2019年07月24日更新
Amazon Fire TV Stickでスマホ/PC画面をミラーリング!注意点と設定方法を解説!
Fire TV Stickでミラーリングする場合の設定方法と注意点を解説します。 Fire TV Stickでスマホ・PCをミラーリングすると、動画・画像だけでなくゲームや音楽もテレビで楽しめます。特に大画面ゲームやBGM音楽に利用する活用法はおすすめです。
目次
- 1Fire TV Stickに画面をミラーリングするメリット
- ・スマホ・PC画面の写真や動画をTVに表示!
- ・ゲームや音楽を楽しめる
- 2Fire TV Stickでミラーリングを使う初期設定は?
- ・HDMI端子対応のTVとWi-Fi環境が必要
- ・有料アプリのAirReceiverが便利
- 3スマホ画面をFire TV Stickでミラーリングする方法は?
- ・iPhoneは画面ミラーリングから接続できる
- ・Androidは機器への画面のキャストから接続できる
- 4Fire TV Stickでスマホ画面をミラーリングをする注意点
- ・iOSとMacOS端末は有料アプリがないと接続できない
- ・OS 4.2(Jelly Bean)以前のAndroidは対応していない
- 5PC画面をFire TV Stickでミラーリングする設定方法
- ・MacはAirPlayから接続できる
- ・WindowsはChromeのキャストから接続できる
- 6Fire TV StickでPC画面をミラーリングをする注意点
- ・Fire TV Stickと同じネットワークに接続している必要がある
- ・WindowsでFire TV Stick 4Kを使うには有料アプリが必要
- 7Amazon Fire TV Stickでミラーリングをしてみよう!
Fire TV Stickに画面をミラーリングするメリット
Fire TV Stickはご存知の通り、Amazonが提供する、ネットワーク動画配信用のテレビに設置するドングルデバイスですが、Fire TV Stickはネットワーク動画配信をテレビにモニターするだけでなく、スマホ・PC画面やゲーム・音楽をテレビにモニターするという使い方ができます。
今回はFire TV Stickを使ったミラーリング活用法を解説します。
スマホ・PC画面の写真や動画をTVに表示!
まず、Fire TV Stickを使ってスマホ・PC画面の写真や動画をテレビに表示(ミラーリング)させることで得られるメリットとしては、何といっても、スマホ・PCの画面にはない大画面臨場感でスマホ・PCのコンテンツを楽しめるという点が挙げられます。
最近のスマホ・PCの画面は解像度が高く、それだけでも視聴に値する体験を得られますが、テレビの大画面で楽しむコンテンツは、また別のエンターテイメント体験になるはずです。また、普段スマホ・PCの画面でしか見ていないコンテンツをテレビでみると新鮮であると同時に新たな発見があるかもしれません。
ゲームや音楽を楽しめる
Fire TV Stickを使ってスマホ・PCをミラーリングする上で、もう1つの活用方法が、スマホ・PCのゲームプレイや音楽をテレビで再生・出力するというやり方です。
普段スマホ・PCでプレイしているゲームをテレビの大画面で楽しむというゲーム体験は興味深いものがあります。ゲームの楽しみ方が1つ増えることになります。テレビの大画面でゲームをプレイすることによってゲームの臨場感が高まり、より一層ゲームの世界観にひたれるはずです。ぜひテレビの大画面でスマホ・PCのゲームをプレイしてみてください。
また、テレビの音楽・音響機器を通してスマホ・PCの音楽を再生するという方法も使い勝手の良い活用法です。テレビの音楽・音響機器は、部屋全体を音・音楽の臨場感で包むように設計されているので、部屋のBGMとして音楽を流すデバイスとしてうってつけでしょう。
Fire TV Stickでミラーリングを使う初期設定は?
次に、Fire TV Stickでスマホ・PCのミラーリングを行うにあたっての初期設定について解説します。
HDMI端子対応のTVとWi-Fi環境が必要
まず、Fire TV Stickでスマホ・PCのミラーリングを行う際に、必須のデバイス・ネットワーク環境として、HDMI端子対応のTVとWi-Fi環境が挙げられます。
Fire TV Stick・HDMI端子対応のTV・Wi-Fi環境がそろったら、初期設定を行いましょう。まず、Fire TV Stick自体のセッティングです。Fire TV StickにHDMIコードの端子を接続し、さらに電源アダプタとFire TV Stickをつなぎます。
Fire TV Stick自体のセッティングを終えたら、Fire TV Stickに接続しているHDMIコードの反対側の端子をテレビに接続します。テレビとFire TV Stickをつなげたら最後に電源アダプタの電源入力端子を電源コンセントに接続します。これで接続関係のセッティングは完了です。
次にテレビのモニターで設定を行います。テレビに電源を入れ、「入力切替」の設定でFire TV StickをつないだHDMI端子を選択します。
テレビのモニターにFire TV Stickの設定画面が表示されるので、Fire TV Stickのリモコンを使って初期設定を行います。まず、使用言語として「日本語」を選び、次にFire TV StickにつなげるWi-Fi通信を選択します(画面にお目当てのWi-Fi通信が表示されていない場合は「他のネットワークに接続」を選んでWi-Fi通信を検索できます)。
Wi-Fi通信を選択できたら、Wi-Fiのパスワードを入力してFire TV StickをWi-Fi通信とつなげます。これで基本的な初期設定は完了です。
デバイスとWi-Fi間は10メートル以内
上記の初期設定の過程で注意するべき点は、Fire TV Stickとミラーリングを行うデバイス(スマホ・PCなど)のWi-Fi間隔は10メートル以内の距離感を保つ必要があるということです。10メートル以上離れてしまうとFire TV Stickの機能を十分に施行できるだけの通信条件がそろわないので注意しましょう。
有料アプリのAirReceiverが便利
Fire TV Stickとテレビをつないで初期設定を済ませたら、次はデバイスをミラーリングするためのアプリをインストールします。インストールするアプリは有料ですがおすすめのアプリがあります。「AirReceiver」というアプリで、価格は305円です。この「AirReceiver」があれば、スマホ・PC両方のミラーリングが可能です。
他にも同じ用途の同種アプリはありますが、この「AirReceiver」は多くのユーザーに使い勝手が良いと評価されている優秀なアプリです。
ちなみに、「AirReceiver」アプリはAmazonから購入することになりますが、Amazonアカウントについては、Fire TV Stick納品時に既にFire TV Stickを注文したときのAmazonアカウントが登録されているので、設定変更を行わない限り、Fire TV Stickを注文したAmazonアカウントで購入処理されます。
「AirReceiver」のインストール方法は、Fire TV Stickのホーム画面で「アプリ」の項目を選択し、「カテゴリ」→「ミュージック」と進んで、「AirPlay&UPnP」のアイコンを選ぶとFire OS用のアプリとして「AirReceiver」を検索できます。アプリの紹介画面が表示されたら、画面上のインストールアイコンを選択してインストールします。
「AirReceiver」をインストール後は時に初期設定を行う必要はなく、機能としては「AirPlay」「AirTunes Audio(AirPort Expressスピーカー)」「GoogleCast(ChromeCast)」「DLNA(ネットワーク内の動画が見放題)」「YouTube」の5チャンネル用意されています。
「AirReceiver」の操作方法としては、5つのチャンネルから任意のチャンネルを選択することで容易にアプリの機能を利用できます。「AirReceiver」を使ったミラーリングの手順は各デバイス(スマホ・PC)によって違うので、手順の詳細については後述します。
スマホ画面をFire TV Stickでミラーリングする方法は?
次に、スマホ画面をFire TV Stickでミラーリングする方法について解説します。Fire TV Stickを使ってスマホ画面をミラーリングするにあたっては、iPhoneとAndroidで操作方法が違うので、以下、分けて解説します。
iPhoneは画面ミラーリングから接続できる
Fire TV Stickを使ってiPhoneの画面ミラーリングを行う場合は、まず、Fire TV Stick側でチャンネル設定を行います。Fire TV Stick側で選択するチャンネルは「AirPlay」です。「AirPlay」にチェックを入れればFire TV Stick側の設定は完了です。
次にiPhone側で設定・操作を行います。iPhoneでコントロールセンターを表示し(iPhone8シリーズ以前ではホーム画面を上方へスワイプ、iPhoneX以降では)、「画面ミラーリング」のアイコンをタップして選択ポップアップ画面で「AFTT-●」を選択します。
これでiPhoneの「AirPlay」を使ったミラーリングが行われ、Fire TV Stickを通してテレビにiPhoneの画面が映し出されます。
Androidは機器への画面のキャストから接続できる
Fire TV Stickを使ってAndroidの画面ミラーリングを行う場合も、まず、Fire TV Stick側でチャンネル設定を行います。Fire TV Stick側で選択するチャンネルは「GoogleCast」です。「GoogleCast」にチェックを入れればFire TV Stick側の設定は完了です。
次にAndroid側で設定・操作を行います。
Androidのホーム画面を下方にスワイプして表示されるコントロールセンター画面で「キャスト」をタップすると、ポップアップ画面で「機器への画面のキャスト」と表示されるので、「設定」をタップして手順に従えば、Androidの「GoogleCast」を使ったミラーリングが行われ、Fire TV Stickを通してテレビにAndroidの画面が映し出されます。
Fire TV Stickでスマホ画面をミラーリングをする注意点
次に、Fire TV Stickでスマホ画面をミラーリングをする際の注意点について解説します。
iOSとMacOS端末は有料アプリがないと接続できない
今回は、「AirReceiver」という有料アプリを使用したミラーリングの方法を紹介していますが、Fire TV Stickは現在、機種として2つのタイプが用意されており、機種によっては有料アプリを使用しなくてもミラーリングできる場合があります。
現在(2019年7月時点)、Fire TV Stickの機種は、通常版Fire TV StickとFire TV Stick 4Kがあります。Fire TV Stick 4Kは上位版で高画質に対応しています。
通常版Fire TV Stickでは、標準装備として「Miracast」というミラーリング機能が装備されています。
この「Miracast」の機能を使えば有料アプリがなくてもFire TV Stickを使ってミラーリングを行えますが、このミラーリング機能を利用できるのは「Miracast」に対応しているデバイスのみに限定されます。具体例を挙げると、「Miracast」に対応しているデバイスは一部のPC(Windows)・Android端末になります。
iPhone・iPad・MacといったAppleデバイスは「Miracast」に対応していないので、通常版Fire TV Stickを使用する場合でも有料アプリを使ってミラーリングを行うので注意しましょう。
また、Fire TV Stick 4Kでは「Miracast」機能が廃止されているので、ミラーリングを行う際はどのデバイスに対しても有料アプリを利用するので注意しましょう。
通常版Fire TV Stickで「Miracast」を利用する手順
通常版Fire TV Stickで「Miracast」機能を利用する手順をAndroidスマホを例にして説明すると、まず、Fire TV Stickのリモコンでホームボタンを長押しし、表示画面で「ミラーリング」を選び、待機状態にします。
次に、Android側でホーム画面を下方にスワイプし、表示されるコントロールセンター画面で「マルチスクリーン」をタップします。その後、検索されたFire TV stickのアイコンをタップれば、「Miracast」を使ったミラーリングが行われ、Fire TV Stickを通してテレビにAndroidスマホの画面が映し出されます。
OS 4.2(Jelly Bean)以前のAndroidは対応していない
また、通常版Fire TV Stickの「Miracast」機能を利用して、Android端末のミラーリングを行う場合はOSのバージョンについて注意が必要です。利用するAndroid端末のOSバージョンがOS 4.2(Jelly Bean)以前の場合は利用対象外となるので注意しましょう。
PC画面をFire TV Stickでミラーリングする設定方法
次に、PC画面をFire TV Stickでミラーリングする設定方法について解説します。Fire TV Stickを使ってPC画面をミラーリングするにあたっては、MacとWindowsで操作方法が違うので、以下、分けて解説します。
MacはAirPlayから接続できる
Fire TV Stickを使ってMacの画面ミラーリングを行う場合は、まず、Fire TV Stick側でチャンネル設定を行います。Fire TV Stick側で選択するチャンネルは「AirPlay」です。「AirPlay」にチェックを入れればFire TV Stick側の設定は完了です。
次にMac側で設定・操作を行います。Mac画面上方のメニューバーに「AirPlay」アイコンが表示されている場合は、「AirPlay」アイコンをクリックして表示される接続先メニュー一覧からFire TV Stickを選択すれば、Macの「AirPlay」を使ったミラーリングが行われ、Fire TV Stickを通してテレビにMacの画面が映し出されます。
Mac画面上方のメニューバーに「AirPlay」アイコンが表示されていない場合は、「Appleメニュー」→「システム環境設定」→「ディスプレイ」まで進み、「使用可能な場合はメニューバーにミラーリングオプションを表示」にチェックを入れると、メニューバーに「AirPlay」アイコンが表示されるので、上記の手順で設定しましょう。
WindowsはChromeのキャストから接続できる
Fire TV Stickを使ってWindowsの画面ミラーリングを行う場合も、まず、Fire TV Stick側でチャンネル設定を行います。Fire TV Stick側で選択するチャンネルは「GoogleCast」です。「GoogleCast」にチェックを入れればFire TV Stick側の設定は完了です。
次にWindows側で設定・操作を行います。Fire TV Stickを使ってWindowsの画面ミラーリングを行う場合はGoogle Chrome(ブラウザ)を利用します。Google Chromeを立ち上げ、画面右上の「設定アイコン(三点マーク)」をクリックします。
表示されたメニューで「キャスト」を選ぶとネットワーク上でFire TV Stickの検索を開始し、検索されると「ソースを選択します」と表示されるので、ミラーリングする画面を「ブラウザ・デスクトップ」から選べば、Windowsの「GoogleCast」を使ったミラーリングが行われ、Fire TV Stickを通してテレビにWindowsの画面が映し出されます。
ちなみに「GoogleCast」とは、Googleが提供するFire TV Stickと同種のドングルデバイス「Chromecast」で使用するネットワークシステムで、Fire TV Stickでも有料アプリ「AirReceiver」を使えば、この「GoogleCast」を利用して各デバイスをミラーリングできます。
Fire TV StickでPC画面をミラーリングをする注意点
次に、Fire TV StickでPC画面をミラーリングする際の注意点について解説します。
Fire TV Stickと同じネットワークに接続している必要がある
これは、Fire TV Stickを利用してミラーリングを行うデバイス全般に対して言える注意点ですが、ミラーリングを行うデバイスはFire TV Stickと同じWi-Fi通信と接続されている必要があります。ミラーリングを行うデバイスがうっかり別のWi-Fi通信とつながっていると、Fire TV Stickを利用してミラーリングを行えないので注意しましょう。
WindowsでFire TV Stick 4Kを使うには有料アプリが必要
前述した通り、通常版Fire TV Stickでは、標準装備として「Miracast」というミラーリング機能が装備されており、この「Miracast」の機能を使えば有料アプリがなくても、一部のPC(Windows)・Android端末でFire TV Stickを使ってミラーリングを行えます。
しかし、Fire TV Stick 4Kではこの「Miracast」機能が廃止されているので、Fire TV Stick 4Kを使ってWindowsPCのミラーリングを行う際は、どのWindowsPCでも有料アプリを利用する必要があります。
Amazon Fire TV Stickでミラーリングをしてみよう!
Amazon Fire TV Stickを使って、ミラーリングを試してみましょう。Amazon Fire TV Stickを使えば、スマホ・PC画面の写真や動画をテレビに表示(ミラーリング)できます。
スマホ・PCの画面をテレビに表示(ミラーリング)するメリットは、何といっても、スマホ・PCの画面にはない大画面臨場感でスマホ・PCのコンテンツを楽しめるということです。
スマホ・PCのモニター画面は解像度が高く、コンテンツ視聴には困らないスペックを有していますが、テレビの大画面で楽しむコンテンツ体験は、エンターテイメント体験として別の価値があります。また、普段スマホ・PCの画面でしか閲覧できないコンテンツをテレビの大画面でみることで、新鮮な視点でコンテンツを楽しめる同時に新発見も期待できます。
また、Fire TV Stickを使ってスマホ・PCをミラーリングする場合、スマホ・PCのゲームプレイや音楽をテレビで再生・出力するという活用方法があります。
スマホ・PCのゲームプレイをFire TV Stickを使ってテレビにミラーリングすると、普段スマホ・PCでプレイしているゲームをテレビの大画面の臨場感で体験できるので、普段と違うゲームプレイを楽しめます。
また、スマホ・PCをFire TV Stickを使ってテレビにミラーリングすると、テレビの音楽・音響機器を通してスマホ・PCの音楽を再生できるので、部屋のBGMとして音楽を流すという使い方としては最適です。
テレビの音楽・音響機器は、部屋全体の臨場感の演出を考えて音・音楽が広がるように設計されているので、スマホ・PCと組み合わせて利用することで、頼もしい部屋のムードメイカーとして機能してくれます。
Fire TV Stickを使ってミラーリングを行う際は、使用方法について、Fire TV Stickの機種に注意する必要があります。Fire TV Stickの機種は、通常版Fire TV StickとFire TV Stick 4Kがありますが、両者は、ミラーリングの使用方法が若干異なります。
通常版Fire TV Stickには、標準でミラーリング機能「Miracast」が装備されており、一部のPC(Windows)・Android端末で新規アプリをインストールすることなくミラーリングを行えますが、Fire TV Stick 4Kには「Miracast」は装備されていないので、ミラーリングを行う場合は全デバイスに対して有料アプリを利用する必要があるので注意しましょう。