iPadのWi-Fiがすぐ切れる不具合の原因と対処法！不安定な時に確認したい設定についても解説！

今回はiPadを使っていて、Wi-Fiに適切に接続できないという方に向けて、考えられる原因を探っていきます。iPadでWi-Fiがすぐに切れる場合の原因として考えられるものは、ネットワークによるものの可能性が高くなっています。モデムやWi-Fiにインターネットの接続があるかを確かめることで、改善される場合があります。

iPadでWi-Fiに接続できない場合やすぐ切れるとき、そして不安定な場合はネットワーク関連のものから他にも考えられるものがあります。一度設定をチェックしておくことをおすすめします。チェックすると良い箇所を以下では1つずつ挙げていきますので参考にしてください。

まずはウイルスバスターなどのセキュリティアプリです。セキュリティアプリを入れておくこと自体に問題は全くありませんが、監視機能のレベルを過敏な設定にしてしまうと、Wi-Fiを怪しいとみなして切断してしまう場合があります。セキュリティアプリではWi-Fi設定が干渉しないようなレベルまで引き下げてください。

次にWi-Fi設定を今一度チェックしてください。意図しないWi-Fiに接続を試みている可能性があります。過去に接続してきたWi-Fiデータは残りますので、不要なWi-Fi設定などは、削除しても結構です。

iPadで次にチェックしておきたいのがネットワーク設定です。iPadでは一度接続したWi-Fiのデータを保存しておく機能があります。そのため次回もスムーズに接続できるようになっています。Wi-Fiのパスワードを変更した場合はその接続データが古くなりますので、適切に接続できない恐れがあります。

また、VPNを設定してインターネットを利用している方は、VPN状態でなく、通常のネットワークに切り替えて動作をチェックしてみましょう。VPN設定を解除して、インターネットが利用できるようであればVPN設定が原因ということになります。解決されない場合はまた別の原因を探りましょう。

ここまでiPadでWi-Fiがすぐに切れる際に確かめておきたい箇所を説明してきました。ここからは、iPadのWi-Fiがそれでも切れるという場合の対処法について紹介していきます。基本的にはご自身で対処できるものをまとめましたので参考にしてトラブルを解消してください。

iPadでWi-Fiがすぐに切れる場合の対処法としてまず紹介するのが、機内モードです。iPadでWi-Fiの機能だけがエラーを発生させているのが原因の場合には有効な対処法となります。一旦Wi-Fiなどの電波を遮断するために機内モードにして、しばらくしてから機内モードをオフにして、Wi-Fi接続し直してみてください。

iPadでWi-Fiにうまく接続できない場合の対処法として次に紹介するのが、強制再起動です。iPadでの操作ができる方は、通常の再起動を行ってください。iPad全体がフリーズしてしまった場合は、強制的な再起動を行いましょう。ホームボタンがある機種とない機種では強制再起動方法が異なりますので、注意してください。

iPadを購入してからOSを更新せずに使用している方は、こちらの対処法を試してください。iOSを最新の状態にバージョンアップするということです。サポートが切れてしまってからではiPadにも不具合が生じてくる可能性があります。これを避けるためにも最新のiOSにしておきましょう。

iPadでWi-Fiがすぐに切れる場合は、Wi-Fi自体に問題が発生している可能師があります。この場合は、Wi-Fiの様子を見ておきましょう。パソコンやスマホなど、iPad以外の端末を持っている場合は、そちらの機種で1度同じWi-Fiに接続してみてください。これで同じように接続できず、切れる場合には、Wi-Fiルーターへの対処が必要となります。

Wi-Fi自体に何か問題が発生していると推測できる場合は、対処としてWi-Fiルーターとモデムを再起動させてみましょう。接続しているコンセント、ケーブルなどを抜いて、再度接続します。これでもう1度iPadと接続させてみてください。

iPadで特定のアプリを使っているとWi-Fiが切れるというようなトラブルの場合は、そのアプリ自体が不具合を引き起こしている可能性があります。例えば、アプリとiPadの互換性がない場合に、このようなエラーが考えられます。可能であればアプリを更新してみましょう。

また、少し応用的な方法にはなってしまいますが、IPアドレスを手動で入力することも試してみてください。そのWi-Fiで割り当てられているIPアドレスを間違えないように入力してください。

また、iPadにはWLANアシストという機能が搭載されています。この機能をオンにすることでWi-Fiが切れるトラブルを解消できる可能性があります。iPadで「モバイルデータ通信」の部分から「WLANアシスト」のスイッチが表示されますので、タップしてオンに切り替えましょう。

こちらは繰り返しになりますが、ネットワーク設定を今一度リセットしてみてください。特に、上記のようにモデムやルーターを再起動した場合に、設定がリセットされると、パスワードは変わってきます。再設定するためにも、過去のデータは削除した方が、干渉がなく、スムーズに再設定できるようになります。

また、どうしても解決されない場合は、全ての設定をリセットするのも1つの手です。iPadで「全ての設定をリセット」にすることで過去にiPadで設定したものを全て初期状態の設定に戻してくれるようになります。データ自体は削除されませんので安心してください。あくまでも「設定」から操作した内容がリセットされることになります。

上記で紹介してきた対処方法を全てチェックして試しても不安定や不具合が生じているという際には奥の手になってしまいますが、リカバリーモードによる初期化をする他ありません。ただし初期化はリスクが伴う作業になります。保存してあるデータなどが全て失われることになります。全てバックアップなどデータ保全できた場合に初期化しましょう。

ここまでiPadでWi-Fiがすぐに切れる場合や、不安定、もしくは不具合が生じてしまっている場合で、対処を全てしてきても、全く改善されない時は、残念ながら本体の致命的なトラブルである可能性も否めません。特に設定に異常もなく、いつも通りに操作していて、突然Wi-Fiに繋がらない時は、iPad本体の見直しも必要になります。

不具合、不安定な状態が続く際にはiPadを修理に出してみるというのも1つの手段となります。まずは契約しているキャリアの窓口に修理の相談をしてみてください。プランなどがありましたらそれを利用して修理します。保証期間外でもAppleで修理可能ですが、Apple Care未加入の場合は修理代金が多めに加算されますので、注意してください。

また、不具合などは経年により修理しても復活しないと見込める場合があります。その場合は、買い替えも視野に検討してください。長くて3年ほどが買い替える目安となります。あまり使っていない場合はそれ以上長持ちすることもあれば、毎日長時間使っている方のiPadの場合は不具合などが早めに出ることもあります。

今回はiPadでWi-Fiに接続してもすぐに切れる場合や、不安定な状態が続いてしまう際に、考えられる原因と、自分自身でできる対処法について解説してきました。いつも使っているにもかかわらず突然不具合が出た場合は、焦らず上記で紹介した項目を1つずつチェックしていきましょう。老朽化と想定される場合は、買い替えをおすすめします。