iPadの本格動画編集アプリはLumaFusionがおすすめ!無料で映像作成できるソフトも紹介!
iPadで撮影した動画編集をするには動画編集アプリが必要になります。本記事の中では4種類の動画編集アプリを紹介していますが、いずれも機能に定評のあるアプリです。一部有料版も含まれますが、iPadでの本格ビデオ作製に威力を発揮します。
目次
iPadで動画編集!本格的に映像作成できる有料アプリ「LumaFusion」
本記事では「LumaFusion」「Viva Video」「iMovie」「Quik」の4種の解説をしますが、最初に有料版(3,600円)になりますが、iOS(iPhone、iPad等)用、動画編集アプリで本格的な機能の豊富さに定評のある「LumaFusion」の説明から入ります。
編集画面の見方
まず編集画面の配置の説明をします。iPadのホーム画面から「LumaFusion(有料3600円)」を立ち上げると,トップ画面の表示は、お使いのiPadの環境や「LumaFusion」のバージョンにより多少の相違があります。ボタンの配置が左右の違い、ボタンが下に配置されていたりします。
上の図で「LumaFusion(有料3600円)」”編集画面”の基本的な見方を説明します。画面左上が「メディアインポートエリア」になります、ここから映像を下の「編集エリア」に必要数ドラッグして編集できます。右上の「プレビューエリア」には編集エリアの操作が反映されます。
編集方法
「LumaFusion」の編集作業は「タイムライン」とよばれる編集エリア中央の、”帯状の太目のバー”に「メディアエリア」から動画をドラッグして配置し、右端にある「ツールボックス」や「ハサミ」を使用して編集を行います。
本格動画編集アプリ「LumaFusion(有料3600円)」の映像編集は編集エリアのタイムラインで主に行われます。
編集の前に「新規プロジェクト」の型を作成します。右端の「+」ボタンをタップしてポップアップに「プロジェクト名」を入力します。ついで映像の「フレームレート」「フレームアスペクト比」を入力して終了します。
ここで「フレームレート」「アスペクト比」について説明します。「フレームレート」の単位は「FPS」で表しますが、「パラパラまんが」で説明すると分かりやすいです。一秒間に何枚めくるかで見た目の”滑らかさ”が決まります。
標準的目安として映画は「24FPS」テレビは「30FPS」だといわれます。「アスペクト比」とは画面、スクリーンの横、縦の比率です。ちなみに映画、デジタル動画は「4:3」、You Tube「16:9」です。
編集ツール
「LumaFusion(有料)」の動画の「編集」にはさまざまな「ツール」を用います。右端に「ツールボックス」のアイコンがありタップすると。左側にポップアップが出て内容が表示されます。
クリップの追加
ついで「LumaFusion(有料)」のクリップの追加の解説をします。
「LumaFUsion」で、「クリップ」の追加というと通常こちらの操作になります。メディアエリアから編集エリアの「タイムライン」にクリップをドラッグ&ドロップします。
クリップがタイムラインに配置されるとプレビューに映し出されます。この操作が通常の「クリップの追加」ですが、右端のツールバーの「+」ボタンをタップすると、「クリップの追加」という項目が出ます、次にこちらを解説します。
編集画面、右端の「+」をタップしてクリップを追加します。メニューにあるクリップは「トランジション」「ブランククリップ」「メインタイトル」「オーバーレイタイトル」の五つです。「音声入力」ではiPadの音声を収録できます。
「トランジション」は動画と動画の継ぎ目を滑らかにします。「ブランククリップ」は空白の画像をはさみます。「メインタイトル」は背景にテキストを挿入します。「オーバーレイタイトル」は動画上にテキストを載せることができます。
トランジションの追加
動画のクリップとクリップの”継ぎ目の映像の不自然さ”をどうにかしたいという時に「トランジション」を使います。
「ソース」からトランジションを選択します。
クリップとクリップの継ぎ目のところにトランジションをドラッグします。
すると映像の進行が継ぎ目のところにくると映像が画面で少しぼやけるようになりカクッと変わる不自然さを緩和してくれます。
動画クリップの分割
次は「LumaFusion(有料3600円)」の編集での動画クリップの分割を説明します。
右端のメニュー欄から「切り取り」を選択し、画面中央のバーで切り取ることができます。
テキストテンプレート
動画にテキスト入力するには下の図で赤枠内の「オーバーレイタイトル」をタップします。
次に右の画面に移り「編集」をタップします。
「編集」画面でテキストを動画に書き込めるようになります。
右の入力欄にテキストを入力しますと画像(右の画面)に反映されます。
テキストのほかにも、上のように豊富な絵文字が用意されていて、自由に画像に華を添えることができます。
スピード調整
これから本格編集アプリの「LumaFusion(有料)」でのスピード調整を解説します。
「LumaFusion」(有料)での速度調節では最も遅くて1/240倍で最速が6倍の速さで再生調節できます。
映像編集効果
「LumaFusion(有料)3600円」での映像編集効果は、編集操作がプレビューでリアルタイムに確認できます。無料版にはない本格的で多彩な編集操作を、プレビューで確認しながら行えます。「Luma Fusion(有料)」ビデオ作製が有料版ならではの本格機能を感受できます。
音楽の追加
動画のBGMを選曲するときは、LumaFusionに標準で収録されている「ロイヤリティフリー」(無料)を選ぶ方が無難です。もちろんオンライン選曲したり、自分で蓄えた曲もよろしいのですが,「YouTube」やSNSにアップする場合には著作権に注意が必要です。
ムービー設定
LumaFusionで4Kのムービー映像をプレビューで表示してみます。
「メディアインポート」からクリップを、「タイムライン」にドラッグ&ドロップします。
鮮やかな4Kムービーがプレビューに流れます。
動画の再生方法
画面下部の「フレーム&フィット」をタップすると、映像のサイズの拡大、縮小をすることができます。
映像の再生は「▷」をタップすることにより始まります。
映像の再生が始まると、下のタイムラインも左に流れます。上が動画クリップで下がオーディオクリップです。それぞれ3列設定できます。矢印の停止ボタンをタップするとプレビューの映像と編集エリアのタイムラインが停止します。
キーボードショートカット
MacPCではLumaFusionで動画編集する際に、上記の図のようなショートカットキーを使って編集作業ができます。上手に「ショートカットキー」を使いこなすことができれば、サクサクと編集作業を進めることができます。
iPadで動画を編集できるおすすめ無料アプリ「VivaVideo」
編集画面の見方と編集方法
二番目に「VivaVideo」の編集画面と編集方法、ビデオの作成法をこれから解説していきます。
ホーム画面より「VivaVideo」をタップして開きますと、上段に「編集₎「撮影」の大きなアイコンが分かりやすく表示されています。中段には多数の「撮影」に関する「アイテム」の一覧が、横一列に表示されています。今回は記事のテーマでもあり、編集を選択してビデオを作成してみます。
テーマ
「Viva Video」の編集ツール「テーマ」とは、アプリであらかじめ用意されている編集スタイルを、ユーザーの好みで選ぶことができ、フィルタ、トランジション、BGM,をすべて盛り込んで自動的に編集され、アプリに全部おまかせでビデオが作成できる便利な編集ツールです。
面倒な操作をしなくて良いため、編集をはじめて体験する方は、「テーマ」を使用してオリジナルビデオを作成することをお勧めします。
左の画面で「テーマ」を選択します、たくさんテーマスタイルがありますが、アイコンの右肩に「VIP」マークがついているアイテムは「有料版」限定ですので使用できません。ここでは無料で使用できる「マイペット」を選びます。
すぐに編集、構成がはじまり、じきにBGMとともに動画の再生が始まります、すべておまかせではなく動画画像の組み換えがしたいときは、下段の「クリップ編集」を選択するとクリップの組み換えができます、他のテーマスタイルに変更したい場合はやり直しも可能です。
クリップ編集
「動画編集」を行う場合、クリップ編集はつきものです、動画の編集、ビデオ作成の際にはクリップの削除、組み換え、カット、つなぎ合わせなどを、全編にわたり意識しながら編集作業をすすめていきます。
長目の動画を短縮したいときには、画面下に横長のクリップと呼ばれる編集バーがあります、このバーを自由に左右にスライドさせることにより、再生時間を延長、短縮、させることができます
「クリップ編集」は動画編集テクニックの中でも大切なものです。動画映像のなかで必要でないと思われる部分を、カットしてつなぎ合わせたり、前後を入れ替えたり、部分的なシーン(クリップ)をコピーしてつないで再生時間を延長したりします。
動画の「端」をカットするのは、「バー」をスライドして「チェック」をタップするだけでOKですが、中盤部分をカットするときは、ツールの「分割」をタップして、右のハサミで中ほど画像中ほどをスライドさせて、カット部分を選択します。
上記の図で示すように、ハサミを動かしてチェックボタンをタップすると、右の図のようにクリップが二つになり、分割されているのがわかります。このあとトリミングをタップして、画像をドラッグすることにより、つなぎ合わせ動画の中ほどのカットができます。
効果編集
「VivaVideo」ではiPad、やタブレットだけでなくスマートフォンでも動画の編集を十分お楽しみいただけます。上の図はスマートフォンで「効果」の編集をするところです。「効果」編集では、「多段音楽』「テキスト」「ステッカー」「エフェクト」等、多数アイテムが用意されていて自由に編集を楽しむことができます。
ひとつご注意があります、音楽の編集ですが、アプリ内に用意された曲やオンラインのフリーな曲は問題ないのですが、ユーザー自身がストックしている楽曲を動画と一緒に「SNS」で配信する場合「著作権」に配慮する必要があります。
動画の再生方法
編集が終わりましたら、動画の再生を見てみましょう。上段の「下書き」をタップしますと「スタジオ」に移動します。ここで再生したい動画を選択して再生することができます。名前をつけて保存、投稿する場合は前ページにもどり戻り「保存/投稿」ボタンをタップして案内にしたがいます。
iPadで本格的な動画を作成・編集できる無料アプリ「iMovie」
編集画面の見方と編集方法
Apple純正の本格動画編集アプリ「iMovie(無料)」のプロジェクト(my動画)の編集時には、「フィルター」「テーマ」「テーマ曲」「フェードイン、フェードアウト」「速度調整」のツールを、自在に使いながら」ユーザーの希望するビデオを作成します。無料ながら「Viva Video」本格映像を作成することができます。
プロジェクトの追加
早速、iMovieでオリジナルビデオを作成しましょう。Apple製のiPhone,iPad専用の無料動画作成アプリです、ホーム画面より「iMovie」のアイコンをタップして開き、トップ画面の「+」をタップします。
「iMovie(無料)」を開いてプロジェクトを追加してみます。左端のおおきな大きな「+」ボタンをタップします。
「ムービー〕「予告編」と在りますが「ムービー」を選びます。
「ムービー」を選択しますと、多数のパターンスタイルの一覧が下段に並び現れますがここでは「モダン」を選択して編集します。
動画の追加
動画を追加してみましょう。「iMovie(無料)」を開いたら、右上の「作成」をタップして開きます。するとiPad内に保存されている「編集素材」が表示されますので、任意の動画をえらんで赤枠の矢印をタップしますと、下段のタイムラインに選択した動画が、移動して編集できるようになります。
動画の分割
つづいて無料の本格動画編集アプリ「iMovie」で、動画の基本的な分割をしてみましょう。
中央線に分割したい部分をあわせ指で上から下になぞります。
すると動画が二つに分割されました。このあと不必要ならば「ゴミ箱」をタップして捨てることができます。
プロジェクト設定
前後しますが、編集が終わった後のプロジェクトの設定の説明をしておきます。
右上の「?」をタップしますと、プロジェクト関連の説明が画面上に出ます、操作に迷ったら活用しましょう。
上の画面で赤枠のアイコンをタップすると、プロジェクトをSNSにアップしたり保存したりできます。
書き出しサイズが表示され選択できます。
フィルタ
動画全体の色調を変えるには、「フィルター」を使います。シックなモノトーンにしたり華やかなパステル調にも変更が可能です。
テーマ
次は下の五つの項目から「テーマ」を選択してどう変化がつくか試してみます。星形マークの「テーマ」をタップしてみます。
上の動画をご覧ください、一例としてこのように画像が変化します。
テーマ曲
動画を盛り上げるにはバックで流れるBGMが効果的です。感動の動画をさらに印象に残るものに仕上げるには、選曲も大事なことです。BGMを追加するには、上の画面で左端の「+」ボタンをタップします。
「モーメント」「ビデオ」「写真」「アルバム」「オーディオ」と編集アイテムが表示されますから,「オーディオ」をタップします。
オーディオのページに移ります。ここでもいろいろ音楽に関連する項目が出ますが,「テーマ曲」を選択しましょう。
「テーマ曲」に使える多彩な曲がそろっています。選曲が楽しめそうです。
フェードイン・フェードアウト
動画を編集していくに従い、動画と動画の継ぎ目でプツンときれ、またいきなり始まるといった部分を静かに終わり、自然にはじまるというようにしたいときがあります。ひとつのシーンが溶けるように消えていき次のシーンが霧の中から現れるといったイメージです。
下段の「フェード」をタップして、矢印でさしている黄色の▽を動かして、フェードをかけたい部分に設定します。
フェードイン、フェードアウトを設定すると画像だけでなくBGMもボリュウムが静かに終わり徐々に大きくなります。
速度調整
動画の場合、静止画像と違うのは速度と時間が編集する際、考慮しなければならない大きな要因となります。メディアやSNSにアップするには容量に制約もあり、そして時間内に伝えたい映像を十分に盛り込めるか、おおいに気に掛けるところです。
上の図のスライドバーを動かして速度を速めたり、遅くしたりスローモーションにもできます。いろいろ試してみて丁度よいスピードにしてください。
iPadでGoPro撮影動画も編集できる無料アプリ「Quik」
動画撮影アクションカム「Go pro」で撮影した動画を、スマートフォンやタブレット(iPad)に取り込むには二つの方法があります。一つは「Gopro」カメラで撮影された動画ファイルは、MicroSDに保存されます。端末に直接動画ファイルを、移すにはケーブルとSDカードリーダーが必要です。(下にiOS対応のSDカードリーダーを紹介してあります)
二つ目の方法はスマートフォンの方に、「Goproアプリ(転送専用)」をインストールしておく方法です。端末のGoproアプリを起動させておき、カメラ本体の案内にしたがって操作していけば、たやすく動画を転送できます。
「Go proアプリ」は「iPhone、iPad」「Android」どちらの対応版もあります。それぞれApp Store、Google play、で”Go pro”と検索すればヒットします。
上のカメラも下のiOs用カードリーダーも、アマゾンの通販ショップからの照会です。コード付きカードリーダーは「Gopro」だけでなく、ほかの一眼レフカメラの動画をiPadに取り込むときにも重宝します。「Android」対応の製品もアマゾンで確認済みです。
本格動画編集アプリquuik(無料)は、他の動画編集ソフトに比べフリーの音楽や、編集用の「エフェクト」のテンプレートが多数用意されて、ユーザーの好みを選択するだけで、Quikの方で自動的に編集、調整するため、本格のプロモーション動画を簡単に制作することができます。
お使いのApple社製の「iPad」か、GoogleのGoogleの「タブレット」に「Goproアプリ(無料)」をインストールしたら、さっそくカメラと接続してみましょう。
タブレット(iPad等)のホーム画面からGoproアプリのアイコンをタップします。すると上左の画面になります。画面の左上のメニューアイコンをタップします。右の画面にポップアップメニューが出ますので、「カメラ」を選択しタップします。
「カメラ」をタップして開きますと、”カメラが接続されていません、追加してください”のアナウンスが、初回の接続時には表示されます。下段にある「カメラの追加」をタップします。次回からはこのアナウンスは出ません。右の画面に移りカメラの検索が自動的にはじまります。
自動検索でカメラが認識されましたら、カメラにニックネームをつけて他のカメラ端末と、区別することができるようになります。パスする場合は下の「GP---のままに」をタップします。このあと従来のGoproアプリでは、パスワードの入力が必要でしたが、バージョンアップで省略されました。
この後、動画編集アプリの「Quik」(無料)の使用法を解説します。
Goproアプリはカメラからモバイル端末に、画像ファイルを取り込むアプリです、取り込んでから「Quik」とバトンタッチをします。「Go proアプリ」の左下の赤枠のアイコンをタップすると、これまで撮影した動画ファイルが表示されます。
表示された動画ファイルを複数選択し、タップし続けると端末内にとりこむことができます。
写真、動画ファイルを編集のため取り込むには、上記の「Quik」の設定で”写真、メディア、ファイルへのアクセスを許可しますか”を「許可」に選択してください。
上記の図のように端末内の画像ファイルが表示されるとともに、上段のフォルダの一覧からも動画を取り込むことができます。
上段のフォルダの一覧から「Gopro」を選択すると、先ほど端末に取り込んだ、Goproカメラで撮影された画像ファイルの一覧が表示されます。
編集パターンを選択する
動画をいくつか選択してチェックをタップしますと動画のタイトル名の入力画面になり、名前の入力が済みますと、エフェクトで画質のスタイルを選べます。あとは選択した動画をアプリが自動でつなげ、BGMも流れ、ひとつのプロモーション動画が作成されます。
編集画面の見方と編集方法
編集画面は画像を選びだし、中段の一覧から「ツール」を選択して加工できます。
動画の保存・シェア
動画の編集も終わり保存するには右下の青い保存ボタンをタップします。左画面で”どの方法でシェアしますか?”と出ます、このまま端末内に保存するには「シェアせずに保存」をタップします.「シェアリンク」をタップしますと「特定のひと」もしくは「SNS」にアップすることができます。
iPadの動画編集アプリを使って本格的な映像を作成しよう!
いままで有料アプリ、無料アプリで提供される、動画編集アプリを4件紹介しましたが、それぞれ個性的な特徴があり、無料版とも思えぬ本格的なアプリもありました。ひとつ注意していただきたいのですが、インストールはできるだけWi-Fi環境行った方が賢明です。