2019年07月01日更新
お絵かきするならiPad Proか無印iPad!イラスト向きの機種を解説!
iPadでお絵かきをするため、どのiPadのモデルを購入するべきか悩んでいますか。お絵かきをするなら、それに最も適したiPadのモデルを購入しなければ、良い作品を描くことはできません、今回は、イラスト向きのiPadの機種について解説します。
目次
- 1iPadでお絵かきするメリットは?
- ・ノートPCと板タブか液タブでもお絵かきできるのに?
- ・iPadならすぐ起動してApple Pencil で綺麗にできる!
- 2iPadでお絵かきするデメリットは?
- ・12.9インチのiPadは持ち運びには大きい!値段が高い!
- 3iPadを比較!お絵かきに使うならProか無印か?サイズは?
- ・iPad Pro 10.5インチと無印iPad 9.7インチの比較なら無印!
- ・お絵かきを本気で使うならiPad Pro 12.9インチ!
- 4iPadでお絵かきするなら容量選択はいくら?
- ・イラスト用iPadで必要な容量を計算してみた
- ・容量はイラスト以外のアプリも使用なら128GB以上がいい
- ・容量不足はクラウドサービスに保存する方法がある
- 5【iPadでお絵かき】自分に適した機種でやってみよう
iPadでお絵かきするメリットは?
イラスト作成と聞くと、イラストを専門に扱う会社のオフィスで、プロのイラストレーターたちが、コンピューターと向き合い、イラストを考えている光景を思い浮かべるかもしれません。特に複雑で洗練された多色のイラスト制作であれば、専門のソフトウェアや特殊機能を搭載したコンピューターでなければ制作は不可能、と多くの人が考えています。
確かにフリーランスとして活躍するイラストレーターであっても、コンピューターを使い作業をする人は大勢います。しかし、iPadの登場は、「イラスト制作はコンピューターで行う仕事」という概念を打ち破りました。
特に、Apple PencilがAppleによって販売されてから、プロのイラストレーターや漫画家の多くが、iPadをより広範囲に利用して作品制作をするようになりました。iPadでお絵かきしたり、イラストを描いたりするのは、コンピューターを使って作業するよりも便利なのでしょうか。iPadでお絵かきをするメリットは何でしょうか。
ノートPCと板タブか液タブでもお絵かきできるのに?
iPadの液タブでお絵かきするメリットの1つは、PCを付けて作業しなくてもイラストが描けることです。もちろん、ノートPCと板ダブ、またはノートPCと液タブというセットでイラストの作成作業を行うこともできます。しかし、ノートPCとはいえ、PCであることに変わりはなく、PCの電源を入れ、OSが立ち上がるまでには時間がかかります。
OSが立ち上がってから、さらにお絵かきアプリを起動させて作業します。つまり思い立った時にすぐに作業できるわけではないと言うことです。さらにノートPCは持ち運びができるとはいえ、ノートPCを置く場所が必要です。膝の上に載せて作業をすることも可能ですが、決して心地よい作業環境とは言えません。
しかし、iPadの液タブだけでお絵かきやイラスト作成ができれば、これら全ての問題が解決されます。好きなときに、好きな場所で、起動時間を待つことなく、iPadの液タブを使って即座に作業に取りかかれます。
iPadならすぐ起動してApple Pencil で綺麗にできる!
iPadの液タブでお絵かきする別のメリットは、iPadならすぐ起動してApple Pencil で綺麗にイラストの作成や絵が描けることです。イラストの作成や絵を描くことは「芸術」の仕事と考えることができます。芸術の分野で大切なのは、発想とひらめきです。発想とひらめきは、自分が望む時や場所を選んではくれません。
頭に思い浮かんだときに、すぐに形にする必要があります。この点、iPadはどこでも持ち運べ、なおかつ起動時間も早いので、発想とひらめきがあった時に、すぐにイラストや絵を描いて具現化できます。またApple Pencilを使えば、繊細なタッチで絵を描くことができ、紙やキャンパスの上で絵を描くような、自然な絵に仕上げることができます。
iPadでお絵かきするデメリットは?
ではiPadでお絵かきすることには、メリットだけでデメリットはないのでしょうか。これからiPadでお絵かきするデメリットを紹介します。
12.9インチのiPadは持ち運びには大きい!値段が高い!
iPadでお絵かきする最大のデメリットは、お絵かきに最も適したiPadモデルはサイズが大きいことと、値段が高いことです。お絵かきに最も適し、最新のApple Pencil(第2世代)が使えるiPadのモデルは、iPad Pro 12.9インチ(第1世代)、iPad Pro 12.9インチ(第2世代)、そしてiPad Pro 12.9インチ(第3世代)の3つです。
12.9インチは、具体的に、横280.6mm、縦214.9mm、奥行き5.9mmの大きさになります。イラスト作成には大きい画面が望ましいですが、持ち運びには不便です。さらに値段の問題もあります。現在、iPad Pro 12.9インチ(第3世代)64GB Wi-Fiモデルの正規販売価格は、税抜きで111,800円します。
これにApple Pencil(第2世代)の正規販売価格、14,500円(税別)を加えると、126,300円(税別)になります。かなりの出費が予想されます。
iPadを比較!お絵かきに使うならProか無印か?サイズは?
現在、Apple Pencil(第1世代)とApple Pencil(第2世代)に対応しているiPadの機種は、以下の通りです。
Apple Pencil(第1世代) | Apple Pencil(第2世代) |
iPad Air(第3世代) | 12.9インチiPad Pro(第3世代) |
iPad mini(第5世代) | 11インチiPad Pro |
iPad(第6世代) | |
12.9インチiPad Pro(第2世代) | |
12.9インチiPad Pro(第1世代) | |
10.5インチiPad Pro | |
9.7インチiPad Pro |
これらiPadのApple Pencil対応9機種を比較したとき、お絵かきに使うならどのiPad機種を購入すべきでしょうか。
iPad Pro 10.5インチと無印iPad 9.7インチの比較なら無印!
特に比較してみたいのは、iPad Pro 10.5インチと無印iPad 9.7インチ(第6世代)です。共にApple Pencil(第1世代)対応機種です。値段は無印iPad 9.7インチ(第6世代)が32GBで37,800円(税抜き)で、iPad Pro 10.5インチが64GBで69,800円(税抜き)です。
スペックや性能は、もちろんiPad Pro 10.5インチの方が上ですが、2つを並べて比べてみたときに限り、その微妙な違いに気づきます。しかし単独であれば、ほとんど分かりません。さらにApple Pencilを使ってのお絵かきも、無印iPadは非常にスムーズで、iPad Pro 10.5インチと同じように作動します。
32,000円の値段の違いを考えると、お絵かきには無印iPad 9.7インチ(第6世代)をおすすめします。
お絵かきを本気で使うならiPad Pro 12.9インチ!
次に考えたいのは、お絵かきを目的に本気で使うなら、Apple Pencil対応のどのiPad機種がおすすめなのか、と言うことです。お絵かき目的でiPadを利用するなら、大切なのは画面サイズです。イラストや絵を描く際には、画面にブラシパネルやレイヤーパネルを表示させます。いわばキャンパスに絵を描く際に絵の具を載せるパレットのような物です。
画面が大きければ、それらブラシパネルやレイヤーパネルが表示されていても、邪魔にも苦にもなりませんが、画面が小さいと、ブラシパネルやレイヤーパネル表示はイラスト作成時に邪魔になるので、頻繁に折りたたむ必要が生じます。これはイライラの原因になります。スペックや機能で他のiPadより優れているのはもちろん、メリットの1つです。
しかしお絵かき作業に何が重要か、という原点を考えれば、iPad Pro 12.9が最も適したおすすめ機種と言えます。
iPadでお絵かきするなら容量選択はいくら?
次に考えるのは、お絵かきするのに最適のiPad容量はどのくらいなのか、という点です。当然、目的や用途によって、必要とされる容量は異なります。イラスト作成やお絵かきに特化した目的でiPadを使用する際に、容量不足でイライラすることなく、快適にお絵かきに集中できるiPadの容量選択について、これから説明します。
イラスト用iPadで必要な容量を計算してみた
具体的に、お絵かきやイラスト作成に特化した目的でiPadを利用するなら、どのくらいの容量が必要でしょうか。例えば1280×670のサイズのイラストを1000枚保存するのに必要なiPadの容量は2GBほどです。32GBに到達するためには、16,000枚のイラストを保存する必要があります。
かりに1日1枚のイラストを保存したら、43年後に32GBの容量を一杯にすることになります。もちろんイラストの大きさや何枚のレイヤーを重ねるかによって、必要とされる容量は異なってきます。しかし、お絵かきやイラストをメインで使用するなら、32GBあれば十分であることが分かります。
容量はイラスト以外のアプリも使用なら128GB以上がいい
イラスト作成やお絵かきだけでなく、電子書籍、動画の録画と保存、ゲームアプリ、また家族との共有を目的としてiPadを利用したいのであれば、どれくらいのiPad容量が必要になるでしょうか。動画やゲームアプリは多くの容量を必要とします。
1つのゲームアプリに必要なデータ容量を1.5GBとするなら、21個のゲームアプリを使用した段階で、32GBの容量が一杯になります。これに動画、写真、また他のアプリを同時に使用すれば、当然必要な容量は大きくなります。それでおすすめのiPad容量は128GB以上と言うことになります。
容量不足はクラウドサービスに保存する方法がある
既に購入したiPadが32GBの容量を持っていれば、快適にイラスト作成やお絵かきを楽しめますが、将来的に他のアプリなども平行して使用する予定なので、iPadの容量不足が心配なのであれば、外部保存サービスを利用することもできます。特にインターネットストレージの代表格である、クラウドサービスを活用すれば、32GB以上の容量を確保できます。
【iPadでお絵かき】自分に適した機種でやってみよう
iPadの液タブでお絵かきをするなら、自分の使用目的や頻度、また使用場所などを考えて、自分に最も適したiPadを選択し、購入しましょう。キャンパスで絵を描くのとは違う、別次元の心地よい感覚を、iPadの液タブでお絵かきをし、経験しましょう。