iPad ProとiPadの違いを比較!スペック・性能・価格など選び方のポイントを解説!
新しいタブレットを購入する際に、考えることは性能と価格そしてサイズです。特にAppleのiPadとiPad Proの性能の違いが分からず悩むことがあります。どちらがいいのでしょか。今回はiPadとiPad Proの違いを徹底比較して紹介します。
目次
- 1現行モデルのiPad ProとiPadのスペックの違い
- ・比較対象機種
- 2iPad ProとiPad 9.7インチのスペックの違いを比較
- ・本体のサイズ
- ・性能とスペック
- ・ディスプレイの画質とベゼルの幅
- ・CPUの性能
- ・ストレージ容量
- ・カメラの性能
- ・周辺機器
- ・モバイル通信
- ・認証方式
- 3iPad Pro11とiPad Pro 10.5の性能の違い
- 4iPad ProとiPadのおすすめの選び方ポイント
- ・iPad Pro
- ・Smart Keyboardが使える
- ・iPad
- 5おすすめな人
- ・iPad Pro 11、10.5
- ・iPad Pro 11、12.9
- ・iPad(第6世代)
- ・iPad(第5世代)
- 6iPad ProとiPadの違いをよく精査して購入を決めよう!
現行モデルのiPad ProとiPadのスペックの違い
たくさんの選択肢があることは、消費者にとっては好ましいことです。自分の使用目的やお財布事情に最も適した商品を購入できるからです。この原則はAppleのタブレットにも当てはまります。
2010年1月27日にアメリカのサンフランシスコで記念すべきiPad第1世代が発表されてから今日に至るまで、Appleは様々なタブレット型コンピューターを発表してきました。現在、4つのカテゴリー分けをして販売されています。標準版であるiPad、小型版であるiPad mini、薄型版であるiPad Air、そして大型版であるiPad Proです。
現在Apple Storeで販売されている現行モデルは、以下の5機種です。
販売元 | 機種名 |
Apple | iPad Pro 12.9インチ |
iPad Pro 11インチ | |
iPad Pro 10.5インチ(廉価版 iPad Air 10.5インチ) | |
iPad 9.7インチ(第6世代) | |
iPad mini 7.9インチ(第5世代) |
比較対象機種
この記事でスペックなどの違いを比較したいiPadの機種は下記の6種類です。
- iPad Pro 12.9インチ
- iPad Pro 11インチ
- iPad Pro 10.5インチ
- iPad Pro 9.7インチ
- iPad Air 9.7インチ
- iPad 9.7インチ(第6世代)
iPad ProとiPad 9.7インチのスペックの違いを比較
これから、iPad ProとiPadのスペックの違いを9つの異なる角度から検証していきます。それらの9つの異なる角度とは、「サイズ」「性能とスペック」「ディスプレイ」「CPU」「ストレージ」「カメラ」「周辺機器」「モバイル通信」「認証方式」です。
本体のサイズ
最初に比較をしたいiPad ProとiPadの違いは、本体のサイズです。以下にまとめて記載します。
機種 | iPad Pro | iPad Air | iPad | |||
大きさ | 12.9インチ | 11インチ | 10.5インチ | 9.7インチ | 10.5インチ | 9.7インチ |
世代 | 2018 | 2017 | 2016 | 2019 | 第6世代 | |
画面解像度 | 2,732×2,048 | 2,388×1,668 | 2,224×1,668 | 2,048×1,536 | 2,224×1,668 | 2,048×1,536 |
高さ | 280.6 | 247.6 | 250.6 | 240.0 | 250.6 | 240.0 |
横幅 | 214.9 | 178.5 | 174.1 | 169.5 | 174.1 | 169.5 |
厚み | 5.9 | 5.9 | 6.1 | 6.1 | 6.1 | 7.5 |
重さ | 631g | 468g | 469g | 437g | 456g | 469g |
サイズで選ぶ際の参考ポイント
iPad ProとiPadのサイズの違いを比較して言えることは、どんな目的で購入を考えているかによって、おすすめするタブレットの機種が決まると言うことです。Apple Pencilでイラスト作成などをしたいなら、iPad Pro 12.9インチがおすすめです。
また外に頻繁に持ち出さず、自宅や職場などでセカンドコンピューターとしての使用を考えているなら、やはりiPad Pro 12.9インチがおすすめです。仕事や学校など、外出先などに常に持ち運びたいなら、iPad 9.7インチ(第6世代)がおすすめです。
ディスプレイの見やすさを優先するなら、本体サイズに対する画面含有率が高いiPad Pro 11インチがおすすめです。
性能とスペック
次に比較をしたいiPad ProとiPad 9.7インチの違いは、性能とスペックです。以下にまとめて記載します。
機種 | iPad Pro | iPad Air | iPad Pro | iPad | ||
大きさ | 12.9インチ | 11インチ | 10.5インチ | 9.7インチ | ||
世代 | 2018 | 2017 | 2019 | 2016 | 第6世代 | |
画面解像度 | 2,732×2,048 | 2,388×1,668 | 2,224×1,668 | 2,048×1,536 | ||
画面フレームレート | 120Hz(ProMotion) | 60Hz | ||||
色 | 広色域ディスプレイ(P3) | フルRGB | ||||
仕様 | 耐指紋性撥油・反射防止コーティング、フルラミネーションディスプレイ | 耐指紋性撥油コーティング | ||||
CPU | A12X | A10X | A12 | A9X | A10 | |
RAM | 4GB | 3GB | 4GB | |||
ストレージ | 64GB~1TB | 64GB~512GB | 64GB~256GB | 32GB~512GB | 32GB~128GB | |
リアカメラ | 1200万画素・ƒ/1.8 | 800万画素・ƒ/2.4 | 1200万画素・ƒ/1.8 | 800万画素・ƒ/2.4 | ||
フロントカメラ | Face ID対応 700万画素 |
700万画素 | 500万画素 | 120万画素 | ||
LTE | 29バンド1Gbps | 25バンド450Mbps | 28バンド 1Gbps | 23バンド 300Mbps | ||
Wi-Fi | a・b・g・n・ac 同時デュアルバンド | a・b・g・n・ac デュアルバンド | ||||
Bluetooth | 5.0 | 4.2 | 5.0 | 4.2 | ||
Apple SIM | 内蔵 + eSIM | 内蔵 | 内蔵+eSIM | 内蔵 | 対応 | |
周辺機器1 | Apple Pencil 2 | Apple Pencil | ||||
周辺機器2 | Smart Keyboard Folio | Smart Keyboard | ||||
生体認証 | Face ID | Touch ID2 | Touch ID1 | |||
スピーカー | 4つ | 2つ | 4つ | 2つ | ||
バッテリー | 36.71Wh 10時間 |
29.37Wh 10時間 |
30.4Wh 10時間 |
30.2Wh 10時間 |
27.5Wh 10時間 |
32.4Wh 10時間 |
性能とスペックで選ぶ際の参考ポイント
iPad ProとiPadの性能とスペックの違いを比較して言えることは、性能とスペックだけを取り出してコメントするなら、iPad Pro 12.9インチに勝るものはありません。iPad Pro 12.9インチは、性能とスペックの点で全てに勝っています。ですから、性能とスペックを重要項目と考えているなら、iPad Pro 12.9インチをおすすめします。
周辺機器の使用と言う点で、Apple PencilとSmart Keyboardが最新のモデルでなくても妥協できるなら、iPad Pro 11インチもおすすめします。
ディスプレイの画質とベゼルの幅
3番目に比較をしたいiPad ProとiPadの違いは、ディスプレイの画質です。
機種 | iPad Pro | iPad Air | iPad Air | iPad | ||
大きさ | 12.9インチ | 11インチ | 10.5インチ | 9.7インチ | ||
世代 | 2018 | 2017 | 2019 | 2016 | 第6世代 | |
画面解像度 | 2,732×2,048 | 2,388×1,668 | 2,224×1,668 | 2,048×1,536 | ||
画面のなめらかさ | 120Hz(ProMotionテクノロジー) | 60Hz | ||||
色 | 広色域ディスプレイ(P3)True Tone | フルRGB | ||||
仕様 | 耐指紋性撥油・反射防止コーティング、フルラミネーションディスプレイ (光の反射が少なく色彩が豊かで目に優しいディスプレイ) |
耐指紋性撥油コーティング |
ディスプレイの画質と見やすさで選ぶ際の参考ポイント
iPad ProとiPadのディスプレイの画質と見やすさの違いを比較して言えることは、その利用方法によっておすすめする機種が変わってくると言うことです。動画や映画の視聴を主な利用目的に考えているなら、iPad Proがおすすめです。また写真の編集や加工をよくするなら、やはりiPad Proをおすすめします。
タブレットの主な利用目的が、インターネット検索やSNSなどであれば、iPadをおすすめします。
CPUの性能
4番目に比較をしたいiPad ProとiPadの違いは、CPUの性能です。以下にまとめて記載します。
機種 | iPad Pro | iPad Air | iPad Pro | iPad | ||
大きさ | 12.9インチ | 11インチ | 10.5インチ | 9.7インチ | ||
世代 | 2018 | 2017 | 2019 | 2016 | 第6世代 | |
CPU | A12X Neural Engine |
A10X | A12 | A9X | A10 | |
RAM | 4GB | 3GB | 2GB | |||
CPUの性能(マルチコア) | 17931 | 17889 | 9340 | 11268 | 4984 | 5930 |
GPUの性能(Metal) | 42448 | 42590 | 29547 | 21256 | 16010 | 13115 |
CPUの性能で選ぶ際の参考ポイント
iPad ProとiPadのCPUの性能の違いを比較して言えることは、プロセッサーの性能がiPad ProとiPadでは全く違うと言うことです。iPad Proに搭載されているCPUプロセッサーは、iPad Pro専用に開発された強化バージョンで、その性能は非常に強化されています。例えば、Safariを使ってその表示速度を比較すれば、その差は歴然です。
さらにCPUに多くの負荷がかかるアプリを使用した時にも、性能の差がはっきり出ます。それで動画の編集や写真の加工、また編集をよくするなら、高性能CPUを搭載したiPad Proをおすすめします。しかし、インターネット検索やSNS、YouTubeなどの動画再生、またゲームを主な目的にしてタブレットを使用するなら、iPadのCPU性能で十分です。
ストレージ容量
5番目に比較をしたいiPad ProとiPadの違いは、ストレージ容量です。以下にまとめて記載します。
機種 | iPad Pro | iPad Air | iPad | |||
大きさ | 12.9インチ | 11インチ | 10.5インチ | 9.7インチ | 10.5インチ | 9.7インチ |
世代 | 2018 | 2017 | 2016 | 2019 | 第6世代 | |
ストレージ容量 | 64GB 256GB 512GB 1TB |
64GB 256GB 512GB |
32GB 128GB 512GB |
64GB 256GB |
32GB 128GB |
ストレージ容量で選ぶ際の参考ポイント
iPad ProとiPadのストレージ容量の違いを比較して言えることは、動画や写真の保存、加工、また編集をタブレット端末で頻繁に行いたいなら、iPad Proを選択するのが望ましいと言うことです。インターネット検索、SNS、YouTubeなどの動画再生だけなら、iPadのストレージ容量で十分です。
カメラの性能
6番目に比較をしたいiPad ProとiPadの違いは、カメラの性能です。以下にまとめて記載します。
機種 | iPad Pro | iPad Air | iPad | |||
大きさ | 12.9インチ | 11インチ | 10.5インチ | 9.7インチ | ||
世代 | 2018 | 2017 | 2016 | 2019 | 第6世代 | |
リアカメラ | 1200万画素 ƒ/1.8 |
800万画素 ƒ/2.4 |
||||
手ぶれ修正機能 | 無 | 無 | 光学式手ブレ補正 | 無 | 無 | 無 |
動画撮影機能 | 4K 60p | 4K 30p | フルHD | |||
フロントカメラ | 700万画素 | 120万画素 | ||||
HDR | スマートHDR | HDR |
カメラの性能で選ぶ際の参考ポイント
iPad ProとiPadのカメラの性能の違いを比較して言えることは、2018年モデルのiPad Pro 12.9インチ、iPad Pro 11インチには最新版のiPhoneにも搭載されている最高水準のスマートHDRが採用されているので、綺麗で高画質な写真が撮りたい、あるいは4K動画を撮影したいのであればiPad Proがおすすめできるということです。
iPad Air 10.5インチには唯一、光学式手ブレ補正機能が実装されています。手ぶれ対策には優れたカメラです。しかし、スマートHDRに比べれば性能は落ちます。それで、カメラをあまり使わないユーザーには、iPadをおすすめします。
周辺機器
7番目に比較をしたいiPad ProとiPadの違いは、周辺機器です。以下にまとめて記載します。
機種 | iPad Pro | iPad | |||
大きさ | 12.9インチ | 11インチ | 10.5インチ | 9.7インチ | |
世代 | 2018 | 2017 | 2016 | 第6世代 | |
周辺機器 | Apple Pencil(第2世代)、Smart Keyboard Folio | Apple Pencil、Smart Keyboard | Apple Pencil |
周辺機器で選ぶ際の参考ポイント
iPad ProとiPadのカメラの周辺機器の違いを比較して言えることは、iPad Proだけでなく、iPad 9.7インチ(第6世代)でも、現在Apple Pencilが利用できるので、Smart Keyboardを使う予定がないのなら、iPadで十分事足りるということです。
ただ、iPad Proに実装されているProMotionテクノロジーのため、Apple Pencilで筆記を取ったり、イラストを描いたりすると、実際の筆と墨で書いているような、滑らかなペン先を楽しむことができます。
モバイル通信
8番目に比較をしたいiPad ProとiPadの違いは、モバイル通信の速度です。以下にまとめて記載します。
機種 | iPad Pro | iPad Air | iPad | |||
大きさ | 12.9インチ | 11インチ | 10.5インチ | 9.7インチ | 10.5インチ | 9.7インチ |
世代 | 2018 | 2017 | 2016 | 2019 | 第6世代 | |
LTE対応バンド | 29 | 25 | 23 | 28 | 23 | |
最大通信速度 | 1Gbps | 450Mbps | 300Mbps | 1Gbps | 300Mbps | |
Apple SIM | 内蔵+eSIM対応 | 内蔵 | 対応 | 対応+eSIM対応 | 対応 |
モバイル通信の性能で選ぶ際の参考ポイント
iPad ProとiPadのモバイル通信の性能の違いを比較して言えることは、同じSIMカードを使用しても、iPad Proの通信速度が速くなるということです。さらにiPad ProはApple SIMを内蔵しているため、SIMカードを購入することなく、プリペイド通信契約ができます。またeSIMにも対応できるので、QRコードで簡単にプリペイド契約ができます。
iPad 9.7インチ(第6世代)もApple SIMに対応はしていますが、SIMカードは別途購入して挿入しなければなりません。iPad Proのモバイル通信機能が最も役立つのは、海外での使用です。SIMカードなしでプリペード契約をして使用できるのでとても便利です。
認証方式
9番目に比較をしたいiPad ProとiPadの違いは、認証方式です。以下にまとめて記載します。iPad Proは、ホームボタンによる指紋認証機能を廃止し、あらたにFace ID認証機能を採用しました。さらにiPhoneとは異なり、横向きでもFace認証が可能です。
機種 | iPad Pro | iPad Air | iPad | |||
大きさ | 12.9インチ | 11インチ | 10.5インチ | 9.7インチ | 10.5インチ | 9.7インチ |
世代 | 2018 | 2017 | 2016 | 2019 | 第6世代 | |
認証方式 | Face ID | Touch ID2 | Touch ID1 |
iPad Pro11とiPad Pro 10.5の性能の違い
次に紹介したいのは、iPad Pro 11とiPad Pro 10.5、またiPad Pro 10.5の廉価版であるiPad Air 10.5の性能の違いです。以下に表にしてまとめます。
スペック | iPad Pro 11 | iPad Pro 10.5 | iPad Air 10.5 |
CPU | A12X Bionic | A10X Fusion | A12 Bionic |
RAM | 4GB LPDDR4X | 3GB LPDDR4X | |
認証方式 | Face ID | Touch ID | |
Apple Pencil | Apple Pencil(第2世代)対応 | Apple Pencil(第1世代)に対応 | |
Smart Keyboard | Smart Keyboard Folio対応 | Smart Keyboard対応 | |
外部ポート | USB-C | Lightning、ヘッドフォンジャック | |
大きさ | 247.6×178.5 × 5.9 | 250.6×174.1×6.1 | |
重さ | 468g | 469g | 456g |
iPad Pro 11とiPad Pro 10.5、またiPad Pro 10.5の廉価版であるiPad Air 10.5の性能の際だった違いは4つあります。以下にまとめて記載します。
- iPad Pro 11はホームボタンが廃止され、認証方法が顔認証のFace IDになった
- iPad Pro 11はApple Payが使える
- iPad Pro 11はベンゼル幅が統一され全面ディスプレイ使用になった
- iPad Pro 11の外部ポートはlightningからUSB-Cになり、カメラ接続してデータを転送したり、4Kモニターで外部出力したり、デュアルディスプレイでiPad Proを使用したりできるようになった
iPad ProとiPadのおすすめの選び方ポイント
続いて紹介するのは、iPad ProとiPadのおすすめの機能と性能です。カメラ、ディスプレイ、スペックなどの性能や機能、Apple Pencilなどの周辺機器、さらには価格にいたるまで、これから詳しく解説します。
iPad Pro
まず紹介するのは、iPad Proのおすすめポイントです。iPad Proはこの記事ですでに考えましたが、「性能とスペック」「ディスプレイ」「CPU」「ストレージ」「カメラ」「周辺機器」「モバイル通信」など全ての分野で最高の品質と機能、また性能を誇示しています。これから、特にiPad Proが持つ7つのおすすめポイントを解説します。
Apple Pencilの書きやすさ
最初に紹介する、性能や機能の面でのiPad Proのおすすめポイントは、Apple Pencilの書きやすさです。Apple PencilはiPad 9.7インチ(第6世代)でも使用できます。しかしiPad ProでのApple Pencilの使い心地や性能は群を抜いています。
iPad Proのディスプレイに実装されている「ProMotionテクノロジー」によって、Apple Pencilのペン先を1秒間に240回の早さでスキャンでき、タイムラグはほぼないという性能の高さです。実際にApple PencilでiPad Proに文字を書くと感じる点ですが、まるで紙に文字を書いているような自然なタッチを体験できます。iPad Proが誇る性能と機能の面で最もおすすめできる点の1つです。
以下にiPad ProとiPadのApple Pencilの性能の違いを表にして記載します。
機種 | iPad Pro | iPad Air | iPad | ||
大きさ | 12.9インチ | 11インチ | 10.5インチ | 9.7インチ | |
世代 | 2018 | 2017 | 2016 | 2019 | 第6世代 |
リフレッシュレート | ProMotionテクノロジー120Hz | 60Hz | |||
機能と性能 | 傾き検知、筆圧検知 | ||||
充電方法 | ワイヤレス充電 | Lightningコネクタ | |||
クイックツールの切り替え | ダブルタップ | 無 |
Smart Keyboardが使える
2番目に紹介する、性能や機能の面でのiPad Proのおすすめポイントは、Smart Keyboardが使えることです。Smart Keyboardとは、Apple純正のハードウェアキーボードのことです。iPad Proの本体の横に、Smart Connectorという専用ポートが搭載されており、そこで接続して使用します。
Smart Keyboardはキーボードとしてだけではなく、保護カバーとしても性能の高い周辺機器です。Apple Pencilと同様、iPad Proで使用できるおすすめアイテムです。
BluetoothキーボードならiPadでも使用可能
Smart KeyboardはiPad Proにのみ対応する周辺機器です。iPadには対応していません。しかしBluetoothで接続できる外付けキーボードなら使用できます。キーボードの機能や性能に関して言えば、Smart KeyboardとBluetoothキーボードには違いはほとんどありません。使い慣れたキーボードの使用を望まれるなら、iPadで問題はありません。
4K動画撮影が可能
3番目に紹介する、性能や機能の面でのiPad Proのおすすめポイントは、iPad Proのカメラが4K動画撮影に対応していることです。iPad Pro搭載のリアカメラは、1200万画素のイメージセンサーで高画質な写真撮影を可能にしただけでなく、4K動画撮影にも対応しているという優れものです。
カメラの性能と機能に関して言えば、iPad Proに搭載されているカメラには、素早いピント合わせを実現したFocus Pixels(位相差)オートフォーカス機能が実装されているので、ピンぼけのない高画質な写真撮影ができます。iPad Pro 10.5のカメラには、光学式手ブレ補正機能が実装されていますが、iPad Pro 12.9、iPad Pro 11にはそれが搭載されていません。
しかし、iPad Pro 12.9とiPad Pro 11のカメラにはスマートHDRが搭載されています。ですから夜間撮影でもこのカメラの機能を使えば高画質な写真が撮影できます。
画質の高さ
4番目に紹介する、性能や機能の面でのiPad Proのおすすめポイントは、iPad Proのディスプレイの画質の高さです。iPadのRetinaディスプレイとiPad ProのRetinaディスプレイを見比べて分かることは、iPad Proの画質の色合いには深みがあることです。目を懲らさなければ識別できないレベルでの違いではありますが、パッと目で見ても分かる違いもあります。
それはiPad Proのディスプレイの方が、光の反射が少ないので見やすいと言うことです。その理由は、iPad Proに搭載されている特殊な液晶ガラスにあります。さらにiPad Proは、フルラミネーションディスプレイを実装しているので、液晶パネルと保護ガラスの隙間が少なく、そのためiPad以上の快適な操作感を実感できます。
iPad Proに搭載されているディスプレイは「Liquid Retinaディスプレイ」と呼ばれています。
以下にiPad ProとiPadの画面スペックと性能を表にして記載します。
機種 | iPad Pro | iPad Air | iPad | ||
大きさ | 12.9インチ | 11インチ | 10.5インチ | 9.7インチ | |
世代 | 2018 | 2017 | 2016 | 2019 | 第6世代 |
画面解像度 | 2,732×2,048 Liquid Retinaディスプレイ |
2,388×1,668 Liquid Retinaディスプレイ |
2,224×1,668 Retinaディスプレイ |
2,048×1,536 Retinaディスプレイ |
|
コーティング | 耐指紋性撥油、反射防止コーティング | 耐指紋性撥油コーティング | |||
使用 | フルラミネーション、広色域(P3)、True Toneディスプレイ | フルRGB |
スクロールの滑らかさ
5番目に紹介する、性能や機能の面でのiPad Proのおすすめポイントは、スクロールの滑らかさです。iPad ProのディスプレイはすべてProMotionテクノロジーに対応しています。液晶モニターのスペックであるリフレッシュレート(垂直同期周波数)、つまり駆動速度に関して言えば、これまでは60Hz、つまり1秒間で60回の画面を更新する駆動速度でした。
しかし現在のiPad Proは120Hz、つまり1秒間で120回の画面を更新する駆動速度へと向上しました。スクロールをするとその差は歴然です。iPad Proのディスプレイを指でスクロールすると、その滑らかさに驚かされます。しかしiPadのディスプレイを指でスクロールすると、若干のガタつき、また残像が残るというiPad Proでは起こらなかった現象が見られます。
4スピーカー使用で音質が優れている
6番目に紹介する、性能や機能の面でのiPad Proのおすすめポイントは、iPad Proが4スピーカー使用で音質が優れていることです。iPad Proの4スピーカーはとても高性能です。スピーカーの位置は、上下左右それぞれに搭載されています。
iPad Proの4スピーカーのすごい点は、iPad Proが自動で、タブレットの置かれている向きを検知し、常に上になっているスピーカーから高音が出力され、下になっているスピーカーからは低音が出力されるようになっていることです。音質もとてもよく、映画鑑賞をタブレットで楽しみたいのならiPad Proをおすすめします。
USB-Cポートを搭載
7番目に紹介する、性能や機能の面でのiPad Proのおすすめポイントは、iPad ProにはUSB-Cポートを搭載されていることです。これまでの非力だったLightningコネクタとは違い、USB-Cポートは高速充電や給電機能にも対応しています。また外部ディスプレイやカメラと直接接続し、データを容易に転送できます。さらにデュアルモニターにも対応できます。
iPad
次に紹介するのは、iPadのおすすめポイントです。これから、特にiPadが持つ2つのおすすめポイントを解説します。
価格が安い
iPad最大のおすすめポイントは、価格が安いことです。価格の違いを下記に表にして記載します。
機種(Wi-Fiモデル) | iPad Pro 12.9 | iPad Pro 11 | iPad Pro 10.5 | iPad Air | iPad(第6世代) |
32GB | 34,800円 | ||||
64GB | 111,800円 | 89,800円 | 69,800円 | 54,800円 | |
128GB | 44,800円 | ||||
256GB | 128,800円 | 106,800円 | 97,800円 | 71,800円 | |
512GB | 150,800円 | 128,800円 | 102,800円 | ||
1TB | 172,800円 | 150,800円 |
価格の面では、iPadが圧倒的に安いことが分かります。価格が最も安いiPad Pro 12.9と価格が最も高いいPadでは、価格に67,000円の開きがあります。これまでは、Apple Pencilを使用するには、価格の高いiPad Proの購入が必須でした。
しかし現在、iPad(第6世代)でApple Pencilが利用できるので、Apple Pencil(10,800円)と価格の最も安いiPad(34,800円)のセットで45,600円の価格に抑えて購入できます。iPad(第6世代)で最も価格が高いものでも44,800円なので、Apple Pencilとセットで購入しても、価格は55,600円に抑えることができます。
iPad Pro 10.5モデルの最も価格が安いモデルである64GB(69,800円)と比べても、価格は14,200円安くなります。
バッテリーの保ち時間はiPad Proと同じ
iPadの2番目のおすすめポイントは、バッテリーの保ち時間がiPad Proと同じであると言うことです。通常の使い方であれば10時間保ちます。携帯電話データネットワークでのインターネットを使用した場合でも9時間保ちます。iPadは価格が安い分、バッテリーの持ち時間を重視するなら、iPadの方がお得と言えます。
おすすめな人
では具体的にiPad Proがおすすめなのはどんな人でしょうか。またiPadがおすすめなのはどんな人でしょうか。この記事の最後に、この点を取り上げます。
iPad Pro 11、10.5
まず、iPad Pro 11、iPad Pro 10.5がおすすめな人について紹介します。以下に記載する5つの項目のどれかに当てはまるようなら、iPad Pro 11、10.5の購入をお勧めします。
- Apple Pencilを使って快適に筆記やイラストが描きたい
- Smart Keyboardを使って、Office WordやExcelを利用したい
- 写真の加工や編集、また文章構成などの作業がしたい
- ディスプレイ、写真、また音質のクオリティーの高さを追求したい
- PCを持っておらず、iPadをコンピューターとして使用したい
iPad Pro 11、12.9
次に、iPad Pro 11、iPad Pro 12がおすすめな人について紹介します。以下に記載する2つの項目のどれかに当てはまるようなら、iPad Pro 11、12.9の購入をお勧めします。
- Appleの最先端技術と機能が凝縮された最高品質のiPadを購入したい
- Face IDを試してみたい
iPad(第6世代)
続いて、iPad(第6世代)がおすすめな人について紹介します。以下に記載する4つの項目のどれかに当てはまるようなら、iPad(第6世代)の購入をお勧めします。
- 価格の安さで購入を決めたい
- Apple Pencilが使いたい
- iPadの主な利用目的は、ネット検索、メール、SNSである
- PCを持っているので、iPadはセカンドコンピューターとして使用する
iPad(第5世代)
最後に、iPad(第5世代)がおすすめな人について紹介します。以下に記載する3つの項目のどれかに当てはまるようなら、iPad Pro 11、12.9の購入をお勧めします。
- 価格の安いiPadを購入したい
- iPadの主な利用目的は、ネット検索、メール、SNSである
- PCを持っているので、iPadはセカンドコンピューターとして使用する
iPadの製品には、すでにApple Storeでの販売は終了しているものの、Apple品質認定の整備済製品としてAmazonなどのネットショップでスペックそのまま、価格を10%~20%下げて販売されているものがあります。Apple品質認定の整備済製品として販売されている機種には、iPad Pro 9.7、iPad Pro 10.5も含まれます。
ハイスペックを維持しながら安い価格で購入できるので狙い目と言えます。
iPad ProとiPadの違いをよく精査して購入を決めよう!
iPad ProとiPadのどちらを買うべきか迷っているなら、スペックや価格をまず吟味して、自分に最も合ったiPadを選ぶようにしましょう。ハイスペックで高品質のiPadを購入したいと考えるのは普通ですが、高額で、もしかしたら普段の生活ではほとんど使わない機能ばかりかもしれません。大切なのは自分の目的に合った製品を自分の資力の範囲内で購入することです。iPad ProとiPadの違いをよく精査して購入しましょう。