Windows10では、デフォルトではファイル削除時に確認メッセージが表示されず、すぐにゴミ箱へ移動するようになっています。本記事では重要なファイルを誤って消してしまわないために、Windows10でファイル削除時に確認メッセージを表示する方法を解説します。
Windows10は2015年にリリースされたWindowsの最新OSで、現在は家庭用だけでなく仕事でも利用される機会が増えてきました。しかし、Windows10をお使いの方は注意してほしいのですが、Windows10のデフォルト設定ではファイルの削除時に画像のような確認メッセージが表示されません。
Windows10でデフォルト設定の状態でファイルの削除を選択すると、紙を潰したような効果音とともに、そのままゴミ箱へ移動します。誤って消す必要のない重要なファイルも選択されていたとしても、確認メッセージを表示していない場合、気づくのは難しいです。
Windows10のデフォルト設定のまま、確認メッセージを表示させずに削除すると、意図しない内に重要なファイルを削除してしまう可能性があります。Windows10では、重要なファイルを削除した後にゴミ箱を空にしてしまうと、ファイルの復旧が非常に困難になってしまいます。
Windows10に重要なファイルが入っている方は、確認メッセージ表示を有効にすることで、重要なファイルを消さないようにしておきましょう。
まずは、ゴミ箱プロパティから確認メッセージを設定する方法を説明します。Windows10のデスクトップ画面のゴミ箱アイコンを右クリックし、プロパティを選択して、ごみ箱のプロパティダイアログを開きます。
もしくは、ゴミ箱アイコンをダブルクリックして、ゴミ箱フォルダの左上にある『ごみ箱のプロパティ』を選択して、ごみ箱のプロパティダイアログを開きます。
ごみ箱のプロパティダイアログの下側に『削除の確認メッセージを表示する』というチェックボックスがあるので、チェックをONにします。チェックをONにすると、確認メッセージが表示されるようになります。
エクスプローラーで設定する方法を説明します。エクスプローラーとは、普段Windows10でファイルやフォルダを操作するアプリの名称です。Windows10のエクスプローラー画面の左上にある『ホーム』タブを選択して開きます。
リボン画面の中央にある『削除』アイコンの▼マークをクリックすると、『削除の確認の表示』チェック項目が出ますので、チェックをONにします。チェックをONにすると、確認メッセージが表示されるようになります。
Windows10のデフォルト設定では、フォルダやファイルを削除した際は一度ゴミ箱に移動し、データ自体は残っています。これによって誤って削除してしまったファイルを元に戻すことができます。
しかし、ハードディスクの容量が少なかったりした場合など、ゴミ箱に移動せず即座にファイルを削除してほしい場合もあるかと思います。
Windows10には、フォルダやファイルをゴミ箱に入れずに削除する設定が存在します。
なお、この設定をONにしてしまうと、誤って削除してしまったファイルをゴミ箱から元に戻すことができなくなってしまいます。確認メッセージが有効になっている場合でも、必要がなければ使用しないようにしましょう。
Windows10でゴミ箱に入れずに削除する設定を説明します。こちらもゴミ箱プロパティから設定することができます。
先ほどと同様にゴミ箱プロパティを開くと、ごみ箱のプロパティダイアログの中央に、『ゴミ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する』というチェックボックスがあるので、チェックをONにします。
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