2019年06月16日更新
iPhoneの水没時の対処法!応急処置でやってはいけないことや修理について解説!
iPhone7以降の機種には耐水・耐塵機能が搭載されていますが、水没を完全に守ってくれるものではありません。iPhoneを普段利用していて水没してしまった場合は、間違った対処法では事態を更に悪化させてしまいます。本記事では正しい水没応急処置方法を紹介します。
目次
- 1iPhoneの水没時の耐久性とは?
- 2iPhoneが水没したらやってはいけないNG応急処置!
- ・濡れている状態でiPhoneの電源をONにする
- ・濡れているiPhoneをドライヤーで乾燥させる
- ・濡れているiPhoneを振って水を出す
- 3iPhoneが水没した時の正しい応急処置方法一覧
- ・【iPhoneが水没した時の対処法1】SIMカードを抜く
- ・【iPhoneが水没した時の対処法2】iPhoneの水分を注意して拭きあげる
- ・【iPhoneが水没した時の対処法3】iPhoneを乾燥させる
- 4濡れたiPhoneを乾燥させるおすすめの対処法
- ・【おすすめの乾燥応急処置1】乾燥剤と水没したiPhoneを一緒にジップロックで保存する
- ・【おすすめの乾燥応急処置2】iPhoneを生米に中に入れて乾燥させる
- ・【おすすめの乾燥応急処置3】iPhoneを自然乾燥させる
- ・【おすすめの乾燥応急処置4】iPhoneを冷蔵庫で乾燥させる
- 5iPhoneの修理費用とは?修理方法についてご紹介
- ・iPhone修理業者に依頼する
- ・Apple公式の「iPhone修理サービス」に依頼する
- 6iPhone水没時は落ち着いて対処しよう
iPhoneの水没時の耐久性とは?
iPhoneを注意して使っていても、水没は避けられない場合があります。iPhone 7以降のモデルには耐水・耐塵機能が搭載されていますが、水没しても大丈夫というわけではありません。iPhone7以降のモデルでも、長時間海水に水没してしまうと、iPhoneへのダメージは避けられません。
また、iPhoneが水没によってデータ復元できなくなってしまった時のために、iPhoneのバックアップデータは常にとっておくことをおすすめします。iCloud・iTunesを利用すれば、iPhoneのデータは簡単に保存しておくことができます。
すでにiPhoneが水没してしまった人のために、本記事では「間違った応急処置」と「正しい応急処置」の対処法を詳しく解説していくので、参考にしてください。
iPhoneが水没したらやってはいけないNG応急処置!
本章では、iPhoneが水没したらやってはいけないNG応急処置を紹介します。インターネット上には様々なiPhoneの水没対処法が掲載されていますが、中には水没したiPhoneの状態を更に悪化させてしまう対処法もあるので注意してください。iPhoneが水没したらやってはいけないNG応急処置は下記の通りです。
・【iPhoneが水没したらやってはいけないNG応急処置その1】濡れている状態でiPhoneの電源をONにする
・【iPhoneが水没したらやってはいけないNG応急処置その2】濡れているiPhoneをドライヤーで乾燥させる
・【iPhoneが水没したらやってはいけないNG応急処置その3】濡れているiPhoneを振って水を出す
上記のNG応急処置がなぜNGなのかを個別に詳しく解説していきます。間違っても上記のNG応急処置は行わないでください。iPhoneのデータがすべて削除され復元できないという事態になりかねません。
濡れている状態でiPhoneの電源をONにする
iPhoneが水没して電源が入らなくなった時に、絶対してはいけないのがiPhoneの電源をオンにするという行為です。iPhoneは小さな電子機器部品が集合して出来ている精密機器です。iPhoneが水没している状態で電源を無理にオンにすると内部電子機器がショートしてしまいます。
電子機器がショートしてしまうと、電子機器の交換が必要になり修理代期間が高くなってしまうだけでなく、iPhoneを水没した状態から復活させることができなくなってしまうので、iPhoneの電源をすぐにONにしないでください。
またiPhoneが水没した時に電源がオンになっている状態であれば、すぐに電源をOFFにしてください。間違ってもその状態でスマホを充電しないでください。
濡れているiPhoneをドライヤーで乾燥させる
濡れたiPhoneをドライヤーで乾燥させるのは、NG対処法です。iPhoneは熱に弱いので、水没したiPhoneが更にダメージを受けてしまう可能性があります。しかし、ドライヤーを冷風で乾燥させるということについては問題ありません。あくまでも温風でiPhoneを乾燥させると、iPhoneの症状を更に悪化させてしまう恐れがあるので注意してください。
濡れているiPhoneを振って水を出す
続いてのNG行動は水没したiPhoneを振って水を内部から出そうという行為です。iPhone内部に入ったであろう水分を出すために、よく水没したスマホを振る人がいますが、これも危険な行動です。iPhoneの外装接続部分には水分が侵入しないようにパッキンがついています。スマホを振ることでパッキンが緩み、スマホ内部に水が侵入しやすくなってしまいます。
iPhoneが水没した場合のNG行為は以上となります。次の章からはiPhoneが水没した時の正しい対処法を紹介していきます
iPhoneが水没した時の正しい応急処置方法一覧
続いて本章では、iPhoneが水没した時の正しい対処方法。応急処置の方法を紹介します。iPhoneが水没した時の正しい対処方法。応急処置の方法は下記の通りです。
・【iPhoneが水没した時の対処法1】SIMカードを抜く
・【iPhoneが水没した時の対処法2】iPhoneの水分を注意して拭きあげる
・【iPhoneが水没した時の対処法3】iPhoneを自然乾燥させる
上記の正しい対処方法を個別に解説していきます。iPhoneが水没して困っている人は、上記の正しい対処方法を実践して、iPhoneの復活させてみましょう。
【iPhoneが水没した時の対処法1】SIMカードを抜く
iPhoneが水没したら、iPhone本体をよく拭き上げた上で、SIMカードを抜き取ってください。SIMカードにはiPhoneの本体情報が記憶されています。また微弱な電流が流れているの、SIMカードをつけたままだSIMカードと接続部分がショートしてしまう可能性があります。
【iPhoneが水没した時の対処法2】iPhoneの水分を注意して拭きあげる
SIMカードを抜き取ったら、スマホ内部、ヘッドホンジャック、USB端子、スピーカーなど小さな隙間の水分を綺麗に拭き取ってください。ティッシュペーパーを丸めて使ったり、綿棒を使ったりすると簡単に水分を拭き取れます。
【iPhoneが水没した時の対処法3】iPhoneを乾燥させる
最後の対処法はiPhoneを自然乾燥させます。iPhoneをドライヤーの冷風で乾かすという方法もありますが、水分を飛ばして部品接続部分にあるパッキンにダメージを与える恐れがあります。iPhoneを早く乾燥させ、より早く復活させるためには裏ワザがあります。次の章では水没したiPhoneをすばやく乾燥させる方法を紹介していきます。
濡れたiPhoneを乾燥させるおすすめの対処法
前の章では水没したiPhoneの正しい応急処置を紹介しました。iPhoneをなるべく早く乾燥させることがiPhoneの修理費用を安くする、また復活させる方法でもあります。そういったiPhoneをいち早く乾燥させるための、裏ワザを紹介していきます。濡れたiPhoneを乾燥させるおすすめの対処法は下記の通りです。
・【おすすめの乾燥応急処置1】乾燥剤と水没したiPhoneを一緒にジップロックで保存する
・【おすすめの乾燥応急処置2】iPhoneを生米に中に入れて乾燥させる
・【おすすめの乾燥応急処置3】iPhoneを自然乾燥させる
・【おすすめの乾燥応急処置4】iPhoneを冷蔵庫で乾燥させる
上記、それぞれのおすすめの乾燥応急処置・対処法を個別に詳しく解説していきます。
【おすすめの乾燥応急処置1】乾燥剤と水没したiPhoneを一緒にジップロックで保存する
おすすめの乾燥応急処置その1は、水分を拭き取ったiPhoneを、乾燥剤と一緒にジップロック入れておくことです。しっかりと密夫した状態で乾燥剤とiPhoneを保存しておけば、内部の水分を早く乾かすことができ、iPhoneへのダメージもありません。
乾燥剤はAmazon・楽天で500円ほどで購入できます。また靴の除湿剤など、自宅にある乾燥剤を使っても問題ありません。自宅に乾燥剤とジップロックがある人は試してみてください。iPhoneの水没状態や乾燥剤の量によって、乾燥にかかる時間は変わりますが、1-2日ほどでiPhoneが乾くはずです。
【おすすめの乾燥応急処置2】iPhoneを生米に中に入れて乾燥させる
おすすめの乾燥応急処置その2は、水没したiPhoneを生米の中に入れておく対処法です。水没したiPhoneの湿気を、周りの米が吸い取ってくれるので、iPhoneを早く乾燥させることができます。衛生的にあまり良くないので、小分けにしてジップロックに一緒に入れておくと良いでしょう。
【おすすめの乾燥応急処置3】iPhoneを自然乾燥させる
おすすめの乾燥応急処置その3は、風通しの良い場所で自然乾燥させておくという対処法です。ごく一般的な対処法ですが、iPhoneのダメージもなく、コストもかからないので、スタンダードではありますが、おすすめの応急処置方法となります。
【おすすめの乾燥応急処置4】iPhoneを冷蔵庫で乾燥させる
おすすめの乾燥応急処置その4は、水没したiPhoneを冷蔵庫に保管して乾燥させるという対処法です。冷蔵庫の中は非常に乾燥しているので、iPhoneを入れておくだけで簡単に乾燥させることができます。また、iPhoneを加熱するわけではないのでiPhoneがダメージを受けることがありません。
間違っても冷凍庫には絶対に入れないでください。iPhoneの故障につながります。直接iPhoneに冷気が当たると、水分が氷ってしまう恐れがあるので、タオルなどに包んで入れておくと良いでしょう。
iPhoneの修理費用とは?修理方法についてご紹介
これまで紹介してきた対処法や応急処置をしてもiPhoneが復活しない場合は、iPhoneの内部まで水分が到達してしまい、内部で部品がショートし故障してしまっていると考えられます。この場合は、残念ながらiPhoneを修理に出す必要があります。
iPhoneを修理する方法は大きく分けて2通りあります。iPhone修理業者に水没修理やデータ復元依頼をするか、Apple公式ホームページから「iPhone修理サービス」に修理の依頼をしてください。
iPhone修理業者とAppleの「iPhone修理サービス」それぞれの費用や修理にかかる時間が違うので、それぞれの修理サービスを利用するメリットとデメリットについて詳しく紹介していきます。
iPhone修理業者に依頼する
iPhoneを扱うスマホ修理業者はネットで調べればたくさん業者が表示されます。iPhone水没修理代金は、2019年6月現在8,000〜10,000円前後が相場のようです。修理業者やスマホのモデルによっても値段差はあるので注意してください。
iPhone修理業者は全国にあり、簡単に持ち込み症状の相談ができるので非常に便利ですが、iPhone・iPadなどのデバイスで保証期間が残っている場合、Apple認定のサービス・プロバイダ以外で修理を受けると、保証が効かなくなることがあるので注意が必要です。
Apple公式の「iPhone修理サービス」に依頼する
iPhoneの水没・故障の時におすすめなのが、Apple公式の「iPhone修理センター」へ修理依頼をすることです。修理費用はApple Care+に加入しているかどうかで変わってきますが、Appleの保証期間が残っている場合は、引き続き保証期間を継続させることも可能です。
iPhoneの修理依頼をする場合は、お近くのApple StoreまでiPhoneを持ち込むか、iPhone修理センターページにアクセスして「修理サービスを申し込む」をクリックしてください。お近くのApple Storeまで持ち込む場合はiPhone修理センターページから修理を予約しておけるので、Apple Storeでの待ち時間が短縮できます。
「iPhone についてどのような問題がありますか。」という画面が表示されるので「修理と物理的な損傷」を選択してください。
続いて次の画面でiPhoneの故障原因を選択します。水没が原因なので「液体または水による損傷」を選択してください。
最後に「持ち込み修理」「郵送によるiPhoneの修理」どちらかの修理方法を選択してください。郵送を選択した場合は、修理が完了するまでに3〜7日ほどかかります。損傷具合によって修理にかかる日数は変わるので目安として覚えておくと良いでしょう。
iPhone水没時は落ち着いて対処しよう
本記事ではiPhoneが水没した時のNG対処法、正しい応急処置の方法を紹介しました。iPhoneが水没した場合は、SIMカードを抜いて、水没したiPhoneから水分を完全に取ることが重要です。本記事で紹介したiPhoneを早く乾燥させる方法は非常に有効的なので、iPhoneが水没してしまった人は試してみてください。
iPhoneが水没した場合も、まずは落ち着いて対処することが重要です。iPhoneの水没に悩んでいる人は、本記事を参考に正しい対処法を実行してください。