2019年05月07日更新
Googleフライトの使い方!お得な飛行機を検索して航空券を手に入れよう!
GoogleフライトはGoogle社が提供する航空券検索サービスです。Googleと提携している航空会社とオンライン旅行代理店の中からすぐに希望のフライトを見つけることができます。そこで今日はGoogleフライトを使ったお得な飛行機の検索方法を紹介します。
目次
Googleフライトとは
Googleといえば、検索エンジンやGoogleマップ、Google翻訳など何かと便利なインターネット関連のサービスや製品を提供するアメリカの会社ですが、2011年に航空券の検索サービスが開始されましたのがGoogleフライトです。
短時間で航空券を検索できる
Googleフライトを使うと、希望通りの航空券を短時間で検索することができます。なぜならGoogleと提携している航空会社やオンライン旅行代理店は300社以上にのぼるため、あっちのサイト、こっちのサイトと探し回る必要がないからです。
また、検索方法も空港のコードを調べて入力する必要がなく、片道・往復・複数都市の検索、カレンダーと料金グラフを使っての料金検索、航空会社・経由地の数・座席クラスによる絞り込み検索も可能です。
Googleフライトの使い方
では実際にGoogleフライトの使い方を説明していきます。Googleフライトは下記リンクからサイトにアクセスして下さい。
飛行機のフライトを検索する方法
Googleフライトは他の航空券検索サイトと比較した場合、航空券検索サイトに不慣れな人でも迷わず操作できるシンプルな作りで使い方も簡単です。
Googleフライトはサイトを開いた最初の画面がすぐに飛行機のフライト検索の画面になっています。赤枠のとおり、「往復」「大人1名」「エコノミークラス」がデフォルトの設定になっていますが、それぞれクリックするだけで希望の条件に変更可能です。
次はフライトの出発地と目的地、そして往路の出発日と復路の到着日の選択になります。例として、東京↔香港間の飛行機のフライトを検索してみます。
出発地の箇所でクリックすると「出発地を入力」と表示されます。他のサイトでは通常羽田なのか成田なのか選択が必要な場合が多いですが、Googleフライトでは「東京」と入力すると、Google検索のように検索結果が下に表示されます。
ここでも本来ならば「羽田空港」か「成田空港」のどちらかを指定しますが、羽田でも成田でもどちらでも構わない、という場合の操作方法を紹介します。
「+」をクリックすると□が表示され空港の選択ができるようになります。ここで羽田空港と成田国際空港のどちらにもクリックで✔を入れ、右上の「✔」をクリックします。そうすると、出発地の設定が「東京都 HND NRT」となりました。HND=羽田空港、NRT=成田国際空港の空港コードです。
続いて目的地の指定をします。「目的地を入力」に「香港」と入力するとGoogleの検索結果が表示されます。
香港は空港が一つなので、検索結果も「香港国際空港」のみが表示されましたが、もし日本のように空港がいくつもある場合、目的地に「日本」とだけ入力すると日本にある空港すべてが検索結果として表示されます。東京都のみ、大阪府のみ、福岡のみなどエリアから選択することも可能です。
次に出発日と復路の到着日を設定します。日付のあたりをクリックするとカレンダーが開きますのでまず出発日をクリックします。そうすると自動で復路の到着日の指定に移りますので、往路の日付をクリックし、カレンダー右下にある「完了」をクリックします。
これで飛行機のフライト検索のための基本的な条件設定は終わりです。
設定した飛行機のフライト条件に従って、まずは往路のフライト検索結果が表示されます。先頭に「おすすめの往路便」が表示されます。
おすすめ以外の飛行機のフライト検索結果はおすすめの下に表示されているので下スクロールで確認できます。
検索結果をフィルターにかけて検索
検索結果が沢山表示されるのは選択肢も増えて良いことですが、それぞれの飛行機のフライトの詳細を1つずつ確認していくのはとても大変です。そこで是非活用したいのがフィルター機能です。Googleフライトのフィルターは上画像の赤枠の箇所にあります。
Googleフライト検索結果のフィルターは全部で7つ用意されています。左から順に紹介していきます。まず「手荷物」では、安い航空券の落とし穴である手荷物制限についてのフィルター、「経由地数」は直行便から経由地2か所までを指定してフィルターがかけられます。そして「航空会社」はアライアンスのみの指定から、各航空会社まで細かく指定してフィルターをかけることができます。
続いてのフィルターは「料金」です。予算内の範囲で航空券を検索するのにとても役立ちます。「時刻」では往路・復路あわせて離着陸の時間帯をフィルター設定できるようになっています。「乗継地」では乗り継ぎ地の指定だけでなく、乗り継ぎ地での待ち時間まで指定できます。
最後の「その他」では飛行時間と複数チケットの設定です。複数チケットとは、往復が同一の航空会社ではないことです。往復バラバラで航空券を購入した方が安くなる場合があります。この往復の航空会社が違っても良い場合は「複数チケット」を選択します。
「複数チケットを表示する」を選択し、実際に検索条件に該当する飛行機のフライトがあった場合は、上のように赤字で「複数チケット」と表示されます。
好きな条件で並び替える
飛行機のフライトを検索する際の優先順位は料金なのか、出発・到着時刻なのかは人それぞれ違います。そこで並べ替えを使えばより自分の条件に沿った飛行機のフライトを、時間をかけずに探すことができます。
時間について:並べ替えの一番下にある「時間」とは、飛行時間のことです。同じ直行便でも日中のフライトの方が飛行時間は短く、夜間の方が長くなります。
条件・フィルターを駆使して絞り込みを終えたら、フライトを選択していきます。右端にある「v」をクリックするとフライト詳細と「フライトを選択」が表示されますのでクリックすると、その飛行機のフライトが選択されます。
往路のフライト選択が済むと、次に復路の設定条件に沿ったフライト検索結果が表示されます。こちらも右端にある「v」をクリックするとフライト詳細と「フライトを選択」ボタンが表示されます。
これで飛行機のフライト検索とフライトの選択が終わりました。航空券検索サイトの使い方が難しいと感じていた人も、Googleフライトなら条件検索の候補が挙げられるので簡単にフライト選択までたどりつけます。
航空券を予約する方法
選択した飛行機のフライト航空券の予約・購入手続きに移ります。
航空会社・代理店で予約する
冒頭で紹介した通り、Googleフライトは300社以上の航空会社とオンライン旅行代理店と提携しています。今回は、フライト検索の結果から選択した航空券を取り扱っているのは全部で4社でした。緑枠が航空会社(香港エクスプレス航空)、赤枠がオンライン旅行代理店(Expedia、Trip com、Skyticketの)となります。
航空会社(香港エクスプレス航空)を選択してみます。右端にある「選択」をクリックすると、航空会社(香港エクスプレス航空)のサイトが開きます。
Googleフライトから香港エクスプレス航空のサイトへ飛んだ場合、Googleフライトから引き継ぐデータは日程だけですので、往路のフライトを選択し、旅行者情報・オプション設定、と通常の航空会社サイトでのチケット予約・購入と同じ手順を踏みます。
次に、オンライン旅行代理店での航空券の予約方法です。赤枠、Expedia(エクスペディア)で予約を取る場合は、Expediaの行の右端にある「選択」をクリックします。そうすると、Expediaのサイトにジャンプします。この際Googleフライトでの設定条件がそのまま引き継がれており、わざわざ日程など入力し直す必要はありません。
GoogleフライトのExpediaの箇所に「クレジットカード利用手数料¥1,300を含む」と記載されています。これはExpediaの手数料ではなく、航空会社が要求しているクレジットカードの手数料です。
また、カードの種類(master・VISA・JCB)によって香港エクスプレス航空が設定している手数料が違います。Googleフライトで飛行機のフライトを検索している時点では、検索者がどのカードで支払うかが不明なため、一番高いカード手数料を航空券代金に含めて表示してあります。
Googleで予約する
Googleフライトのヘルプを参照してみると、Googleフライトから航空会社や旅行代理店のサイトを経由せずに航空券の予約ができるように書かれています。ですが、よく見てみると、「場合によっては」「可能な場合」と書かれています。実際国内・国外色々とフライトを検索してみましたが、直接Googleで予約できるフライトは見つけられませんでした。(2019年2月20日現在)
表示される料金について
オンライン旅行代理店での料金表示はクレジットカード手数料までしっかり含まれた料金となっていますが、実は航空会社の料金には最後の最後まで手数料が加算されないことがあります。
上の例として検索を行った「香港エクスプレス航空」はGoogleフライトでも、香港エクスプレス航空のサイトでも手数料の表示がされていません。ですが最後の支払いの時点で手数料が加算されました。しかも日本人が可能な支払い方法はクレジットカードのみです。こういうケースもあるということは知っておきましょう。
Googleフライトで表示される料金は、最新の料金とされています。ですが時間やタイミングによっては料金の更新に多少時間がかかってしまうことがあります。Googleフライトから旅行代理店のサイトにジャンプしたら料金が違っていた、ということはあり得る事です。また、格安航空券は料金の変動が頻繁に起きますので、そういうものだという認識が必要です。
Google との提携がない航空会社は検索できない
Googleと提携していなければ、Googleはその社から情報を得ることはできません。つまり提携していない航空会社の検索はできません。ですがGoogleフライトの提携会社は年々増加しています。
例えば2015年3月の時点ではLCC(ローコストキャリア)は検索できませんでした。ですが、2019年2月には日本人がよく利用するLCC(ローコストキャリア)エア・アジアやノックエアなどどの航空会社の情報も検索結果として表示されます。
ですので、もし今表示されていなくても、今後提携し検索できる可能性は限りなく高いでしょう。
複数の航空券を予約する場合
航空券には直行・乗り継ぎ以外にも周遊チケットというものがあります。これは到着した空港とは違う空港から日本へ戻る航空券です。日本→カナダ→アメリカ→日本といった旅程の場合、どれも片道のチケットを複数枚予約・購入することになります。
予約方法
まずはGoogleフライトのチケットの種類は「複数都市」をクリックします。全部片道でも「片道」ではありません。「片道」を選択した場合、「フライトを追加」ができないからです。
今回は、東京→香港→台湾→東京という複数の航空券(周遊チケット)を検索・予約する場合のGoogleフライトの使い方を紹介していきます。「フライトを追加」をクリックするとフライトの数が一段追加されました。ここで目的地をそれぞれ選択していきます。選択方法は基本の使い方で紹介した方法と変わりありません。
出発地・目的地・復路の到着地、すべて設定が完了しました。まず東京→香港、続いて香港→台湾(台北)、最後に台湾(台北)→東京で日本に戻ってくる旅程です。全部で3枚の航空券を検索・予約することになります。
続いて日程を設定します。カレンダーを開くとどの日にどこへ行くのか一目で分かるようになっているのが便利です。日程の設定もGoogleフライトの基本的な使い方と同じく、それぞれクリックするだけです。日程の設定が終わったら、カレンダー下の「完了」をクリックします。
まずは東京→香港の航空券の料金が表示されます。紹介したフィルター機能や並べ替え機能を使って希望の飛行機のフライトを見つけましょう。
東京への復路の飛行機のフライトを選択し終えると、航空券の合計が比較表示されます。上画像の結果ではExpediaで一括で予約・購入するのが一番安くて一回で済むので手間もかかりません。
他のフライトでは、上画像のように日本航空とTrip Comとキャセイパパシフィック航空をそれぞれ予約しなくてはいけません。また、キャセイパシフィック航空に電話をしなくてはいけないという検索結果がでています。
予約する注意点
色々な航空会社のチケットをそれぞれのサイトで購入する場合、予約の際にGoogleフライトでは集めきれなかった情報に出くわすことがあります。例えば、クレジットカードの利用手数料や、空席情報などです。また、「表示される料金」の項でも説明しましたが、データの更新に多少のタイムラグが起きることがあります。
残念ながらGoogle=100%完璧ということはありませんので、ダメならすぐ次と切り替えて、別の候補の詳細を確認した方が希望に沿った航空券を手に入れることができます。
Googleの便利な機能
Googleフライトでは、Googleの特徴を生かした便利な機能が沢山用意されています。
フライトのインサイトでオススメを表示
飛行機のフライト検索結果では「〇〇行きのおすすめフライト」が一番先頭に表示されます。これはGoogleが設定された条件の中で価格と利便性のバランスが良いと判断したものが表示されます。これは300社以上の航空会社と旅行代理店と提携しているGoogleならではの機能とサービスと言えます。
予算のみで旅行を検索できる
例えば旅行に行きたいけれど場所が決まっていない、けれど予算と期間だけは決まっているという事もあります。Googleフライトでは予算と期間のみで行ける候補地を教えてくれます。
Googleフライトの最初のページで出発地と期間を設定し、「目的地を見る」をクリックします。
地図が表示されました。地図の上部にある「料金」をクリックします。
自分で決めている予算にポインタをドラッグして合わせます。
料金を5万円以内に設定した場合の検索結果が地図上に表示されます。そのままポインタで地名をクリックすると航空会社各社の料金が表示され、そのままフライト情報を表示することが可能です。
マップからの検索が可能
予算を決めていなくても、地名を正確に覚えていなくても、地図上で場所や航空券の料金を調べることができます。Googleフライトの地図の使い方はGoogleマップと同じように、ドラッグ(マウス左ボタンを押したままの状態でマウスを動かす)させます。
料金の変更をメールでお知らせ
Googleフライトで検索したフライト料金に変更があった場合、メールで受け取れる機能があります。
メールで受け取りたい場合、忘れずに「料金のチェック」をオンにしておきましょう。
Googleフライトでお得に旅行を楽しもう
飛行機のフライトの検索方法が自由自在で使い方も簡単なGoogleフライトは、旅行をもっと気軽で身近なものにしてくれるはずです。次の連休に何をするか決まっていないなら、Googleフライトで旅行の計画を立ててみましょう。