Googleのサジェストとは?検索キーワード一括で抽出するツールも紹介!
Googleのサジェストとは一体、どういったものなのでしょうか。Googleでキーワードがサジェストされる仕組みや基準、サジェストキーワードの有効な使い道などを紹介します。サジェストキーワードを一括で抽出するツールで、検索されているものを知りましょう。
目次
- 1Googleのサジェストとは?
- ・Googleオートコンプリート機能
- 2Googleのサジェストの仕組みは?
- ・検索ボリューム
- ・多くの人が検索している
- ・キーワードに対応したサイトが表示される
- ・検索場所
- ・直前の検索キーワード
- 3Googleのサジェストを活用してみよう
- ・ユーザーの知りたいことを把握
- 4Googleの検索キーワードを一括で抽出するツール
- ・Google広告キーワードプランナー
- ・グーグルサジェストキーワード一括DLツール
- ・Keyword Tool
- ・goodkeyword
- 5Googleのサジェスト汚染に注意しよう
- ・サジェストキーワードの削除方法
- 6Googleのサジェストを理解して使いこなそう!
- ・Googleの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
Googleのサジェストとは?
Googleのサジェストとは、検索窓から検索したいキーワードを打ち込んだ時に、下の方に打ち込んだキーワードに続くユーザーが検索されるであろう別のキーワードが複数表示されます。この機能のことをサジェスト(提案)と言います。
実に88パーセントのユーザーが、このサジェストキーワードから検索しているデータもあり、多くのユーザーがこの機能を使っています。また、このサジェスト機能は検索エンジンに限ったことでなく、ショッピングサイトや動画サイトなどにも用意されています。
Googleオートコンプリート機能
Googleのオートコンプリート機能は、検索窓でユーザーがキーワードを入力中にも、その後、続けて入力されるであろう候補を先読みして表示してる機能です。例えば、グーグルと検索する場合に最初の「ぐ」という文字を検索窓に打ち込むと先読みして「グーグルマップ」や「グーグル」などが検索候補として表示されます。
また、打ち間違えたキーワードも自動で補完してくれる機能もあります。例えば、「オートコンプリート」と検索する際に、誤って「オートコンプリート」とプの前に「ッ」とタイプミスで打ち込んでしまったとします。
このように誤って打ち込んでしまった検索キーワードも、本来ユーザーが検索するであろう正しいスペルや文字を自動で訂正して、サジェストしてくれます。
一緒に検索されやすいキーワードを表示
Googleのオートコンプリート機能は、Googleの検索窓でユーザーが入力したキーワードと一緒に検索されやすいキーワードを表示させます。この機能によってユーザーは検索の入力が容易になる上に、知りたい情報をスムーズに知ることができます。
Googleのサジェストの仕組みは?
Googleのサジェストの仕組みは、Google独自のアルゴリズムによって決まります。検索したキーワードにサジェストされるキーワードは、様々な条件によって影響され、変化する仕組みです。このサジェストされるキーワードの仕組みに明確な基準は無いようですが、様々な要因により影響されます。
このキーワードがサジェストされる仕組みに影響を与えうる要因となる物を以下に挙げましたので、ご紹介します。
検索ボリューム
Googleのサジェスト機能の仕組みは検索ボリュームによっても影響されるようです。検索ボリュームとは、Googleの検索窓などから、そのキーワードが検索された数です。この検索ボリュームの数もGoogleではサジェストされる仕組みに影響すると言われています。
Googleではこの検索ボリュームのデータを参考にする期間が長いので、急激に検索数を増やしているキーワードより、中長期的に検索されているキーワードの方がサジェストされやすい傾向にあります。
多くの人が検索している
多くのユーザーが検索しているというのもサジェストの仕組みに関わってきます。そのキーワードと一緒に多くの人に検索されているキーワードは、ユーザーからのニーズが高い情報であるとGoogleで判断されるので、サジェストされやすくなるようです。
検索された数だけではなく、どのくらいの数の人から検索されたかというのも加味されるので、1人のユーザーから何度も検索されたというだけでは、サジェストされる事は少ないようです。
キーワードに対応したサイトが表示される
Googleでは検索したキーワードに関した記事が記載されているサイトが検索結果として表示されます。なので検索したキーワードに関する記事があるかどうかもサジェストの仕組みに影響します。その為、自分で作った造語などで何度も検索したとしても、検索したキーワードに対応するサイトが無い場合、サジェストがされづらくなります。
検索場所
ユーザーが検索している場所によっても、サジェストされるキーワードは変わってきます。日本でお店を検索しているのに、海外のお店がサジェストキーワードとして上がってきても、クリックすることは少なくなります。なので検索されたユーザーの位置情報によってサジェストされるキーワードは影響されます。
直前の検索キーワード
ユーザーが直前に検索されたキーワードは、そのキーワードがユーザーにとってニーズがある情報と判断されるので、サジェストされやすくなります。
Googleのサジェストを活用してみよう
Googleのサジェストは様々な要因からユーザーの知りたいであろうキーワードをサジェストしてくれます。単純に何かを検索するときにも非常に便利な仕組みです。さらに、多くのニーズを知ることができるサジェスト機能は様々な使い道があり、うまく活用することができます。
ユーザーの知りたいことを把握
Googleのサジェストはユーザーが検索しているキーワードや、知りたいであろうキーワードが表示されます。その為、作り手から見ると多くのユーザーのニーズを知ることができます。例えばバッグについて何かサービスや商品を考えているならば、Googleの検索窓でバッグと入力してみます。するとバッグの後に以下のキーワードがサジェストされます。
ブランドや収納、クリーニング、修理など様々なキーワードがサジェストされます。このキーワードは前述したようにGoogleのアルゴリズムによってサジェストされています。すなわち多くのユーザーが知りたい、もしくは検索しているキーワードと言えます。このサジェストキーワードを知ることで多くのユーザーのニーズを知ることができます。
この場合、ブランドや収納などがサジェストされていますので、ブランドの種類やバッグの収納の仕方などが知りたくて検索しているユーザーが多いであろうと予想できます。またそのような情報にニーズがあるとも言えます。
ロングテールのスモールキーワードに注目
ロングテールとは一過性のキーワードでなく、安定して中長期的に検索されているという意味です。ユーザーのニーズを知ることができても、それが一過性のものだと意味がありません。なのでそのキーワードがロングテール(中長期的に検索され続けているキーワード)なのか知るということも重要になります。
スモールキーワードの対義語にビッグキーワードというものがあり、ビッグキーワードとは例えば東京や動物、ご飯などといった大きな括りのキーワードです。ビッグキーワードで検索される場合、その中には多様なニーズがありアクションも起されづらくなります。
例えばGoogleの検索窓から東京というキーワードで検索したとしても、東京の人口を知りたいのか、観光地を知りたいのか、飲食店を知りたいのかと多様で膨大な数のサイトが競合となります。反対にスモールキーワードとは複数のキーワードを重ねる検索や、ニッチなジャンルの検索などがこれにあたります。
例えば東京の渋谷にある夜遅くまで営業しているカフェなどのジャンルを絞った検索だと、元の東京のみでの検索時より検索数は減ります。ですが絞り込みをして検索しているので競合も減り、アクセスも上がりやすくなます。こういった検索だとユーザーはアクションも起こしやすくなります。
何かサービスやコンテンツを提供しようとしている作り手にとっては、このロングテールのスモールキーワードを探すことが大事になってきます。ですが、一つずつキーワードを検索して調べていくのは、かなりの時間を要します。こういった場合、一括で抽出できるツールを使うととても便利です。
Googleの検索キーワードを一括で抽出するツール
Googleの検索窓から一つずつ検索を行なって、サジェストキーワードを調べていくのはかなり大変です。サジェストキーワードを一括で抽出できるツールがあり、このツールを使うと時短ができて非常に便利です。サジェストキーワードを一括で抽出する際に、よく使われるツールをいくつかご紹介します。
Google広告キーワードプランナー
Google広告キーワードプランナーはサジェストキーワードだけでなく、検索ボリュームも知ることができるツールです。また、Googleアドセンスで広告を出す際の推奨入札単価も知ることができる上に、キーワードのリストを一括でCSVファイルとしてダウンロードすることも可能です。
このツールを使用するにあたってはAdWordsアカウントを必要とするので、AdWordsアカウントが無いと検索できないところが欠点です。
グーグルサジェストキーワード一括DLツール
グーグルサジェストキーワード一括DLツールはGoogleのサジェストキーワードを抽出するのに特化したツールになります。こちらもキーワードのリストを一括でCSVファイルとしてダウンロードすることが可能です。使い方はキーワードの横の検索窓に抽出したいキーワードを入力して、「検索」をクリックします。例えば、グーグルと入力します。
そうするとグーグルのサジェストキーワードがあ行から順番に一括で表記されます。「CSV取得」をクリックするとダウンロードができます。また左側にある「+」をクリックすると更に詳しいサジェストが表示されます。「グーグル ログイン」左にある「+」をクリックします。
すると、「グーグル ログインできない」や「グーグル ログイン履歴」などが表示され、よりニッチなサジェストキーワードも抽出することができます。
Keyword Tool
KeywordToolはロングテールのサジェストキーワードを一括で順に表示します。GoogleだけでなくYouTube、Twitterなどのサジェストキーワードも一括で抽出できます。日本だけでなく国ごとのサジェストキーワードも確認でき、検索対象者を絞り込むことができます。
CSV形式とExcel形式での出力に対応しています。検索ボリュームなどを表示させるにはProバージョンにする必要があります。
左側の検索窓に抽出したいキーワードを入力して、右側の矢印から調べたい国を選択します。上のタブによって、YouTubeやTwitterなどのサジェストキーワード検索に切り替えることができます。
goodkeyword
goodkeywordは抽出したサジェストキーワードを一括でテキスト形式でコピーできるツールです。また、抽出したキーワードの一定期間の検索されている数も見ることができます。抽出したキーワードがロングテールのキーワードなのか、トレンドのキーワードなのかを知ることが可能です。
こちらも同様に、検索キーワードから調べたいキーワードを入力します。例として「グーグル」と検索したとします。
そうすると、サジェストキーワードが一覧で表示されます。一番上にある「グーグル ログイン」をクリックすると、そのキーワードの検索ボリュームを見ることができます。これにより、このキーワードがどのくらい検索されているかや、ロングテールのものなのか、トレンドのものなのかを確認することができます。
こちらのテキストボックスからキーワード一覧をコピーすることができます。GoogleだけでなくBingのサジェストキーワードも一括でコピーできます。
Googleのサジェスト汚染に注意しよう
サジェスト汚染とは、Googleなどのサジェストキーワードがネガティブなもので埋まってしまうことです。事実か事実でないかとは関係なく、検索ボリュームなどが影響して、こういったネガティブなキーワードがサジェストされることもあるようです。これを見たユーザーはイメージとして悪い印象がついてしまうこともあります。
例えばある日用品の商品を検索した際に、サジェストキーワードとして壊れやすいや使えないなどのサジェストキーワードが出てきてしまうとイメージダウンに繋がり、商品が売れなくなってしまうこともあります。
サジェストキーワードの削除方法
サジェストキーワードを削除する方法は、Googleに対し削除依頼を申請するという方法があります。ただし、削除申請したからといって申請したサジェストキーワードが必ず削除されるとは限らないようです。Googleはユーザーの知る権利を侵してはいけないので、申請があれば全て削除するといったことはできないようです。
事実無根のものであった悪質なサジェストの場合、誹謗中傷・風評対策業者に依頼することもできます。
Googleのサジェストを理解して使いこなそう!
Googleのサジェスト機能は明確な基準は無いものの、様々な要因によって表示される仕組みです。Googleでサジェストされる仕組みを知っておけば、今後、自身が何かコンテンツを発信していく時に様々な使い道があります。
Googleでサジェストされるキーワードを知るということは、およそ世の中の多くの人が知りたいと思っているニーズを知るということになります。ツールを使ってGoogleのサジェストキーワードを一括で抽出してニーズを知りましょう。