2019年03月29日更新
Windows10デスクトップのゴミ箱アイコンの表示・非表示を切り替える方法を解説!
Windows10を使用する際に、ないと困るのがゴミ箱です。ここでは、Windows10のデスクトップにゴミ箱が表示されないときの対処法だけでなく、デスクトップ以外の場所にもあると便利なゴミ箱を表示させる方法についてご紹介します。
目次
Windows10のゴミ箱が見つからないときに確認する場所
日常的にパソコンを使っていると、作成したExcelやWordのデータ、ダウンロードしたデータはついついデスクトップに保存してしまいがちです。そのため、必要ないデータはこまめに削除しないと、あっという間にデスクトップがデータだらけになってしまいます。
デスクトップ上にある不要なデータを削除するときに便利な機能が、ゴミ箱です。しかし、Windows10ではデスクトップ上にゴミ箱がない(非表示になっている)こともあります。Windows10のデスクトップ上にゴミ箱がない(非表示になっている)ときの対処法をご紹介します。
「個人設定」からデスクトップアイコンの設定が可能
ゴミ箱アイコンがWindows10のデスクトップ上になくて困ったときは、個人設定にアクセスします。個人設定にアクセスできれば、ゴミ箱アイコンの表示・非表示の設定が可能になるので、ぜひその方法は知っておきましょう。
Windows10のゴミ箱をデスクトップに表示させるには
Windows10のデスクトップにゴミ箱アイコンを表示するためには、個人設定にアクセスしなければなりませんが、個人設定へのアクセスの仕方には2通りあります。どちらのアクセス方法からもゴミ箱の表示または非表示設定ができるため、どちらの方法を使っても構いません。
スタートボタンからの出し方と消す方法
まずは、「スタートボタン」からできるゴミ箱アイコンの出し方と消す方法をご紹介します。「スタートボタン」をクリックして一覧を開いたら、「設定」アイコンをクリックします。
すると、Windows10の設定画面が開きます。画面の真ん中に「個人用設定」と書かれたアイコンが表示されます。そのアイコンをクリックします。
個人用設定画面が開いたら、まず左欄から「テーマ」を選び、クリックします。すると、右ページにテーマに関する設定画面が表示されます。右ページを下にスクロールしていくと、「デスクトップアイコンの設定」という文字が表れます。その文字をクリックします。
別ウインドウで、Windows10のデスクトップアイコンの設定画面が表示されます。上部のアイコン一覧の中にゴミ箱という表示とチェックボックスが出てくるため、Windows10のデスクトップにゴミ箱を出す場合はチェックを入れ、逆に消す場合はチェックを外します。
これで、最後に「OK」ボタンをクリックすれば、スタートボタンからの出し方と消す方法は完璧にできます。
右クリックからの出し方と消す方法
個人用設定は右クリックからも開けます。ここでは、右クリックから個人用設定を開いて行う、ゴミ箱の出し方と消す方法をご紹介します。まず、右クリックを押すと、一覧が表示されます。1番下に表示されている「個人用設定」を左クリックします。
スタートボタンから個人用設定にアクセスした場合、Windows10の設定画面が開きますが、右クリックからアクセスした場合は直接、個人用設定にアクセスできるため、Windows10のデスクトップへのゴミ箱の出し方と消す方法もより簡単に行えます。ここから先は、スタートボタンからのゴミ箱の出し方と消す方法を同じ操作になります。
「テーマ」ページの「デスクトップアイコンの設定」をクリックして、別ウインドウを開きます。ゴミ箱をデスクトップに出す場合はチェックを入れ、ゴミ箱を消す場合はチェックを外して「OK」をクリックします。右クリックからのゴミ箱の出し方と消す方法は以上になります。
ゴミ箱アイコンが非表示設定になっていないかチェック
デスクトップアイコンの設定で、ゴミ箱のチェックボックスにチェックを入れたにもかかわらず、ゴミ箱がWindows10のデスクトップに表示されない場合、デスクトップアイコンが非表示設定になっている可能性があります。ゴミ箱以外のデスクトップアイコンも表示されていない場合、非表示設定になっている可能性が高いので、次の操作を行います。
Windows10のデスクトップ上で右クリックします。すると、一覧が出てくるので1番上の表示にカーソルを当てます。アイコン表示に関する一覧が出てきますが、1番下の「デスクトップアイコンの表示」の横にチェックが入っていなければ、非表示設定になっています。そのため、「デスクトップアイコンの表示」をクリックしてチェックを入れます。
これで、ゴミ箱のデスクトップアイコンが非表示設定になっていた場合、Windows10のデスクトップに表示されるようになります。
Windows10のゴミ箱をエクスプローラーに表示させるには
Windows10のデスクトップ上にあるデータを削除する場合は、ゴミ箱がデスクトップにあると非常に便利です。しかし、フォルダ内にあるデータをゴミ箱に捨てる場合、デスクトップとフォルダーを往復しなければならないため、作業効率が落ちてしまいます。そのようなときは、Windows10のゴミ箱をエクスプローラーに表示させると作業をスムーズに行えます。
ここではゴミ箱をエクスプローラーに表示させる方法をご紹介します。
まず、Windows10のデスクトップ下にある検索欄に「エクスプローラー」と入力し、エクスプローラーを検索、クリックして開きます。
エクスプローラー画面が開いたら、上の「表示」タブをクリックします。表示タブ一覧の1番右にある「オプション」をクリックします。
別ウインドウでフォルダーオプション画面が開いたら、「表示」タブをクリックします。下にある詳細設定の枠の中に「すべてのフォルダーを表示」という文が表示されたら、それにチェックを入れて「OK」をクリックします。
これで、ゴミ箱をエクスプローラーに表示できます。
「よく使用するフォルダー」にゴミ箱があると便利
もう少し単純にWindows10のゴミ箱をエクスプローラーに表示させたい場合は、「よく使用するフォルダー」にデスクトップのゴミ箱をドラッグさせる方法がおすすめです。エクスプローラーを開いたら、左欄の「クイックアクセス」をクリックします。右ページに「よく使用するフォルダー」が表示されたら、そこに向かって、デスクトップのゴミ箱をドラッグさせます。
「よく使用するフォルダー」にゴミ箱が追加されたら、自動的に左欄のエクスプローラーにも追加されます。
Windows10のゴミ箱をタスクバーに表示させるには
ここまで、Windows10のデスクトップにゴミ箱を表示させる方法、エクスプローラーにゴミ箱を表示させる方法の2つをご紹介してきました。これだけでも問題なくWindows10でゴミ箱を快適に使用できますが、Windows10のタスクバーにゴミ箱を表示させると、無駄な画面移動をしなくてよくなるため、より快適にデータ整理を行えます。
デスクトップ、エクスプローラー、タスクバーの3つすべてにゴミ箱が表示されていれば、Windows10内のどのページでも、ゴミ箱に直接データを捨てられるようになり、作業効率が上がります。
Windows10のタスクバーにゴミ箱を表示させるには、まずデスクトップ上で右クリックします。表示された一覧の中から「新規作成」にカーソルを当てると、作成できるものの一覧が表示されます。その中から、「ショートカット」を選び、クリックします。
別ウインドウで、ショートカットの作成画面が開きます。中央に「項目の場所を入力してください」という表示とそのすぐ下に入力欄があるため、そこに「%SystemRoot%\explorer.exe shell:RecycleBinFolder」と入力します。入力出来たら、「次へ」をクリックして進みます。
ショートカットの名前を付ける画面に移りますが、ショートカットの名前は自由につけて構いません。ここでは、分かりやすく「ゴミ箱」と名前を付けます。名前を付けたら、「完了」ボタンをクリックします。
これでゴミ箱のショートカットは作成できましたが、見分けがつきにくいアイコンのため、見慣れたゴミ箱のアイコンに変更します。アイコンを変更するために、ゴミ箱のショートカット上で右クリックし、一覧を表示させます。一覧の1番下にある「プロパティ」をクリックします。
アイコンのプロパティ設定画面が表示されます。1番下に「アイコンの変更」ボタンがあるので、それをクリックします。
アイコンの変更画面が別ウインドウで開きますが、この中にはゴミ箱のアイコンがないため「参照」をクリックします。
アイコンの検索画面が表示されたら、下に表示されている入力欄に「%SystemRoot%\system32\imageres.dll」と入力し、「開く」をクリックします。
すると、アイコンの選択画面に様々なアイコンが表示されます。横にスクロールしてゴミ箱のアイコンを探します。気に入ったゴミ箱のアイコンがあったら、選択して「OK」ボタンをクリックします。最後に、プロパティの「OK」ボタンもクリックすれば、ショートカットのアイコン変更が完了です。
最後に、ゴミ箱のショートカット上で右クリックして表示される一覧の「タスクバーにピン留めする」をクリックしたら、Windows10のタスクバーにゴミ箱を表示できます。
Windows10のゴミ箱の表示・非表示方法を覚えると便利!
不要なデータを画面から削除する際に、ゴミ箱はとても便利な機能です。ゴミ箱はWindows10のデスクトップ、エクスプローラー、タスクバーの3つに表示可能のため、ゴミ箱の利用頻度に合わせてそれぞれ表示設定することで、より快適にWindows10を利用できます。
また、ゴミ箱が必要ないときのために非表示方法も覚えておくと、画面を広く有効的に使えます。Windows10の活用方法が広がるゴミ箱の表示/非表示方法はぜひ覚えておきましょう。