2019年04月22日更新
サポート終了したWindows VistaをWindows10にアップデートする方法!
サポート終了したWindows Vistaですが、Windows VistaからWindows10へアップデートできるのでしょうか?延長サポートの期限やアップデートしないことで起こるリスクやパソコンによってできるアップデート方法を詳しくお伝えします。
目次
- 1サポート終了のWindows Vistaを使い続けることは?
- ・Windows Vistaの延長サポート期限が終了している!
- 2古いOSは脆弱性のリスクあり
- 3VistaからWindows10への無料でのアップグレードはできる?
- ・無償期間のアップグレード条件にVistaは対象外だった?
- ・結局VistaからWindows10へアップグレードはできない?
- 4Windows10をVistaパソコンに無料でクリーンインストールできる?
- ・Windows10システムに適合するハードなら望みあり!
- ・パソコン仕様がWindows10対応かどうかの確認方法
- 5Windows VistaをWindows10に有償アップグレードする方法
- ・バージョンの料金
- ・バックアップの取り方
- ・アップグレード方法
- 6VistaパソコンにWindows10をインストールしてみよう
サポート終了のWindows Vistaを使い続けることは?
サポートが終了すると、Windows Vistaに対するアップデートがされないために新たなウイルスに対して対策された状態を維持することが難しくなります。現在もWindows Vistaを使い続けている場合、リスクを抱えている状態です。
実際に、Windows Vistaのサポートが終了していることで起こるトラブルと、延長を伝えていたサポートの終了期限などを下記では詳しくお伝えしていきます。また、今回はWindows VistaからWindows10へのアップデートできるパソコンについて詳しく紹介していますので、対処法として参考になるでしょう。
Windows Vistaの延長サポート期限が終了している!
メインストリームのサービス終了は、2012年4月10日でした。残念な事に、販売から約6年後ととても短い期間のサービスでした。しかし、そこから2017年4月12日を期限に延長サポートがされていますので、実質10年間サポートがされています。
つまり、Windows Vistaは今現在サポートが終了しています。今も使い続け、Windows10へのアップデートを検討されている方であれば、後で詳しく解説しているアップデート方法が役立つでしょう。ウイルスにたして脆弱性があるのはもちろん、他のトラブルなども伝えられています。
Windows Vistaのアップデートが動かない
定期的にアップデートを更新、若しくは更新を求められていたWindows Vistaですが、延長サポートは既に終了していますから現在はそれらが何もない状態です。ウイルスやパソコン乗っ取り、異常動作や停止にたいして修正・強化するためのアップデートがされないということは、それらのトラブルに対処できないパソコンを使い続けていることになります。
過去おこなってきたアップデートは、それらのトラブルを未然に防いだりパソコンの異常を解消していたわけですが、今後はそれらが動きません。つまり、リスクを抱えたままWindows Vistaを使い続けているわけです。
古いOSは脆弱性のリスクあり
2017年5月個人情報保護法が改正され、企業だけでなく個人事業主であっても個人情報の取り扱いに紛失や漏洩があった場合罰則を受ける事になりました。サポート期限が終了しているWindows Vistaですから、当然パソコンのアップデートが現在されずウイルスの危険性が上がります。
具体的にどのようなリスクがあるのかは、以下で詳しくお伝えしていきます。ウイルスの感染でどのようなリスクがあるかも併せて紹介しています。
スパイウェア攻撃やウイルス感染の危険性が高くなる!
Windows Vistaのサポートが終了し、アップデートがされない場合パソコンの乗っ取りやウイルス感染の危険性が高まります。それとは別にWindows Vistaのパソコン動作の不具合、画面の一部分が欠損してしまうキーボードなどの外部媒体の一部が動かないなどのトラブル報告があります。
スパイウェアの攻撃さえも、Windows Vistaのパソコンを使いずらい状態にするほか、最悪暗証番号が盗まれたりパソコンの遠隔操作を受けた場合会社だけでなく個人的被害も大きいでしょう。Windows Vistaのアップデートがないということは、ウイルスなどからパソコンを守る術が得られないということを気に掛けなければなりません。
VistaからWindows10への無料でのアップグレードはできる?
結論から申し上げると、Windows VistaからWindows10へのアップグレードは、無料でおこなえる期限は終了しています。ですが、Windowsの公式サイトには、Windows10が配布されています。ただし、無料期限内で1度でもアップグレードしたことのあるパソコンであれば、再度アップグレードが無料でおこなえます。
ウイルスの危険性を解消するために、是非ともアップグレードしておきたいものです。こちらでは、それらの条件やWindows Vistaが対象であるか否か、現在無料でアップグレードできるOSはWindows Vistaが含まれているのかを詳しくお伝えしていきます。
無償期間のアップグレード条件にVistaは対象外だった?
まず、2016年7月に期限が終了となっているアップグレード対象のOSといえば、最新のアップデートがされているWindows 7とWindows 8.1です。Windows XPと7でWindows10へのアップグレードをおこなったところ、古い機種ほど動作が遅くなりスタート画面の表示が遅いといった症状がみられます。
メーカー側でも、保障していないOSからのアップグレードなのでXPになると、より不具合が目立ちます。そのため、アップグレード対象としてWindows Vistaは対象外にされていました。現在では期限も切れていますが、無償でアップグレードする方法を探している方も多いのでしょう。
結局VistaからWindows10へアップグレードはできない?
上記でお伝えした通り、Windows Vistaは無償アップグレード対象外ではありますが、更に7か8.1へのアップグレードをおこなったうえで10へ追加のアップグレードという手順を踏む方法もあります。Windows Vistaから7へのアップグレードは無料な上、7からWindows10も無料です。
ただし、Windows XPから10へのアップグレードに半日かかったという声もありますから、パソコンを丸1日使わない方法で段階を経てアップグレードしていくこともできます。お使いのパソコンによりアップグレードが難しいものもあるようなので、問い合わせてからおこなうとよいでしょう。
アップグレードが可能なのはWindows7や8からのみ!
結果的にアップグレード可能対象OSに、Windows Vistaが含まれていないことからWindows7や8.1の最新アップデートを済ませたOSと段階的な手順を追ってWindows10にアップグレードがおすすめです。後ほど、Windows Vistaのパソコンに無料でクリーンインストールする方法と、有償アップグレードそれぞれに分けて詳しくお伝えしています。
スペックの低いパソコンだとアップグレードに時間がかかるほか、アップグレード後にパソコンのトラブルが起こることもあります。その際は、リンク先のアップグレードできない場合を参照してください。
Windows10をVistaパソコンに無料でクリーンインストールできる?
先にお伝えした通り条件が合えば、Windows VistaからWindows 10へのアップデートが可能であることがご理解いただけたでしょう。一先ず、Windowsへのクリーンインストールに必要な情報を「スタート」→「コンピューターを右クリック」→「プロパティ」で32か64bit版どちらのパソコンかを調べます。
次にパソコンがWindows10システムに適合するパソコンかどうかを確認します。条件を満たしていれば無料でクリーンインストールが可能です。
Windows10システムに適合するハードなら望みあり!
Windows VistaからWindows7か8.1の最新バージョンにアップデートし、以降Windows10へのアップデートを上記ではお伝えしていきましたが、実際Windows Vistaから現在配布されているWindows10へのアップデートが直接できている方は多くいます。
つまり、条件を満たせばWindows VistaからWindows10へのアップデートが可能なのです。そのため、自分が使っているパソコンがWindows10に適合しているか知る必要があります。Windows Vistaへの無償配布がないことや、期限が終了してしまっていても望みがあるハードが存在するのは朗報です。
パソコン仕様がWindows10対応かどうかの確認方法
コンピューターの基本的な情報を表示させれば、Windows10に適合するパソコンか否かを知ることができます。OSとメモリーシステムの種類をメモして、条件に合うか確認してみましょう。 Windows Vistaが条件を満たしていない場合は、有償アップデートになります。
実際に、メモリに4GB以上を積んでいるWindows Vistaで、期限以降に配布されているWindows10をダウンロードして動作が速くなったと口コミしている人がいますが、あくまでもパソコンの性能如何ですので注意が必要です。
マイクロソフトサイトでPC仕様システム要件を確認する
Microsoftの公式サイトにある「Windows 10 インストールのシステム要件」を確認した上、上記でお伝えした操作方法でパソコンのスペックと比較します。処理速度の速い64bit版がおすすめですが、メモリが少ないパソコンであれば32bit版を選びます。
今使い続けているパソコンのハードデスクの容量がどれほど必要かも記載されているので、空き容量が少ない場合は32bit版です。記載されているシステム要件には、毎月ウイルス対策も兼ねたアップデートがWindows10ではされています。大型アップデートの際には、長時間かかることもあるのである程度下調べしておきましょう。
Windows VistaをWindows10に有償アップグレードする方法
上記でお伝えしたWindows Vista側のハード条件が満たされていない場合、最終手段として有償アップグレードすることになります。こちらでは、バージョンの料金・バックアップの取り方・アップグレード方法と順を追って解説していきます。
特にバックアップの取り方は、Windows10にしてからのトラブル対応にも必須の情報なので、こちらで覚えておくとよいでしょう。基本的にパソコンを長く使い続ける方がおこなう作業ですから、Windows VistaからWindows10にアップグレードした後、起こりうるトラブルも考慮して知っておいて損しない情報です。
バージョンの料金
パッケージ版であれば、24000~7500円で購入できます。中古でもアップグレードが可能ですし、パソコン初心者の方向けです。8GB以上のDVDかUSBメモリーがあれば、ダウンロードに17600円ほどかかります。(2019年4月現在価格)
ダウンロードの場合、次回アップグレードする際に手元に残らないため自分でUSBメモリーなどを使ってすぐにインストールできるよう準備しておくのがおすすめです。パッケージを購入するのに比べ、パソコンとネット環境があればすぐにアップグレードできるので、すぐにWindows VistaからWindows10にしたい方向けとも言えます。
バックアップの取り方
Windows VistaからWindows10にアップグレードする他に、リカバリーする際にもバックアップの仕方を覚えておくととても助かります。「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「バックアップと復元」を順にクリックし、説明にそってすすめます。
バックアップは使いなれたパソコンを新しいパソコンに移す時にも使えます。そのため、ハード上での保存ではなくDVDやUSBメモリーに保存するのがおすすめです。Windows VistaからWindows10へのアップグレード後バックアップしたメモリーを使います。
アップグレード方法
バックアップを済ませたら、MicrosoftのダウンロードページでWindows10をダウンロードします。説明にそって実行・はい・同意をクリックし、選択を求められたら「別のPC のインストールメディアを作成する」を選びます。
言語(日本語)、エディション(Windows10) 、アーキテクチャ(32か64bit版)それぞれを確認、選択します。この操作以降にWindows10書き込みが始まります。IOSファイルかUSBメモリを選択します。暫く待った後、完了させます。DVDへの書き込みも可能なので、この際にインストール用DVDの作成ができます。
VistaパソコンにWindows10をインストールしてみよう
ウイルスや乗っ取りの危険性を考えたら、すぐにでもWindows10へアップグレードを検討されている方も多いのでしょう。無償ダウンロードの期限が切れているといった情報も多く混乱します。
しかし、パソコンの条件を満たせば、アップグレードは不可能とはいいきれません。難しい操作も無いので、パソコンを使わない日を選んでインストールしてみましょう。