DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINの原因と12つの解決方法を紹介!
Google ChromeでDNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINと表示されることがあります。この原因はどういったものなのでしょうか。この記事では、DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINの原因と対処法を解説します。
目次
- 1DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINの原因とは?
- ・ネットワーク接続の不良
- ・ChromeなどのブラウザがDNSサーバーにアクセスできない
- ・セキュリティソフトによるサイトの強力ブロック
- 2DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINへの12の解決法
- ・対処法1・ブラウザのキャッシュをクリアする
- ・対処法2・ブラウザを再起動してみる
- ・対処法3・プロバイダから利用制限を受けていないか確認する
- ・対処法4・PCを再起動してみる
- ・対処法5・セキュリティソフトをアップデートする
- ・対処法6・セキュリティソフトを停止してみる
- ・対処法7・ネットワーク機器を再起動してみる
- ・対処法8・DNSのキャッシュをクリアする
- ・対処法9・TCP/IPスタックをリセットする
- ・対処法10・IPアドレスを再取得する
- ・対処法11・ARPキャッシュをクリアする
- ・対処法12・DNSの設定を確認する
- 3DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINは必要なことを一つずつ確認しよう!
DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINの原因とは?
Google Chromeでウエブサイト利用していると、DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINというエラーが出て、ウエブサイトが表示されなくなることがあります。「このウエブページにアクセスっできません」という表示とともに、エラーコードとして「DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN」が表示されます。
この記事では、DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINのエラーが出る原因と、DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINが表示された場合の12の対処法をお伝えします。まずはDNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINのエラーの原因をお伝えします。
DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINの根本の原因とは、Google Chromeがインターネットにアクセスできなくなることです。インターネットへのアクセスに失敗して、ウエブサイトの読み込みに失敗することが大きな原因です。
DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINの原因となる、ネット接続のエラーの原因には次の3つの原因があります。
ネットワーク接続の不良
DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINの原因の一つは、ネットワーク接続に問題がある場合です。有線接続の場合には、LANケーブルの接続不良やモデムの不調、無線接続の場合にはWi-Fiルーターの不調などが考えられます。
LANケーブルがPCやモデムから向けているだけでも、DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINのエラーが出るので、まずはケーブルやモデムなどをかくにんしてみましょう。
ChromeなどのブラウザがDNSサーバーにアクセスできない
DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINのエラーでインターネットに接続できない原因は、サイトのドメイン名をPCが受信するためのIPアドレスに変換できないことです。ドメイン名をIPアドレスに変換しているのがDNSサーバーです。
Google ChromeなどのブラウザがDNSサーバーにアクセスできないときには、DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINのエラーでサイトが表示されない原因になります。
セキュリティソフトによるサイトの強力ブロック
DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINのエラーが出る原因が、セキュリティソフトの強力ブロックにある場合もあります。セキュリティソフトのブロック力が強すぎて、本来接続しても大丈夫なサイトまで、弾かれてしまうとDNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINのエラーが表示されます。
安全なサイトなのにDNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINが出てしまう場合には、お使いのセキュリティソフトでそのサイトを安全なサイトとして登録しましょう。
DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINへの12の解決法
DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINとなってしまった場合には、原因に応じて様々な対処法があります。こちらでは、順番に試していきたいDNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINでウエブサイトが表示できなくなってしまった場合の対処法をご紹介します。
対処法1・ブラウザのキャッシュをクリアする
まずはブラウザのキャッシュをクリアしてみましょう。キャッシュとは一度アクセスしたサイトの情報を蓄積したデータです。ブラウザのキャッシュをクリアすることでDNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINGoogleが解消できる場合があります。
Google Chromeの場合には、「履歴の削除」からできます。Google Chromeの右上の「︙」をクリックして「履歴」を開きます。
「閲覧履歴データの削除」をクリックします。
「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて「データを削除」をクリックします。するとブラウザに蓄積されたキャッシュを削除できます。
対処法2・ブラウザを再起動してみる
次のDNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINへの対処法は、ブラウザを再起動してみるというものです。ブラウザの右上のばつ印の「閉じるボタン」をクリックして、いったんブラウザを終了します。再度同じサイトを開いてみると、問題なく開ける場合があります。
対処法3・プロバイダから利用制限を受けていないか確認する
インターネットに接続するためには、プロバイダと契約しなくてはいけません。プロバイダの料金を滞納した場合などに、利用制限を受ける可能性があります。DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINになる原因が、プロバイダからの利用制限を受けていないか確認してみましょう。利用制限受けている場合には、プロバイダに解除する方法を確認します。
対処法4・PCを再起動してみる
PCを再起動してみることでDNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINのエラーが解決することがあります。
対処法5・セキュリティソフトをアップデートする
セキュリティソフトがDNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINの原因と考えられる場合には、セキュリティソフトを最新版にアップデートしてみましょう。PCやGoogle Chromeのアップデートがあった場合には、セキュリティソフトが対応していなくて、過剰に反応している可能性もあります。アップデートすることで解決するはずです。
対処法6・セキュリティソフトを停止してみる
セキュリティソフトをアップデートしても解決できない場合には、セキュリティソフトを一時的に停止してみましょう。それでDNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINが出ることなく、目的のサイトにアクセスできる場合にはセキュリティソフトが原因だと特定できます。
ずっとセキュリティソフトが稼働していない状態はとても危険です。有料ソフトの場合には、ソフトの会社に対応を問い合わせてみましょう。無料ソフトの場合には、他のソフトに変更することも考えたほうが良いかもしれません。
対処法7・ネットワーク機器を再起動してみる
モデムやWi-Fiルーターの不調が原因であると考えられる場合には、モデムやWi-Fiルーターといったネットワーク機器の電源をいったん落としてから1分ほど放置します。完全に放電してから、再度電源を入れて再起動してDNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINが起きないか確認してみましょう。
対処法8・DNSのキャッシュをクリアする
DNSサーバーのキャッシュをクリアすることで、DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINが解決することがあります。DNSサーバーのサーバーのキャッシュとは、IPアドレスなどの問い合わせ結果を一時的に保存することです。
DNSサーバーのキャッシュのクリア方法は、コマンドプロンプトを管理者権限で起動します。「ipconfig /flushdns」のコマンドを入力して実行します。するとDNSサーバーのキャッシュを削除できます。
対処法9・TCP/IPスタックをリセットする
TCP/IPスタックのリセットとは、インターネットプロトコル設定をデフォルト値に復元することです。DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINなどのインターネット設定や接続に何らかの問題が生じた場合に、設定を復元することで問題の解決に役立ちます。
TCP/IPスタックをリセットする方法は、コマンドプロンプトを管理者権限で起動します。次のコマンドを入力して実行すると、TCP/IPスタックの設定がリセットされます。
netsh int ip reset
対処法10・IPアドレスを再取得する
インターネットへ接続するためには、ドメイン名をIPアドレスに変換する必要があります。IPアドレスへ変換するときにエラーが起きている可能性がある場合には、IPアドレスを再取得してみましょう。
IPアドレスを再取得する方法は、コマンドプロンプトを管理者権限で起動します。コマンドプロンプトで次のコマンドを実行すると、IPアドレスを再取得できます。
ipconfig /renew
対処法11・ARPキャッシュをクリアする
ARPキャッシュとは、接続先のIPアドレスからMACアドレスを設定するためのプロトコルです。ARPのやり取りが行われると、ARPキャッシュとして残ります。古いARPキャッシュがDNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINの原因になることがあるので、ARPキャッシュも削除しましょう。
ARPキャッシュの削除方法は、コマンドプロンプトを管理者権限で起動して次のコマンドを実行します。
arp -d
対処法12・DNSの設定を確認する
DNSサーバーの設定を変更したのであれば、その設定が反映されずに、正常にネットワークにアクセスできずにDNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINとなる可能性があります。DNSサーバーの設定の変更が反映されるまでしばらく待ち、それでも正常にアクセスできないようであれば、設定を元の設定に戻しましょう。
DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINは必要なことを一つずつ確認しよう!
この記事では、DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINとなってGoogle Chromeがインターネットに接続できないときの対処法についてお伝えしました。DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINとなり、全くインターネットに接続できなくなると、本当に焦ってしまいます。しかし、ご紹介した手順を一つずつ確認して、原因に対応する対処法を見つけましょう。