iPhoneの計測アプリの使い方!長さや面積の測り方と正確さを解説!

iPhoneに標準搭載されている便利な「計測」アプリを知っていますか?本記事では、iPhoneのiOS12から搭載された「計測」アプリの使い方を紹介します。「計測」アプリを利用すれば、手元に定規がなくてもある程度の物の長さを図ることができます。

iPhoneの計測アプリの使い方!長さや面積の測り方と正確さを解説!のイメージ

目次

  1. 1iPhoneの計測アプリの使い方
  2. 物体の長さの測り方
  3. 四角形の長さと面積の測り方
  4. 計測した面積や長さ・サイズを保存する方法
  5. 水平の測り方
  6. 2iPhoneの計測アプリの精度は?
  7. 定規ほどではないが小物や水平の計測精度は高い
  8. 大きすぎる物は計測できない
  9. 3iPhoneの計測アプリが使えないときの対処法
  10. iOS12にアップデートする
  11. AR機能に対応しているか確認する
  12. 4iPhoneの計測アプリは手軽にざっくりと測ることができる

iPhoneの計測アプリの使い方

本記事冒頭の本章では、iPhoneの「計測」アプリの使い方を紹介します。「計測」アプリには2つの機能が搭載されています。1つ目の機能は、iPhoneのカメラを利用して物体の長さや、面積を図れる、定規として利用可能な「計測」モード2つ目の機能は物体の水平度を図る「水準器」モードです。

「計測」モード・「水準器」モード、それぞれの機能の使い方と起動方法を紹介します。

iPhoneの「計測」アプリの起動方法


まず、「計測」アプリの起動方法ですが、iPhone初期設定状態であれば、「計測」アプリは「便利ツール」アプリフォルダ内にインストールされています。もし無ければ、「ウィジェット」画面から検索するか、「Siri」を起動して「計測」アプリを検索してください・

物体の長さの測り方

iPhone「計測」アプリの使い方1

出典: https://support.apple.com/ja-jp/HT208924

「物体の長さの測り方」の使い方を紹介します。「計測」アプリを起動して画面左下の「計測」をタップしてください。スクリーンに表示される指示に従って、計測したい物体をiPhoneが検知するまでiPhoneを動かします。計測したい物体の中に、「丸印」が表示されれば検知完了です。

丸印を計測したい物体の開始位置の上に合わせて「+」をタップします。iPhoneをゆっくりと計測終了位置まで動かして、もう一度「+」をタップします。丸印の位置を長押しすれば、位置を計測開始位置・終了位置を微調整できます。
 

2本以上の線を引けば複雑な形状も測れる

iPhone「計測」アプリの使い方2

出典: https://support.apple.com/ja-jp/HT208924

2本以上の線を引いて複雑な形状の物体の面積サイズを図る方法もあります。使い方は最初の計測完了後に、再度iPhoneを動かせば、2つめの計測を開始できます。計測済みの定規ライン上に「丸印」を設定し「+」をタップしてください。

最初の計測と同様にiPhoneをゆっくりと計測終了位置(定規ライン上以外でも可)まで動かして、もう一度「+」をタップします。丸印の位置を長押しすれば、位置を計測開始位置・終了位置を微調整できます。

これで2つ目の計測結果がiPhoneのスクリーン上に表示され、同じ手順を繰り返せば複数の計測を実行できます。

「計測」アプリの計測結果を削除する方法

「計測」アプリ画面左上にある「戻る」 をタップすると、最後に計測した値を削除できます。また画面右上の「ゴミ箱」アイコンをタップすれば、計測を最初からやり直すことができます。

四角形の長さと面積の測り方

iPhone「計測」アプリの使い方3

出典: https://support.apple.com/ja-jp/HT208924

計測する物体が、「四角形」や「正方形」の場合、「計測」アプリが自動で物体のサイズや長さを読み込んで、上記でそのサイズを表示してくれます。iPhoneを少し動かせば、物体の面積サイズも表示されるので、非常に便利な機能です。「計測」アプリで表示される、「面積」サイズ部分をタップすると「インチ」「メートル」の単位変更が可能です。

計測した面積や長さ・サイズを保存する方法

計測した面積や長さ・サイズを保存する方法

計測した面積や長さ・サイズを保存する方法は、定規でサイズが表示されている状態で、画面右下の「シャッター」アイコンをタップしてください。サイズを画像ファイルで保存できます。

水平の測り方

iPhone「計測」アプリの使い方4

出典: https://support.apple.com/ja-jp/HT208924

iPhoneの「計測」アプリには「水準器」機能も搭載されています。「水準器」とは、物体の水平度をチェックする機能で、テーブルや椅子、家具などの水平度の確認や、装飾品を水平に設置する際に利用します。

「水準器」の使い方は、水平にしたい物体の両端どちらかに、上記画面の様にiPhoneをセットしてください。水平になっている場合は、上記画面のように「0°」と表示され、画面が緑色に変化します。また水平でない場合は画面が黒く表示され、傾きの角度を表示します。
 

表面部分を平らにする方法

iPhone「計測」アプリの使い方5

出典: https://support.apple.com/ja-jp/HT208924

「水準器」機能を利用して、物体表面の水平チェックも可能です。上記画像のようにiPhoneを物体の上においてください。表面が平ら(フラット)であれば、円が1つに重なり、「0°」度と表示され、画面が緑色に変わります。

自身で基準点を設置して調整することも可能です。iPhoneを上記画像のように物体の上において、スクリーンをタップしてください。「水準器」が「0°」と表示され、基準点がセットされます。

iPhoneの計測アプリの精度は?

本記事では、iPhoneの「計測」アプリの精度チェックや、どれほどの大きな物が計測できるか検証してみました。気になる「計測」アプリの精度や、測定可能な最大サイズはどれほどだったのかを解説します。

定規ほどではないが小物や水平の計測精度は高い

定規

まず、「計測」アプリの「水準器」の精度は高く、十分に利用できる機能であるということが判明しています。これはiPhoneの「水平器」機能が元から搭載されている方だと考えられます。

また物体のサイズや面積の「計測」は、定規ほどの精度までとはいかないものの、誤差10mm-30mmほどの誤差でサイズ測定が可能です。同じ物体を数回測定しての結果には、ばらつきが発生するので、より正確なサイズ測定をする場合は、定規やメジャーを使って計測することをおすすめします。

大きすぎる物は計測できない

水平器

50cm以下の小物類などの物体は、そこまで誤差はなく計測することができましたが、1m以上の大きな物体の計測は20〜30cmほどの誤差が生じました。iPhone「計測」アプリは、小さな物体の計測には適していますが、1m以上の大きな物体の計測には不向きです。精密な計測結果が必要な方は、メジャーなどで計測するようにしてください。

iPhoneの計測アプリが使えないときの対処法

iPhoneの「計測」アプリが使えないときの対処法を紹介します。「計測」アプリがiPhoneにインストールされていない、または誤ってiPhoneから削除してしまった場合は、下記のリンク先から「計測」アプリをインストールしてください無料でインストールができます。

‎「計測」をApp Storeで

上記リンク先にアクセスしても、「計測」アプリがインストール出来ない場合は、下記の原因が考えられます。

  • iOS11以前のiOSを利用している
  • AR機能に対応していないiPhoneを利用している
それぞれの原因と対処法を詳しく解説していきますので、iPhoneの「計測」アプリを利用できない人は参考にしてみてください。

iOS12にアップデートする

「計測」アプリはiOS12以降のバージョンで利用できます。iOS11以前のバージョンを利用している方は、「計測」アプリを利用できないので注意が必要です。

iOSのバージョン確認方法

iPhoneのiOSバージョンを確認する方法を紹介します。「設定」を起動して最上部にある「Apple ID」をタップしてください。Apple ID画面が表示されるので、画面を下方向にスワイプして、「利用しているiPhone」をタップします。「デバイス情報」という画面が表示されます。「デバイス情報項目」の「バージョン」にiOSのバージョンが表示されています。

iOSのアップデート方法

iPhoneのiOSバージョンをアップデートする方法を紹介します。iPhoneの設定を起動して、表示されるメニュー一覧から「一般」をタップします。一般画面が表示されたら、メニュー一覧から「ソフトウェア・アップデート」をタップしてください。お使いのソフトウェアが最新の場合は画面に「お使いのソフトウェアは最新です。」と表示されます。

またこのページではiOSの「自動アップデート」を設定できます。「自動アップデート」をタップして「自動アップデート」のスイッチをオンにしてください。これでIPhoneが充電中、およびWi-Fiに接続されている状態であれば、夜間に自動でソフトウェア・アップデートが実行されます。

AR機能に対応しているか確認する

「計測」アプリはAR機能(Augmented Reality)と呼ばれる機能が搭載されています。AR機能に対応していないiPhoneでは、「計測」アプリを利用できません。AR機能(計測アプリ)が利用できるiPhoneモデルは、iPhone 5S以降(iPhone SE含む)となります。

iPhoneの計測アプリは手軽にざっくりと測ることができる

本記事ではiPhoneのiOS12から搭載された「計測」アプリの使い方や、その計測精度の検証結果を紹介しました。iOS 12は、iPhone 5Sモデル以降のiPhoneに対応しています。AR機能を搭載した「計測」アプリの精度は精密ではありませんが、定規がなくても、大まかな物の長さや、サイズ、面積を計測できます。

AR機能を搭載した「計測」アプリは非常に便利な機能ですが、使い慣れていないユーザーも多いので、本記事を参考にAR機能を搭載した「計測」アプリの使い方をマスターしてみてください。

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この記事のライター
KFJ
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