2019年04月23日更新
iPadでのzipファイル解凍(開く)/圧縮方法!ダウンロードできない対処法も紹介!
iPadでもzipファイルを解凍・圧縮することができるのを知っていますか?iPadをメインデバイスで作業している方は、zipを解凍・圧縮する方法を覚えておくと非常に便利です。本記事紹介する方法を参考に、iPadでzipファイルを開いてみてください。
目次
- 1iPadでzipファイル(圧縮ファイル)の解凍は「ファイル」アプリを使おう
- ・解凍できないファイル・ファイル圧縮は外部アプリを利用しよう
- ・zipファイルをダウンロードする方法
- 2iPadの「ファイル」アプリで圧縮ファイルを解凍する方法
- ・「ファイル」でファイルを解凍して開く方法
- 3「iZIP」を使ってファイルを解凍・圧縮しよう
- ・「iZip」でファイルを解凍して開く方法
- ・「iZip」でファイルを圧縮する方法
- 4「Documents by Readdle」を使ってファイルを解凍・圧縮しよう
- ・「Documents by Readdle」でファイルを解凍して開く方法
- ・「Documents by Readdle」でファイルを圧縮する方法
- 5iPadでもファイル解凍・圧縮は可能!
iPadでzipファイル(圧縮ファイル)の解凍は「ファイル」アプリを使おう
iPadでzip形式のファイルを開く場合は、「ファイル.app」を利用します。「ファイル.app」iOS11以降のバージョンから登場したアプリのため、iOS10以前のバージョンをiPadにインストールしている人は利用できないので、iOSのバージョンをアップデートしてください。
「ファイル.app」は、iOS11以降のバージョンに標準搭載されていますが、「ファイル.app」iPadから削除してしまった人は、上記のリンクにアクセスしてiPadに「ファイル.app」をインストールしてください。
解凍できないファイル・ファイル圧縮は外部アプリを利用しよう
インターネット上からzip形式のファイルをダウンロードしても、解凍出来ない圧縮ファイル形式があります。またiPadの「ファイル.app」では、ファイルの圧縮化はできません。解凍できない圧縮ファイルや、ファイルを圧縮したい場合は、外部アプリを利用する必要があります。
本記事後半の章で紹介する「iZip」「Documents by Readdle」を利用すれば、開けない圧縮ファイルと、ファイルの圧縮が可能なのでそちらの章を参考にしてください。
zipファイルをダウンロードする方法
zip形式のファイルを開く場合「ファイル.app」をiCloud Driveで表示する必要があります。iPad内の「ファイル.app」にダウンロードした場合は、zipファイルを解凍出来ないので注意してください。インターネット上でzipファイルをダウンロードすると、ブラウザ上に下の画面が表示されます。
上の画面が表示されたら「次の方法で開く...」をタップしてください。
メニューがポップされるので、下の段のメニューアイコン一覧から「ファイルに保存」をタップしてください。
ダウンロードするzip形式のファイルの保存先を選択します。「iCloud Drive」を選択して、任意のフォルダにzip形式のファイルを保存してください。
iPadの「ファイル」アプリで圧縮ファイルを解凍する方法
続いて、本章ではiPadにzip形式でダウンロードした圧縮ファイルを解凍する方法を紹介します。
「ファイル」でファイルを解凍して開く方法
「ファイル」アプリを起動してzip形式の圧縮ファイルを検索してください。zip形式のファイルには、ファイルアイコンに「zip」と表示されています。zip形式のファイルが見つかったらファイルアイコンをタップしてください。
上の画面が表示されます。ファイル名の下にある「内容をプレビュー」をタップします。
上の画像のようにzip形式のファイルが表示されます。複数のファイルが内包されている場合は、画面上をタップすれば次の内包されているファイルが表示されます。
zip形式の圧縮ファイルの解凍方法は以上です。画面右上の表示されている「共有」アイコンをタップして、表示されるポップアップメニューから「画像を保存」をタップすれば、「写真」アプリに解凍された圧縮ファイルの画像データが保存されます。
「ファイル」アプリはiPadに標準搭載されているアプリで、ダウンロードした圧縮ファイルを無料で解凍・保存できますが、iCloud Driveを利用しなければならないというデメリットがあります。ネット接続のない環境では圧縮ファイルを解凍できないので不便で、ファイルの圧縮機能が搭載されていません。
そういった場合は、次の章から紹介する外部アプリを利用すれば、iCloud Driveを使わず、ファイルの解凍と圧縮ができるので参考にしてみてください。
「iZIP」を使ってファイルを解凍・圧縮しよう
「iZIP」はiPadやiPhoneでzip形式の圧縮ファイルやRARファイルを管理するためのアプリです。パスワード保護されたzipファイルや、「AES」という暗号化されたzip形式のファイルも解凍できます。iPadの「ファイル」アプリは、こういった暗号化・パスワード保護されたzip形式のファイルは解凍できません。
「iZIP」はiPadの「ファイル」「iCloud Drive」「Google Drive」「One Drive」などのクラウドストレージからも開くことができるので、非常に便利でおすすめのアプリです。また「iPad」の「ファイル」アプリではできないファイルの圧縮も可能で、圧縮ファイルの「暗号化」「パスワード保護」もできる優れたファイル管理アプリです。
「iZip」でファイルを解凍して開く方法
実際にネット上からzip形式のファイルをダウンロードする手順で、「iZIP」から圧縮ファイルを解凍して開く方法を解説します。「ファイル」アプリの章で紹介した手順と同様に、インターネット上でzipファイルをダウンロードすると、ブラウザ上に下の画面が表示されます。
上の画面が表示されたら「次の方法で開く...」をタップしてください。
メニューがポップされるので、メニューアイコン一覧から「iZIpにコピー」をタップしてください。
「iZip」アプリが自動で起動します。上の画面が表示されたら「OK」をタップしてください。
ダウンロードしたzip形式の圧縮ファイルが自動で解凍されます。解凍後にファイルアイコンをタップすれば、画面右側にプレビュー画面が表示され、解凍後のファイルは「iZip」の「ファイル」フォルダの中に保存されます。
「ファイル」アプリのiCloud Drive内に保存された圧縮ファイルを解凍することもできます。「iZip」のトップ画面で「書類ブラウザ」をタップれすれば、「ファイル」アプリ内に保存されているファイル一覧が表示されます。zip形式のファイルをタップすれば、自動で解凍されます。
「Dropbox」「OneDrive」「Google Drive」からもzip形式の圧縮ファイルを開いて解凍できるので、非常に便利です。
「iZip」でファイルを圧縮する方法
「iZip」でファイルを圧縮する方法は、2つ以上の複数ファイルを選択して、画面下のメニュータブから「圧縮」をタップしてださい。
上の画像のように「パスワードなしで保存する」「パスワードを使う」「パスワードと暗号化を使う」いずれかを選択し、パスワードが必要な場合はパスワードを入力すれば、ファイルの圧縮が完了です。
「Documents by Readdle」を使ってファイルを解凍・圧縮しよう
「Documents by Readdle」はiPad・iPhoneで利用可能な、ファイル管理アプリです。iOSで利用できるすべてのファイル形式を保管・管理できるだけでなく、ファイルの圧縮・解凍ができる便利なアプリです。「Documents by Readdle」は上記のリンク先からインストール可能です。
「Documents by Readdle」でファイルを解凍して開く方法
「Documents by Readdle」でファイルを解凍して開く方法は、これまで紹介してきた方法と同じです。ネット上からzip形式のファイルをダウンロードしたら「次の方法で開く...」>「Documentsにコピー」をタップしてください。
圧縮ファイルをタップするだけで簡単にファイル解凍ができます。
「Documents by Readdle」でファイルを圧縮する方法
「Documents by Readdle」でファイルを圧縮する方法は、画面右上の「選択」をタップして、圧縮したいファイルを選択します。画面左側にあるメニュー一覧から「zip圧縮」をタップすれば圧縮できます。
「Documents by Readdle」は「iZip」とは違い、ファイルを圧縮する際に「パスワード設定」「暗号化」ができません。ファイル圧縮をする際に「パスワード設定」「暗号化」が必要な場合は、「iZip」を使うと良いでしょう。ですが、圧縮・解凍のスピードと容易さでは「Documents by Readdle」に軍配が上がります。
ファイル圧縮の機能の違いがあるので、利用方法に合わせて「Documents by Readdle」「iZip」両方のアプリを利用することも可能です。両アプリの良い部分を活用して、状況に応じて使い分けてみると良いでしょう。
iPadでもファイル解凍・圧縮は可能!
iPadでzip形式のファイルを解凍する方法を紹介しました。iPadの「ファイル」アプリでも圧縮ファイルを解凍できますが、圧縮ができない、iCloud Driveを利用する必要があるというデメリットがあります。「iZIp」や「Documents by Readdle」は無料で利用できる上に性能も高くおすすめです。
仕事でzip形式のファイルを使う頻度の多い方は、外部アプリ「Documents by Readdle」「iZIp」を利用した方がより快適にタスクをこなせます。みなさんも本記事を参考にiPadで圧縮ファイルの解凍、ファイルの圧縮を試しみてください。