Wi-Fiとテザリング接続の違いは?テザリングの使い方や注意点を解説!

Wi-Fiとテザリングは混同しがちですが、大きな差がある通信手段です。時と場合によってWi-Fiとテザリングを上手に使い分け、外周先でもインターネットを快適に使うための方法や、テザリングを使う上での注意点などを紹介しています。

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目次

  1. 1テザリングとは
  2. テザリングの仕組み
  3. テザリングには3種類ある
  4. 2Wi-Fiとテザリングの違い
  5. スマホさえあればタブレットなどとどこでも接続できる手軽さ
  6. Wi-Fiと違ってルーターやケーブルが無くても使用できる
  7. 広いエリアでネット通信が可能
  8. モバイルWi-Fiルーターとテザリングの違い
  9. 3テザリングの使い方
  10. テザリングをするための条件
  11. iPhoneでテザリングする
  12. Androidでテザリングする
  13. 4テザリングの注意点
  14. スマホの通信制限
  15. 電池の消耗
  16. 不安定な接続
  17. 5Wi-Fiのサブ手段としてテザリングを使ってみよう

テザリングとは

iPhoneとタブレットの画像

テザリングとは、iPhoneをはじめとするスマホなどモバイル通信端末の通信機能を利用してノートパソコンや通信契約をしていないWi-Fi機能を備えたタブレット端末、インターネット通信が可能なゲーム機などをインターネットに接続させる機能です。

海外ではスマートフォンなどの普及とともに広まっていましたが、日本では大容量通信のインフラ面の不安さから一般ではここ数年使われるようになった機能です。

テザリングの仕組み

iPhoneとノートパソコンの画像

テザリングの仕組みとは、通信機能をもつiPhoneをはじめとするスマホを、モバイル端末をアクセスポイントとし、ほかのWi-Fi機能を搭載したノートパソコンやタブレット、ゲーム機などをインターネットに接続できるようにする仕組みです。

iPhoneではインターネット共有とも呼ばれ、iPhoneやスマートフォンなどテザリング機能を持ったモバイル端末をモデムのように利用し、Wi-Fi機能のみでインターネットを接続しているタブレットなど各種デバイスをインターネットに接続させることが可能になります。

テザリングには3種類ある

テザリング機能には3種類の方法があります。テザリングの種類によって環境や接続した際のスピードなどに変化がでます。

Wi-Fiテザリング

Wi-Fiのイメージ画像

Wi-Fiテザリングとは、最も一般的に使われるテザリング方法です。USB端子、Bluetooth機能などを持たないデバイスとテザリングする際はWi-Fiテザリングを利用することになります。

通信速度はBluetoothテザリングより早く同時にいくつものデバイスとテザリングできるという利点がありますが、アクセスポイントにしているスマホのバッテリーの消費が大きいのがデメリットになっています。

USBテザリング

USBケーブルの画像

USBテザリングとは、アクセスポイントとなるiPhoneをはじめとするスマホなど、通信機能をもったデバイスとUSB端子をもつデバイスを直接つなぐことでテザリングを行う方法です。主にノートパソコンなどで使われるテザリング方法となっており、ビジネスシーンなどで多用されています。

直接つなぐことによって通信速度は安定し、iPhone、スマートフォンだけではなくノートパソコンなどテザリングを受けている側のバッテリーにも気を配らないといけないことがデメリットになっています。

USBテザリングを行う上で気を付けなければいけないことは、充電専用のUSBケーブルではテザリングは行えないので通信対応のケーブルを使うことが必須となります。

Bluetoothテザリング

Bluetoothのマーク

Bluetoothテザリングとは、Bluetooth機能を持つデバイス同士で行えるテザリング機能です。USBテザリングにはケーブルが必要だったり、Wi-Fiテザリングではバッテリーの消費が大きかったりと、デメリットがありますが、Bluetoothテザリングでは必要なバッテリーの消費も少なく、多数のデバイスとつなぐことも可能になっています。

使用する際にペアリングが必須となっているので不正利用もなく、便利な反面、ほかの二つのテザリング方法に比べると速度はあまり出ないというデメリットがあります。

Wi-Fiとテザリングの違い

Wi-Fiのマーク

Wi-Fiとテザリングの違いとは、Wi-Fiは無線通信の一種であり、ルーターから電波を発することによって有線ではなく、無線でインターネット通信を行う無線LANの規格をWi-Fiと呼びます。テザリングとはスマホなど通信機器をアクセスポイントとして利用し、別のタブレットなどデバイスがインターネットに接続できるようにさせる方法です。

混同しがちな2つの言葉ですが、Wi-Fiは無線LANの名称の一つであり、テザリングは通信方法の一つという違いがあります。

スマホさえあればタブレットなどとどこでも接続できる手軽さ

スマホを持っている女性の画像

テザリングとWi-Fiの大きな違いとして、Wi-Fiの場合は、公共のアクセスポイントやフリーWi-Fiなどを利用してインターネットに接続しますが、テザリングの場合、移動中やどこでもテザリングを利用し、接続することで安定したインターネットをタブレットやノートパソコンなどのデバイスで楽しむことができます。

しかし、スマホ自体の充電の問題もあり、使い過ぎに注意が必要になります。

Wi-Fiと違ってルーターやケーブルが無くても使用できる

ケーブルのイメージ画像

テザリングとWi-Fiの大きな違いについて、Wi-Fiは基地局となるルーターや、有線接続するためのケーブルが必要になります。テザリングは通信機能を持つスマホをアクセスポイントとして利用するのでUSBテザリングを除き、ケーブルが必要なく、ルーターを用意する必要がありません。

広いエリアでネット通信が可能

Wi-Fiスポットの画像

外出先でタブレットやノートパソコンなど通信機能を使いたい場合、外出先でWi-Fiフリースポットや公共サービスのアクセスポイントを利用することになるのですが、Wi-Fiの電波が届く場所は限られており、好きな場所でインターネットを使うことが難しい場合もあります。

そいういった場合はテザリングを利用することで、Wi-Fiスポットなど場所を気にせずインターネット接続をすることが可能になります。

モバイルWi-Fiルーターとテザリングの違い

ルーターのイメージ画像

現在ではモバイルWi-Fiルーターの契約も盛んに行われています。モバイルWi-Fiルーターとは、モバイルルーターとも呼ばれており、様々な通信企業と契約を無すぐことでテザリングと同じようにタブレットやノートパソコンなどを外出先で使えるようにします。

モバイルルーターとテザリングの大きな違いはモバイルルーターは通信デバイスの一つですが、ルーターとしての機能のみを備えており、モバイルルーター1つではインターネットや、メールなどを利用することができません。

しかし、テザリングでは通話中使えない、インターネット通信料がテザリングしている分増えてしまうなど、テザリングをするにあたってのデメリットをモバイルルーターを利用することで解決できるケースが多く存在しています。

テザリングの使い方

iPhoneとノートパソコンの画像

テザリングの機能やWi-Fiとの違いを説明してきましたが、実際にテザリングをするための方法を紹介します。

テザリングをするための条件

タブレットとスマホを持つ人の画像

テザリングは通信ができるスマホを持っているだけでは使うことができません。機種によってはテザリングに対応していない機種も存在しているので注意が必要です。テザリングを使うにあたっては各社通信サービスのオプションとして扱われますので、別途料金がかかることが多いばあがあります。

3大キャリアであるドコモ、ソフトバンク、auでテザリングを行う際の利用料金について説明します。

ドコモの場合

ドコモで契約している機種を使ってテザリングを行う際、spモードに加入することが必須条件になっています。ドコモでspモードを契約すると「@docomo.ne.jp」というメールアドレスが使えるようになり、このアドレスが利用できる場合はテザリングを利用することが可能です。

spモード未加入でテザリングを行いたい場合は別途、月額300円のサービス契約が必要になります。

ソフトバンクの場合

ソフトバンクの場合は、テザリングオプションの加入が必要になります。月額500円の契約が必要になりますが、「スマ放題データ定額パック」の契約をしている場合は無料でテザリングを使うことができます。

au

auの場合は、テザリングオプションの加入が必要になりますが、契約プランによっては月額500円のテザリングプランの料金は無料になります。様々なプランでテザリングプランが無料になりますが、対象外のプランもありますので注意が必要です。対象外のプラン契約の場合は別途500円のテザリングオプションをつけることが可能です。

テザリングオプションが無料になる機種を購入した際に無料で2年間テザリングオプションを受けられるサービスなど、auでは様々な試みを行っています。

iPhoneでテザリングする

iPhoneとタブレットの画像

iPhoneを使ってテザリングをするには、テザリングオプションに加入していることを確認して、設定アプリから、「インターネット共有」をタップし、インターネット共有を開きます。一番上にある「インターネット共有」のスイッチをタップし有効にします。

Wi-FiとBluetoothがオフの場合両方をオンに変え、初期設定されているパスワードをテザリングしたいタブレットなどに入力します。

Androidでテザリングする

androidスマホの画像

androidでテザリングを行う際は、設定を開き、テザリングから「ポータブルWi-Fiアクセスポイント」の画面を開きます。ポータブルWi-Fiアクセスポイントを開くとテザリングのオンオフの設定やアクセスポイント名の変更、パスワードの変更ができます。

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テザリングの注意点

注意のマークの画像

テザリングを使う際には注意点がいくつか存在しています。

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スマホの通信制限

iPhoneを持つ女性の画像

テザリングを利用するにあたって注意すべき点の一つに「スマホの通信制限」が存在しています。スマートフォンやiPhoneに比べてタブレットやノートパソコン、ゲーム機などは通信料が多く、テザリングを利用している際は通信料が多く発生してしまい、通信制限がかかってしまう場合があります。

電池の消耗

充電のイメージ画像

テザリングを利用する上で一番の注意点は充電の消費量です。通常スマートフォンを使っているよりも何倍もの充電を消費してしまうので気が付いたら充電が切れていた、もしくはギリギリになってしまっていた。などというケースは多く存在しています。

不安定な接続

不安定のイメージ画像

Wi-Fiテザリングを利用するとどうしても通信が安定せずトラブルになってしまうこともあります。通信速度だけの問題ではなく、人の多い場所なではほかのスマホなどの電波干渉をうけてしまい、繋ぎたいタブレットなどデバイスと接続すらできないというケースもありますので注意が必要になってきます。

Wi-Fiのサブ手段としてテザリングを使ってみよう

iPhoneとパソコンの画像

この記事ではテザリングの種類やWi-Fiとの違い、メリット、デメリットについて説明しました。テザリングは手軽に通信手段を得るのに便利ですが、それ以上に通信料を多く消費してしまったり、充電を多く消費してしまったりすることも多いのが事実です。Wi-Fiとテザリングを上手に使い分けて外出中でも便利にインターネットを楽しみましょう。

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この記事のライター
ライターびび
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