2019年10月26日更新
【Android】保存済みWi-Fiに接続できない時の対処法!繋がらない原因を解説!
何度かWi-Fiで利用してきたのに、保存済み表示でWi-Fiが接続できないことがあります。AndroidスマホがWi-Fiでネットワークに繋がらないことを伝える保存済みについて、様々な原因と対処法を詳しく解説していきます。
目次
- 1Wi-Fiに繋がらない時に表示される【保存済み】とは
- ・エラーメッセージ【保存済み】の意味
- ・その他のエラーメッセージについて
- 2保存済みWi-Fiに繋がらない主な原因は?
- ・Wi-Fiアクセスポイント(SSID)が間違っている場合
- ・Wi-Fiのパスワードが間違っている場合
- ・Wi-Fiルーターに問題が発生している場合
- ・AndroidのOSに問題が発生している場合
- 3保存済みWi-Fiに繋がらない時の対処法【ルーター側】
- ・SSIDと暗号キーを確認する
- ・Wi-Fiルーターの設置場所を確認する
- ・Wi-Fiルーターの接続台数を確認する
- ・Wi-Fiルーターの配線を確認する
- ・Wi-Fiルーターを再起動する
- 4保存済みWi-Fiに繋がらない時の対処法【Android側】
- ・AndroidスマホのWi-Fi機能を確認する
- ・SSIDと暗号キーを確認する
- ・接続設定をリセットして再接続する
- ・Android端末を再起動する
- ・IPアドレスを手動で設定してみる
- ・パスワードを上書きする
- ・Wi-FiのSSIDの名称を変更する
- ・個別にWi-Fi自動接続をオフにする
- ・個別にWi-Fiを削除する
- ・アプリで自動接続先を設定する
- ・Bluetooth接続をオフにする
- 5それでも保存済みWi-Fiに繋がらない時の対処法
- ・Wi-Fiルーターのファームウェアをアップデートする
- ・AndroidOSをアップデートする
- ・Android端末を初期化する
- 6Wi-Fiが保存済みで繋がらない時は落ち着いて対処しよう
Wi-Fiに繋がらない時に表示される【保存済み】とは
Androidスマホをネットワークにつなぐため、Wi-Fi通信の設定をおこないます。基本的にはAndroidスマホには、1度設定しておけば自動的にWi-Fi通信に切り替えがおこなわれます。しかし、正常にWi-Fi通信への接続ができない場合「保存済み」と表示されることがります。
Wi-Fiが繋がらない時のエラーメッセージだけでは、何が問題で繋がらないのかがわかりにくいものです。「保存済み」の他に、「認証に問題」、「IPアドレス取得中」、「制限付きアクセス」と見ただけでは理解できない人が大半でしょう。そこで、こちらではそれぞれがどんな状況で表示されているのかを分かりやすく解説していきます。
エラーメッセージ【保存済み】の意味
エラーメッセージにある「保存済み」は、以前にWi-Fi通信による接続をしたことのあるAndroidスマホに表示されます。場所によって、Wi-Fiの名称が異なる他それぞれのパスワードの入力が不可欠です。エラーメッセージ【保存済み】とは、Wi-Fi通信や認証に問題があるため、ネットワークに繋がらない状態を伝えています。
その他のエラーメッセージについて
Androidスマホのエラーメッセージには、「保存済み」以外に「認証に問題」と表示されることもがります。「保存済み」と同様に、ネットワークに繋がらない・接続ができない原因は後ほど詳しく解説しています。
認証に問題
Androidスマホのエラーメッセージ 「認証に問題」が表示される時は、ネットワーク接続に必要なSSIDか パスワードの間違い、スマホ本体かWi-Fiルーター本体の不具合が原因です。
IPアドレス取得中
Androidスマホのエラーメッセージに「IPアドレス取得中」が続き、なかなか繋がらない場合は、Wi-Fi接続をおこなうためのWi-Fiルーターかモデムに原因がある可能性があります。この問題を対処する方法も、後ほど詳しく解説しています。
制限付きアクセス
なにが制限付きアクセスポイントやねんほんまふざけるなよ pic.twitter.com/Zh533D0kBo
— ぶれんと🌯😪🌯 (@brent_kokugan) December 7, 2016
「制限付きアクセス」も、ネットワークには接続できない状態を伝えるエラーメッセージです。「認証に問題」のエラーメッセージと同様の原因が考えられます。こちらの対処法も、後ほど詳しく解説してきます。
保存済みWi-Fiに繋がらない主な原因は?
先にもお伝えしたエラーメッセージによるネットワークに繋がらない原因は、様々です。特に、認証に問題・保存済み等のメッセージが出たときの主な原因を知っておきましょう。設定のしなおしや対処法がわかります。
Wi-Fiアクセスポイント(SSID)が間違っている場合
現在使えるWi-FiをAndroidが正しく選択しているか?を確認して対処することで、問題なくネットワークに繋ぐことができるでしょう。Android端末のWi-Fi通信の選択間違えが原因で、ネットワークに繋がらないといったエラーは珍しくありません。
Wi-Fiのパスワードが間違っている場合
上記でお伝えしたアクセスポイントであるSSIDが正常に選ばれている場合は、パスワード違いが原因です。再設定することで、エラーが解消します。パスワードはWi-Fiルーター本体にあります。
Wi-Fiルーターに問題が発生している場合
Wi-Fiルーターの一時的な問題であれば、電源のON/OFFで解決しますが、長期間の利用による故障も考えられます。Wi-Fiルーター契約先に連絡してこん関して貰うか、買い替えを検討するだけで「保存済み」のエラーメッセージ原因が解消するでしょう。
AndroidのOSに問題が発生している場合
Android端末に原因があって、ネットワークに繋がらない状況になっていることがあります。認証に問題があるとエラーメッセージが出るのと同様に、Android端末側で設定をおこないます。それ以外にも原因が考えられるため、後ほど個別に詳しく解説していきます。
保存済みWi-Fiに繋がらない時の対処法【ルーター側】
認証に問題・保存済みWi-Fi等の表示が出る場合、Wi-Fiルーターを一度確認してみる必要があります。こちらでは、Wi-Fiルーターを原因とした設定や対処法を個別に解説していきます。
SSIDと暗号キーを確認する
Android端末に保存済みのデータと異なっていないかを確認してみましょう。違っていれば、再設定します。携帯端末は周囲にあるSSIDを自動的に検知してしまうため、普段使っていないSSIDで通信しようとしまうことがあります。もちろん暗号キーがないためエラーメッセージが表示されることになります。
Wi-FiルーターからSSIDを確認する方法
Wi-Fiルーター本体に貼ってあるシールには、SSIDと暗号キー(パスワード)が記載されています。
Wi-Fiルーターの設置場所を確認する
ネットワークに繋ぎたい端末と、Wi-Fiルーターの間に障害物があったり、コードレス電話や電子レンジの影響を受けるような設置場所は避けましょう。
Wi-Fiルーターの接続台数を確認する
Wi-Fiルーター自体が、対応できる範囲や距離、接続台数が予め決まっています。スペック以上の利用はできないため、改めてWi-Fiルーターで利用できる範囲や接続台数を確認しておきましょう。
Wi-Fiルーターの配線を確認する
初めて使う場合や配置換えをおこなった際にありがちなのが、誤った配線を差し込んでいたり電源が入っていないことがあります。これらが原因で、ネットワークに接続できないため「保存済み」「認証に問題」といった表示がされることがあります。
Wi-Fiルーターを再起動する
Wi-Fiルーターの電源を一度OFFにして、数十秒後に電源を入れます。ルーター自体が正常に作動していない場合は、この対処法でも改善されません。Android端末側でも合わせて下記でお伝えする対処法を試してみましょう。
保存済みWi-Fiに繋がらない時の対処法【Android側】
上記でお伝えしていきたWi-Fiルーターの設定に問題が無いようであれば、Android端末側で原因解消をおこないます。こちらでは、Android端末でおこなえる確認や再設定方法を詳しく解説しています。
「認証に問題」エラー表示であっても、こちらで紹介する方法で繋がらない問題が解消することがあります。
AndroidスマホのWi-Fi機能を確認する
Androidスマホで設定できる「機内モード」がONになっている場合、 Wi-Fi通信を利用することはできません。機内モードを解除して、Wi-FiがONになっているか確認します。
SSIDと暗号キーを確認する
Wi-Fiルーターの本体に貼られたシールで確認したSSIDと暗号キー(パスワード)が、Android端末のWi-Fi設定で選ばれているか確認します。
Android端末からSSIDを確認する方法
「歯車マーク」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」をクリックします。Wi-Fiの使用画面にSSIDが表示されます。「Wi-Fiの設定」では自動的にWi-Fi通信をONにする設定になっているか、合わせて確認しておくとよいでしょう。
待ちうけ画面上で上から下にスワイプしてもWi-Fiマークを長押しして、Wi-Fi使用画面の表示が可能です。端末により、表示や操作が異なります。
接続設定をリセットして再接続する
上記でお伝えした機内モードのONもなく、通常通りWi-Fi通信をおこなう設定になっている場合は、一度Wi-Fi通信をOFFにします。Wi-Fi使用画面で、保存済みWi-Fiを削除して再度入力し直す方法も有ります。「認証に問題」エラー表示であっても、再接続をおこなってみましょう。
複数回繰り返しておこなうことで、「保存済み」「認証に問題」のエラーの改善があった報告もあります。パスワードの間違えで、これらのエラー表示がされることがあるので再接続はおすすめの改善方法です。
Android端末を再起動する
今まで問題なくWi-Fiが利用できていたAndroid端末であれば、再起動することで「保存済み」「認証に問題」とエラー表示される問題が改善することもあります。再起動しても、問題が改善されない場合はWi-Fi設定とルーター本体の確認をおこなう流れがおすすめです。
IPアドレスを手動で設定してみる
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「詳細設定」→「アクセスポイント名」→「APN画面右上の+」の順にタップすることで、アクセスポイント画面が表示されます。機種により表示名が異なりますが、ルーターのアドレスと同じ数字を設定し、4つ目の数字を任意で入力します。
他の通信機器とは異なる数字であれば、競合しません。保存済みのWi-Fi接続設定は削除してWi-Fi通信OFFの状態で設定をおこないます。
パスワードを上書きする
上記で紹介したWi-Fi使用画面から、利用しているSSIDをタップします。新たに、ルーター本体に記載されているパスワードを上書き入力します。誤っているパスワードであれば、認証に問題状態の改善がされます。
Wi-FiのSSIDの名称を変更する
Wi-Fi通信に自動で接続するのも、Android端末上で設定可能です。しかし、こちらを一度解除して不安定なSSIDを選んでしまわないようにしておく対策もあります。自動的にAndroid端末が使えないSSIDを選んでしまっている場合は、SSIDの名称を変更しましょう。
個別にWi-Fi自動接続をオフにする
Wi-Fiの使用画面下部にある、「Wi-Fi設定」をタップするとWi-Fi自動設定のON/OFF選択が可能です。OFFにしておけば、自動的に繋がらないSSIDを選ぶことはなくなります。ルーター本体のトラブルやAndroid端末の異常ではない場合、何度も繰り返す通信エラーの対応方法としておすすめです。
個別にWi-Fiを削除する
上記の設定がONになっている場合、自動的に周囲のWi-Fiを探し出してしまうために通信できないトラブルがあるものの、移動先で逐一Wi-Fiを手作業で切り替えるのも不便を感じる人がいるでしょう。そのため、普段利用しないWi-Fiを個別に削除して対処する方法もあります。
アプリで自動接続先を設定する
モバイルWi-Fiや公共Wi-Fiへ繋がってしまうことで不便を感じているのであれば、目的のWi-Fiへ自動的に設定してくれる「WiFi Prioritizer」アプリは大変便利です。優先したいWi-Fi通信を予め設定しておけば、Android端末で個別にWi-Fi通信の設定が不要です。
Bluetooth接続をオフにする
Bluetooth使用中、若しくは周囲にBluetoothを使用している機器があるとWi-Fi通信に影響を与えます。どちらも使いにくい状態になるため、通信を安定させるためにもBluetooth接続をOFFにするのがおすすめです。
それでも保存済みWi-Fiに繋がらない時の対処法
Wi-Fiルーターのファームウェアをアップデートする
Wi-Fiルーターの不具合に対して大手キャリアであれば、交換対応で済みますが個別に購入している人の場合は、ファームウェアのアップデートをおこなわねばならない場合があります。ファームウェアに問題があれば、アップデートが用意されているはずなので各メーカーの指示に従ってアップデートをおこないます。
AndroidOSをアップデートする
AndroidのOSがアップロードされていないことが原因の通信障害も考えられるので、最新の状態で使えるようにアップデートをしておきましょう。逆に、アップデートすることで通信エラーが出るようになるのであれば、ルーター側の再起動やWi-Fiを再設定することで改善するようです。
Android端末を初期化する
上記でお伝えした方法で、改善が見られない場合は最終手段としてAndroid端末の初期化をおこないます。初期化しても、変化が見られない場合は端末かルーター本体の故障が考えられるので原因もわかるでしょう。
Wi-Fiが保存済みで繋がらない時は落ち着いて対処しよう
保存済み・承認に問題等のエラーメッセージが表示されて、ネットワークに接続できない場合は上記でお伝えした対処法で問題は解決します。Android端末は、自動的にWi-Fi通信を見つけて通信しようとするために不安定なWi-Fiを選んでしまうこともよくあります。
初めてWi-Fi通信の接続をおこなう場合は基本的な設定ミスで、繋がらないことも多くあります。そのため、落ち着いてルーターの電源状態や本体に貼られているWi-Fiに必要な情報を改めて確認するのがおすすめです。