【注意】Wi-Fiの閲覧履歴・ログは残る!アクセス履歴がバレるのはどんな時か解説!

自宅や職場以外にカフェやホテルなどWi-Fiが使える場所が増えましたが、気になるのが検索履歴や閲覧履歴はバレるのかという事です。そこで今日はWi-Fiの検索履歴や閲覧履歴・ログについて、また自分のアクセス履歴を残さない方法や接続したWI-Fiの消し方も紹介します。

【注意】Wi-Fiの閲覧履歴・ログは残る!アクセス履歴がバレるのはどんな時か解説!のイメージ

目次

  1. 1Wi-Fiに閲覧履歴は残ってしまうのか?
  2. 一般家庭用ルーターなら大丈夫!
  3. 2家庭用以外のWi-Fiの履歴は管理されている
  4. 会社や大学の場合
  5. ホテルの場合
  6. 3Wi-Fiの履歴を気にするならフリーWi-Fiを避けよう!
  7. アクセスするのはウイルスに飛び込むと同義
  8. 4Wi-Fiの履歴を残さない方法
  9. シークレットモードを使う
  10. 5Wi-Fiの履歴の消し方
  11. ネットワーク設定で消せる
  12. 6Wi-Fiの履歴に目を向けマナーを守りましょう!

Wi-Fiに閲覧履歴は残ってしまうのか?

インターネットで検索・閲覧すると、自分のスマホやPCのブラウザには検索履歴と閲覧履歴が残ります。

履歴にはこれ以外にも様々あり、自分で管理できる検索・閲覧履歴の他に、インターネットを使用するために接続したWi-Fiの履歴、サーバー管理者側がみるインターネット利用者からのアクセス履歴、サイト運営側がみるサイト訪問者のアクセス履歴など実に様々な履歴がありますが、実際のところ、Wi-Fiに閲覧履歴は残るのでしょうか。

自宅のWi-Fiに検索履歴や閲覧履歴が残り、それを家族の誰かにバレるという可能性や、自宅のWi-Fiと職場や学校のWi-Fi、さらには街中にあるフリーWi-Fiでは履歴の残り方やログの扱い・管理に何か違いがあるのが見ていきましょう。

一般家庭用ルーターなら大丈夫!

ルーターとは、1つの回線に対して、複数の端末が同時に接続できるようにする装置のことです。そして無線接続機器であるWi-Fiと合体したのがWi-Fiルーターです。

一般家庭用に販売されているWi-Fiルーターは、どの端末がWi-FIにアクセスしているかはMACアドレスから判別が可能です。ですが家庭用のWi-Fiルーターには接続履歴を保存する機能はどのモデルにもないため、履歴を保管することはできません

誰かが過去にさかのぼって履歴を調べることはできないため、自分の接続履歴がバレることもありません。また、家庭用Wi-Fiルーターにはログを確認するための機能がないため、ログや閲覧履歴もバレる心配がありません

家庭用以外のWi-Fiの履歴は管理されている

一般家庭用のWi-Fiルーターでは接続履歴や検索履歴、ログからアクセス履歴や閲覧履歴など履歴全般がバレる心配がないと分かりましたが、Wi-Fiを使用するのは自宅だけではありません。自宅以外、つまり学校や会社、公共施設が提供するWi-Fiは検索履歴やアクセス・閲覧履歴やログはどうなっているでしょうか。

会社や大学の場合

会社や大学ではシステム管理者という人が存在し、Wi-Fiルーターの管理も行っています。会社や大学ではメインサーバーがウイルス感染してしまうと大変な被害が及ぶのでセキュリティの管理をしているわけですが、Wi-Fiに関しても不審なアクセスがないか、ウイルスの監視など行っています。

つまりWi-Fi利用者のWi-Fiへのアクセス履歴や、その利用者の検索履歴、サイト閲覧履歴、ログはセキュリティの管理上保管が必要となります。

ただし、システム・Wi-Fi管理者が毎日利用者それぞれの検索履歴やアクセス履歴、閲覧履歴など履歴のすべてを見ているかというと現実的に不可能に近く、行っていないものです。また管理者は部外者に個々の履歴などの情報は漏らさないよう規定されている場合がほとんどです。

ですので管理者にはバレるのかといえば、バレてはいますがWi-Fiを通じて不正や犯罪を犯さない限り自分の履歴が白昼のもとにさらされる可能性はないといえるでしょう。

ログの削除は管理者しかできない

自分がWi-Fiにアクセスしたのだから自分で履歴を削除できるかと言えば、それは一般ユーザーの権限を越えていますのでできません。Wi-Fiの履歴を閲覧ができるのはシステム・Wi-Fi管理者のみですので、その閲覧履歴の削除も管理者しかできません

ホテルの場合

ホテルのWi-Fiイメージ

総務省発行の「Wi-Fi提供者向け/セキュリティ対策の手引き」(平成28年8月版)という手引書があります。この中に「利用者のアクセスログを記録・保存することは、業務上必要な場合にのみ認められます」と明記されています。つまり、逆の言い方をすればホテルではWi-Fiのアクセス履歴を記録・保存していることになります。

ただし総務省でも安全なWi-Fi環境の提供と利用者の個人情報の取り扱いについての指導を行っており、こちらもユーザーが不正なことをしていない限り、閲覧履歴が管理者以外の人にバレる可能性はゼロでなくてはいけないわけです。

Wi-Fiの履歴を気にするならフリーWi-Fiを避けよう!

カフェのフリーWi-Fiロゴイメージ

フリーWi-Fiは街のいたるところで提供されています。カフェ、ショッピングモール、ホテル、空港やバス・地下鉄などの公共施設と、数え上げたらきりがないほどです。Wi-Fiを利用すればパケット量を気にする必要もなく、電波の届きずらいオフィス街などではフリーWi-Fiは重宝します。ですが、街中のフリーWi-Fiにも管理者がいます。

つまりWi-Fi管理者にはWi-Fiへのアクセス履歴や検索履歴、閲覧履歴など、Wi-Fiの機能によって履歴の詳細に差はありますが、履歴がバレるわけです。

では不特定多数が利用するフリーWi-Fiで、自分の履歴はWi-Fi管理者以外の人にバレるのでしょうか、また、検索履歴や閲覧履歴以外にもWi-Fiにアクセスしている間に使用した個人情報はWi-Fi管理者以外の人に閲覧されてしまったり、ウイルス感染に感染してしまったりしないのでしょうか。

アクセスするのはウイルスに飛び込むと同義

危険なWi-Fiのイメージアイコン

フリーWi-Fiへの接続は、メールアドレスを登録してパスワードを入手するといった手順が必要な鍵マークつきのWi-Fiがほとんどです。鍵のマークは安全な感じがしますし、Wi-Fiに鍵マークがついているからそのWi-Fiネットワークはウイルスとは関係ないと思っていると大変なことになります。

確かに鍵マークがついていないWi-Fiよりは鍵マークのついているWi-Fiの方がセキュリティ設定がされており、回線は暗号化されていますのでウイルス感染のリスクは多少回避できてはいます。とはいえ、フリーWi-Fiのセキュリティ設定はあくまで最低限のものと考えて下さい。

少しITの知識を持った人なら簡単にWi-Fiネットワークへ不正アクセスができてしまうレベルのセキュリティです。

さらには、不特定多数が同じWi-Fiネットワークに接続していますので、そのWi-Fiネットワークを介してウイルスを送り込むことは、多少ITの知識がある人なら造作もないことです。

また、Wi-Fiのルーター自体もウイルスの感染の恐れがあります。先ほどフリーWi-Fiは最低限のセキュリティ設定とお話ししましたが、ハッカーがWi-Fiルーター自体をウイルス感染させてしまうこともありえるということです。

この場合、ハッカーは都度Wi-Fiを介して誰かに不正アクセスしなくても、Wi-Fiルーター自体をウイルス感染させてしまえばあとは利用者が勝手にWi-Fiネットワークを通じてウイルス感染していくという図式が成り立ってしまいます。

検索履歴がバレる恐れがある

フリーWi-Fiの最低限のセキュリティを突破されてしまうと、あとは検索履歴も閲覧履歴もバレ放題になってしまいます。

不正アクセスをするくらいですから、よからぬことを考えているのは分かりきったことです。検索履歴や閲覧履歴がバレるのはもちろん、ログ、スマホの種類、Cookieに保存してある個人情報と、履歴以外のありとあらゆるものがWi-Fiを介して見られてしまうことになります。

さらにハッカーでなくても興味本位で他人の履歴を調べる人面白がる人も現実に存在します。フリーWi-Fiには不正アクセスによる履歴や個人情報の不正取得やウイルス感染など、セキュリティが脆弱でリスクのあるものだと覚えておきましょう。

鍵付きWi-Fiのイメージ

ここまでは鍵マークのついているフリーWi-Fiについてお話ししましたが、さらに危険なのが鍵マークのついていないWi-Fiです。街中でフリーWi-Fiを検索し、鍵なしのWi-Fiを見つけたとしても決してそのWi-Fiネットワークにアクセスしてはいけません。なぜならそのWi-Fi自体がウイルス感染の入り口である可能性が高いからです。

Wi-Fiにアクセスしてきた人の情報はそのまま悪意あるWi-Fi管理者に筒抜けになります。これは検索履歴や閲覧履歴がバレるというレベルではありません。鍵マークのついていないWi-Fi=ウイルスだと思っておくべきです。

鍵つきWi-Fiであっても、不正アクセスとは別にWi-Fi管理者がマーケティング目的のために検索履歴を見ている場合もあります。

例えばコンビニなどではお客さんがどんな商品を検索しいるのか、何に興味があるのかマーケティングリサーチと称してコンビニのWi-Fi管理者がコンビニが提供しているがWi-Fiルーターから検索・閲覧履歴を見ていることも考えられます。

パケットに余力があるならフリーWi-Fiの使用は避ける、シークレットモードを使用して履歴を残さないようにするなどの対処が必要です。

YouTuberによるフリーWi-Fiを使うことの危険性を説明する動画です。どれだけ危険なのかが理解できるでしょう。なお、動画でセキュリティソフトを紹介していますが、当サイトでは該当製品の宣伝は目時としていません。

Wi-Fiの履歴を残さない方法

自分の検索・閲覧履歴を知られたくない場合には、ブラウザの提供する機能を使い、履歴自体を残さないという方法があります。これはWi-Fiに限らず他人とPCを共有しなくてはいけない場合などにも役立つ方法です。

シークレットモードを使う

シークレットモードのアイコン

シークレットモードとは、Googleの提供しているブラウザGoogle Chromeの閲覧履歴が保存されないようにする機能です。

シークレットモードでGoogle Chromeを利用すると自分が検索履歴やサイトの閲覧履歴、入力した個人情報・クレジットカードなどの履歴はシークレットモードを終了した時点で一時的に保存されていた履歴が削除されるため、不正アクセスによる履歴の悪用から身を守れるというメリットがあります。

シークレットモードでは履歴が残らないため、自分でも履歴を確認することができません。またCookieが無効化されるので、パスワード入力が必要なサイトの場合アカウントへの自動ログインができなくなります

また、Google Chromeの拡張機能もデフォルトのままでは使用できません。普段何気なく使っている履歴機能が使えないのは不便ですし、シークレットモード中の履歴が残らないのも後日になって困ることがあります。

導入されているWi-Fiアプリによっては、管理者に履歴がバレる可能性もあるため、履歴を残さない方法としては100%完璧とはいえませんが、履歴がバレる可能性はごくわずかであり、セキュリティ面も考えるとおすすめの機能です。

PCの場合

PCのGoogle Chromeシークレットモード

GoogleChromeの「設定(縦に・・・)」から「シークレット ウインドウを開く」をクリックするだけです。通常モードのGoogle Chromeとは別にシークレットモードのGoogle Chromeが別ウインドウで開きます。

スマホやiPhoneの場合

スマホGoogle Chromeのシークレットモード

スマホ版もPC版と設定操作は同じです。右上にある「設定(縦の・・・)」をタップし、「新しいシークレット タブ」をタップすると、Google Chromeがシークレットモードへ切り替わるのではなく、別途シークレットモードのGogole Chromeが開きます。

スマホのGoogleChromeシークレットモードをアイコンから選択

Google Chromeを開いてから、また別にシークレットモードを開くのが面倒なら、GoogleChromeのアイコンから直接シークレットモードで開くことも可能です。この場合はGoogle Chromeのアイコンを長押しすると「新しいタブ/シークレット・・・」と選択肢が2つ表示されますので、「シークレット・・・」の方をタップします。

スマホでGoogle Chromeのシークレットモード版ショートカット作成

スマホの画面にシークレットモードのショートカットアイコンを作成することも可能です。Google Chromeのアイコンを長押し→シークレットモードのマークを長押ししたままスマホの画面上へスライドさせます。簡単にGoogle Chromeのショートカットアイコンが設定できますので外出先で頻繁にWi-Fi経由でネットを閲覧する人におすすめです。

シークレットモードが見つからない場合

スマホのGoogleとGoogle Chromeのアイコン

スマホでシークレット―モードを開く際、ホーム画面の右上に「縦・・・」が見つからない、という人がいます。

これはGoogleとGoogle Chromeを混同させてしまっている人によく見られることですが、GoogleとGoogle ChromeのアイコンはどちらもGoogleなので色使いが似ています。このため自分ではGoogle Chomeを開いているつもりが実はGoogleだったという勘違いが混乱の原因となることもあります。

スマホのGoogleとGoogle Chromeのホーム画面の違い

左の画像がGoogleのホーム画面です。確かに右上に「縦・・・」がありません。そして右の画像がGoogle Chromeのモーム画面です。右上に「縦・・・」が表示されています。自分のスマホでシークレットモードが設定できない、と悩んでいる人はもう一度自分がGoogleを開いているのか、Google Chromeを開いているのか確認してみましょう。

Google Chrome以外のシークレットモード

Google Chrome以外のシークレットモード

サイトにアクセスした閲覧履歴やパスワード、Cookieなどプライベートに関わるデータを残さずセキュリティ対策機能のことをGoogle Chromeではシークレットモードと呼んでいます。ですがこの機能は何もGoogle Chromeに限ったものではありません。それぞれのブラウザが同じ機能を別の名称で提供しています。

Firefoxのプライベートブラウジング

Safariでは「プライベートブラウズモード」、Internet ExploreとMicrosoft Edgeは「InPrivateブラウズ」、Firefoxでは「プライベートブラウジング」、Operaは「プライベートウィンドウ」という名称でシークレット機能が提供されています。設定方法は各ブラウザのサイトを確認してください。

Wi-Fiの履歴の消し方

Wi-Fiルーターの履歴を消すことは管理者でない限りできませんが、Wi-Fiに接続した側、つまり利用者側に残っているアクセスしたWi-Fiの履歴を消すことは可能です。フリーWi-Fiは一度アクセスしたことがあると、そのエリアに近づいた時に保存されている履歴をたどり知らないうちに自動でアクセスしていることがあります。

セキュリティ面のことを考え、今後はフリーWI-Fiにはアクセスしたくないという場合には、Wi-Fiのアクセス履歴を消しておくとうっかりアクセスが回避されますので安心です。

ネットワーク設定で消せる

スマホもPCも接続したことのあるWi-Fiネットワーク履歴を消す方法を、iPhone、Android、Mac、Windows10の順にそれぞれ手順を紹介します。

iPhoneの場合

iPhoneのWi-Fi接続履歴の消し方1

設定>Wi-Fi>の順にタップすると、今までアクセスしたことのあるWi-Fiが表示されます。

iPhoneのWi-Fi接続履歴の消し方2

履歴から削除したいWi-Fiネットワークをタップし、「このネットワーク設定を削除」をタップ、確認のウインドウが開きますので「削除」をタップします。これでそのWi-Fiの履歴が削除され、入力したパスワードなどがリセットされますので、自動で接続することはなくなります。

Androidの場合

AndroidのアクセスしたことのあるWi-Fiを削除する方法1

設定>無線とネットワーク>Wi-Fi>保存済みネットワークの順にタップします。

AndroidのアクセスしたことのあるWi-Fiを削除する方法2

これまでにアクセスしたことのあるWi-Fiネットワーク履歴が一覧で表示されますので、履歴から消したいWi-Fiをタップします。詳細が表示されたらら「削除」をタップして完了です。

Macの場合

MacのWi-Fi接続履歴の消し方1

システム環境設定>ネットワーク>Wi-Fiを選択し、「詳細」をクリックします。

MacのWi-Fi接続履歴の消し方2

「使ったことのあるネットワーク」から消したいWi-Fiネットワークを選択後、「ー」をクリックします。選択して青く反転していたWi-Fiが消えたのを確認してから、「OK」をクリックします。最後に「適用」をクリックすることを忘れないようにしましょう。

Windows10の場合

Windows10のWi-Fi接続履歴の消し方1

スタート>歯車マーク>ネットワークとインターネット>Wi-Fiの順にクリックしていきます。

Windows10のWi-Fi接続履歴の消し方2

「既存のネットワーク」をクリックすると接続したことのあるWi-Fiの一覧が表示されますので、消したいWi-Fiネットワークをクリックし、「削除」を選択します。これで完了です。

Wi-Fiの履歴に目を向けマナーを守りましょう!

Wi-Fiイメージロゴ

Wi-Fiは便利である一方、履歴や個人情報漏洩の危険も伴います。また、会社や学校のWi-Fiでは履歴が残りますので節度を持って利用しましょう。街中のフリーWi-Fiは履歴が残る以外にリスクもありますので極力避けるべきですが、セキュリティソフトなどの対策とシークレットモードを活用し、自分の履歴や情報を可能な限り守りましょう。

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この記事のライター
nabeturbo3
機械音痴でカタカナ単語の苦手な自分に理解できる解説を心がけています。