Googleキーワードプランナーの使い方!無料登録してSEO対策に活かすには?
SEO対策を考えるためのキーワード選定に欠かせないツールのGoogleキーワードプランナー。Googleキーワードプランナーは有料広告を出さなくても、無料登録して使う使い方もあります。この記事では登録方法や使い方について詳しく見ていきましょう。
目次
- 1Googleキーワードプランナーとは
- ・Google広告のツールの1つ
- ・SEO対策に役立つキーワード選定ができる
- ・トラフィックの予測データを取得できる
- ・無料で使える
- 2Googleキーワードプランナーを使うメリットとは?
- ・検索需要がわかる
- ・関連キーワードを拾える
- ・集客効果のあるキーワードか判別できる
- 3Googleキーワードプランナーは登録して始める!
- ・Googleアカウントの登録方法
- ・Google広告アカウントの登録方法
- 4Googleキーワードプランナーの使い方
- ・キーワードの検索需要を調べる
- ・「関連するほかのキーワード」を調べる
- ・売り上げにつながるキーワードを見つける
- 5Googleキーワードプランナーでのフィルタリングのかけ方
- ・期間
- ・地域・言語
- ・複数のキーワードで調べる
- ・表示したくないキーワードを除外する
- 6GoogleキーワードプランナーでSEO対策しよう
- ・SEO対策になるキーワードの選び方
- 7GoogleキーワードプランナーをSEO対策に使いこなそう!
- ・Googleの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
Googleキーワードプランナーとは
ビジネスでWebページを作成する人にとって欠かすことができないのがSEO対策を考えることです。SEO対策というのは、GoogleやYahoo!と等の検索エンジンで検索した時に上位表示させるためのテクニックのことで、キーワード対策、というのがとても重要になってきます。
SEO対策をする上で欠かせないキーワードを見つけて、本当にそのキーワードに需要があるのかどうかを調べるためのツールにGoogleキーワードプランナーというツールがあります。この記事ではGoogleキーワードプランナーとはどんなツールで、キーワードプランナーではどんな使い方ができるのか、ということを詳しく見ていきましょう。
Google広告のツールの1つ
Googleキーワードプランナーとはいったいどんなツールなのかというと、Google広告に広告を出稿する人向けに公開されているツールの一つになります。Google広告というのは、Googleで検索をしたときに検索結果のページに表示される広告です。
例えばGoogleで「投資」と検索してみましょう。すると検索結果はこちらの画像のように出てきます。
検索結果のように見えますが、実は上の4つには「広告」のマークが付いています。こちらがGoogleの広告に出稿されている広告になります。Googleに広告を出稿するときには、どんなキーワードで検索されたときに表示するのか、ということをあらかじめ決めなくてはいけません。
どんなキーワードで出稿すれば最も効果的に広告効果を出すことができるのか、ということを調べるためのツールがキーワードプランナーになります。
SEO対策に役立つキーワード選定ができる
GoogleキーワードプランナーはGoogle広告を出稿するためのツールです。しかしキーワードプランナーは、実は広告に出稿していない人にも重宝されています。
というのは、Googleキーワードプランナーのデータというのは、Googleで実際に検索されて蓄積されているデータがそのまま反映されているためです。そして、現在、検索エンジンの世界というのはほぼGoogleが独占している状態であるといっても過言ではありません。
検索エンジンとしてGoogleと双璧を成しているはずのYahoo!ですら、実は現在はGoogleから提供されたデータを使って検索結果を表示しています。GoogleとYahoo!とでは出てきたデータの解釈が違うので、表示結果は異なることもありますが、元になるデータは全てGoogleが集めているデータなのです。
SEO対策を考える必要がある人にとって、Googleの検索結果を反映しているキーワードプランナーでターゲットとするキーワードを考えることは、もはや基本中の基本といってももいいでしょう。
自分が作っているWebページへ誘導するためにはどんなキーワードを使えばいいのか、キーワードプランナーはキーワード選定をするためには欠かすことができないツールなのです。
トラフィックの予測データを取得できる
ターゲットとするキーワードを使ってWebページを作ったとしても、そのキーワードで実際に利益を出すことができなければ意味がありません。その点、Googleのキーワードプランナーを使えば、そのキーワードを使った場合のトラフィック(Googleの検索結果から自社サイトへの誘導率)を予測することもできます。
キーワードプランナーでわかるトラフィックというのはは広告をクリックされる確率を予測したものですが、広告のすぐ下に表示される検索結果の1ページ目の表示されれば効果は変わりません。そのキーワードで実際にどのくらいのクリック数があるのか、という予測データを取得できるのもGoogleキーワードプランナーの特徴です。
無料で使える
Googleの広告に出稿すれば当然広告料が必要になります。しかし、実際に広告を出稿せずにGoogle広告への登録だけでも、キーワードプランナー無料で使うことができます。
有料で広告を出稿した場合に比べると無料のキーワードプランナーでは使える機能がかなり制限されてしまいますが、無料版のキーワードプランナーでも十分なSEO対策ができている人も多くいます。
有料版と無料版の違い
Googleのキーワードプランナーは有料で広告を出稿した場合と、無料で利用した場合とでは使える機能にどのような違いが出てくるのでしょうか。キーワードプランナーの有料と無料の最も大きな違いは、データを細かく見られるかどうか、という点になります。
無料のキーワードプランナーではキーワードの検索需要を調べても、「1万回から10万回」といったようにおおざっぱな目安でしか表示してもらえません。しかし、有料で広告を出稿してキーワードプランナーで調べると、10回単位での細かい数字でより正確な検索需要を見ることができます。
有料で広告を出すといっても、300円ほどの広告を1本出せば有料版のキーワードプランナーを使えるようになります。より正確な数字を見てみたい、という人はそれほど高額な広告を出す必要はないので有料版のキーワードプランナーにトライしてみてはいかがでしょうか。
Googleキーワードプランナーを使うメリットとは?
無料でも十分にSEO対策に役立てている人が多いGoogleのキーワードプランナー。キーワードプランナーを使うメリットにはどんなことがあるのでしょうか。
検索需要がわかる
Webでビジネスを展開する人にとっては、どんなキーワードでWebページを作成すればいいのか、というのはとても大切な視点です。自分のビジネスに関連するキーワードであっても、検索需要が全くないキーワードでWebページを作っても、GoogleやYahoo!で検索してくれる人がいないので、誰の目にも届くことがありません。
ターゲットにしたいキーワードに検索需要があるのかどうか、つまりそのキーワードにWebでの集客能力があるのかどうか、ということがとても大切になります。そしてキーワードの集客能力を簡単に見極めることができるツールがキーワードプランナーになるのです。
関連キーワードを拾える
キーワードプランナーでは自分がターゲットにしたいキーワードを調べられる他に、関連したキーワードを表示してくれる機能もあります。自分がターゲットにしたいと考えているキーワードに検索需要=集客能力が全くなかった場合でも、関連キーワードから検索需要があるキーワードを探すことができます。
また、自分でも気が付かなった関連キーワードにまで対象のキーワードを広げてWebページを作成することで、より集客能力を強固なものにあげることも可能になります。幅広いキーワードを拾うことができるのも、Googleキーワードプランナーの大きな特徴です。
集客効果のあるキーワードか判別できる
キーワードプランナーでは検索需要の他に、クリック率やクリック回数も調べることができます。実際にそのキーワードで検索しても、そこに表示されているWebページをクリックする人が少なければ、検索需要があっても集客能力が高いとは言えません。
検索需要だけではなく、実際にクリックしてWebページまで来てもらえるのかどうかという、本当に集客効果のあるキーワードなのかどうかまで知ることができます。
Googleキーワードプランナーは登録して始める!
Googleキーワードプランナーを始めるためにはまずは登録しなくてはいけません。キーワードプランナーを使い始めるためには、まずはGoogleアカウントへの登録と、その後、広告への登録が必要になります。
Googleアカウントの登録方法
まずはGoogleアカウントの登録が必要になります。Googleアカウントというのは、GmailやGoogleドライブなどを使ったり、YouTubeにコメントをしたり、Googleマップへ投稿したり、Androidのスマホを利用したりするために必要なものです。つまり、Googleのサービスを利用するために必要なものです。
Google広告への登録も、Googleアカウントがないとできません。Googleアカウントを持っていない人はまずはこちらの記事に詳しい登録方法を解説しているので、こちらで確認して登録しましょう。
Google広告アカウントの登録方法
Googleキーワードプランナーを利用するためには、Google広告のアカウントにも登録する必要があります。こちらではキーワードプランナーを使うための広告アカウントの登録方法について具体的に見ていきましょう。まずは「Google広告」と検索してGoogle広告のページへ入りましょう。
Google広告のページにこのように入ります。
ページを下にスクロールして「今すぐ開始」をクリックします。
「メールアドレス」と「宣伝するウエブサイトのアドレス」を入力して、「次へ」をクリックするとGoogleアカウントへのログインを促されます。Googleアカウントへログインしたら、広告の作成が始まります。
「広告の目標」>「ターゲットユーザー」>「商品、サービスの設定」>「広告の作成」>「予算の設定」>「広告設定の確認」>「お支払い情報の確認」と入力して進んでいきます。全ての作業が完了したら、広告が出稿されます。
無料でキーワードプランナーを使いた場合には、すぐに「ダッシュボード」に入り、公告の出稿を停止します。すると出稿料金の引き落としもなく、無料でキーワードプランナーを利用することができるようになります。
Googleキーワードプランナーの使い方
アカウントの登録ができたら、次にキーワードプランナーの具体的な使い方についてみていきましょう。
Google広告からキーワードプランナーへの入り方ですが、まずはGoogle広告にログインしたトップページから「ツール」をクリックします。するとGoogle広告で使えるツールの一覧が表示されるので、その中から「キーワードプランナー」をクリックします。
するとこのようにキーワードプランナーのページに入れるので、キーワードプランナーの中の使いたいツールを使ってSEO対策を考えていきましょう。
キーワードの検索需要を調べる
まずはキーワードプランナーを使ってキーワードの検索需要を調べていきましょう。ターゲットにしたいキーワードがどのくらいの回数検索されているのかを調べていきます。まずは上のキーワードプランナーの画像のページから「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。
するとこのようなページが出てくるので、こちらにターゲットとして考えているキーワードを入力します。
キーワードは1つだけでは範囲が狭くなってしまうので、関連するキーワードも拾ってみましょう。関連キーワードはGoogleかYahoo!で検索してみて、検索結果の下に表示される複合語を拾ってくれば大丈夫です。
例えばYahoo!で「投資」と検索してみると、検索結果の一番下にこのように関連キーワードが表示されます。こちらをすべてコピペして貼り付けてみましょう。
貼り付けるときには、キーワードごとにカンマで区切るか、1行ずつにする必要があるので、このように改行かカンマを入れます。貼り付けたら「開始する」をクリックします。
するとこのようにクリック数や表示回数が表示されます。
正確な数字ではなく数字に幅がある理由
キーワードプランナーでは無料でGoogle広告を使っている人には「1万回から10万回」といったアバウト出幅のある数字しか提供してくれません。これは、有料で使っている人と無料で使っている人には差をつけたいというGoogleの戦略によるものです。
しかし、実際に広告を出稿する必要がないけれども、SEO対策は必要だ、という人はたくさんいます。そういう人にとっては、キーワードプランナーを使って最低検索回数がわかるだけでも十分だといえるでしょう。アバウトな数字でもキーワードプランナーを使って十分にビジネスの結果を出している人はいるので、これで十分だという人には十分なのです。
「関連するほかのキーワード」を調べる
想ったよりもターゲットキーワードに需要がないことがわかって、他のキーワードを探したいときには、キーワードアドバイスツールのトップページから「新しいキーワードを見つける」をクリックします。
キーワードを入力する画面が出てくるので、とりあえず今考えているものを入れてみます。
例えば「投資」というキーワードで調べてみたら、このようになりました。まだまだ下の方に続いています。この中から自分のウエブサイトに使えそうなキーワードを見つけることができます。
売り上げにつながるキーワードを見つける
このようにたくさんのキーワードが出てきても、実際に売り上げが上がるキーワードを見つけるにはどうしたらいいのでしょうか。
見るべき3つのポイント
関連キーワードの一覧から売上の上がるキーワードを探すときに見るべきポイントには次の3つがあります。
・競合性
・入札単価(低額帯)
・入札単価(高額帯)
競合性が高いというのは、ライバルが多いということです。ライバルが多いということは儲かるキーワードだからライバルが多いのです。本当に儲けたければ、競合性が高いところを狙っていくべきです。
入札単価は本当に儲かっているキーワードかどうかを見極めるために必要です。入札単価が低いということは需要が低いということを表しています。ニッチを狙うのでなければ、狙っても意味がない可能性が高いということになります。
高い単価が必要なキーワードは需要が高いということです。儲かりキーワードだということを意味しています。
競合性が高いと検索上位に入りにくい?
2000年に現在のGoogle広告の前身であるアドワーズが始まって20年近く経ちました。多くの広告やWebサイトが作成されてきて、長く運営されている良質なサイトもたくさんあります。
競合性高いということは、いまさら参入しても遅いのではないか、と思う人もたくさんいます。最初からあきらめるべきなのでしょうか。実はそんなことはなく、良質なコンテンツをしっかりと作り上げていけば、競合性が高いページでも十分に上位表示される可能性はあります。
Googleキーワードプランナーでのフィルタリングのかけ方
関連キーワードは、キーワードによっては非常に多くの数が出てきます。その中で本当に自分に必要なキーワードを見つけるためにはどうしたらいいのでしょうか。フィルタリングのかけ方についてみていきましょう。
期間
「クリスマス」「海」など、季節性の高いキーワードを狙うときには、期間が重要になります。期間を限定して調べたいときにはキーワード候補の右上にある「年月の表示」をクリックします。
すると過去2年間にわたり月単位で期間を指定することができます。
地域・言語
他の国や言語の人を対象にしたWebページを作成している場合には、地域と言語でフィルタリングをすることもできます。画面の上の方にある「地域」と「言語」をクリックします。
「国」をクリックすると、国や地域単位で地域を選択することができます。ターゲットにしたい国の名前を入力します。
「言語」をクリックするとこのように言語を選ぶことができます。
複数のキーワードで調べる
複数のキーワードの検索需要を調べたいときには、「検索ボリュームと予測のデータを確認する」から複数のキーワードを「Googleキーワードプランナーの使い方」で説明した通りに、入力すると検索需要を調べることができます。
表示したくないキーワードを除外する
関連するキーワードの一覧から除外したいキーワードがある場合には、上の方にある「フィルタを追加」をクリックします。
「キーワードのテキスト」をクリックします。
「次を含む」をクリックするとこのような画面になるので「次を含まない」をクリックします。
除外したいキーワードを入力して「適用」をクリックします。
するとそのキーワードが除外された関連キーワードが表示されるようになりました。今回は「投資」というキーワードの関連キーワードから「FX」を除外したら、そのキーワードが除外されたキーワードが表示されるようになっています。
GoogleキーワードプランナーでSEO対策しよう
Googleキーワードプランナーの使い方を具体的に見てきました。使い方よりも重要なことはビジネスにつながるキーワードを見つけることです。キーワードプランナーでSEO対策に使えるキーワードを見つけるにはどうしたらいいのでしょうか。
SEO対策になるキーワードの選び方
キーワードプランナーで具体的にキーワードを見つけるための方法についてみていきまh層。
複合キーワードを選ぶ
競合が多い中でも、本当にパワーキーワードというのはなかなか参入するのが難しいものです。そんな中で狙い目のキーワードというのは複合キーワードです。特に4語、5語のキーワードというのはSEO対策がまだされていないものも多いので、プランナーで複合キーワードを見つけることをおすすめします。
検索ボリュームがある
キーワードを選ぶ際には、ある程度の検索ボリュームがあるものを選びましょう。検索ボリュームがないものを選んでも、お客さんが来ないお店をずっと開店しているような、開店休業状態になってしまいます。
検索ボリュームはどのくらいあればいいのか、というのはビジネスやWebページのスタイルによって違いますが、検索ボリュームがあるものを選ぶ、ということは忘れないようにしましょう。
実際に検索して確認する
プランナーを使ってキーワードを選ぶときには、実際に自分で検索してみる、というのも大切なことです。プランナーだけに頼らずに実際に検索して確認することで、今から自分が作ろうと思っているWebページが現在上位表示されているページに勝てそうなのかどうかを自分の目で判断することが大切です。
GoogleキーワードプランナーをSEO対策に使いこなそう!
この記事ではGoogleキーワードプランナーの使い方などについて詳しくて見てきました。キーワード選定というと難しそうですが、キーワードプランナーの使い方を覚えて使いこなせるようになれば、難しいことはありません。
ぜひWebページを作成している人はキーワードプランナーの使い方を身に着けましょう。そしてぜひあなたのビジネスをより広げていくキーワードをキーワードプランナーで見つけてみてください。