2019年07月20日更新
iPhoneのコンパスがおかしい・動かない時の再調整(再設定)する方法を解説
iPhoneには、方角や位置情報を調べることができるコンパスアプリがあります。普段は意識することのないですが、急に調べる必要が出てくることがあります。この記事では、iPhoneのコンパスアプリの使い方やうまく動作しないときの対処方法を説明します。
目次
- 1iPhoneのコンパスが動かない・おかしい場合の原因
- ・電波を通しにくいコンクリート建物物にいるときによく起きる
- ・まわりに強い電波を放つ磁器がないか確認しよう
- 2iPhoneコンパスの再設定方法
- ・まずはアプリの再起動を試してみよう
- ・できれば本体の再起動も試しておこう
- ・位置情報サービスをオンオフしてみる
- ・真北を使用してみる
- ・iOSソフトウェア・アップデート
- ・iPhoneストレージの空き容量確保
- 3iPhoneコンパス(方位磁石)の精度を調整するには
- ・向きをロックしてズレを確認する
- ・現在地の緯度・経度を表示する
- ・傾きを合わせる
- ・キャブレーションで簡単に直ることもある
- 4iPhoneのコンパスで方角を調べるには
- ・コンパスアプリの仕組みについて
- ・コンパスの使い方
- ・コンパスの見方
- ・位置情報の使用を許可しておこう
- 5iPhoneのコンパス機能を上手に活用しよう!
iPhoneのコンパスが動かない・おかしい場合の原因
iPhoneの便利機能にコンパスがあります。この場合のコンパスは、iPhoneに内蔵されている磁気センサーを利用して方角を検出するアプリです。つまり、iPhoneを方位磁石として使うことができるアプリです。また、この機能は地図アプリ度も利用されています。カーナビ機能の利用時に、自分が向いている方向を示すために利用されています。
また、制度も比較的良いので、進行方向を上に表示するなどといった機能に利用されています。このように便利で役立つ機能ですが、屋内などでは誤った方角を示すことが割とよくあります。コンクリート造りなど、電波を通しにくい建物の中では誤った方角を示すことがあります。また、iPhoneのコンパスは周囲の影響を受けて誤った方角を示すことがあります。
そこで、iPhoneのコンパスには方角がおかしいときに調整する機能があります。この記事では、iPhoneの方位磁石であるコンパスアプリの調整や設定方法を説明します。
電波を通しにくいコンクリート建物物にいるときによく起きる
iPhoneに限ったことではありませんが、コンクリート造りの建物の中にいると、電波状況が悪くなることがあります。これは、コンクリートが電磁波を遮蔽しやすいためです。これと同様に、iPhoneの方位磁石もコンクリートの磁力線の遮蔽の影響を受けるため、おかしい方角を示してしまうことがあります。まれに、動かないこともあります。
まわりに強い電波を放つ磁器がないか確認しよう
iPhoneのコンパスアプリは、方位磁石なので磁力の影響を受けます。そのため、近くに磁石があると示す方角の制度に影響を与え、おかしい方角を示してしまいます。iPhoneのコンパスがおかしいときは、近くに磁石や磁力を発するものがないかを確認しましょう。
iPhoneコンパスの再設定方法
iPhoneの方位磁石がおかしいとき、コンパスアプリの再設定を行うことで改善を見込むことができます。アプリの再起動やiPhoneの再起動、位置情報サービスのオンオフなど、いくつか改善につながる操作があります。ここでは、iPhoneのコンパスアプリがおかしい場合の再設定などの方法を説明します。
まずはアプリの再起動を試してみよう
iPhoneのコンパスアプリがおかしい場合、まずやってみることはアプリの再起動です。アプリが動かないときによく試してみる方法です。操作方法は、ホームボタンを2回連続で押して、下記画像の画面を表示します。次に、コンパスの画像を上にスワイプすることでコンパスアプリを終了することができます。
その後、改めてコンパスアプリを起動すれば、再起動完了です。あとは、方位磁石がおかしい方角を示していないかを確認しましょう。
できれば本体の再起動も試しておこう
iPhoneのコンパスアプリがおかしい場合、次に試すのは本体の再起動です。端末本体の再起動も、アプリが動かないときによく試してみる方法です。本体を再起動することによって、不要なキャッシュなどがクリアされるので、アプリがうまく動かない場合や動作がおかしいときに状況の改善を見込むことができます。
位置情報サービスをオンオフしてみる
次のiPhoneのコンパスアプリがおかしい場合の対処方法は、位置情報サービスの設定のオンオフです。位置情報サービスの設定のオンオフを切り替えることにより、一時的に方位磁石のコンパスアプリと切り離すことになります。再度オンにすることで、位置情報サービスに再接続することにより、方位磁石が示す方角がおかしい状態を解消することができます。
真北を使用してみる
iPhoneのコンパスアプリがおかしい場合、真北を使用するという設定にすることで改善を見込むことができます。設定アプリを立ち上げ、コンパスの設定に進むと、下記画像の設定画面に進みます。この画面で「真北を使用」のスイッチをオンにすることで、北の方角の基準を真北に設定することができます。
ちなみに、この設定で切り替えることができるのは、北の方角の基準を方位磁石の北と同じ方角とするか、北極点を基準とするかを切り替えるものです。「真北を使用」のスイッチがオフのときは、北の方角の基準を方位磁石の方角と同じにする設定です。そして、オンの時は北の方角の基準を北極点、つまり真北とする設定です。
この北の基準を切り替えることにより、示す方角がおかしい状態を解消することができます。
iOSソフトウェア・アップデート
iPhoneに入っているOSのバージョンが古い場合、iOSをアップデートすることで改善する場合があります。iPhoneのコンパスアプリがおかしい場合、プログラムが新しくなることにより、精度が向上するなどするため、改善を見込むことができます。操作手順は、設定アプリ→一般→ソフトウェアアップデートで行うことができます。
iPhoneストレージの空き容量確保
iPhoneのアプリは、コンパスアプリに限らず、ストレージに十分な空き容量がないと正常に動かなかったり、おかしい動作をすることがあります。そのため、ストレージに十分な空き容量がないと、コンパスアプリもおかしい動きをすることがあります。よって、ストレージの空き容量を増やすことで、コンパスが正常に動かない状態を改善できます。
操作手順は、設定アプリ→一般→ストレージで、空き容量の確認を行い、アプリの削除なども行うことができます。
iPhoneコンパス(方位磁石)の精度を調整するには
iPhoneのコンパスがおかしな方角を示している場合、iPhoneの方位磁石の精度を調整することで改善する可能性があります。これは、単純に方位磁針の設定がことがあるため、これを修正することで改善が見込めりということです。ここでは、iPhoneのコンパス、方位磁石の精度を調整する方法を説明します。
向きをロックしてズレを確認する
iPhoneのコンパスアプリのコンパスをタップすると、現在の向きをロックする機能が立ち上がります。ロック機能を起動した状態でiPhoneを動かすと、下記画像のように赤い帯が表示されます。この赤い帯が、方角のずれを示しています。ずれを確認したら、コンパス部分をタップしレ、ロック機能を終了します。
現在地の緯度・経度を表示する
iPhoneのコンパスアプリの位置情報の設定をオンにしている場合、下記画像の赤囲み部分に緯度・経度が表示されます。また、この緯度・経度の表示部分をタップすると、マップアプリが起動します。起動したマップアプリは、コンパスアプリが向いている方角に合わせて向きで、現在地を表示します。
傾きを合わせる
下記画像は、iPhoneアプリの水平器です。水平をとることは当然できますが、角度をロックすることで一定の任意の角度を計測することもできます。スマホアプリとはいえ、精度は十分に信頼できます。使い方は、まず、中央に表示されている角度が傾きです。2つの白い円が重なった時、傾きは0度となります。
下記画像は、傾きが0度となった状態です。傾きが0度になると、画面全体が緑色になります。
iPhoneの計測アプリの水平器をタップすると、傾きがロックされ、下記画像のような赤い画面になります。ロックした角度が0度に固定されます。表示されている角度が0度になると、画面は緑色になります。このようにして、任意の傾きを計測することができます。そして、もう一度画面をタップすることでロックを解除することができます。
キャブレーションで簡単に直ることもある
iPhoneのコンパスがおかしいときに、キャリブレーションによる再調整で改善することがあります。方法としては、コンパスアプリを起動した状態で磁石を近づけると干渉補正画面が起動するので、その画面で方角の精度を調整し、改善するという流れとなります。この干渉補正をきゃりうレーションといい、細かな調整を行うことで精度も向上します。
具体的な操作としては、磁石を近づけて干渉補正画面を開き、表示されたボールを円の周囲に沿って動かすことで精度の調整を行います。コンパスの精度が向上するので、方角がおかしい状態を改善できます。
iPhoneのコンパスで方角を調べるには
コンパスアプリはiPhoneの便利ツールの一つです。当然ですが、コンパスアプリでは方角を調べることができます。普段は気にすることの少ない方角ですが、恵方巻を食べるときなど、急に方角を調べる必要が出てくることがあります。ここでは、コンパスアプリの仕組みや使い方について説明します。
コンパスアプリの仕組みについて
iPhoneのコンパスアプリは、iPhoneに内蔵されている磁気センサーを利用して方角を示すアプリです。磁気センサーが方位磁針の役割を担っており、方角を指し示すことができます。
コンパスの使い方
iPhoneのコンパスアプリは便利ツールの中に入っています。待ち受け画面で便利ツールをタップすると、下記画像の画面が立ち上がります。この画面で、コンパス(下記画像の赤囲み部分)をタップすると、コンパスアプリが立ち上がります。
コンパスアプリを起動すると、位置情報の利用許可のダイアログが表示されることがあります。このダイアログが表示されたときは、「許可」をタップしてください。許可をすることで、緯度・経度を表示することができます。下記画像は、位置情報を固化しなかった場合です。見ての通り、緯度・経度が表示されていません。
コンパスの見方
ここでは、iPhoneのコンパスアプリでの方角の見方を説明します。まず、下記画像の赤囲み部分がコンパスです。方角は「東西南北」の漢字で示されています。下記画像の場合、画面の左下の方向が北です。また、画面の上方向が向いている方角なので、南東を向いている状態です。
位置情報の使用を許可しておこう
iPhoneのコンパスアプリの位置情報を許可しておくと、緯度・経度などの位置情報が表示されます。下記画像の赤が混み部分に位置情報が表示されています。表示される位置情報は、緯度、経度、都道府県、市町村、高度です。
オフのままでは使えない
iPhoneのコンパスアプリの位置情報をOFFにしておくと、緯度や軽度といった位置情報は表示されません。位置情報を表示したくない場合はオフのままでよいですが、オンにしておくと今どこにいるかを確認できるなど便利です。そのため、位置情報をオンにしておくことをお勧めします。
iPhoneのコンパス機能を上手に活用しよう!
iPhoneのコンパスアプリは、方角だけでなく位置情報も表示することができる便利なアプリです。キャンプの時やお出かけの時に場所を調べるときなど、活用できる場面はたくさんあります。是非、iPhoneのコンパスアプリを活用しましょう。