Googleマップに写真を勝手に投稿・追加されない設定と削除依頼方法を解説!
Googleマップにスマホから勝手に写真が投稿されてしまうという声があります。Googleマップに勝手に写真が投稿されないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか。この記事では設定方法と削除方法を詳しくお伝えします。
目次
Googleマップに写真が勝手に投稿されていた?
Googleマップは生活するのに欠かすことができないツールになっています。地図で場所を調べたいときに使うだけではありません。観光名所などは詳しい情報もGoogleマップから調べることができるので、旅行や出張の下調べをしたり、ストリービューを見ながら旅行気分を味わってみたりするのにも使えます。
GoogleマップではストリートビューやGoogle Earthの写真を見ることができます。しかし、Googleが用意したストリートビューやGoogle Earthの写真の他に、個人が撮影したと思われるスナップ写真も掲載されていることがあります。
この写真が勝手にGoogleマップに投稿された、という人がいるのですが、Googleマップに勝手に写真が投稿されるようなことがあるのでしょうか。
写真がアップロードされているのはAndroidスマホから
Googleマップを見てみると、確かに様々なスナップ写真が投稿されています。こうした写真が、スマホから勝手に投稿されて追加されてしまうという声があります。写真が勝手に投稿されてしまうというのは、スマホがAndroidの場合です。iPhoneから勝手に写真が投稿されるという声は上がっていません。
AndroidのOSはGoogleが開発されたものなので、確かにAndroidスマホからGoogleマップに写真を投稿する機能はあります。Androidスマホのカメラの設定でGPS情報も保存するように設定して、Googleマップに投稿できるようにすると、スマホで撮影した写真をGoogleマップに投稿できます。
しかし、必ず投稿する前に確認メッセージが表示されるので、実は勝手にGoogleマップに写真が投稿される、ということは起こりません。安心しましょう。
Googleマップに写真が一般公開される仕組み
Googleマップに写真が勝手に投稿される仕組みというのはどうなっているのでしょうか。
Googleマップに投稿できる写真というのは、名所旧跡やお店などです。なんでもない普通の場所の写真を投稿したいと思ってもできません。
Googleマップに写真を掲載できる場所でAndroidスマホで写真を撮影した場合、しばらく経つと通知で「この場所の写真を追加しましょう」というメッセージが届きます。
勝手に写真が投稿されるという誤解が広がったのは、このメッセージが確認メッセージで投稿前にもかかわらず「投稿しました」という内容の文章だったためです。Googleマップにプライベートな写真を投稿すると、全世界に公開されてしまうことになるので、自分の写真が公開されてしまったと誤解した人がたくさんでてしまいました。
しかし、実際にはメッセージが表示されてから公開の手順を踏まないと公開されない仕組みになっているので大丈夫です。
Googleマップに写真が投稿される実際の流れ
Googleマップに写真が投稿される実際の流れについてみていきましょう。Googleマップに写真が投稿される流れにはいくつかの方法があります。
まずは、通知が来てから写真を投稿する方法です。Androidスマホでお店や名所旧跡などで写真を撮影すると、しばらくするとGoogleマップに「写真を投稿しませんか」という通知がやってきます。この通知をタップして、「魅力的な写真を追加」と出てくるのでさらにタップします。するとGoogleマップに写真が投稿されます。
地図上の場所から写真や動画を投稿することもできます。Googleマップで写真を撮影したスポットを表示すると「写真」のところに「写真を追加」とあります。ここから写真を投稿することができます。
Googleマップに詳細な情報が載っているスポットの位置情報が確認できる写真がある場合には、「自分の投稿」から投稿することもできます。スマホでもPCでもGoogleマップの検索窓の左側にある「≡」をクリックしてメニューを表示します。
表示されたメニューの中から「自分の投稿」を選択します。
「投稿する」を選択すると、投稿できる写真がある場合には写真を選択できる画面が表示されます。
Googleマップに写真が勝手に投稿・追加されない設定
Googleマップに勝手に写真がアップロードされることはありませんが、勝手にアップロードされるように勘違いさせる通知はいらない、という人も少なくありません。Googleマップに写真をアップロードしたいときには、自分で操作すればできるので、通知が来ないように設定してしまいましょう。設定はスマホで行います。
まずはスマホでGoogleマップを開いて、検索窓の左側にある「≡」をタップしてメニューを表示します。
画面の下の方にある「設定」をタップします。
「通知」をタップします。
「自分の投稿」をタップします。
Googleマップに関する通知のオンオフの設定ができる画面が開きます。写真を投稿するかどうかだけを設定したい場合には「写真の追加」をオフにします。その他にも通知を受け取りたくないと思う項目があったら、こちらでオフにしてしまいましょう。
Googleマップにすでに写真が投稿・追加されていた場合
Googleマップに投稿された写真を削除したい場合にはどうしたらいいのでしょうか。自分で投稿した写真であれば、写真を投稿したGoogleアカウントでGoogleマップを開いて、メニューの「自分の投稿」から削除することが可能です。自分でアップロードした写真は自分で削除しましょう。
Googleマップの写真を削除依頼する方法
友だちが自分が写っている写真を勝手に投稿していた場合や、以前に投稿したGoogleアカウントに入れない場合には削除依頼をすることも可能です。削除依頼をする場合にはまずGoogleマップで削除依頼したい写真を表示します。
PCの場合には写真の左上にある「︙」から「問題の報告」をクリックします。
スマホの場合には写真の右上にある「フラッグマーク」が「問題の報告」になります。こちらをタップします。
するとこのように問題報告をするべき理由を選択できます。該当するものを選択するか、「その他」の場合にはその理由を記載して、返信用のメールアドレスを記入して送信すればGoogleの方で審査してくれます。審査の結果、不適切だと判断された場合には削除されます。
削除ができないケース
Googleマップに削除依頼しても法律違反やGoogleが定める「Googleマップの写真に関するポリシー」への違反がないと判断された場合には、削除されないこともあります。
また、Googleマップの写真を自動的に流用している口コミサイトなどもあります。代表的なものは「グルコミ」というサイトです。
こちらのサイトはGoogleマップから写真を自動的にアップロードするようになっているようです。グルコミにアップロードされてしまうと、Googleマップから削除されても写真はネット上に残ってしまいます。
Googleとしても他サイトの仕様のためにどうしようもなく、グルコミに削除依頼をしても返信をもらえないという声もあります。勝手にアップロードされてしまうのを防ぐためには、アップロードされたくない写真はできるだけ投稿しない、ということしかできません。自衛しましょう。
Googleマップの写真にぼかし加工依頼する方法
Googleマップにはストリートビューの写真が掲載されています。ストリートビューでは家の表札と自動車のナンバープレートには自動的にぼかしが入る設定になっています。このほかにも自分のプライバシーが守られていないと感じた場合には、ぼかし加工を依頼することができます。
ぼかし加工を依頼する場合には、まずはストリートビューから対象となる写真を出します。画面の左上の「︙」から「問題の報告」をクリックします。
すると下の画像のように、ぼかしを加工したい場所を写真で指定して、ぼかしを入れてほしいオブジェクトを選択できます。返信用のメールアドレスを入力して送信すればぼかし依頼完了です。Googleの方で審査してぼかしを入れることが適当であると判断されればぼかしを入れてもらえます。
返信は2,3日ではもらえないこともあります。場合によっては1週間から10日ほどかかることもあります。返事がないからと言って短期間に削除依頼やぼかし加工依頼を何度も出してしまうと、逆にスパムと思われて対処してもらえないこともあるので注意しましょう。
Googleマップの設定を見直そう!
この記事ではGoogleマップに勝手に写真が投稿されてしまうという現象に対する対処法についてみていきました。実際には勝手に写真が投稿されてしまうということはないのですが、通知に対して何も考えずにOKをして全世界に自分のプライベート写真を公開してしまっている人もいるのが現実です。
Googleマップに写真が投稿できるのは特定の場所のみですが、それでも自分のスナップ写真が全世界に後悔されるのはいかがなものでしょうか。一度Googleマップの設定を見直して、通知を解除してみてはいかがでしょうか。