スマホの充電が遅い!電池(バッテリー)残量が増えない原因と対処法を解説!

スマホの充電が遅いことで悩んだ経験は、最近では誰にでもあると思います。バッテリーの劣化が原因だと思いがちですが、遅い原因は思わぬところにある場合があります。本記事ではスマホの充電が遅い理由とその対策方法について解説します。

スマホの充電が遅い!電池(バッテリー)残量が増えない原因と対処法を解説!のイメージ

目次

  1. 1スマホの充電が遅い原因を究明
  2. 充電器に原因がある場合
  3. 充電ケーブルまたはアダプターに原因がある場合
  4. スマホのバッテリーに原因がある場合
  5. 充電する環境に問題がある場合
  6. 完全放電してしまうと時間がかかる
  7. ながら充電では電池がなかなか増えない
  8. 2スマホの充電が遅い時の対処法
  9. 別の充電器を試してみる
  10. 充電ケーブルとアダプターを交換してみる
  11. 極端に暑いあるいは極端に寒い場合は室温に気をつける
  12. 完全放電してしまった時は時間を置く
  13. スマホを再起動してみる
  14. スマホのバッテリーが劣化している場合は交換する
  15. 3スマホの充電が遅い時の細かい注意点
  16. スマホでアプリが多く起動している時はなるべく閉じる
  17. スマホを定期的に再起動してリフレッシュをする
  18. USB端子ではなくACアダプターから充電を
  19. 4スマホの充電が遅くても焦らずに対策を!

スマホの充電が遅い原因を究明

家に帰ってからスマホを充電していると、いつもより充電のスピードが遅いと感じる場合があります。気のせいだと思って放置している人も多いと思いますが、実際に充電速度が落ちている場合があります。これにはいくつか原因があり、本当に気のせいでなければ充電器の出力やスマホのバッテリーなどに問題がある場合がほとんどです。

そこで今回はスマホの充電が遅くなってしまう原因を究明するとともに、その改善策についていくつか提案を行います。

充電器に原因がある場合

スマホの充電が遅いと感じたとき、充電器にその原因がある場合があります。充電は出力電流(アンペア)の数値が高いほど短時間で充電することができますが、この値が小さいほど充電にも時間がかかってしまいます

例えばパソコンから充電を行う場合、パソコンのUSBポートは0.5Aという規格が定められています。一方でACアダプターには2A規格のものがあり、2つを比較すると速度の差は明らかになります。早く充電したい場合は、低電流の充電器ではなく、コンセントに直接差し込むタイプのACアダプターの利用をおすすめします

充電ケーブルまたはアダプターに原因がある場合

充電器と充電アダプターによる電流差で充電速度に違いが出ると説明しましたが、充電ケーブルが異なると遅くなってしまう場合があります。先述した通り、通常のUSBケーブルでは0.5Aという規格が定めされていますが、これを用いていると給電元(充電器・アダプター)が規格に沿って0.5Aまでの電流しか流さない仕様になってる場合が多く、本来のスペック通りに給電されません。

これについては専用の、充電用の大きな出力電流に対応したUSBケーブルを購入して使用することで改善が可能です。

スマホのバッテリーに原因がある場合

同じスマホを長い期間利用していると、内部のリチウムイオンバッテリーが劣化して、蓄えられる電気が少なくなっていきます。おおよそ二年ほどが交換時期の目安と言われていますが、これについてはバッテリー交換や新しい機種に買い替える、あるいは外付けのバッテリーを持ち歩くなどで対応する必要があります。

充電する環境に問題がある場合

充電する環境も電池の充電速度や寿命に大きな影響を与えます。例えば電池の消費が激しいゲームなどを行いながら充電を行うと、充電の消費と、充電が同時に行われるため充電時間の増加、バッテリー劣化の大きな原因になります。

また非常に気温の高い車内など、温度差の激しい場所に放置してしまうのも大きな危険が伴います。スマホ自体が誤作動を起こしてしまう可能性があり、充電速度以前に故障の原因にもなります。

完全放電してしまうと時間がかかる

昔はバッテリーの残量を0にしてから充電するほうがよいとされており、実際に電池切れになってから充電するように気をつけている方も多いようです。しかしそれは昔の話で、最近のiPhoneや、その他多くのメーカーのスマホに搭載されているリチウムイオンバッテリーなどは、充電を繰り返してもあまり容量が減らないように設計されています。

完全に放電してから充電すると、より電池の容量を劣化させてしまう原因になる可能性があります。また、完全放電から再びスマホを起動するために大きな電力が必要になり、時間がかかってしまうため、オススメの方法ではありません。

ながら充電では電池がなかなか増えない

スマホを使って遊びながら、充電しながら、ゲームなどのアプリをしながら、という使い方をしていると当然、充電したそばから消費してしてしまうことになるので、電池の充電は遅くなります。ケーブルをさしっぱなしにして利用することになるためストレスも溜まってしまいます。

そして何より、つかったそばから消費するという使い方はバッテリー劣化の原因にもなるので、避けたほうがよいと考えられます。

スマホの充電が遅い時の対処法

実際にスマホの充電が遅いと感じた時、上記のような原因が考えられると述べてきました。単純に充電環境(アダプターなど)が最適ではないパターン、バッテリーが劣化しているパターン、使い方に問題があるパターンなど、さまざまな場合がありました。そうした各原因についてどのような対処法をとればよいかを説明します。

別の充電器を試してみる

使っている充電器があまり良いものではない可能性も考えられます。安価なスマホ充電用のACアダプターや充電器、充電ケーブルなどは、見た目が変わらなくても出力や耐久性などが弱く設計されていることが多く、それが原因となって充電が遅くなっている可能性があります。また安価な充電器は故障の原因にもなりえます。

充電ケーブルとアダプターを交換してみる

先述した通り、充電ケーブルやアダプターにはそれぞれ定められた電流値があります。この電流値が高ければ高いほど充電の速度は早くなりますので、製品パッケージなどを調べて電流が通常である0.5Aよりも大きいものを選ぶと早く充電できるかもしれません。

極端に暑いあるいは極端に寒い場合は室温に気をつける

部屋の温度が暑い、あるいは寒い場合にはスマホが誤作動を起こして充電速度に差が出たり、充電が止まったり、故障の原因になるなど良いことはありません。スマホをそういった温度差の激しい場所に放置しないように心がける必要があります。

完全放電してしまった時は時間を置く

電池が0パーセントになったあとも放置するなどして、完全放電してしまった場合、バッテリーは完全に空になってしまうため、その状態から充電するためにはそれだけの電力が必要になってしまいます。そういった場合は充電器やケーブルなどにつないで電源を入れずにしばらく放置すると、通常よりも早く充電を行うことができます。

スマホを再起動してみる

スマホの電源を入れっぱなしにしていると動作が重くなるという話を聞いたことがある方もいるかと思います。これはスマホ内部でデータを処理するためのメモリ容量を食うためで、アプリの動作が重くなり、処理に時間がかかってしまって充電にも影響する可能性があります。この場合はスマホ自体を再起動することで充電効率なども改善することが可能です。

スマホのバッテリーが劣化している場合は交換する

長年使ってきたことが原因でスマホのバッテリーそのものが劣化している可能性も考えられますが、この場合は外付けバッテリーで対応するか、スマホ内部バッテリーあるいはスマホ本体を交換する以外の対処方法はありません。費用はかかりますが、大幅な充電容量の改善が見込めます。

スマホの充電が遅い時の細かい注意点

ここまでで、スマホの充電が遅い時にできる具体的な対策について述べてきました。しかしそれ以外にも日常生活の中で気をつけることで充電を可能な限り持たせる方法がありますので、それについても簡単に説明していきます。

スマホでアプリが多く起動している時はなるべく閉じる

スマホでアプリを立ち上げると、ホームボタンを押して閉じた気になりがちですが、実際はアプリは待機状態になるため終了するのにさらに一手間かかります。処理能力を消費して動作を遅くし、充電を消費する要因にもなるため、使わないと思ったアプリは終了するように心がける必要があります。

スマホを定期的に再起動してリフレッシュをする

スマホを定期的に再起動することで、アプリを一括で終了したり、圧迫されたメモリ領域を完全にリフレッシュすることができます。日常的に使っている人は電話がかかってくるかもしれない、使う機会が多いことなどが理由で、なかなか電源を切る機会はありませんが、思い出した時に一度終了するだけでも、やらない場合と比べて大きな差になる可能性があります。

USB端子ではなくACアダプターから充電を

USB端子は0.5Aと規格が定められていますが、ACアダプターは1.5Aや2.0Aなど、3、4倍の規格のものが多くあります。流れる電流が多ければ充電の速度が早くなるため、早く充電したい場合は可能な限りACアダプターから充電するほうがよいと考えられます。

スマホの充電が遅くても焦らずに対策を!

スマホの充電が遅いために、もしかして容量が劣化したのかもしれないと焦りがちですが、それ以外の原因によって遅くなってしまっている可能性もあります。例えば充電をおこなうためのACアダプターと充電ケーブル、あるいは充電器に原因がある可能性、終了し忘れたアプリやながら充電による充電中の電池消費、高温あるいは低温環境による誤作動などをあげてきました。

もちろん長期間の使用によってバッテリーそのものが劣化している可能性もありますが、焦らずに対策を行うことで劣化度合いをできる限り抑えることができます。完全放電を行ってしまうと逆に時間がかかり、容量を減らしてしまう現象も紹介しました。

焦らずに対策を行うことで、手持ちのスマホをより長く利用することができます。ぜひ正しい知識をつけて、快適なスマホライフを送りましょう。

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この記事のライター
hibino_yuu
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