2019年04月27日更新
Chromeの文字化けを直す方法!PC/スマホで文字コードを変更しよう!
Google Chromeで文字化けが起きてしまった場合には、直す方法にはどんなものがあるのでしょうか。この記事ではGoogle Chromeの文字化けの原因となる文字コードやエンコードの確認方法や変更方法についてみていきましょう。
目次
Chromeが文字化けする原因とは
Google Chromeをブラウザとして使っている人から時々、文字化けしてしまって困るという声が上がります。Chromeが文字化けしてしまう原因とはどんなものがあって、直すためにはどうしたらいいのでしょうか。この記事ではChromeの文字化けの原因と、直す方法や、文字化けが直ったか確認する方法についてみていきましょう。
多くは文字コードの違いに原因がある
Chromeに限らず文字化けが起こる原因というのは、文字コードが違うことが原因になります。基本的にPCやスマホなどのデジタルデバイスの中身というのは、二進法で組み立てられています。
ソフトやアプリを動かすためのプログラムも、Webページや電子書籍などの文章やイラストも、ゲームも動画も、突き詰めていくと0と1の羅列で記載されたデータなのです。0と1だけで記述されたデータが、どうしてちゃんとした文章として読めるのかというと、対応表を作っているからです。
「この数字の組み合わせはこの文字にしましょう」という対応表のことを「文字コード」とか「エンコード」といいます。世界で使われている文字コード・エンコードが1つしかなければ文字化けすることは起こらないのですが、実は文字コードは世界中で多く存在しています。
違う文字コード・エンコードを使って書かれたWebページを閲覧すると、正しく変換できなくて文字化けを起こしてしまうのです。ですから、文字化けを起こしてしまったときには、その文字コード・エンコードを読み取れるようにChromeの設定を直してあげれば正しく読めるようになります。
Chromeの設定を変えれば読めない文字コード・エンコードはないので安心しましょう。
Chromeの文字化けを直す~PC編~
それでは具体的に文字化けを直す方法についてみていきましょう。まずはPCで直す方法ですが、ちょっと待ってください。Chromeで直すことができないという声が上がっています。
Chromeのエンコード機能がなくなった?
以前のChromeでは、Chromeの設定からワンクリックでエンコードを変更することができました。しかし、現在のChromeには、デフォルトで設定されている機能から、エンコードを変更することができなくなっています。いったいどういうことなのでしょうか。
どうやら、現在のChromeでは以前に比べて文字化けすることが少なくなったために、エンコードの変更の機能の必要性が低下したということで、設定から外されてしまったようです。しかし、以前よりも文字化けが少なくなったとはいえ、閲覧するサイトによっては文字化けは起こることがあります。どうしたらいいのでしょうか。
それは次の拡張機能編で詳しくご説明します。
Chromeの文字化けを直す~PC拡張機能編~
Chromeの設定から文字コード・エンコードを変更することができなくなったので、文字化けしたサイトは読めないのか、というとそういうわけではありません。文字化けを直す拡張機能があるので、必要があれば拡張機能を使いましょう。
Chromeの拡張機能~テキストコーディング~
Google Chromeの文字化けを直すためには、テキストコーディングという拡張機能をChromeに追加します。テキストコーディングを追加すれば、文字化けしてしまったサイトで右クリックをするだけで、文字コードを選ぶことができます。
テキストコーディングを追加する方法は次の通りです。まずは「Chromeウエブストア」へアクセスして、「テキストコーディング」と検索します。
検索結果から「テキストコーディング」を選択し、そのページに入ります。右上にある「Chromeに追加」をクリックします。
すると確認メッセージが表示されるので追加しても良ければ「拡張機能を追加」をクリックします。
するとテキストコーディングがChromeに追加されて、Chromeの右上に「テキストコーディング」が表示されるようになります。
文字化けしているWebページで右クリックをすると追加した拡張機能の「テキストコーディング」があります。「テキストコーディング」にマウスカーソルを合わせると、文字コードを選択できるので正しく表示される文字コードを探します。
たくさん文字コードがありますが、日本語のWebページであれば「UTF-8」「Shift JIS」「EUC-JP」「ISO-2022-JP」のどれかで直すことができるはずです。
文字化けがなくなったか確認する
文字コードを変更すると、ページの表示が変わります。正しく表示されるようになっていれば、文字コードが正しく変更されたことが確認できます。下の画像は上の文字化けしたページを正しく変更したものになります。文字コードが正しく変更されたことが確認できます。
Chromeの文字化けを直す~スマホ編~
次にスマホのChromeで文字化けが起きてしまった場合の直す方法についてみていきましょう。
Androidの場合
AndroidではGoogle Chromeの設定からエンコードを変更することができるはずでした。しかし、現在の最新のGoogle Chromeのバージョンからは、エンコードを変更することができなくなっています。基本的に文字化けするページは少なくなっていますが、現在はもしも文字化けした場合に対応できなくなってしまっています。
iPhoneの場合
iPhoneではGoogle Chromeの文字化けを直すことができるのかというと、iPhone版のGoogle Chromeからもエンコードの設定を変更する項目がなくなっていることが確認できました。
以前はiPhone版のGoogle Chromeでも、設定からエンコードを変更できるようになっていたのですが、現在は文字化けしても変更することはできなくなっています。
これはChromeではなく、iPhone側の設定によってGoogle Chromeにエンコードの変更の設定機能を付けることができなくなってしまったとのことです。現在はiPhoneでも打つ手がないという感じですが仕方がありません。
スマホで文字化けしたサイトを開いてしまったら
AndroidでもiPhoneでも、現在ではスマホではGoogle Chromeの文字化けを直すことができなくなっています。PCのようにプラグインを利用することもできません。以前に比べると、かなり文字化けする頻度は減ったとはいえ、まだまだ文字化けしてしまうことがあるので、何か対応できることはないのでしょうか。
スマホのGoogle Chromeで文字化けするサイトを開いてしまった場合の対処法は、他のブラウザを使うことです。iPhoneならSafariがプリインストールされています。Safariでそのページを開いてみたら文字化けが解消されている可能性があります。
Androidスマホの場合には、プリインストールされているブラウザがGoogle Chromeなので困ったところです。しかし、AndroidならFirefoxをインストールして使ってみるといいでしょう。Firefoxで文字化けしたサイトがちゃんと開けた、という声もあるので、一度試してみましょう。
Google Chromeヘルプフォーラムで調べる
現在はスマホ版のGoogle Chromeでは文字化けを直すことはできなくなっています。しかし、このようなデジタルデバイスの進化や変化は非常に速いので、数カ月後には状況が大きく変わっている可能性があります。最新の状況を確認したり、困っていることを助けてほしかったりするときには、ぜひGoogle Chromeヘルプフォーラムで調べてみましょう。
Google Chromeヘルプフォーラムというのは、Google Chromeのユーザーが公開した場で質問して、他のユーザーから回答を得られるGoogleの公式の掲示板です。文字化けに関する質問も多くされているので、ぜひこちらで調べたり、質問してみたりして、解決法がないか探してみるのもいいでしょう。
Chromeの文字化けには便利なプラグインを導入しよう
この記事ではGoogle Chromeの文字化けへの対処法や確認方法についてみてきました。文字化けしてしまうと、読みたかったサイトが読めなくなってしまうので本当に困ります。
この記事の中でもお伝えしたように、スマホでは現在のところ文字化けに対処できる方法がありません。しかしPCではプラグインを利用して文字化けを解消する手段があります。ぜひプラグインをGoogle Chromeに追加して、文字化け知らずで快適なWebページの閲覧環境を手に入れましょう。