サイトのサポートページから手続き・予約が必要です。
配送修理の際はAppleの指定業者が自宅まで集荷に来てくれ、送料もかかりません。持ち込み修理の際は予めApple IDとパスワードを確認し、来店の予約をしましょう。
Macbook(Air/Pro)が充電できない原因を対処しよう!
Macbook(Air/Pro)が充電できない状況になってしまったら、とにかく早く解決したいという方が多いのではないでしょうか。そんな時、考えられる原因や対処法を知っておくことはより早い解決に役立ちます。原因を直接特定できなくても、故障や異常が疑われる箇所を消去法で絞ることができるでしょう。
自分では解決できずAppleサポートに相談・修理申し込みをすることになった場合にも、これらの対処法を行っていればスムーズに話を進められます。対処法はどれも数分で簡単にできますので、もしも充電ができない不具合が起きた時には是非試してみて下さい。