2020年09月11日更新
DS_STOREとは?WindowsでDS_STOREファイルを作らない方法を解説!
Macユーザーから送られてきたファイルをWindowsで開くと、DS_STOREというファイルがフォルダに入っていることがあります。DS_STOREとはどのようなファイルで、Windowsで作らないようにするにはどうしたらいいのか詳しく解説します。
目次
DS_STOREとは?
仕事や趣味で、複数のユーザーの間でファイルやフォルダをやり取りすることがよくあります。それぞれのユーザーが使っているPCはWindowsであったり、Macであったりと、人それぞれです。
WindowsユーザーがMacユーザーから送られてきたファイルのフォルダを開くと、目的のファイルの他にDS_STOREというファイルが入っていることがよくあります。
この記事では、DS_STOREとはどのようなファイルで、作らないようにするにはどうしたらいいのか解説します。
Macが自動生成するシステム情報ファイル
DS_STOREとは、Macでファイルを作成するたびに、Macのシステムが自動生成するシステム情報ファイルです。そのファイルを開いた時の一や大きさ、背景色、カスタムアイコンなどの情報が記載されています。特にWindowsでそのファイルを利用する上で必要になるファイルではありません。
Macでは見えない隠しファイルだがWindowsでは見える
DS_STOREはMacでは隠しファイルになっているので、Macユーザーの中には存在に気がついていない方も少なくありません。しかし、そのファイルを生成したフォルダごとWindowsユーザーに送ってしまうと、Windowsでは隠しファイルにできないので、表示されてしまいます。
WindowsユーザーはDS_STOREについて知らないと、ウイルスではないかと勘違いしてしまうこともあるようですが、特に問題はないファイルなので安心しましょう。
WindowsでもMacでも削除しても全く問題はない
DS_STOREはファイルについての情報が記載されているだけです。Windowsでそのファイルを利用する上では、特に必要はありません。DS_STOREのファイルを削除してしまっても全く問題ありません。
また、MacでもDS_STOREのファイルを削除したからといって、そのファイルが後々利用できなくなるということはありません。削除しても問題はありません。
できることであれば、Windowsユーザーにファイルを送る前にDS_STOREをMac側で削除しておくか、問題はないファイルなので気にしないようにと一言添えておくといいでしょう。
DS_STOREをWindowsで作らないようにするには?
DS_STOREをWindowsで表示しないようにするためにはどうしたらいいのかお伝えします。
Macで生成しないように設定する
DS_STOREをWindows側でフォルダから削除することはできても、作らないように設定することはできません。DS_STOREを作らないように設定する方法は、Mac側でしかできません。
もしも、Windowsユーザーとのファイルのやり取りの中で、DS_STOREがいちいち表示されるのが面倒くさいという声があったら、Mac側でDS_STOREを生成しないように設定しましょう。
ターミナルで設定する
DS_STOREを生成しないように設定するためには、ターミナルで設定をします。ターミナルを起動したら次のコマンドを入力して「Retrun」キーを押します。
「defaults write com.apple.desktopservices DSDontWriteNetworkStores true」
ターミナルでの処理が完了したら、PCを再起動すると、DS_STOREが生成されないように設定されています。なお、今までに生成したDS_STOREを削除する効果はない点に注意しましょう。
DS_STOREは不要なら生成しないようにしよう!
この記事ではWindowsで表示されてしまうDS_STOREについて詳しく解説してきました。WindowsでもMacでも、DS_STOREが表示されてしまっても特に問題はありません。しかし、ファイルを開くたびに削除するのが面倒くさいという場合には、DS_STOREを生成しないように、Mac側のユーザーにお願いしてみるといいでしょう。