2019年09月20日更新
iPhoneが水没しても使えるなら問題なし?注意点とバックアップ方法まとめ!
本記事では、iPhoneの耐水性能の紹介や水没してしまった場合の対処法や注意点を紹介します。iPhoneが水没しても使えるのは耐水性能があるからです。iPhoneが使えるうちにiPhoneのバックアップを取っておくと手順についても紹介していきます。
目次
- 1iPhoneが水没しても使えるのは耐水性能があるから
- ・耐水性能・耐塵性能があるiPhoneモデル一覧
- ・iPhoneの防水性能は完璧ではないので注意!
- 2iPhoneが水没した場合の対処法は?
- ・iPhoneの電源をオフにしてSIMカードを取り出す
- ・iPhoneからSIMカードを取り出したら乾燥させる
- 3iPhoneが水没で使えなくなる前にバックアップを取ろう!
- ・iCloudを使ったバックアップ方法
- ・iTunesを使ったバックアップ方法
- 4iPhoneの製品保証は水没対象外!
- ・無償で修理は受けられない
- ・iPhone水没時の修理費用は?
- ・Appleの修理依頼方法
- 5iPhoneが水没しても使えるならすぐに対処を!必要に応じでバックアップを急ごう!
iPhoneが水没しても使えるのは耐水性能があるから
比較的新しいiPhoneには、耐水性能・耐塵性能が搭載されています。そのため、iPhoneが水没してもそのまま使えるのです。本記事冒頭の本章では、iPhoneモデル別の耐水性能について紹介していきます。耐水性能が搭載されていないiPhoneもあるので、ご自身のiPhoneモデルに耐水性能があるか確認しておきましょう。
耐水性能・耐塵性能があるiPhoneモデル一覧
IP68等級の耐水性能を持つ iPhoneのモデル一覧 |
iPhone 11・iPhone 11Pro・iPhone11Pro Max iPhone XS・iPhone XS Max |
IP67等級の耐水性能を持つ iPhoneのモデル一覧 |
iPhone X・iPhone XR・Phone 8・iPhone 8Plus iPhone 7・iPhone Plus |
上記のiPhoneモデルは特定の条件下であれば、水没した後でもiPhoneを使えるということになります。上記のリストにないiPhoneモデルは、耐水性能が搭載されていません。本記事で紹介する水没時の対処法や修理方法、iPhoneが使える状態であれば万が一を考えてバックアップを取っておきましょう。
iPhoneの防水性能は完璧ではないので注意!
IP68等級の耐水性能 | 水深2mまで、最長30分間耐えられる・使える耐久性 |
IP67等級の耐水性能 | 水深1mまで、最長30分間耐えられる・使える耐久性 |
iPhoneの防水性能は完璧ではありません。IP68等級の耐水性能、IP67等級の耐水性能がありますが、上記の条件下でのみの使えるな耐水性能となります。生活防水レベルで使えるものなので、長い時間水の中に入れていたり、水深が深い場所では利用しないでください。
iPhoneが水没した場合の対処法は?
本記事冒頭の章で紹介した、iPhoneの防水性能ですが、iPhone 6モデルより古いiPhoneは耐水性能が搭載されていません。誤ってiPhoneを水没してしまった場合の適切な対処方法を紹介していくので確認しておきましょう。
iPhoneの電源をオフにしてSIMカードを取り出す
iPhoneが水没して電源が入らなくなった時に、絶対してはいけないのがiPhoneの電源をオンにするという行為です。iPhoneはバッテリーや小さな電子機器部品が集合して出来ている精密機器です。iPhoneが水没している状態で電源を無理にオンにすると内部電子機器・バッテリーがショートしてしまうので注意してください。
電子機器・バッテリーがショートしてしまうと、電子機器・バッテリーの交換が必要になります。修理代期間が高くなってしまうだけでなく、iPhoneを水没した状態から復活させることができなくなってしまうので、注意してください。またiPhoneが水没した時に電源がオンになっている状態であれば、すぐに電源をOFFにしてください。
間違っても水没している状態でiPhoneを充電しないよう注意してください、水没したiPhone本体をよく拭き上げた上で、SIMカードを抜き取りましょう。SIMカードにはiPhoneの本体情報が記憶されています。また微弱な電流が流れているの、SIMカードをつけたままだSIMカードと接続部分がショートしてしまう可能性があるので注意が必要です。
SIMカードを抜き取ったら、水没したiPhoneの水分を綺麗に拭き取ってください。ティッシュペーパーを丸めて使ったり、綿棒を使ったりすると簡単に水分を拭き取れます。またiPhoneのバッテリーですが、iPhoneのバッテリーは自分で取り外すのが非常に難しく、バッテリーに関しては取り外せないと考えておきましょう。
iPhoneからSIMカードを取り出したら乾燥させる
SIMカード取り出した後の おすすめの水没乾燥方法1 |
乾燥剤と水没したiPhoneを一緒にジップロックで保存する |
SIMカード取り出した後の おすすめの水没乾燥方法2 |
水没したiPhoneを生米に中に入れて乾燥させる |
SIMカード取り出した後の おすすめの水没乾燥方法3 |
水没したiPhoneを自然乾燥させる |
SIMカード取り出した後の おすすめの水没乾燥方法4 |
水没したiPhoneを冷蔵庫で乾燥させる |
おすすめの乾燥方法1:乾燥剤と水没したiPhoneを一緒にジップロックで保存する
おすすめの乾燥応急処置その1は、水分を拭き取った水没iPhoneを、ジップロック入れて乾燥剤と一緒に保管しておくことです。しっかりと密封した状態でiPhoneと乾燥剤をいれておけば、iPhone内部・バッテリー部分の水分を素早く乾燥させることができ、iPhoneへのダメージもありません。
乾燥剤はAmazonなどのECサイトを使えば、500円前後で購入できます。また自宅にある乾燥剤を使っても問題ありません。iPhoneの水没状態や乾燥剤の量によって、乾燥にかかる時間は変わりますが、1日前後で完全に乾きます。
おすすめの乾燥方法2:iPhoneを生米に中に入れて乾燥させる
水没したiPhoneおすすめの乾燥方法その2は、水没iPhoneを生米の中に入れておくという、奇抜な対処法です。生米が水没したiPhoneの水気を吸収してくれるので、iPhoneを早く乾燥させることができます。
小分けにしてiPhoneの電源はオフにした状態、およびSIMカードスロットルに米が入らないようにジップロックに一緒に入れておくと良いでしょう。
おすすめの乾燥方法3:iPhoneを自然乾燥させる
水没したiPhoneおすすめの乾燥方法その3は、自然乾燥させておくという対処法です。iPhoneのダメージもなくおすすめの応急処置方法となります。
おすすめの乾燥方法4:iPhoneを冷蔵庫で乾燥させる
水没したiPhoneおすすめの乾燥方法その4は、水没したiPhoneを冷蔵庫に保管してバッテリーと端末を乾燥させるという対処法です。間違っても冷凍庫には絶対に入れないでください。iPhone・バッテリーの故障につながります。
iPhoneが水没で使えなくなる前にバックアップを取ろう!
iPhoneが水没した後に、正しい対処法を実行することで、iPhoneが引き続き使えるようになる場合があります。そういった場合は、iPhoneの電源・バッテリーが使えるうちにiPhoneのバックアップを取っておきましょう。バックアップを取っておけば、大切な写真・動画データなどを新しいiPhoneに復元することも可能です。
iCloudを使ったバックアップ方法
STEP1 | iPhoneの「設定」>「ユーザー名(Apple ID)」をタップしてください。 |
STEP2 | 表示されるメニュー一覧から「iCloud」を選択します。 |
STEP3 | 「iCloudバックアップ」のスイッチをONにして「今すぐバックアップを作成」をタップしてください。 |
iPhoneの写真の保存容量次第で、バックアップ保存に時間がかかることがあるので、充電をしたまま、時間がある時にバックアップ保存することをおすすめします。
iTunesを使ったバックアップ方法
上記のリンク先にアクセスして、Windows版のiTunesをPCにインストールしてください。MacパソコンはiTunesが標準搭載されているのでインストール不要です。インストール後、iPhoneとパソコンをLightningケーブルで接続してください。自動でiTunesが起動し、iPhoneのアイコン画面がiTunes上に表示されます。
デバイスページを開いて左側のメニューバーから「概要」を選択します。バックアップ項目の中にある「自動的にバックアップ」から「このコンピュータ」を選択して「適用」をクリックしてください。
これでiPhoneをMacパソコンに接続すると、自動でバックアップされます。手動でいますぐにバックアップを実行したい場合は「手動でバックアップ/復元」項目にある「今すぐバックアップ」をクリックしてください。
PCのストレージ容量に不安があり、外付けHDDにバックアップ保存先を変更したい場合、バックアップ保存先を変更してください。詳しいバックアップファイルの保存方法は下記のリンクで詳しく解説しているので参考にしてください。
iPhoneの製品保証は水没対象外!
最後にiPhoneが水没して使えなくなってしまった場合の修理方法を紹介していきます。水没ダメージはiPhoneの製品保証対象外になるので、修理する上での注意点を確認しておきましょう。
無償で修理は受けられない
iPhoneが水没ダメージによって電源がつかなくなった、またはバッテリーに問題が発生してしまった場合は、iPhoneの製品保証対象外となるので注意しましょう。Apple careと呼ばれる有償の保険に入っている場合でも、水没ダメージによるiPhoneの修理は有料となるので注意してください。
またiPhoneの水没ダメージの状態によっては、iPhoneの修理自体ができなくなることもあるので覚えておきましょう。
iPhone水没時の修理費用は?
対象機種 | AppleCare+加入保証対象外・水没時の修理費用 |
---|---|
iPhone XS Max iPhone 11 Pro Max |
64,800 円 |
iPhone XS iPhone X iPhone 11 Pro |
59,800 円 |
iPhone XR iPhone 11 |
43,800 円 |
対象機種 | AppleCare+加入保証対象外・水没時の修理費用 |
---|---|
iPhone 8 Plus | 43,800 円 |
iPhone 8 | 37,800 円 |
iPhone 7 Plus | 37,800 円 |
iPhone 7 | 34,800 円 |
対象機種 | AppleCare+加入保証対象外・水没時の修理費用 |
---|---|
iPhone 6s Plus | 35,800 円 |
iPhone 6s | 32,800 円 |
iPhone 6 Plus | 35,800 円 |
iPhone 6 | 32,800 円 |
対象機種 | AppleCare+加入保証対象外・水没時の修理費用 |
---|---|
iPhone SE | 29,400 円 |
iPhone 5s | 29,400 円 |
iPhone 5c | 29,400 円 |
Appleの修理依頼方法
水没ダメージが原因でiPhoneの電源がオンにならない場合は、上記のApple公式修理サポートページリンクにアクセスしてください。電源・バッテリー・水没ダメージ状況を相談して正しい修理方法を確認しましょう。
iPhoneが水没しても使えるならすぐに対処を!必要に応じでバックアップを急ごう!
本記事では、iPhoneが水没し電源が入らなくなった場合の修理方法や、電源が付く状態でバックアップを取る方法や注意点を紹介しました。iPhoneを水没させてしまった人は、すぐに電源をオフにして乾燥させることが最適な対処法です。本記事を参考にiPhone水没時でも落ち着いて行動・対処しましょう。