2019年04月29日更新
iPhoneの寿命は何年?バッテリーの長持ちさせる方法や買い替えのタイミングは?
iPhoneの寿命は何年か知っていますか?今回はiPhoneの寿命は何年か、またバッテリーを長持ちさせる方法や買い替えのタイミングについて解説します。iPhoneの症状からバッテリーの交換時期が分かるので、自分のiPhoneをチェックしてみましょう。
目次
- 1iPhoneの寿命の目安は何年?
- ・Appleの見解ではiPhoneが快適に使える期間は3年
- ・4年以上同じiPhoneを使うユーザーもいる
- ・Androidの2倍の寿命であると言われている
- 2iPhone買い替えのベストタイミング
- ・最新機種が発売されたタイミングで買い替える
- ・バッテリーが寿命になったら買い替える
- ・最新バージョンのiOS非対応になったら買い替える
- 3iPhoneのバッテリーが寿命になると起こる症状
- ・充電の減りが異常に早くなる
- ・ピークパフォーマンス性能が低下する
- ・バッテリー劣化の警告表示が出る
- 4iPhoneのバッテリーを長持ちさせる方法
- ・充電回数を減らして過充電を避ける
- ・高温多湿を避けて丁寧に扱うようにする
- ・純正の充電器を使用する
- ・自動アップデートなどのバックグラウンド操作を減らす
- 5iPhoneの使い方に気を付けて長持ちさせよう
iPhoneの寿命の目安は何年?
iPhoneの寿命の目安は何年だと思いますか?iPhoneユーザーは慣れ親しんだ機種をできるだけ長く使い続けたいという思いの反面、新機種が発表されると早めに新機種に切り替えた方が良いのだろうかと気が焦る気持ちがあるかもしれません。ただ、基本的にはそのiPhoneの寿命が尽きるまで、使用したいところです。
今回はiPhoneの寿命の目安は何年か、iPhoneの切り替えのタイミング、iPhoneの消耗の目安、iPhoneのバッテリーを長持ちさせる秘訣について解説します。
Appleの見解ではiPhoneが快適に使える期間は3年
「iPhoneの寿命の目安は何年か」という問いに対するAppleの見解は「iPhoneが快適に使える期間は3年が目安」と公表されています。ただ補足として「3年が目安だが、大体のApple製品の耐用年数は3年以上であるのが現状」としています。
iPhoneユーザーが機種の切り替えを考えるのは、契約しているサービスパックの割引期間が満了する時期、新機種が発表される時期、最近iPhoneの動きが遅くなった・バッテリーの持ちが悪くなったと思う時期などでしょう。
iPhoneの切り替えを考える際は「iPhoneの寿命の目安は何年か」という視点も加味すると良いでしょう。
4年以上同じiPhoneを使うユーザーもいる
「iPhoneの寿命の目安は何年か」という問いに対するAppleの公式見解の如く、3年以内に新しい機種に切り替えている人はいますが、4年以上同じiPhoneを使うユーザーもいます。
定期的に行われるソフトウェアアップデートがサポートできるiOSのバージョンの上限は機種によって決まっていますが、最新のiOSを提供できる期間は約5年といわれています。できるだけ丁寧にiPhoneを扱って、バッテリーの消耗を抑えたとしても、iPhoneの寿命は5年が限度かもしれません。
逆に使用期間1~2年でiPhoneのパフォーマンスがおかしい場合は、取り扱いの仕方に何らかの問題がある可能性があります。
Androidの2倍の寿命であると言われている
分析会社Asymcoの調査によると、「iPhoneの寿命を平均するとAndroidに比べ2倍以上の年数の使用が可能である」と公表されています。スマホの寿命を語るときに主な要因になるのは「デバイス自体の耐久年数」と「OS・ソフトウェアのサポート期間」です。上記の見解は主に「OS・ソフトウェアのサポート期間」によるところが大きいと思われます。
iPhoneは約5年、機種で言うと4世代間はiOSのサポートが継続されますが、Androidの端末OSのアップデート対応期間は平均で約2年となっています。
分析会社Asymcoの実際の調査結果は「デバイス自体の耐久年数」と「OS・ソフトウェアのサポート期間」を加味して総評しています。
「iPhoneの寿命の目安は何年か」という問いに対する総評としては「iPhoneの寿命は約4年3ヶ月」としていますが、同じ分析法で「Android端末の寿命の目安は何年か」という問いに対して総評すると「Android端末の寿命は1~2年」となるそうです。
iPhone買い替えのベストタイミング
次に、iPhoneの買い替えのベストタイミングについて解説します。
最新機種が発売されたタイミングで買い替える
まず、最新機種が発売されたタイミングでiPhoneを買い替えるという考え方があります。Appleの最新機種のラインナップが発表される時期は毎年9月頃です。iPhoneに限らずApple製品全般に言えることですが、Apple製品は基本的に値下げという概念がありません。つまり発売当初の値段が次世代製品の発表時期まで維持されます。
この様な状況から、iPhoneを買い替える際、新発売の時期をずらして後で購入しても購入者側にコスト的なメリットはなく、かえって発売当初に購入した方がその機種のサポート期間を長く利用できるので、結果的にiPhoneの寿命が長くなるという考え方ができます。
バッテリーが寿命になったら買い替える
iPhoneのバッテリーが寿命になったら買い替えるという考え方も1案です。iPhoneのバッテリーの寿命はAppleの公式見解によれば平均的に3年以上は持つはずですが、個人のiPhoneの取り扱い方にも左右されます。普段の充電の仕方が不適切であるとバッテリーの消耗が早くなります。
例えば、こまめにiPhoneの充電を繰り返したり、iPhoneがフル充電になっているにもかかわらず長時間、電源につなげたままにしたりすると、iPhoneのバッテリー寿命を短くする原因になります。
iPhoneのバッテリーを充電する際は、できるだけ定期に必要最小限の回数でバッテリー充電するようにし、フル充電になったらすぐに電源から抜くようにすることでiPhoneのバッテリー寿命を長く持たせられます。
バッテリーの寿命を確認する方法
iPhoneのバッテリーの寿命を確認する方法として専用アプリを使用する方法があります。iPhoneのバッテリーの寿命を確認できる「バッテリー・ライフ (Battery Life)」という無料アプリがあります。
アプリ内では、iPhoneのバッテリーが十分利用可能な状態である場合は「グリーン」で表示され、バッテリー消耗が進み、交換の時期を示唆する場合は「レッド」で表示されます。
「最近、iPhoneのバッテリー消費が早い」と感じたときは、こうしたiPhoneのバッテリー寿命を確認できるアプリでバッテリー消耗の状況を確認すると良いでしょう。ビジュアル的にバッテリーの消耗が示されれば、iPhone切り替えのタイミングを判断する際に迷いがなく、また今後のバッテリーケアの目安にもなります。
最新バージョンのiOS非対応になったら買い替える
使用しているiPhoneが、最新バージョンのiOSで非対応になったらタイミングで、iPhoneの買い替えを考えるという考え方もあります。
最新バージョンのiOSでなくても使用できれば良いと考える人がいるかもしれませんが、iOSのアップグレードは単に機能が付加されたり、デザインが変わったりするだけでなくセキュリティー情報も更新されています。インターネット上のリスクは日々様相が変化しているので、iPhoneで安全にインターネットを利用するには最新iOSの定期更新が必要です。
iOSだけではなく使用しているアプリのバージョンもチェック
iPhoneでいつも利用しているアプリがアップデートできなくなったら、iPhoneの切り替えを考えるべきかもしれません。アプリには対応iOSがあります。アップデートするにはiPhoneが対応iOSにアップデートされてないと行えません。
1度アプリのアップデートが行えなくなったら、今後はアプリのバージョンは古いままなので、利用に支障がでてくる可能性があります。使用頻度が高いアプリが使えなくなるのは今後の仕事やプライベートに支障をきたすので、iPhoneの切り替えを考えざるを得ないでしょう。
iPhoneのバッテリーが寿命になると起こる症状
次に、iPhoneのバッテリーが寿命になると起こる症状について解説します。iPhoneのバッテリーに関する症状を良く知ると、iPhoneの症状を参考にしてiPhone買い替え・バッテリー交換のタイミングを計れます。iPhoneのバッテリーに関する症状に詳しくなりましょう。
充電の減りが異常に早くなる
iPhoneバッテリーの減りが異常に早いと感じるようになったら、バッテリーが消耗している可能性が高いと考えるべきです。
iPhoneのバッテリーの持ちは明らかにバッテリーの消耗度を反映します。突然急激にiPhoneバッテリーの減りが早くなることはないと思いますが、徐々にiPhoneバッテリーが減る時間が早くなっているのであればバッテリーの消耗が末期にきている証拠です。
客観的な指標が欲しい場合は前述のバッテリー消耗を確認する無料アプリ「バッテリー・ライフ (Battery Life)」などを利用しましょう。
パーセント表示が正しく機能しなくなる
iPhoneホーム画面の右上にいつも表示されているバッテリー残量のパーセント表示が不安定に感じたら、バッテリーが消耗している可能性が高いと考えるべきです。
バッテリー残量のパーセント表示が不安定なときは、充電すると短時間で急激に充電のパーセントが上がったり、ついさっきまで十分バッテリー残量があったのに短時間で急激に充電のパーセントが下がったりします。そのような症状のときは、バッテリーの消耗が末期にきている可能性があります。
ピークパフォーマンス性能が低下する
iPhoneのバッテリーの消耗を語る上で「ピークパフォーマンス性能」という概念があります。「ピークパフォーマンス性能」とはバッテリーの給電能力における最大瞬時給電能力を指します。
バッテリーの消耗が進むと、この「ピークパフォーマンス性能」が低下するので、iPhoneでは「ピークパフォーマンス性能」の低下を感知した際は、給電パフォーマンスを調整する制御機能が働くようになっています。
この制御機能が働いた場合は、iPhoneのバッテリーの消耗が末期にきていると判断するべきです。この制御機能が働いているかどうか確認するには、まず、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態(ベータ)」まで進みます。
画面中央に「ピークパフォーマンス性能」という項目があり、その下段に表示されているメッセージから制御機能(パフォーマンス管理)が働いているか確認できます。
バッテリー劣化の警告表示が出る
iPhoneでバッテリー劣化の警告表示が出る場合は、バッテリーが消耗している可能性があります。警告表示は「設定」→「バッテリー」まで進むと確認できます。iPhoneがバッテリーの異常を感知した場合は、画面上方に「iPhoneのバッテリーの点検修理が必要になる可能性があります」というメッセージが表示されます。
このメッセージは表示されたときは、バッテリー交換の時期がきている可能性が高いので1度Appleストアもしくは正規代理店に相談するのが賢明です。
iPhoneのバッテリーを長持ちさせる方法
次に、iPhoneのバッテリーを長持ちさせる方法について解説します。
充電回数を減らして過充電を避ける
iPhoneのバッテリーを充電する際に、充電回数を減らして過充電を避けるようにするとiPhoneのバッテリーを長持ちさせられます。iPhoneの設定で無駄な電気消費に関わる設定を無効にして、効率的なバッテリー稼働を行うとバッテリー充電の回数が減って、バッテリーの長持ちにつながります。
また、バッテリー残量が十分ある状態でこまめに充電するというやり方は、バッテリーの消耗を促進させるのでやめましょう。逆にバッテリーを使い切ってから充電するというやり方もバッテリーに負担をかけるので、バッテリー残量が20%程度まできたら充電を開始し、フル充電になったら電源から外すというやり方が適切です。
高温多湿を避けて丁寧に扱うようにする
高温多湿の環境は、iPhone・バッテリーの消耗を促進します。iPhoneは高温多湿を避けて丁寧に扱うようにしましょう。普段iPhoneを持ち歩いていれば問題ありませんが、車中など高温多湿の環境にiPhoneを放置しないように注意しましょう。
純正の充電器を使用する
iPhoneの充電は基本的にApple純正の充電器を使用するのが適切なやり方です。Apple純正の充電器はiPhoneのスペックを熟知したメーカーがカスタマイズして用意している専用の充電器なので、iPhoneのバッテリーに最も負担をかけない充電器です。他社製品でももちろん充電はできますが、iPhoneのバッテリーに負担をかけている可能性は否めません。
iPhoneのバッテリーの長持ちを考えるのであれば、可能な限りApple純正の充電器を使用するべきです。
自動アップデートなどのバックグラウンド操作を減らす
iPhoneの設定で、自動アップデートなどのバックグラウンド操作を減らすとiPhoneのバッテリーを長持ちさせられます。バックグラウンド操作はiPhoneユーザーが感知しないバックグラウンドで常に稼働しています。つまり知らず識らずのうちにバックグラウンド操作はiPhoneに負担をかけています。
iPhoneの設定で必要ない自動更新・バックグラウンド設定はオフに設定しましょう。そうすることでバッテリーの消費電力を抑え、結果的にバッテリーの長持ちにつながります。
iPhoneの使い方に気を付けて長持ちさせよう
iPhoneの使い方に気を付けてバッテリーを長持ちさせましょう。iPhoneの取り扱い方でバッテリーが何年持つかが決まります。普段の充電方法やiPhoneの設定などを見直して、バッテリーを長持ちできるように気を付けましょう。
バッテリーの消耗状態についてはiPhoneの症状から判断できるので、iPhoneのバッテリーが寿命になると起こる症状を良く理解して、iPhone買い替えの目安にしましょう。
また、iPhoneの症状に現れなくても、無料アプリを使ってバッテリーの消耗状態を確認する方法があります。無料アプリはiPhoneの症状を客観的に評価する指標にもなります。iPhoneの症状で判断に迷ったら無料アプリを使用しましょう。