2019年04月27日更新
Google Chromeの文字コードの確認/変更方法!文字化けを直す方法も解説!
Chromeブラウザの文字コードの変更方法を紹介します。Chromeブラウザ上で文字化けが発生することは、あまり見受けられませんが、古いWebサイトでは文字化けが発生することがあります。紹介するChromeの文字コード変更方法を覚えて対処してください。
目次
Google Chromeのエンコード機能が消える
現在最も利用者数の多いGoogle Chromeブラウザですが、Google Chromeでは2018年の年末にエンコードが利用できなくなりました。Google ChromeはGmailやGoogleドライブを提供しているGoogleのサービスですが、それら全てのサービスでエンコード機能が利用できなくなっています。
このエンコード機能ですが、Google ChromeブラウザやGmailで重要な役割を担っていた機能です。本記事冒頭の本章ではエンコード機能についてご紹介していきます。
エンコード機能が使えないとどうなる?
エンコード機能についてご紹介していきます。エンコード機能とは簡単に言うとGoogle Chromeブラウザ上で文字を表示してくれる機能を指します。エンコード機能には2つの種類がありHTML形式とテキスト形式と呼ばれます。
これら2つのエンコードにエラーが発生すると、Google Chromeブラウザ上、及びスマートフォン上で正しく文字が表示されず、文字化けという問題が発生します。文字化けとは、読み取ることの不可能なランダムの文字列を指します。この文字化けを修正するためにエンコード機能が必要になります。
比較的に新しいWebサイトは、全てUTF-8と呼ばれるエンコードを利用しているので、文字化けする可能性は殆どありません。ですが、過去に作成されたWebサイトはUTF-8以外のエンコードを利用していることがあるので、修正が必要な場合があります。
こういった状況で文字化けを直すなどの対処をするために、本記事ではGoogle Chromeの文字エンコードを変更、確認する方法をご紹介していきます。パソコンとスマートフォンでは、文字エンコードの変更、確認方法が異なりますので、それぞれのデバイスに分けて文字化けを直す方法をご紹介します。
Google Chromeが文字化けする原因と直す方法
本章では、Google Chromeが文字化けする原因と直す方法を詳しく解説していきます。
文字コードが「UTF-8」以外に設定されている
本記事冒頭でも述べた通り、Google Chromeで文字化けが発生している場合、Webサイト側で「UTF-8」以外の文字エンコードが設定されています。Google Chrome上で、このUTF-8以外の文字エンコードをUTF-8に直すことで、文字化けが解消されます。早速、Google ChromeでエンコードをUTF-8に変更する方法を確認していきましょう。
文字コードを変更する
本記事冒頭でも紹介した通り、Google Chromeでは「UTF-8」「Shift JIS」などの文字コードを変更することはできません。これはほぼすべてのWebサイトが「UTF-8」の文字コードに統一されているため、そこまで重要な機能ではなくなったからという理由です。
そのため、Google Chromeブラウザ文字コードを変更するには、「テキストエンコーディング」という拡張機能を利用する必要があります。「テキストエンコーディング」は下記のリンクからインストールすることが可能です。Google Chromeブラウザを起動して、下記のリンクにアクセスして下さい。
テキストエンコーディングを追加したら、文字化けしている文章を選択して右クリックします。表示されるメニューから「テキストエンコーディング」を選択して、エンコードメニュー一覧から「自動判別」を選択して下さい。
文字コードの種類
文字コードの種類をご紹介します。文字コード自体の種類は膨大で、すべてのコードを覚える必要はありません。ここではメジャーな文字コードを紹介します、覚えておくと便利なので豆知識程度に覚えておいてください。
Shift-JIS | EUC | ISO-2022-JP | UTF-8 |
Adobe Symbol | ASCII | Non-Lossy ASCIl | ISO 8859-1 Latin1 |
ISO 8859-2 Latin2 | Macintosh Roman | NextStep | Unicode |
Google Chromeの文字コードをスマホで確認・変更する
続いてGoogle Chromeの文字コードをスマートフォンで確認、変更する方法をご紹介していきます。パソコンとスマートフォンでは、それぞれ文字コードがことなるので、変更方法も異なります。またiPhoneとAndroidでも文字コードが異なるので、それぞれのデバイスに分けてGoogle Chromeの文字コードの変更方法を解説します。
iPhone
iPhoneで利用しているGoogle Chromeアプリで文字化けが発生した場合、ユーザー側で有効な文字化けを直す対処方法はありません。前にも述べたようにGoogle Chromeの仕様が変更になったことから、Google Chromeブラウザアプリ上で文字コードの変更機能が利用できなくなっているのです。
Google Chromeアプリのバージョンが最新のものでない場合、またはiPhone OSのバージョンが古い場合にGmailアプリで文字化けが発生します。Google ChromeアプリやiPhoneのOSのバージョンを最新のものにアップデートすることが、文字化けを防ぐ最も有効な手段となります。
Gmailアプリを利用すれば文字化け発生確率は下がる
GmailをGoogle Chromeブラウザで利用している場合、Gmail本文が文字化けする可能性が高くなります。下記のリンクからGmailアプリをインストールし、Gmailを利用する可能性を下げることが可能です。Gmailで文字化けが発生している場合は、試してみて下さい。
また注意しておきたいポイントとして、Gmailなどで機種依存文字を利用すると、Androidスマートフォンやパソコンで文字化けが発生します。iPhoneなどのiOS専用の機種依存文字を利用しないという方法も、文字化けを未然に防ぐ方法として有効です。
アプリ「文字コード選択Webユーティリティ」
どうしてもiPhoneなどのiOSデバイスから、古いWebサイトの文字化けを直したい場合はアプリ「文字コード選択Webユーティリティ」を利用してみてください。「文字コード選択Webユーティリティ」を利用することで、文字化けてしているWebサイトの問題部分を直し、正常に表示してくれます。
Webサイト自体の文字コードは変更できませんが、文字化けしているWebサイトの情報を確認したい時に有効なアプリとなります。
Android
Androidスマートフォンの場合もiPhone同様、Google Chromeアプリで文字化けが発生した場合、ユーザー側で有効な文字化けを直す対処方法はありません。前にも述べたようにGoogle Chromeの仕様が変更になったことから、Google Chromeブラウザアプリ上で文字コードの変更機能が利用できなくなっているのです。
Google Chromeアプリのバージョンが最新のものでない場合、またはAndroid OSのバージョンが古い場合にGmailアプリで文字化けが発生します。Google ChromeアプリやAndroid OSのバージョンを最新のものにアップデートすることが、文字化けを防ぐ最も有効な手段となります。
Google Chromeの文字コードを変更して文字化けを解消しよう
本記事ではGoogle Chromeブラウザの文字コードの変更方法をご紹介しました。Google Chromeブラウザ上で文字化けが発生することは、あまり見受けられませんが、古いWebサイトなどから情報を取得する際、文字化けが発生することがあります。本記事で紹介したGoogle Chromeの文字コード変更方法を覚えて、対処してください。
また本記事後半でも紹介した通り、スマートフォンで文字化けが発生した場合は有効な対処方法がありません。どうしても文字化けしたWebサイトを見たい場合は、パソコンのGoogle Chromeを利用して、本記事の対処方法を活用してください。