2019年03月19日更新
iPhoneのバックアップが終わらない・遅い対処法!同期にかかる時間が長い時は?
iPhoneのバックアップが終わらない現象から抜け出せる対策法をご紹介します。iPhoneのバックアップが終わらない!とてつもなく遅い!皆様もイライラした経験はないでしょうか?いつも利用するスマホだからこそ万全の状態で万が一に備えましょう。
目次
- 1iPhoneのバックアップが終わらない!どの方法が早いの?
- ・iTunesとiCloudどちらの方がバックアップが遅い?
- ・iPhoneのバックアップ時間の目安は?
- 2iPhoneのバックアップ方法
- ・iTunesのバックアップ手順
- ・iCloudのバックアップ手順
- 3iPhoneのバックアップが終わらない時の原因と対処法
- ・iTunesでバックアップが終わらない場合
- ・iCloudでバックアップを作成中が長い・終わらない場合
- 4iPhoneのバックアップがなかなか終わらない!早く終わらせるには
- ・同期にかかる時間が長い時はiPhoneの設定を見直す
- ・同期にかかる時間が長い時はデータの整理も有効
- 5iPhoneのバックアップが終わらない場合代替ソフトを試してみる
- ・AnyTrans for iOS
- 6iPhoneのバックアップが終わらない時は放置せず対処法を試して万が一に備えよう!
iPhoneのバックアップが終わらない!どの方法が早いの?
皆様はiPhoneのバックアップをしたことがあるでしょうか。バックアップはiPhoneにトラブルが起きた際にとても役立つ保険になります。iPhoneを修理に出す、iPhoneを機種変更する時にもバックアップをするように必ず言われます。
ですが同期を始め早く終わった時もあれば、全然進まない時もあります。今回はバックアップが少しでも早く進むように幾つかの対処法をご紹介いたします。なかには日ごろからiPhoneの調子を良く保つ対処法もありますので最後までご覧ください。
iTunesとiCloudどちらの方がバックアップが遅い?
iPhoneのバックアップを行う方法には、iTunesとiCloudの2種類の方法があります。
iTunesはappleが提供しているメディアプレイヤーで、appleのデバイスを利用する時はよくお世話になります。iCloudはappleが提供しているクラウドサービスです。両方ともバックアップを取ることはできますが、接続方法等で違いがあります。ではどちらが早く終わるのでしょうか。
iCloudのバックアップ
iCloudへの接続はWi-Fiがあればどこでもできます。またiTunesを利用してUSBケーブル経由でバックアップを取ることも可能です。今回は大多数の方が利用するWi-Fi接続でのバックアップの説明をしていきます。
Wi-Fi接続は無線なので個人環境でバックアップにかかる時間はどうしても遅くなったり、早くなったりと大きく変わってきます。今回私のiPhone(▼左画像)で試したところ、1GBのバックアップで3分弱(▼右画像)でした。
iTunesのバックアップ
iTunesでのバックアップにはWi-Fi経由とUSBケーブル経由の2種類があります。こちらはUSBケーブル接続でのバックアップの説明を行います。
USBケーブルは有線での同期になりますのでWi-Fi経由と違って途中でネットが切れることがないのでおすすめです。iCloudのバックアップと比べる為に、連続してiTunesでのバックアップを行いました。私の環境ではこちらの方が早く完了しています。(▼画像)
iPhoneのバックアップ時間の目安は?
iPhoneのデータ容量や、通信環境にもよりますが、大体は1分 ~ 1時間の間でバックアップができるようです。iPhoneに入っているデータ容量が大きければ同期にかかる時間は長くなりますし、接続しているWi-Fiの通信速度が遅ければデータ容量が少なくても時間が長くかかります。
iPhoneのバックアップ方法
まだバックアップをしたことのない方にも、iPhoneのバックアップの方法をご存知ない方の為にも、iTunesとiCloudそれぞれのバックアップ方法をご紹介いたします。やり方自体はとても簡単で、ここでは理解し易いように順を追って説明します。
iTunesのバックアップ手順
まずは最新 iTunes のバージョンを最新にアップデートして下さい。
iTunes を開き、コンピュータにiPhoneを接続します。iPhoneのパスコードの入力を求めるメッセージや、iPhoneに「このコンピュータを信頼しますか?」というメッセージが表示された場合は、画面上の案内にそって操作します(▼左画像)。そうするとiTunes に iPhone が表示されますので、選択します(▼右画像)。
バックアップの項目に「このコンピューター」という選択肢がありますのでチェックを入れます(▼画像①)。そして「今すぐバックアップ」をクリックしてください(▼画像②)。これでバックアップが開始されます。
iCloudのバックアップ手順
まずiPhoneを Wi-Fi ネットワークに接続します。「設定」を開き、「[ユーザ名]」(▼左画像) >「[ユーザー名]のiPhone」(▼中画像) >「iCloudバックアップ」をタップします(▼右画像)。
iCloudバックアップをON(▼左画像)にし「今すぐバックアップを作成」をタップする(▼中画像)とバックアップが開始されます(▼右画像)。バックアップが終わるまで、Wi-Fiに接続したままにしておいてください。
iPhoneのバックアップが終わらない時の原因と対処法
iPhoneのバックアップを実際行ってみると意外に遅いことがあります。同期するまでに長くかかったり、ステータスバーが進むのが遅かったり、最悪全然終わらない時があります。バックアップが終わらないのはいくつかの原因が考えられます。iTunesとiCloudそれぞれ対処法を見ていきましょう。
iTunesでバックアップが終わらない場合
USBケーブルを使う
まず一番に思い浮かべる対処方がこちらです。なぜなら、Wi-Fi経由で同期を行っていると、突然接続が切れる場合や時間がかかる場合や、終わらないことがあるからです。特に自宅では幾つかの機器を同時にWi-Fi接続している方は多いです。
そんな時は有線接続のUSBケーブル経由でバックアップを取りましょう。USBケーブル接続は有線接続ですので、安定して通信を行うことができます。
USBケーブルが断線していないか確認
すでにUSBケーブル接続で同期しているという方はこちらを疑ってみてください。USBケーブルは有線ですので配線が断線することがあります。対処方は、新しいUSBケーブルを用意しバックアップしてみてください!また、別のケーブルを利用してみることで、交換前に利用していたUSBケーブルに問題があるのかそれ以外に問題があるのか確認できます。
iCloudでバックアップを作成中が長い・終わらない場合
Wi-Fi環境をよくする
皆様、Wi-Fiに接続されている機器はiPhoneだけでしょうか。他にもが複数されていませんか?一つのWi-Fiに複数のデバイスが接続されているとWi-Fiに負荷がかかり安定しません。
iPhoneが接続されているWi-Fiが遅い場合は、バックアップ作成中の表示時間が長く、同期も遅く、最悪進まなくなります。そんな時の対処法はiPhone以外の機器の接続を切り、Wi-Fiに対する負荷を減らすしかありません。
また動画を再生していたり、大きなデータのダウンロードをしていたりするのと同時に、同期をするのもWi-Fiに負荷がかかります。対策法は動画再生やダウンロードをやめるか終えてからバックアップを取りましょう。
iCloudの容量を確認
バックアップができない場合はiCloudの容量が不足している場合もあります。「設定」>「[ユーザ名]」(▼左画像)>「iCloud」(▼中画像)の順に選択します。するとiCloudの容量が表示されます(▼右画像)。バックアップをしようとしているデータ容量より、iCloudの容量が少ない場合はもちろん容量不足で保存することはできません。
iPhoneのバックアップがなかなか終わらない!早く終わらせるには
iPhoneにも負荷がかかり過ぎると調子が悪くなることがあります。できるだけiPhoneから負荷を取り除き同期が早く終わるように、幾つかの対処法を見てみましょう。また意外に簡単な内容も多いので日ごろから気を付けて行っているとiPhoneの状態を安定させることにも繋がります。
同期にかかる時間が長い時はiPhoneの設定を見直す
アプリを全て終了する
iPhoneではマルチタスク画面で最近使用したアプリを確認できます。これらのアプリの中には使用していなくても、前回利用した続きから利用できるように実は起動していたり、アプリの仕様上継続的に稼働していたりするものもあります。
対処法は表示されているアプリを上にスワイプして消すことです(▼画像)。できるだけiPhoneの負荷を下げられる様にアプリは全て消しましょう。
バックアップは必要なアプリのみ行う
iCloudのバックアップはデータ容量の削減ができるようにバックアップをするアプリを選ぶことができます。バックアップをとるアプリのデータ容量を減らして、同期が遅くならないようにしましょう。「設定」>「[ユーザー名]」(▼左画像) > 「iCloud」(▼中画像)を開き、「ストレージ管理」をタップします(▼右画像)。
「バックアップ」(▼左画像) >「[ユーザー名]のiPhone」(▼中画像)をタップすると、選択したiPhoneのバックアップの詳細が確認できます。ここに表示されているアプリを「OFF」に替える(▼右画像)とバックアップの際にデータがiCloud上に保存されなくなります。
位置情報サービスをオフ
位置情報サービスではGPSを利用していると思われがちですが、実はWi-Fi接続が可能な環境ではWi-Fiの通信も利用されています。位置情報サービスを同時利用しているとバックアップをしている時間が長くなります。
対処法はバックアップ中は位置情報サービスをOFFにすることです。ON/OFFを替えるには「設定」>「プライバシー」(▼左画像) >「位置情報サービス」(▼画像中)でOFFに変更することが可能です(▼右画像)。
iOSの更新後は避ける
iOSの更新にはiPhoneが大量のデータ更新を行っています。その後にバックアップをすると遅くなってしまいます。
また、ソフトウェアアップデート後にはトラブルや、アップデート自体の失敗が時々発生することがあります。一つ前のバージョンに戻せるようにバージョンアップ前にバックアップをしておきましょう。アップデート後は一時の間はバックアップをしないように気を付けましょう。バックアップをしてしまうと前のバックアップデータに新しいデータを上書きされてしまいます。
端末を再起動してから行う
iPhoneを長時間稼働させていると、ぱっと見は分かりませんがエラー等が蓄積しており大きな負荷がかかっている場合があります。よく例えられるのが人も寝ずにずっと起きていると疲労が蓄積する状態だと言われています。対処法は再起動させてあげることです。再起動させてあげることで、裏でエラーが起きているアプリやシステムが終了して再度立ち上がるので負荷を減らすことができます。
同期にかかる時間が長い時はデータの整理も有効
不要なアプリの削除
アプリの管理は思いの外、重量です。アプリにはデータ容量が大きいものがいくつもあります。もしそんなアプリに利用していないものがあるのであれば、データ容量節約のためにもどんどん削除していきましょう。
アプリの容量を確認するには「設定」>「一般」(▼左画像) >「iPhoneのストレージ」(▼中画像)と進んでいくとアプリの読み込みが始まり、アプリ容量の一覧が表示されます(▼右画像)。
写真・動画の整理
スマホで写真や動画を撮る方は多くいますが、メモ代わりに撮影したり、撮影に失敗した写真をそのままにしたりして忘れてそのままにしていませんか?
写真や動画はストレージ容量を気づかない間に大量に使っています。データの大きな写真や動画をいくつもバックアップしていたら時間が長くかかってしまいます。必要のない写真・動画は削除してからバックアップしましょう。
iPhoneのバックアップが終わらない場合代替ソフトを試してみる
iPhoneをバックアップできるのはiTunesやiCloudだけではありません。「iTunesやiCloudはやっぱり調子が悪い」、「それでもバックアップができない」、「かかる時間が長い・遅い」という方は代替ソフトを試すというのも一つの対処法にもなります。
AnyTrans for iOS
AnyTrans for iOSは、iPhoneやiPad等のバックアップ、データ同期、iTunesやiCloudのデータ管理が可能です。操作もこれと言って難しいものはありません。バックアップ自体は初期設定では接続時自動バックアップが設定されていますので、接続するだけでバックアップできます。またバックアップでもiPhoneの中の全データを保存するのではなく、一部分のみ保存することも可能です。
AnyTrans for iOSには便利な機能もついていましすので、いくつかご紹介いたします。
●AndroidからiPhoneへ、iPhoneからiPhoneへのデータ移行。スマホの引っ越し。
●動画共有サイトから動画や音楽を直接iPhoneに保存できる。
●お気に入りの曲から着信音が作成できる。
●ホーム画面を自動で整理する機能がある。
痒い所に手が届く機能があり、バックアップ以外にも利用するタイミングがあります。
iPhoneのバックアップが終わらない時は放置せず対処法を試して万が一に備えよう!
iPhone等のデバイスは便利になる一方で、複雑化して大量のデータを抱えています。設定を一つ変えてしまっただけで、自力では元に戻せない状態に陥ることもあります。
そんな中、バックアップさえ取っていれば快適だったiPhoneを復元することができます。だからこそ「バックアップができないから」、「自分はそんな壊れるようなことはしないから」と言ってそのままにすることなく定期的にバックアップをとる習慣をつけましょう。
今回ご紹介した対処法で、バックアップができない際の現象はある程度改善できます。基本バックアップは通信速度をいかに上げて、同期するデータ容量を少なくできるかが早く終わらす為の対処法になります。
また、iPhoneの不具合を解消させるもの大事になりますので、常日頃からiPhoneの状態に気を付けておくことがバックアップを成功させることにも繋がります。いざという時の為に「転ばぬ先の杖」でバックアップを行い、大切なiPhoneを自分の力で守っていきましょう。